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はてなキーワード: ベランダとは

2007-11-18

狂気の降る夜

森下舞子ダイナマイトを飲み込み爆発させたとき、胃液と大量の血液に加えて、純度の高い狂気がばらまかれた。

森下舞子は、クリスマスの駅のコンコースに座り込み、傍らにケーキの箱を積み上げて、ガツガツとひたすらクリスマスケーキをかじっていた。誰もが森下を見ないようにしながら、森下を見ていた。そして、爆発。ワイドショーに出てた何人かの目撃者達は、その瞬間、森下が笑ったのを見たと言う。爆発の瞬間を森下は察知していたのか、大好きなケーキの美味しさにずっと微笑みを浮かべていたのか。目撃者たちが、見たような気がしただけなのか。それは、やはり永遠にわからない。

もっと言えば、今この町にある狂気が、森下がばらまいたものなのか、ずっとこの町の人の中に存在していたものなのかも、やっぱりわからない。森下が狂気をばら撒いたというのは全て、僕の主観である。だが、この直観めいた考えは、間違ってはいないと思うのだ。

そのとき、森下を見ていた一人である永沢安雄は、興奮して僕に電話をしてきている。「すげッ! すげッんだって! おい! おい!」「何。何なの」「あの! ははっ。爆発、したの。人が。今、駅。うわーうわー」「は?」「おま、とにかく、来い駅来い!」「はあ? 落ち着けよ」「あー、すげーわー。うわー。ああ」そして電話は切れる。

その日、僕はそのまま寝て、次の日のニュースで、永沢の興奮の原因を知った。

そしてその三日後。今度は、永沢安雄が恋人である小島奈津を絞殺し、自宅マンションベランダに、布団と一緒に干していたことをニュースで知る。永沢は直ぐに見つかって逮捕されてしまった。その後は知らない。思えば、あの電話が、最後に永沢と話したことになる。

そこまで、ぼーっと考えて、僕は足元を見下ろした。足元には、瀧本茜が倒れていて、頭から流れ出た血が、僕の靴を濡らしている。僕の右手には、イチローサイン入りバット森下の狂気は、携帯電話ごしに永沢安雄の声を介して、あのとき僕にも入り込んでいた。狂気はこうして伝染する。あの日、町にはたくさんの狂気が降り注いだ。

茜は、最後に何を言ったっけ。思い出せない。それは夢のように、ぼろぼろと記憶の形を失っていく。僕は何で、茜を、殺したんだっけ。

それからゆっくりと、恐怖が、愛情が、戻ってきたのだった。そんな、嘘だろう。やめてくれ。約束が違う! 僕の狂気はもう、答えなかった。痛みが、絶望が、体中を侵食していく。そうか、狂気とは忘却だ。そして狂気が恐ろしいのは狂気が去るときなのだ。

やっとわかった。森下舞子は、あのとき確かに笑ったのだ。でも、それは狂人笑顔ではなく。森下も僕も狂人にはなりきれなかった。僕は、台所に行き、包丁を手に取り手首にあてて、やっと笑うことができた。

第二回ファック文芸部杯参加

http://throw.g.hatena.ne.jp/sasuke8/20071130/p1

2007-10-24

これがどうして自殺なのか

頭の悪い僕に教えてください。

http://www.ntv.co.jp/news/95859.html

 24日午後4時ごろ、足立区鹿浜にあるマンションの一室のベランダで、男性の白骨化した遺体発見された。遺体は手が縛られている状態だったという。警視庁は、身元の確認を急ぐとともに、自殺の可能性が高いとみて調べている。

2007-09-28

二人暮らしと彼女について

就職して、学生時代からの友人と二人暮らしを始めた。

二人暮らしを決めた当時は、お互い不安だった。学生時代同じ学科同じクラブ同じ研究室で年中無休べったりだったとはいえ、二人とも家族以外と暮らした経験が皆無だったのだ。レオパレスとかでお試し二人暮らししてからにしようか長期で旅行とか行ってみる?…などと色々と話し合った。でもまあお金も勿体無い。何とかなる、とか根拠のない自信が出てきたりする。

で、とりあえず見切り発車で行こう!ということで行き当たりばったりに家を探しに行って、勢いとのりで家を決めて、保証人お願いしがてら親に家をでることを告げて(なぜか二人とも相手親には評判がいいため、お互い「○○さんと一緒なら安心だわ」といわれてかるく許可が出た)、お金を払って、そうして8月から二人暮らしは始まった。

すると心配していたのが馬鹿らしくなるほどうまくいった。そうだ学生時代は今よりももっと長い間一緒にいたもんね、と笑い合うことになった。二人とも働いているから朝と夜しか会わないし、休日はどちらかが実家に帰ったりしてずっと一緒というわけでもない。一ヶ月に一回くらいは土日を一緒に過ごして、部屋の大掃除をしたり大物を洗濯したりする。

家に帰って人がいるというのはとてもいい。帰って、お風呂に入って、コーヒーを入れて、ベランダで並んで座って一服しながら一日の出来事を報告しあうのは、本当に楽しい。一番、二人で暮らしてよかったと思う瞬間だ。

お互い拘束しあうタイプでなかったのがよかったのだと思う。晩ごはんを食べるときとか、一緒にTVを見るとき普通に団欒して、後はお互い自分の部屋で好きなことをする。昔からずっと一緒にいる割りにドライ関係だと言われていたのが功を奏したのかと。

何だかんだで二人暮らしは三年目に突入した。

最早家族に最も近い存在だと思う。お互い遠慮は0になった。引越当初は家の中でも多少服装に気を遣っていたけれど、最近は全然だ。パンツ一丁で平気で歩き回るし、襟が伸びたくたくたのTシャツを平気で着ている。腋毛を抜いているところを見られるのも別に恥ずかしくなくなった(これは人として大切な何かを失った結果かもしれないけれど)。お互いの譲れない点や癖も分って、意識しないところで自然に配慮するようになった。

