要約:大分の教員採用試験に関わる不祥事では、国民の教育に対する不信をかったようではありますが、試験なんて受けなくても担任やってる人はごまんといます。という記事。
試験の意味ないじゃん!とおっしゃりたい気持ちはわかりますが、正規の雇用として存在しています。
さて。その方法とは何か。
要は欠員補充のための採用なのですが、なぜか4月から1年間臨時採用として働いている教諭がいっぱいいます。
本採用では回し切れていないんですね。
だから、普通に担任を持って、普通に一年間本採用の人と何も変わりなく働いている教員がいっぱいいます。
前述しましたが、その採用にあたって試験は「ありません」。(校長面接のみ)
流れとしては、1月くらいに名簿に登録してもらうために履歴書のようなものを教育委員会に出します。
その後、意向聴取があります。特に問題がなければ名簿に登載されます。
市町村の教育委員会はその名簿を元に、住所であったり条件であったり、いろんな条件を参考に名簿から先生を捜して電話かけます。
その先生が応じると、校長面接があって、そのまま登用されます。
私の場合ですが、5カ所くらいから電話がかかってきました。
ほら。人足りてないのがわかりますよね?
ですから、更に驚くかもしれませんが、臨時採用教員は実はほとんどの学校に配置されています。
また、学校側もその教員が「臨時採用」なのか「本採用」なのかについては全く触れませんので、保護者にはわかりません。
要するに、本採用の試験に落ちた、「おまえは教員としては採用できないな」と判定された人が、
臨時採用として復活してくるんです。そして、やることは同じです。
大事なことなのでもう一度言いますよ。「不可」と判定された人に「同じこと」をやらせてるんです。
「あなたのお子さんの担任、実は本採用試験に落ちた人じゃないですか?」
そう言われても、保護者には確認できません。
ただ、一つだけ確認できる方法があります。
契約期間は最長1年ですので、1年たつと学校を変わらなくてはなりません。
そうです。
「あれ。あの先生1年しかいなかったぞ?」
そいつが臨任だ!
さて、最後に、名誉のために言っておきます。
臨任でも、自分の仕事に誇りを持って取り組んでいる教員はたくさんいます。
臨任でも、本採用の方をはるかにしのぐ技術を持っている教員もたくさんいます。
試験に受かったか受かってないかという次元を超越する教員はたくさんいます。
ですから、そういった人たちをきちんと本採用として任用する試験制度の確立が望まれます。
教員に求められることは、採用試験でいい点を取ることだけではないはずです。
以下愚痴w
そのためにまず・・・日程を変えてくれないかなぁ。採用試験の。
私も臨時採用ですが、7月上旬に試験をやる教育委員会の意図がさっぱりわかりません。
7月上旬って何してると思いますか? 世の中の先生方は通知表の中身を必死に考えてる時ですよ!
私もそのときは睡眠をほとんどとっていません。頭の中は評価と所見でいっぱいです。
土日もいろいろと考えたかったのですが、採用試験があるので出来ませんでした。いわんや試験勉強なんてほとんどできません。
現場で必死に働けば働くほど、採用試験の点数は悪くなっていきます。
なんとか・・・なりませんか・・・?それとも、私の考えがまだまだ甘ったれているのでしょうか・・・。
僕も臨時採用です。 今務めている県は同じ学校に2年、というルールがあるようで、2年ごとに職場を変わっています。 この臨採という立場は教育行政にとっては非常に都合のいいもの...
自分の地域では一年だけ勤務の人は産休の代理くらいしかいないから臨時が誰かは聞かなくてもわかったけど、全国にそんなにたくさんいるの?。
そういえば小学校で一年しかいなかった担任が2回あったなぁ。 片方は超絶人気で、片方は超絶不人気だったけど。 ところで、誰かが産休になると、すぐ人がくるけど、 すぐこれるっ...