2017-11-10

オタク同調圧力をかける(書き直し)

アイマス記事を例に書いてしまったのため、アイドル増田ーだと思われているのがシャクなので書き直します。

今回はあえて「マウント」について書きませんので前回の記事と主張する部分は変わります

 

私が言いたいことはフランクにいって「オタク老害みたいな事して新規いじめんな」です。

 

オタクには「にわかは嫌い」という傾向があります。これは当然、私にも有ります公共の場でオタ話をするな、オタクアピールをするな。こんな具合で。

まず、オタクがなぜこんなことを感じるかということに「日本人間コンプリート癖がある」という話からする必要があります

例えば、漫画なんかが分かりやすいと思います。1巻買ったら飽きるか嫌いになるかまでは捨てずに全巻揃えようとします。一般的漫画棚って整っているのが当たり前ではありませんか?1~全巻、または1~ハマっていたであろう巻数までがあり、例えば「巻数もバラバラ本棚」って想像出来ないと思います。本はシリーズであれば揃えるべきなのだと感じるのです。ナゼそう考えてしまうのかは研究者ではないからわかりませんが。

オタクという人達はこの「コンプリート癖」の究極の姿だと私は思います。人に隠すこともなく、このコンプリートを誇ることこそがまさしくオタク証明になります

 

そして、悲しいかな、日本人間のもう一つの性があります。それが「老害化」です。

「年長者は敬うべき」「空気を読むべき・団体行動すべき」「苦労は買ってでもするべき」「マナーを徹底するべき」「下のもの掃除等の雑務をするべき。代表的同調圧力はこんなところでしょうか。

海外事情は知りませんが、これは多分、日本人間であればどの年代にもあると思います

 

言ってしまえば、この2つの組み合わせが「オタク同調圧力」なのです。

「先人を敬うべき」。まさか常々こんなことを思っているオタクの皆さんはいらっしゃらないと私は信じていますが、残念ながら根底にはありますニコニコ動画プレイ動画でも見ればわかるでしょうが初見実況なんかでは必ずと行ってある「指示コメ」。うざがられますが、してしまう人はいるんです。本人にとってはちょっとしたアドバイスのつもりなんですが。これが迷ってる人間に対してのアドバイスならばいいんですが、なんにも迷ってない人間に対してのアドバイスはただの「おせっかい」なわけです。

自分と同レベルを求める」。これは若干感じてる人がいるかもしれませんね。自分と話が合う人とだけ話していたい。知識レベルをあわせたい。ゲームギルドなんかだと、自分と同じぐらいのプレイ頻度のプレイヤーを望みますし、または自分よりも強い人を望みますし、ついでに初心者も望みますオタク風にいえば「同士」を求めます。つまりコンプリート癖と合わせると「同じ巻数まで読んでいる人間と話をしたい」なんて感じるのは当たり前の話です。むしろ1巻しか読んでないって人に「実は○○3巻で死ぬで」なんていったら殺されますよ。

 

この2つが「にわか」を許せない心の大本だと私は考えています

自分のほうが先にこのコンテンツアクセスしたんだという気持ちと浅い知識を語るなという気持ちの2つがあり、にわかを許せない。

このことを私は悪だとは考えていません。必要な選別でしょう。言ってしまえば「自分の周りは自分と同レベルかソレ以上のプレイヤー自分の話を聞いてくれる人」以外で固めたくないと思うのは当然です。その選別を持って自分コミュニティを作っていくわけですから

でも、私はこの行為によって「にわかヘイト」を撒き散らすことはコンテンツにとって駄目だと思うんですよね。自分の中でグッとこらえて消化する事が大切なのではと思いますあなたが「自分の気分が良ければいい」という人間ではない限りは。

 

コンテンツというのは放って置いたら絶対に衰退があります。よく見る「コミュニティの一生」とかですね。衰退がないと思われているコンテンツは地道な努力により人を増やし時代に合わせていったコンテンツなんです。言ってしまえば仏教キリスト教なんていう宗教とかですね。ただ、衰退が見えていないだけかもしれませんが。

そうなんです、衰退を招いているのは「入出のバランスを悪くしている」からなんです。宗教なんかが永遠に続いているようにみえるのは、出て行く人よりも入れている人が多いからですよね。

もうおわかりですよね。続いているコンテンツは「にわか歓迎」なんです。だって宗教場合は「にわかを導いてやろう」ってコンテンツ中の人が思ってるんですから

宗教って言うとちょっと聞こえが悪いですが、マラソンなんてまさに長年続くスポーツじゃないですか。いろいろな敷居の大会があって気軽に参加できるわけです。

 

オタクコンテンツ現在、すっごい簡単アクセスできます

ガチャゲームなんてスマホあればアクセスができます学生からおっさんまで、貧乏から金持ちまでいろいろな人がアクセスします。

その中で厄介なことに「自分レベルプレイヤー」を探してしまいがちです。

そして、残念なことに「自分と同じ程度の人間を作ろう」とにわかバッシングをしてしまうわけです。それがオタクコンテンツの「にわかは来るな」につながります。多分。

 

オタクコンプリート癖、老害化。

これは多分どうやっても直すことはできません。直すことが出来るんだったら日本もっと過ごしやすい国になっているでしょうし。

なので意識を変える事、そう「寛容」になることが大切なのだと思います

極論を言えばキリスト教における「黄金律」なんです。他人にしてほしいことは、自分もしなさいとかそういう感じの。

まり自分オタクとして認められたいのなら、相手オタクとして認める」簡単なことですよね。

にわかも認めてあげる。自分には理解できないけどそういうスタイルなんだと。

それを認めずに「理想オタク像」を作り上げてしまうからマウント合戦」が起きるわけですよね。

ゲームで言う「ガチ勢」「エンジョイ勢」の対立なんてまさにそんな感じです。まぁ、ガチ勢エンジョイ勢レアドロがどうたらこうたら、ランクがどうたらこうたらで「寛容になればおk」で済ませれる話題ではありませんが。

 

なので、自分は「同調圧力をかけている」と一度意識して、ソレをかけないように意識していくってのも寛容さにつながっていくのではと思い、例のエントリーではあんなこと書きました。言ってることブレブレですみません

  • モバマスやめた増田を見た。(https://anond.hatelabo.jp/20171110044443) なんとなく察しはつく。あのゲームは、一部はそうならないように気をつけてはいるが、基本的には「愛の重さ」でマウン...

    • 課金なんかしてない方がオタクとしては下かもしれんけど人間としては格段に上なんだからむしろマウント取れそうなもんだけどな

      • 資本主義社会においては何事も金を使う奴が格上ですが。

      • マウントって主観的に見て揺さぶれないと取れないからな 人間捨ててるような場面では無意味

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