さすがに二人ともそろそろ適齢期なので最近意識するのはこの生活が終わる時のこと。ずっとずっとこのまま二人で暮らせたら楽しいけど、「40未婚の女が二人暮らししてたら引くかなー」とか話したりする。「もし結婚して別れたら子供つれて出戻ってくるから一緒に暮らそう!」とか。

楽しいだけに終わりが来ることが怖い。「どっちかが男だったら何の問題もなかったのにね」と昨日彼女が言った。恋愛感情ではないけれど、でも彼女は私が家族以外で一番近しく思い、好きになった人だ。二人暮らしが終わったとしても、ずっとこのよくわからない縁が続いていけばいいと思う。何となく、一生縁は切れずにだらだらと昔言われたように、「仲がいいんだか悪いんだか分らない」関係を続けていくようにも思うのだけど。

2007-08-30

モトカノから渡されていた観葉植物

モトカノから「帰省するので観葉植物の世話をしといてくれ」と手渡されたミニ鉢植え。

カビの繁殖、貴重な葉の落葉につき、いろいろと耐えられなくなってきた。

部屋は日当たり最悪、風通しも皆無、ベランダは配水管の不良設置で汚染されていて使えない。

別に何かを期待していたわけじゃないけれど、それでもすごく悲しい残暑。

キミハドコマデボクヲオイツメルノ

2007-08-18

バルコニーとベランダの違いって何?

2007-08-03

ギニャー、お前どこまで俺のドッペルゲンガーよ!

http://anond.hatelabo.jp/20070803063643

戦略として次の2つを考えました。

  1. とりあえずお友達だし、これからまたじわじわと仲良くなっていけば、恋人同士にはなれなくても深い信頼関係は得られるんじゃないか、それはそれですごくいいなあ
  2. もうフラグも折れたし、つかはっきり振られたわけだし、全てダメもとで思いつくアッタクは全てやりつくして、やれることやってもダメなんだから仕方ないじゃないというところに着地する

あ、どっちも成功が見えないよ、ダメ戦略

1つ目のほうをこつこつと実行中です。夏はその子も含め旅行に行くことになったので超楽しみです。

でも、時々、夜にベランダで独りタバコをふかしていると、月が綺麗なことが無性に切なくなって涙が止まらなくなります。

2007-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20070728230027

ガーデニングとかはどうだろう。

庭のないマンションとかでもベランダを利用するといい。

マジ回答しちゃったよ。

2007-07-21

http://anond.hatelabo.jp/20070721134818

高層マンションの高層階でベランダの窓開けっ放しで寝ててそこから侵入されて(屋上の方から降りてくる手口)

