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はてなキーワード: 機構とは

2009-07-08

本当にnewっていらない子

なんかPerlのblessっぽい。

JavaScriptのnewって本当にいらない子?(http://d.hatena.ne.jp/jdg/20090706/1246840565)

というよりperlのnewっぽい。なぜか。

classクラス定義してnewでインスタンスを生成する言語を「一般的オブジェクト指向言語」とすると、

つまり、javascriptでnewを(直接)使わず、class(のようなもの)を作ればperlっぽくなる。

そもそもnewって何するの?

オブジェクトを作る。オブジェクトを作るには3つの動作が必要である。

  1. 領域を作る
  2. クラスと結びつける
  3. 初期化する

通常は言語仕様でこれらを行う"new"という命令が用意されている。しかし、必ずしも必要な物ではない。perlでは言語仕様としてはnewが用意されていない。new関数が存在するのはコーディング規約に従っているからに過ぎない。代わりにblessが用意されている。なぜこのようになっているのか。理由はいたって簡単だ。perlオブジェクトの実態はリファレンスだ。初期化を行うコンストラクタはどの道定義せねばならない。だから必要なのはリファレンスパッケージを結びつけるおまじないblessだけだ。コンストラクタで好きなリファレンスを用意し、好きなように初期化してblessすればよい。コンストラクタ名前コーディング規約でnewと決めた。一方javascriptはnewを用意した。{}でオブジェクトは作れるし、どの道コンストラクタは作る必要があるのに。

そもそもblessって何するの?

オブジェクトクラスを結びつける。しかし、javascriptクラスを持たないので必要はない。代わりに必要なのは、継承元との結びつき、プロトタイプチェーンの構築だ。

そもそも継承って何するの?

既存のクラスの性質や振る舞いを流用する。default状態を与える。一般的オブジェクト指向言語ではクラス定義時に継承元となるクラスを指定する。javascriptではクラスの代わりにオブジェクトを指定する。

そもそもクラスって何するの?

クラスとはオブジェクトの性質・振る舞いの定義だ。しかし、ダック・タイピングではオブジェクトの性質や振る舞いはオブジェクトの持つメンバにより決まるため、そのような環境ではオブジェクトに初期値と継承関係を与えるのが主な仕事となる。

そもそもコンストラクタって何するの?

コンストラクタオブジェクト初期化を行う。javascriptではクラスがないため継承コンストラクタによりオブジェクト初期化される。

つまりコンストラクタ継承すれば良いんじゃね?

var object = function(o) {
  var F = function() {};
  F.prototype = o.prototype;
  return new F;
};

JavaScriptのnewって本当にいらない子?(http://d.hatena.ne.jp/jdg/20090706/1246840565)

個人的には

var object = function(o) {
  var F = function() {};
  F.prototype = o;
  return new F;
};

で良いんじゃね?って思う。

更に、コレでは初期化しないから

var object = function(o, n) {
  var F = function() {};
  F.prototype = o;
  f = new F;
  if (n) for (var i in n) f[i] = n[i];
  return f;
};

みたいな。

さらにせっかくだからメソッドにして

var object = function(o, n) {
  var F = function() {};
  F.prototype = o;
  f = new F;
  if (not f.inherit) f.inherit = function(n) {object(this, n)};
  if (n) for (var i in n) f[i] = n[i];
  return f;
};

とか。

しかし、なんでこんなに今の継承機構は使いづらいのか。

2009-07-06

いったい、中国は、どこからパクり続けるつもりなのだろうか

SDR建てのIMF債。

G8にオブザーバーとして招かれた中国が、SDR貿易通貨化を主張するという話である。

SDR(special drawing rights)は、ユーロ、円、ポンドドルの4通貨による通貨バスケットと言える。

この合成通貨であるSDRを、実在する貨幣と同様に使えるようにしようというのが、米ドル基軸通貨から追い落とす中国の次の狙いとなっている。中国は、SDR建てのIMF債を購入することで、IMFの帳簿上にバッファーを作り、外貨準備機構へと切り替えようとしているのである。

