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2024-05-30

anond:20240526154235

財政政策が足りなかったなんて言っているリフレ派は殆どいなかったと思う”  うんそうですね。

  

財政支出拡大)による景気振興政策はむしろ考えない方が、日本経済健全な発展に重要だと思う”

金融緩和で増えた税収は、財政再建に使うべき。”

 

財政再建を優先しろ と言ってるんだから財政政策(の拡大)が足りないとは言ってない

財政政策政府支出)が多すぎる!って言っていたわけ。増田の言う通り足りないなんて全く思ってない。

 

https://jp.reuters.com/article/t9n09z001-interview-hamada-idJPTYE8BQ04C20121227/

インタビュー日銀は無制限緩和を、物価目標2─3%が適切=浜田宏一教授

By Reuters

2012年12月28日

防災・減災や震災復興など本当に必要なことを遅れずにやっていくことは極めて重要。ただ、国土をすべて強靭(きょうじん)化することはできない。財政による景気振興政策はむしろ考えない方が、日本経済健全な発展に重要だと思う」

金融緩和をするので財政も、というのは違う。日本財政危機的ではないが、深刻な状態だ。金融緩和で増えた税収は、財政再建に使うべき。税収が上がるので大盤振る舞いすると、せっかくの金融緩和財政への好影響がなくなってしまう。」

 

財政支出拡大)による景気振興政策はむしろ考えない方が、日本経済健全な発展に重要だと思う”

金融緩和で増えた税収は、財政再建に使うべき。”

 

2017-08-03

宇宙開発ICBM、そして宇宙バカ

もともと宇宙開発は、

大陸間弾道弾ICBM)の開発の副産物にすぎません。

ですが、副産物はい

国のメンツをかけた平和的な宇宙競争になったのは、

政治家のおかげというよりも

素晴らしい宇宙バカどもが、ソビエトアメリカに生息していたからです。

宇宙に行きたい!

という願望にとりつかれた宇宙バカどもは

軍部政府に利用される形で

実質上、逆に彼らを利用しまくったのです。

ソビエト宇宙計画をすべて取り仕切っていた

セルゲイコロリョフと、

アメリカ宇宙開発の中心だった

フォン・ブラウンが、その典型的宇宙バカです。

もちろん2人とも、政治の醜さはよく分かっていました。

フォン・ブラウンは元々ドイツ科学者で、

深刻な宇宙バカでした。

そのためナチス命令で、V2ロケットを開発させられています

ですから

戦後アメリカが彼をチヤホヤ優遇してくれるのは、

ナチスと同じく兵器開発を求めているからだと分かっていました。

一方ソビエトでは、革命からツィオルコフスキーという偉大な宇宙バカがいたため

ツィオルコフスキーは、宇宙ロケット理論ほとんどを考え出した人です)

革命後の科学振興政策あいまって宇宙バカが次々と出現します。

そのバカ軍団の中で

グングン頭角をあらわしていたコロリョフは、

スターリン時代強制収容所に送り込まれ、あやうく死にそうになりました。

(ピンとこないでしょうがスターリン時代ソビエトでは

どんな分野でも、優秀で目立つ人は

あいつ、外国スパイだよ」とウソの密告をされて殺されました。

スターリン時代の密告制度は、

大衆嫉妬にもとづいた民主主義制度という意見もあるのですよ)

さて、過酷労働内臓を悪くし、歯のほとんどを失なったコロリョフ

もうマジで死ぬ寸前でしたが、

本当にギリギリタイミングで、政府によって研究所に呼び戻されました。

ドイツとの戦争がはじまったから、

さっさとロケット兵器の開発しろ!と命令されたのです。

こんな政府に協力なんかしたくね~よ!というのが人情ですが、

コロリョフは黙って働きました。

そして苦節十数年、黙って働いたコロリョフは、

ついに人類史画期的仕事をなしとげます

彼は、R-7ロケットを作り上げたのです。

ソユーズロケットの原型となったこのR-7は

現代基準でいっても

おそろしく優秀なロケットでした。

コロリョフが作り上げたのは、史上初の実用的な宇宙ロケットだったのです。

ただ、R-7は大陸間弾道弾として開発されており、

宇宙打ち上げるという考えは、政府にまったくありません。

けれど、

コロリョフスタッフ人工衛星制作を命じます

政府の指示でなく、ほとんど独断

コロリョフは、世界最初人工衛星スプートニク1号」を宇宙打ち上げました。

もう全世界は、大騒ぎです。

有名なスプートニク・ショックです。

まり世界反響に、ソビエト政府ビビりました。

いちおう、コロリョフ書類は出していたのですが、

人工衛星?まあ、核ミサイルに役に立つ実験ならいいけどよ」

政府はえらく冷淡な反応で、

まったくスプートニク1号の意味が分かっていなかったのです。

こんなに騒ぎになるんなら、宣伝に使えるぞ!

と気付いたソビエト政府は、

この後、真剣宇宙開発にのめりこみます

アメリカ政府も、真っ青になりました。

当時のアメリカロケット人工衛星打ち上げ能力がなく、

ミサイル技術ソビエトより圧倒的に劣っていると気付いたからです。

そして、アメリカにいた宇宙バカフォン・ブラウンにも

いよいよバカを発揮できるチャンスが回ってきたのです。

コロリョフフォン・ブラウン

この宇宙バカ2大巨頭のその後の激しい競争

軍部主体だった核ミサイル開発を

宇宙ロケット開発へシフトさせていったのですよ。

バカは偉大ですね。

 
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