「高層階なのでまさか侵入されるとは思わなかった」ってなニュースなら前に聞いた事あるぞ。

あと、建物にオートロックついてると結構気が緩むみたい。

2007-07-18

MacBook出火、13日(金)のこと

http://d.hatena.ne.jp/swdyh/20070715/1184455101

その日はたまたま朝早く目が覚めた。

いつものようにMacBookの電源をつけてネットをしていて、

そのままにしながら、シャワーを浴びたり、ごはんを食べたり、洗濯をしたりした。

洗濯が済んだらコインランドリーへ行き、洗濯物を乾燥機に放り込んみすぐ家に戻った。

あと10分くらしたら、洗濯物を取りに行かないとなあと思いながら、

ベッドの上で少しボーっとしていると、

突然、MacBookからシューという音がして煙が出てきた。

そのあとパン、パンという音がして、中が少し燃えているようだった。

それでも画面は20秒くらいはついていて、

こんなでも落ちないんだ、と少し感心しかけたところで落ちた。

とりあえず電源コードを引っこ抜き、本体はもう触れない感じだったのでそのままにしておいた。

煙がひどいので窓を開け、キッチンへ行き換気扇のスイッチを入れた。

押しいれからMacBookの箱を取りだしてベランダに移動。

箱から書類を取りだしてアップルに連絡してみようとしていたら、

また、パン、パンという音とともに煙りが勢いよく出てきて、

溶けたプラスチックが飛び散ったりしていた。

部屋中に白い煙とプラスチックの溶けた臭いが充満し、部屋の外にも広がっていた。

おさまったかと思うとすぐ酷くなるの繰り返しで、どうしたらいいかわからなかった。

ぎりぎりこれぐらいなら大丈夫という程度だったが、

これ以上悪化して、他のものが燃えたり、爆発したりしたら大変なことになるんじゃないか、

これはもうアップルじゃなくて119だ、と思い電話を掛ける。

119に電話し事情を説明して相談すると、状況を確認する意味でも消防車を向わせるとのこと。

部屋のなかにいるとは煙と臭いで苦しいので外に出る。

定期的にドアを開けなかの様子をのぞいてみるものの煙で良く見えない。

しばらくしてサイレンの音がしたので道路に出て消防車を誘導して来てもらう。

消防のひとが来たときはMacBookの状態はほぼおさまっていた。

そのため消化活動は全くなく、現場検証という感じだった。

消防ひと5人はくらい来ていて警察のひとは2人来ていた。

一通り状況説明をすると、警察のひとはそれで引き上げていったが、

消防のひとにはかなりいろいろ聞かれた。

そのあいだ別のひとが部屋やMacBook写真をたくさん撮っていた

MacBookは家に置いておいてもあんな状態ではどうしようもないし、

また出火しても困るので消防署に預けることにした。

現場検証が済むと、調書をつくりたいので午後にもう一度話を聞かせてほしいと言われ、

了解すると消防のひとは帰っていった。

まだ部屋のなかは臭いがかなり残っていて、MacBookのあったあたりは黒いすすだらけになっていた。

とりあえずそのままにして、まずアップル電話することにした。

最初につながった女性オペレータに一通り話をしたら、かなり驚いている感じだった。

その後、別の男性オペレータにかわり、とくにバッテリー関連のことを細かく聞かれた。

バッテリー異常のときの対応マニュアルがあって、その項目を一つずつ質問している感じだった。

質問の終盤に「今回の件はアップル原因だと思いますか?」と聞かれた。

そんなことを聞かれるとは思ってなかったので少しとまどいながら、ふつうに「そうだと思います」と答えた。

電話を切ったときに表示される通話時間は46分だった。

いろいろあったので、ひと休みする。麦茶を飲んでプラムを食べながら、

MacBookを買うまでメインに使っていたVaio写真をアップしたりTwitterに書いたりした。

MacBookのあったところの周辺はかなりすすで汚れていた。

もともと最近掃除をしていなくて散らかり気味だったのだけれど、

あわてていろいろな物をどかしたりしたので部屋の中はさらにぐちゃぐちゃになっていた。

あとで消防署のひとがまた来ることになっているし、

このままではどうしようもないので、少し気合いを入れて掃除をはじめる。

ものを整理し、掃除機をかけ、濡れ雑巾で拭いていく。

雑巾はすぐに真っ黒になってしまうので大変だった。

一見汚れていないように見えた床の部分もも拭いてみると、雑巾が真っ黒になるくらいすすがついていた。

掃除中にアップルから電話があり家にくるという。

それから1時間後くらいに、わりとふつうな感じのおじさんが1人やってきた。

アップルというとおしゃれなイメージがあるけれど、

みんながみんなそういうわけじゃないんだと思った。

焦げた机や雑誌などは、書い直して領収書を送ってもらえば、

弁償するとのことで、MacBookは新しいのを用意してくれるそうだ。

お菓子とかお金とかそういうのはなかった。もちろんなくてかわまないけど、若干がっかりした。

それから口外しないで、とも全く言われなかった

もし言われたとしても、そのときはすでに写真をアップしていたしTwitterにも書いていた。

MacBook日本では調べられないので、アメリカに送ることになるそうだ。

MacBook消防署に預けてあると伝えると、消防署と連絡をとって、

今から消防署へ行きますと言って帰っていった。

16時ごろ、消防署のひとがもう一度くる。

最初に「り災届」という書類をもらう。これを書いてあとで消防署へ出さないといけないらしい。

初めてで全く知らなかったのだけれど、火災にあったひとが保険とかの手続きをするときに、

り災証明書というのが必要で、それを貰うための書類だそうだ。

そのあともう一度、起ったことを確認しながら話をする。

消防署のひとは、それを文章の形にして紙に書いていた。

ただその紙もなにかの裏紙で、あとで打ち直すふうだった。

最初からPCでやればいいのにと思ったり、ラップトップはないのかもしれないと思ったりした。

結局、MacBookAXIS(雑誌)が数冊ダメになっただけで済んだけれど、

自分が家にいないときだったり、まわりに燃え移ったりしていたらと考えるとぞっとする。

今はアップルから速攻で送られてきた新しいMacBookでこれを書いているけれど、

またあんなことが起るんじゃないかと思うと、やっぱり少し怖い。

MacBook写真: http://d.hatena.ne.jp/swdyh/20070713/1184308232

追記:http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0725/meti.htm

2007-07-07

ベランダで水耕栽培をやっている人の中には、違法な植物を育てている人が多いのだろうか。

2chにもそういうスレッドがあるっぽいし、mixiの水耕に関するコミュニティでも管理人マリオだったりすることがあるので、世間的にはそういうものなのかなぁと思ってきた。

水耕栽培やってるんですよ、なんてあまり口外しないほうがいいのだろうか。

普通キュウリとかを育てたいだけなんだが。

2007-06-17

http://anond.hatelabo.jp/20070617034616

芽を出したらですな、適当な容器に土盛って植えて、ベランダか何処かに放置しておけばOK。

無職と違って芋は比較的簡単に子孫を利用出来るのですよorz

それか、切ってペットボトルか何かで水栽培して癒し効果を得るとか。

2007-06-10

セックスを劇的に気持ちよくする六つの行動

たいていの男女のセックスは、夜も更けたところで、照明を薄暗くしてベッドに入り、事に及ぶといったものが一般的だろう。照明を消さずに耽る人もいるだろうが、そんなに大きく外れたものではないと思う。

しかし、このようなセックスをしている人は人生損している。自らセックスの快感度を下げていると言っていい。これから私の提唱する方法を実践すれば、今までのセックスが嘘じゃないかと思うくらい、気持ちよくて楽しいセックスができるようになるだろう。全くお金が掛からず、今すぐどのカップルでもできるので、読むだけではなくて、ぜひ実践してみてほしい。

1.夜にセックスはするな。

夜になる頃には人間は、十何時間と活動していて、とても疲れている。本人は自覚していなくても、身体能力を存分に発揮できていないのだ。疲れた身体でするセックスは、本来の気持ちよさを失った偽者のセックスである。だから、セックスをするのは真昼間が良いだろう。それも平日がベストだ。なぜ、平日か? 普通人間だったら平日は会社学校に行っている時間だ。その時間帯にあえてセックスをすることで、社会に束縛されない自由な人間としてセックスを楽しんでいるという解放感がセックスの快感を高めるのだ。

2.ベッドに入ってはいけない。

セックスはベッドでするもの」という固定観念に従うことは、人間安心感を与えるが、そんなものはセックスの快感を損なうだけである。ましてやシーツや毛布に包まってするなんてもってのほか。身体を隠しあわなきゃできないのなら、セックスなんてするな。相手の目を気にせず、むしろ曝け出し、見せつけることによってセックスの快感は格段に増す。本当の自分を隠していては本当のセックスはできない。

3.カーテンを閉めるな、窓は全開にしろ。

部屋の照明を落とすことは、本当の自分を隠すことである。思い切りカーテンを開けて、お互いの身体が隅々まで見れる状態にしてくれ。できることなら窓も全開にしよう。下校する小学生のお喋りを聞いたり、まだ処女であろう女子中学生たちの姿を見ながらのセックスし、開放感に酔い痴れるのだ。勇気があるのなら、ベランダに出てみるのも良い。なぁに、外から人のベランダを見るような奴なんていないから安心しろ。彼女ベランダの格子を掴ませての立ちバックは、見慣れているはずの光景が違って見えるし、とても爽快だ。他に開放感を得るのに、テレビを利用するのもいい。「おかあさんといっしょ」で無邪気に遊んでいる子供たちを見ながらのセックスはなかなか味があって良いぞ。

