2017-10-29

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今回は少年ジャンプ+

ファイアパンチ 73話

相変わらずシーンの切り取り方と繋げ方が無頓着なきらいもあるけれども、今回はアクション比較的分かりやすい。

やり取りも簡潔かつ明瞭で、例えば「俺はアグニじゃない」のくだりとか。

ここでいう「アグニ」っていうのは偶像として民衆の拠り所になっていた頃の彼のことではあるんだけれども、それを否定することと行動の結果(目的)が繋がっている。

まあ、戦闘シーンのくだり自体蛇足感が強くて、前回で消化しきってて欲しかたかなあと思わなくもないが。

漫殺-マンコロ- 9話

主人公自分の置かれた状況と照らし合わせて、デスゲームのものメタ的な視点から分析している場面が興味深い。

で、それを踏まえて「どこまでメタ的な視点から読み取ればいいのか」っていうのを、後半の展開で読者に提示しているのも良い。

とある劇中マンガ主人公たちはドン引きするんだけれども、視点を変えればあれは所謂シリアスな笑い」なわけで。

主人公の「どこに続くんだよ」っていうツッコミギャグ領域だ。

柱のコメント含めて、この作品をどの程度メタ視点で読み取ればいいかと混乱させている。

あと、「ヒロイン観察漫画」っていう俗称が作中で出てくるのも大概ネタだなあ(なにせジャンプの各WEBコミックサイトは、その系統作品を大量に世に出している)。

ヴォッチメン 3話

この時点で、良くも悪くも本作の流れや作風を完全にモノをしているという印象。

良い意味では作品の内容が安定したクオリティになる。

悪い意味では飽きやすくなる。

なにせキャラの設定とか話の流れそのものは、既存の学園コメディモノで有名なのがいくつかあるからね。

その状態構成まで似ていたら、細部では別の作品だとしてもほぼ同じ作品だという印象を持たれる。

当然、既存作品に慣れ親しんでいる読者は飽きやすくなる。

ちょくちょく挟まれ先生自分語りや、モブたちの独特な実況は良いアクセントになっているけれども、特筆して個性があるのはそこだけだから、その部分にうんざりされたら読み続けるモチベを保つフックがなくなるかもしれない。

ツギハギクエスト 1話

感想は書いていないけれども、色んなWEBコミックサイト巡回しているんだよね。

といっても網羅しているわけじゃなくて、基本は16ちょいのサイトを回って、気が向いたら別のサイトもって具合。

それでも週に100作は読んでいるわけで、そんなに頻繁に見ていると作品構造的に読んでしまうことが増えてくる。

まり「また“こんな感じ”のか」って気持ちになりやすい。

で今回も、RPGものや異世界ファンタジーものモチーフにしたコメディで、それはもう割と手垢まみれなんだよなあと改めて認識した。

勇者じゃなく敵側のモンスター役が主人公とか、クズと善良なキャラの掛け合いだとか、そのあたりがもはや紋切り型になってしま現代は、ある意味で本当恵まれているなあ、と。

仮にやる場合既存のものより洗練されているか目新しい何かがないと厳しいんだけれども、それが難しいかキャラ勝負するしかないんだろうね。

で、そのキャラはというと、個人的にはあまりさらなかったかなあ。

失礼かつ身も蓋もないこと言わせて貰うなら、主役のゾンビ勇者セクシー女の子にするか、マスコット調のファンシーキャラかにしたら一定ファンは獲得できると思うよ(冗談のつもりで言っているけれども、そういうのが効果であることは否定できないからなあ)。

まあ私は、もうそ系統食傷気味なので読みたいかといえば読みたくないけれども。

なんか我ながらすごく投げやりな感想だ。

十二大戦 第六話

今のところバトル部分が盛り上がりに欠けるというか、だまし討ちとか不意打ちとか瞬殺で終わりとかばかりで。

じゃあ、キャラクターたちの掛け合いとかバックボーンストーリーとかが重点かといえば、掘り下げも甘いまま死ぬから何の感慨もないしで。

今後も、能力後だしジャンケンとか、不意打ちだまし討ちばっかりで決着がつくようならうんざりするけれども、さすがにそんなことしてくるようなストーリーテラーなわけがないと思いたい。

二転三転して、恐らく十二支以外の第三勢力とか裏に隠された大きな陰謀が露にとか、それ以上の展開はしてくる、と思いたい。

というか作品に深みを持たせるための練り込みが甘いから、そういった展開部分で惹かせるしか期待しようがない。

ただ、まあ、そういう展開を六話の時点で予想&期待している時点で、私の中で本作の評価はかなり低い水準になってしまっているんだなあ、と。

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