4.シャワーを浴びるな。

シャワーを浴びて身体を小奇麗にすることは、せっかくのフェロモンを洗い流しているだけである。どこも洗わずに本来の自分の身体と体臭セックスをするんだ。「綺麗にしなきゃ相手が嫌がる」なんて言ってるようじゃ、本当のセックスはできない。互いの汗と汗をこすりつけてするセックスが本当のセックスだ。私は彼女混浴サウナセックスしたことがあるが、実に良いものだった。

5.発する言葉は単純に、直接的に。

言葉責めを楽しむのもいいが、言葉の表現に頭脳を使っていては、セックスに全力を尽くせなくなってしまう。直接的な言葉を大声で叫ぶのが良いだろう。気持ちよかったら一緒に「気持ちいい!」と叫ぶんだ。彼女のことを最高だと思ったのなら「お前のマンコ、すげえ気持ちいいよ!」と叫べばいいんだ。男性女性も喘ぎ声を出しまくれ。周りに声が聞こえたら恥ずかしいとか、そんな気持ちを捨てるんだ。声を潜めて、周りを気にしながらするセックスなんて気持ちいいわけがないじゃないか。

6.フィニッシュは必ず中出しで。

最後は必ず中出ししよう。ゴムをしながらするセックスなんて贋物なので絶対してはいけない。絶頂に達したら、彼女の身体の中にそのまま撒き散らせ。外出ししなきゃいけないとか、妊娠させちゃいけないとか考えながらするセックスは、セックスに集中できていない。彼女ピルでも飲んでもらい、思いっきり中出ししろ。中出しは爽快だぞ。女性器から白い液体がたらりと垂れる光景は、神秘的で美しく、かつエロい。そのままそのエロさに勃起して、二回目に突入したらいい。

以上、全部で六項目。誰にでもできる簡単なことだ。これをすれば、あなたのセックスは劇的に変わり、感動さえするだろう。私が保証する。それでは皆さん、どうか楽しいセックスライフを。

2007-06-06

http://anond.hatelabo.jp/20070605211738

俺もこういう感じだった。続けたいとは特に思わなかったけど、どっちでもよかった。いま少し夜にまぎれて吸いたい。

一日に何本か吸うだけだったからなぁ。ところ構わず吸うというものではなかった。それこそ受動喫煙もなにもないベランダで吸うだけだった。

2007-05-31

増田7人夏物語

増田7人夏物語(ますだしちにんなつものがたり)は、2007年hatena系列・うららかな日の午後に書き込まれたダイアリーである。

どこか抜けた、おかしな恋物語だが、増田増田を引きつけた書き込みとして有名。主題歌増田の「MA-SU-DA」で、当時のアニメソングブームも相まってヒットし、同年のオリコン年間チャート1位を獲得した。ちなみに2位は「もってけ!セーラーふく」。増田増田の掛け合い漫才的な面白さ、そしてなにかにつけてセックスの話になるのが話題となり、被はてブ数は31を越え、翌年の増田7人秋物語派生した。後に一世を風靡する「トレンディダイアリー」の元祖であると言われている。

ストーリー

前日、酔っ払って家で寝ていた旅行代理店ツアーコンダクター増田。だが、朝起きてみると、ダブルベッドに知らない女が寝ていた。自宅に寝ているのだからどこかで会ったことがあるのだろうが、全く記憶が無い。その女を起こさないようにベランダに出て、友人である増田電話をかけるところから物語は始まる。

キャスト

増田:増田

増田:増田

増田:増田

増田:増田

増田:増田

増田:増田

増田:増田

他、増田増田

2007-04-27

好きな子がGWに男とやりまくってる現実について

422 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 07:59:13

さて黄金のヤリ週間到来ですよ


423 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 08:01:17

>>422

うれしそうに言わないでくれ…


424 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 08:47:05

5/1、2を休みにしているカポーは9日間、

濃厚な時間を遅れます。


「毎日中出しヴァギナプラグ、たまには二人で貯精プレイ。」


425 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 12:24:45

220時間近い時の中で、あの子は何十時間

雌と化すんだろう。


426 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 13:37:14

集中合宿か…


429 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 17:53:02

GWがはじまる

土日や毎晩でさえ苦痛の連続なのに


430 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 18:18:42

5月7日に再会する頃には、もう腹んなかパンパンだろうな


431 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 19:50:59

体中の穴という穴へぶち込まれるからな


432 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 20:32:27

いや、普通セックス楽しんでんじゃない?まったり


433 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 20:50:37

社会】 「30歳以上の独身女性、4人に1人は処女」…女性は性生活のない状態に慣れる傾向が

http://news22.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1177673178/


434 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 21:01:16

一人寂しく飲み始めました・・・

休み中は昼から飲みます・・・


435 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 21:06:46

>>434

がんばってください


436 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 21:17:19

じゃれあったりしてんだろうな

女「え、ひど??い」

男「じゃやめる?」

女「いやん、する!」

とかって('∀`)


437 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 21:19:16

男「おっぱいとまんこどっち感じる?」

女「あん、どっちも感じる!」


438 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 21:54:48

ああ、エロいこと考えるよりも、エロいことしてーよ


439 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 22:03:39

一発終わってただいま帰還しました。あそぼー。


440 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 22:16:40

今日から旅行いくやつらってやっぱ婚前なんだよな


441 :Mr.名無しさん :2007/04/27(金) 22:19:24

ベランダから駐車場見てるとツーリングワゴン系が出たり入ったり忙しいぜ。

廊下はでかいトランク引きずる音ばかりだしな。


442 :Mr.名無しさん :2007/04/28(土) 00:04:56

今頃は彼氏チンポが出たり入ったり忙しいだろうな


443 :Mr.名無しさん :2007/04/28(土) 00:13:39

そういうやつらにおすそわけガムをあげたい


444 :Mr.名無しさん :2007/04/28(土) 00:25:35

>>443

マイナードラえもん秘密道具出してきたなw


445 :Mr.名無しさん :2007/04/28(土) 01:15:23

喪から転載、いや??悶々しちゃってね



おまいらの好きな女の子が、


彼氏のちんぽを生で見ている、素手で触れている、しっかり握っている、

唇をそっと近づけている、口の中に入れている、しっかり咥え込んでいる、

しごきながら亀頭を舌で刺激している。

おっぱいを生で見られている、そっと触れられている、しっかり揉まれている、

舌先で乳首を転がされている、顔を両胸で挟ませている、乳首をかまれている、

乳首を亀頭でいじられてよがっている。

お尻を生で見られている、お尻をそっと触られている、料理中もちんこで尻なでられている、

四つん這いで尻の穴舐められている、開脚して尻の穴に舐めて濡らした指で刺激されている、

一関節まで指入れられている、お尻の肉を鷲掴みにされて恥ずかしがっている。

まんこを生で見られている、まんこを指で触られている、クリトリスを歯で軽くつままれている、

クリトリスを舌先で舐め続けられている、ひだに触れられている、

大きく開いた股に顔をうずめられている、まんこに指を奥まで入れられている、

ちんこを奥まで入れられている。

激しく突かれ、揉まれ、音を立てて愛し合い、誰にも見せたことのない表情、声を上げて、

お互いの体は汗と体液が絡まり、舌は絡まり、むさぼるように互いの体におぼれ、

精液は彼女の顔、口の中、おっぱい、髪、膣、おへそのあたり、お尻、太もも、手のひらにほとばしり、

セックスを求めるために卑猥な言葉の限りを強要され、 でも好きって頬染めてる。

それが幸せだと感じている。


447 :Mr.名無しさん :2007/04/28(土) 03:54:47

きっとそんなことはない!

二人きりにはなかなかなれないけど皆で一緒に朝まで飲み明かしたりするもん!

数年前の俺からは考えられないくらい話すし!

もう25だし,たぶんこれがラストチャンスなんだよ!

「好きな子が毎晩男とセックスしてる現実を考える」スレより。

2007-04-13

それでも犬が好き。

実家の犬が馬鹿だった。物凄く馬鹿だった。

リビングに置いてあった大量のドーナツを夜中に盗み食いし、

翌朝狼狽する家族を尻目に何食わぬ顔で起きてきたまではいものの、

ヒゲに付着した大量の生クリームのせいでばれて飯抜き。

なぜか俺の持っているものは何でも「食べ物」だと認識するらしく、

俺が投げる雪をことごとくたいらげ、夜中に下痢&お漏らしで大騒ぎ。

しなもん会長と同じ犬種だったから超短足で、雪が降った日にはよく埋もれていた。

一度、記録的な大雪(と言っても雪国ではないからせいぜい1Mくらいなのだけれど)の時に

完全に埋もれて行方不明になった。10時間後に除雪車に乗って帰ってきた。

自分を犬だと思っておらず、他の犬が来ても挨拶をしようともしなかった。

かいドーベルマンをずっとシカトしてたら向こうがキレて、首根っこかじられたまま

いっきり振り回されたこともある。さすがにその時はビビった。

犬とは仲良くできないくせに、なぜかベランダカラスとは仲良くなっていた。

「カー」「うわぅ」みたいな会話をしていたのを覚えている。

祖父と地震を何よりも恐れていて、祖父が来るのが分かると(祖父は足が悪いので足音で分かる)

真っ先に自分寝床に戻って寝たふりをした。祖父がいなくなるとリビングに出てくる。

地震が起こるとパニックを起こし、必ずと言っていいほどおかんのベッドの中に逃げ込んだ。

その度におかんの布団を毛だらけにして怒られていた。

夢を見ることも多いらしく、よく寝言を言っていた。ひどい時は寝ながら足をバタバタさせて

キャンキャン鳴いていた。何に追われていたんだろう。

俺が帰ると必ず2階の階段から顔を出して「お帰りなさい」をした。

「遊ぼうか?」と言うとボールを咥えてきた。

散歩?」と言うとロープを咥えてきた。

そう、全然馬鹿」じゃない。俺の親馬鹿かもしれないけど、むしろ賢い部類に入ると思う。

2年前の今頃、実家から電話があった。

よほどのことがない限り実家から連絡は来ないので、何事かと思って慌てて電話に出てみると

母親が掠れた声で「愛犬の死」を伝えてきた。

原因は「地震にびっくりして階段から落ちたこと」だそうだ。その時に頭を打ったらしい。

直後は何もなくピンピンしていたのだが、少しずつ脳から出血していたらしく、翌朝母親

起きた頃にはもう虫の息だったそうだ。

幸か不幸か、弟二人もたまたま実家にいて、俺以外の家族全員に見守られながら静かに逝ったらしい。

この報を聞いた瞬間、悲しみよりも前に「ああ、うちの愛犬らしい間抜けな最期だな。」と思った。

うちの愛犬は馬鹿だった。物凄く馬鹿だった。「地震に驚いて階段から落ちて死ぬ」なんて、

今時お笑いオチにもなりゃしない、物凄く「馬鹿な死に方」をした。

あいつは俺と出会った瞬間からその最期まで、一度だって俺を悲しませることはなかった。最期最期まで。

ただ、実家に帰る度に確認する階段の上の空白だけが寂しい。

あいつが天国で安らかに暮らしていることを切に願う。

■2013.6.22

しなもん会長の死によせて、加筆したものブログに移動

http://d.hatena.ne.jp/inumash/20130622/p1

2007-04-03

素敵なヤングジェネレーション

五歳になるうちの娘が自分の左足の親指と人差し指の間に注射器の針を刺して薬物を注入していたので私がそれは何だと尋ねたら一言「シャブ」と答えた。私は思わず窓の外のベランダに行って宙を仰いだところ、隣の家の七歳になる息子が敷布団に乗って空を飛んでいた。

「空を飛べるなんて凄いじゃないか」と私は言った。

「ふざけんなクソ親父ぶっ殺すぞ」とその子は言った。

部屋に戻ると娘はすっかりぶっ飛んでいて誰もいない空間に笑いながら話しかけていた。確かに私はリストラされて失業保険暮らしている身だ。しかしここまで自分や人様の子供に舐められていていいのか。私は猛然と部屋の片隅に置かれていた金属バットを手に取りさっきのガキにヤキを入れるべくベランダに飛び出した。空を飛んだことはないが七歳に出来ることなら三十三歳になる私にだって出来ないことはないだろう。

「このクソガキがぁ!!」

と言ってベランダから飛び出そうとしたらその七歳のクソガキは相変わらず浮いている布団の上で大量に発生したカラスに取り巻かれて半泣きになっていた。私はこの一件を都知事に報告すべく電報を打つ用意をした。

電報を打ち終わり再びベランダへと飛び出す。するとクソガキを取り巻いていたカラスの内の一羽がこちら目掛けて飛んできたので私は思わず手にしていた金属バットで暇な時に新宿バッティングセンターで右バッターボックスで時速70kmの球を打つようにジャストミートしてしまった。飛んでいったカラスがクソガキを直撃したので布団からガキが落ちていく。他のカラスは動揺してどこかへ飛んでいってしまった。布団だけがふわふわと浮いていたがやがてそれもまた落ちていく。すると空中に羽衣を纏った金髪の女神が登場した。

「あなたが落とした子供はこの白人の可愛らしい女の子ですか?」

するとその女神の背後からさっきのカラスが飛んでくる。復讐のつもりだったのかもしれないが女神が眼前に現れたせいでそのまま女神を直撃してしまった。どうやら嘴が女神の肛門に刺さったらしく目の前で悶え始める。するとドアホンが鳴った。玄関に出る。

電報は確かに受け取ったよ」

それは都知事だった。対応の早さにも驚いたがもっと驚いたのは下半身が丸裸だったことだ。

「おっと失礼。急ぎ過ぎたようだ。しかし戻る暇はない」

そう言い放つと手にしていた機関銃で宙を舞っていたカラスを次々と打ち落とす。女神だけを残してカラスを全部落としてしまったのは流石は都知事だ。よく見ると都知事下半身勃起していた。どうやら女神の痴態が影響を与えたらしい。と、そこにぶっ飛んでいた私の娘がやってきて都知事の肛門に人差し指浣腸をした。都知事は「オマンコオマンコバンバンジー!!」と三回叫んでそのままベランダから落ちていった。その際に射精したらしく、都知事の精液を指で掬い取って匂うとそれはトリュフの匂いがした。

2007-03-21

カラスが鳴く

目の前の電柱カラスが鳴いててうるさい。

ベランダで物音をたてて追い払ってもまた戻ってくる。

あれ、カラスが「鳴く」って動詞英語で何だ?

2007-03-20

ハーフ転校生が来た

中二のとき、オーストラリアからハーフ転校生がやってきた。

彼は英語ペラペラ話し、ギターピアノバリバリ弾き、短距離走は誰より早く、端整な顔立ちをしていた。

その上大いに謙虚な性格で、元々日本にいた連中を立てて学ぼうという姿勢がはっきりしていて、

知る限り僻まれ妬まれということはなかった。彼はあっという間に「あの楽しそうな人たち」の

中心人物の一人になった。

 

彼は、優等生という枠から出られず、プライドは高いが失敗を恐れて、馴れ合う友達を選んでしまうタイプの俺とも、

あまりにもすんなりと打ち解けてくれた。彼経由で仲良くなった友達も多い。彼のおかげで

カラオケに行けたり、美容院に行くことになったり、どれだけ中学生ライフ楽しいものに変わったかわからない。

彼はグループとか派閥とかをあまり深く意識せず、誰にでも仲良くしてくれるタイプだった。正直どれだけ

彼に憧れ、感謝したかわからない。それから彼はあっという間に俺にとって一番よく話す友達になった。

 

9月のある日、部室のベランダに彼を見つけたので、彼とおしゃべりでもしようと近づこうとしたとき、

女子にそれを止められた。「空気読めよー」。彼は学年中のマドンナ的な女の子と何か楽しそうにしゃべっていた。

なんとなく「あいつ告っちゃえばいいのに」なんて軽く言ったら、「何言ってんの。あの二人つき合ってるよ。」

とその子に目を丸くされた。

 

割と有名な事実らしかった。夏休みが入る直前くらいからつきあい始めて、

数回東京デートしに行ったこともあったそうだ。そういえば彼は夏休みに、「来週東京に遊びにいってくる」なんて

言ってたり、夏休みに入ってから、やたらと他のやつらにニヤニヤされながら絡まれていた気がする。

 

うちの学校では「つき合っているカップル」はいなかったか、極めて少なかったのに、彼はいともたやすく

恋人を作ってしまった。そして相手は俺も密かに憧れていたマドンナだった。そして彼はどうやら何人もの友達に

つき合いだしてすぐにそのことを話したそうなのに、俺の耳には入っていなかった。一ヶ月以上もの間。

 

彼はやっぱり「あの楽しそうな人たち」の一人で、俺はそうじゃなかった。俺は最初から何も変わってなかった。

2007-03-17

目押し

メガネをかけるようになって、それまでうすぼんやりとしていた世界の細々とした部分が見えるようになってきた。認識の仕方が変わったというべきだろうか。それまで見過ごしていた様々なものが妙にクリアなものとして映るようになった、ということだ。例えば通勤のために電車に乗っていると、高速で通り過ぎていく景色の中にある看板ビル道路、場合によっては人々の姿まで、この目で捉えられるようになってきた。

目押し、という技術があるらしい。スロットマシンなどでドラムが高速で回転する、その回転の中から絵柄を捉えてそれをストップさせられるように動体視力を鍛える、というものだ。自分はパチスロはやらないし興味もないのだけど、メガネをかけ始めたのをきっかけに何かの話の種になればと思って電車の窓から様々なものを見続けることにした。先に述べた看板ビルの姿はよりはっきりと捉えられるようになった。何の看板かだけではなく、その脇に書かれている電話番号も読めるようになった。実際に問い合わせを装ってかけてみたこともあり、確かにそのお店に繋がったことを確認出来たことは本当に嬉しかった。

一番見届けるのが難しいのは、建物の中にいる人間の姿だ。例えばマンションアパートに住んでいる人々の姿。誰もそうだと思うのだけど、そうして生活している人間は外に自分の暮らしを開けっ広げにしたりしない。まずはベランダに干してある布団や洗濯物の色を見極めるところから始めた。そして次第にタイミングを掴む。行きも帰りも同じ電車に乗っているのだから、建物が登場するタイミングを見極めるのはそう難しくない。次第に人の姿を掴めるようになってきた。これなら目押しに挑んでみても面白いかもしれない。

そうしてトレーニングを始めたある日、私はいつものように外を見ているとちょうど公園にさしかかったところで一人の女性を見てしまった。樹木の下にいたその女性は首が異常に長く伸び、足がブラブラと足場を失って揺れている。首吊りだ。私は嫌なものを見てしまったと思ったのだけど、目を離すことは出来なかった。その時、本当に一瞬だけなのだけど、その女性と目が合った。表情はなかった。死んでいるのだから当然かもしれない。だが、私の目は確かに彼女を捉えていた。しくじった、と私は思った。

それからもう風景を見るのは止めようかと思ったのだが、目を逸らすために書物に集中していてもあるポイント差し掛かると痛いほど強い視線を感じるようになった。もちろんその自殺ポイントだ。私は彼女を見つけた日と前後する日付の新聞記事を探して自殺の記事を探したのだが、載っていなかった。もしかしたらずっとあのようにして、肉体を失っても吊り下がったままで電車の方を見ていたのかもしれない。だとすれば、彼女目押しが出来る、ということか! あの電車に乗っている限り、私は彼女の的確な視線から逃げられない、ということだ。しかし他の通勤手段を使えば高くつくので、錯覚であると自分を誤魔化して電車に乗り続けていた。彼女の視線は次第に強くなった。ふと顔を上げると、彼女はこちらに近付いてきているように感じられた。そして、見ている時間も長くなっているようにも。電車の窓ガラス一杯に顔を押し付け彼女の姿を想像すると、背筋が凍った。

ある日、自分の家に帰ると彼女がいた。首は長くなかった。生前の姿のままで現れた、ということなのだろう。もう私の人生はお終いだ。輪郭のぼやけた彼女の姿から目を逸らせなくなって、私は文字通り腰が抜けてへたり込んでしまった。彼女は私に向かって、「私を見てくれてありがとう。これ、プレゼント」と言って、あるものを差し出した。それは「CR新世紀エヴァンゲリオンセカンドインパクトパチスロ新世紀エヴァンゲリオン」だった。それ以来、私は別にパチスロに実際に行くわけでもないのにそのゲームソフトをわざわざプレイステーション2を買ってやり続けている。なかなか奥が深いものだ。

2007-03-10

遺灰

南極に嫁いだ妹が交通事故で死んだので、僕は妹の遺灰を持ち帰るために飛行機南極まで飛んだ。南極は言うまでもなく氷に覆われた場所なので、氷を掘って埋葬するには酷く手間が要る。遺灰から作った珊瑚礁を海の中に入れようかという意見もあったのだけど、結局妹が生まれ育った日本に遺灰を持ち帰ることになった。かさばる荷物だけをまず日本に送り、たどたどしい南極語で妹の嫁いだ先の旦那さんとその家族挨拶をし、そして飛行機に乗った。

南極に住んでから七年。その間妹は正月と盆に帰ってくるだけで基本的には氷点下何十度の世界で過ごしていた。妹自身は結構楽しんでいたらしく、南極で立ち小便すると本当に放尿した瞬間から凍っていくんだよ、というエピソードを書き加えたメールを送ってくれたりした。南極語で氷を言い表す言葉が50近くあるとか、そういう話もメールには書かれていた。南極でさえもインターネットが普及しているというのは考えれば驚くべきことだが、これは東芝が開発したペンギンを使った自家発電機の賜物であるらしい。人の居るところにはどこであっても文明が普及する、ということだろう。

飛行機が赤道を越え、日本に到着する。目ぼしい荷物は全て送り返したのでカバンの中はジャケット南極語に訳された村上春樹小説ぐらいしか入っていない。もちろん遺骨と遺灰の詰まった瓶もある。僕はその瓶を抱きかかえるようにしてタクシーに乗り、そして適当な駅から僕の家に帰ることにした。ある事情により親とは関係が断絶しているので、この遺灰をどうしたらいいのか迷っていた。その時に事件は起きた。僕は山手線外回り目白に帰り、自分の住むマンションに戻るところだった。妹の遺骨にずっと僕は語りかけていた。日本は君がいない間に随分暑い国になったんだよ、というようなことを。

そして感慨に耽りながら顔を右に傾けて空を見上げたところ、横から自転車にぶつかられた。馬鹿野郎、という怒鳴り声と共に立ち止まった自転車が遠くに去っていく音が聞こえる。しかし怒るどころではなかった。僕は妹の遺灰を側頭部に浴びてしまったのだ。慌てて立ち上がり、遺灰を瓶の中に可能な限り戻そうとする。しかし中身が減ってしまっていることは否めなかった。ごめんよ、と僕は遺灰に向かって謝った。マンションに戻って遺灰の前に正座しもう一度、申し訳ない、と土下座して謝った。すると外で何かがぶつかる物音がした。ベランダから下を見ると自転車がゴミ収集車にぶつかり、血溜りが出来ていた。あの怒鳴った男なのだろうか、妹はあの男を殺したのだろうか、そう思うと怖くなった。

それから異変が起きるようになった。僕は全身をきちんと洗った。必ずしも妹の遺灰を洗い流すだけではなく、日常的な所作としても例えば一日の仕事の終わりに風呂に入るというように。そして風呂で明日会社に提出するための書類を用意すべくアイデアを練っている時に不意に、お兄ちゃん、という呼び声が聞こえ始めるようになったのだ。もちろん、僕は一人暮らしなので同居人はいない。僕は妹の遺灰が耳の中に残っているのだろうか、と訝しく思った。昔読んだ怪談物の本で、耳の中に住み着いた蜘蛛が子供を産んでむしゃむしゃと餌を食べる音がずっと聞こえて離れない人間の話を読んだことを思い出した。背筋が凍った。

声は空耳どころではなく、もっとはっきりと聞こえる。それは南極民謡であったり、南極語の挨拶であったり、村上春樹小説の一節の朗読であったりした。しかし一番多かったのはやはり、お兄ちゃん、という呼び声だった。棘が含まれているような言い方ではない。可愛らしい呼び方でもない。普通にキッチンで料理している時に背後から呼びかけるように、お兄ちゃん、という声は聞こえるのだ。

ある日、耳が詰まったので耳鼻科に行くことにした。耳の中の押し込まれた垢を吸い取ってもらう。と、何か硬いものが当たる音が聞こえた。医師が絶句しており、看護婦も顔色が青ざめているように見える。一体どうしたのか。耳から機器が外れたことを確かめて僕は横向きに体を寝かせていた寝台から立ち上がる。そして医師に何が取れたのかと聞いてみた。こんなことはあり得ない、と医師は言って机の上に置かれたものを凝視していた。

それは人間の奥歯だった。

2007-03-04

月に叢雲

http://anond.hatelabo.jp/20070304193609

ベランダに出て見た。綺麗だね。

風に流される速い雲の間に、見え隠れしている。

月曜は雨か……

2007-03-03

セルクマエロい

セルクマ、と聞くと下半身がむくむくおっきします。たぶん“セル”にセックスを、“クマ”に車を想起させられるからですね。つまり、カーセックス。カーセックスの聖地と言えば、洞爺湖。いや嘘ですけど。でも、生まれて初めて見た他人様のセックスは親のではなく、洞爺湖湖畔のホテル駐車場で休んでいたカップルのものでした。そのホテルに、小学校修学旅行で宿泊してたわけですなんですが、それに気付いた全ての6年生がベランダに出て「カーセックス!カーセックス!」って連呼したわけです。自分も、セックスの意味も知らずにその輪に加わってました。だから、自分の中では、セルクマ→カーセックス→洞爺湖

 

今度、この洞爺湖サミットを招致する計画があるらしいですが、そうなると柔道家ロシア大統領プーチンが有利か。駐車場でオヤジ達がギシギシアンアン。有利どころじゃないよね。

2007-02-25

自分の習慣を纏めてみる。

何となく、自分の習慣を場合分けして纏めてみる。

起床してから就寝するまでに毎日欠かさずやる事。

早朝から正午

・起床。

ボルヴィック(←結構重要)の水を一杯飲む。

・シャワーを浴び、洗顔。

・すぐさまドライ

・服を着て、トリートメント、ムースワックスを付け、髪を整える。

・朝食。

正午から夕方

・昼食。

・昼食後、紅茶を飲みながら、煙草(ジタン)を3本(←5年以上この本数)吸う。

ちなみに、ジダンを吸っているとかなりの確率で「NANA読んでるでしょ??」と言われる。合コンではその確率は100%に跳ね上がる。最初はうんざりしていたけどもう慣れた。

ペットボトルヘルシア緑茶を飲む。

夕方から夜半

・夕食。

・夕食後、煙草(ジタン)を2本(←5年以上この本数)吸う。

牛乳を一杯飲む。

・就寝。

これは、「どんな時でも、どんな場所でもやる」という習慣で、細かい事象を見ていくともう少しあるかもしれない。

友達の家に泊まろうが、彼女の家に泊まろうが、実家に帰ってようが、どうしてもやってしまう事で、すぐに浮かぶのはこの辺りかな。

生活に欠かせない物。

音楽

仕事音楽関係だったりする。ないと生きていけない。クラシックジャズメタルロック、ポップ。基本的には何でも聞く。

お酒

毎日飲みたいわけでもないけど、友達と飲むのは大好き。一人ではそこまで飲まない。ビールより日本酒日本酒よりワイン

煙草

↑に書いたように、昼食、夕食後の計5本しか吸わない。匂いが付くのが嫌なので、自分の家の中では絶対に吸わない。家で吸うときはベランダ

・運動。

草野球フットサルバスケ、何でもやる。特にバスケは大好きなんだけど、高校卒業してからはどうしてもやる機会が減った。

散歩

これも習慣音楽を聴きながらブラブラと一時間くらい歩き回るのが好き。

野球観戦。

小さい頃からのずっと見てたので野球がない生活というものが考えられない。

ファッション

良い事か悪い事かは分からないが未だに服や小物には金を使う。

・車。

二日に一回は自分の車に乗らないと落ち着かない。車種はシルバーグロリア

こんなものかな。

書いてみると意外に少ない気もする。人間としての「癖」なんだからもう少しあってもよさそうなものだけど。

2007-02-02

オナPET 3

オナPET >> オナPET 2 >> オナPET 3

自分のこどもたちがたまってくると、なんともいえない満足感を覚える。

PETボトルの底で、タプン、タプンと音をたてる。

しかし、彼らはすでに死んでいるのである。

冷蔵庫にいれでもすれば保存期間は長くなったのかもしれない。

私の部屋には冷蔵庫がなかった。

(あったのだが、使わないのでベランダ放置していた)

彼らを容れたPETボトルは、机の上に並べられることになった。

もともと何を入れていたボトルかで、運命は変わる。

腐る。臭くなる。蓋を開けた瞬間、その日のこどもたちを迎えるのは、決して

「プシュッ」

という音だけではない。

水のボトルなどでは、腐食が早いようにおもう。

お茶は変色が激しい。一度なんかは、どす黒くなっていった。

炭酸飲料ボトルでは、比較的、開けたときの爽快感が持続する。

そしてそれも時間の問題である。

いつかは棄てなければならない。

多くの場合は、換気扇をまわしながら、トイレに流していた。

しかし、いつからか、いとおしくて、流せないままためておいてしまった。

こうなると、もう開けてはならないもののように感じられてくる。

何が飛び出してくるかわからない。

蓋を閉めたまま、道端のPETボトルゴミ箱に投棄した。

きのうつかった2Lのおーいお茶ボトルのこどもたちは、今朝、赤くなっていた。

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