SDRが最初につくられた時は、金兌換であった。金の生産量と経済の発展とのアンバランスから、金兌換が不可能になった時点で、国際的な不換紙幣制度を作ることは、不可能となっていた。というのも、不換紙幣制度を支えるのは税収であり、国民を持たないIMFのような国際機関が不換紙幣を発行しても、その裏づけが存在しないのである。

複数の不換紙幣を合成したSDRにおいても、同じ事が言える。IMF債には金利がつけられないのである。もし、金利をつけるのであれば、SDR建てでの貿易決済に対して、一定の比率で手数料を徴収し、それを金利に充当するという手段が必要になる。その手数料を支払ってでも、SDR建てで決済したいという動機がなければ成立しない話なのであるが、中国は、米ドル基軸通貨の地位から引きずり落とすという目的があり、アメリカ金融機関から貿易決済の実務を取り上げる為に、SDR建てでの貿易決済が実現する事が重要となっている。今の所、SDRユーロ、円、ポンドドルの4通貨による合成通貨であるが、ここに人民元を加えるというのが、次の狙いとなる。

IMFが国際決済機能を持つ金融機関となるというのが最初の前提となるのだが、この決済機能は、国家間の資金移動においてIMFを一枚噛ませて、しかも余分な手数料を支払うという話になる。

通貨とは、一般受容性によって通貨足りえている。人は、通貨を欲しがるのではなく、それを使う事によって入手できるモノを欲するのである。SDR払いでモノを売ってくれる人がいなければ、SDRを幾ら持っていても何の役にも立たない。

SDR通貨として機能するとしても、需要の少ない通貨は2way-priceのスプレッドが広がりやすく、流通性にかけるばかりか、交換時のレートが悪くなり、不経済となる。

商売には、買い手が強い時期と売り手が強い時期とがある。買い手が強い時期ならば、SDR建てだろうが人民元建てだろうが、どんな通貨でも取り引きを強要できるが、売り手が強い時期には、売り手が指定する国家通貨でなければ、取り引きが出来なくなる。

米ドル基軸通貨足りえたのは、ドルポンプとしての日本が存在したからであるが、SDR基軸通貨になるには、どこの国家がポンプとなるのであろうか。

中国がそれを目指しているのは理解しているが、山塞品と不良品ばかりの中国工業製品世界中の人々の物欲を刺激する商品になるとは、考えにくい。それに、それが出来るのであれば、人民元基軸通貨にしようとするであろう。

SDR貿易決済通貨化は、米ドルユーロで大火傷した経験から始まっているのであろうが、その海外資産も、元をたどれば、グローバリゼーションによって、アメリカ欧州に輸出できるようになって手に入れた利益である。

買い手と売り手の力関係を、権力によって管理・強制するというのが共産主義であり、買い手も売り手も努力しなくなり、人々は管理・強制する側になる為だけに努力するようになり、物質文明が衰退するのが共産主義欠点である。

外部から技術安価供与されるという状況が無い限り、共産主義は長続きしないのだが、いったい、中国は、どこからパクり続けるつもりなのだろうか。

グローバリゼーションの終結を告げるG8で、グローバリゼーション継続貿易国家管理外貨取り引きへの定率課税を訴える中国空気の読めなさは、清朝時代から変わっていないようである。

2009-07-04

SDR建てのIMF債。

G8にオブザーバーとして招かれた中国が、SDRの貿易通貨化を主張するという話である。

SDR(special drawing rights)は、ユーロ、円、ポンドドルの4通貨による通貨バスケットと言える。

この合成通貨であるSDRを、実在する貨幣と同様に使えるようにしようというのが、米ドル基軸通貨から追い落とす中国の次の狙いとなっている。中国は、SDR建てのIMF債を購入することで、IMFの帳簿上にバッファーを作り、外貨準備機構へと切り替えようとしているのである。

SDRが最初につくられた時は、金兌換であった。金の生産量と経済の発展とのアンバランスから、金兌換が不可能になった時点で、国際的な不換紙幣制度を作ることは、不可能となっていた。というのも、不換紙幣制度を支えるのは税収であり、国民を持たないIMFのような国際機関が不換紙幣を発行しても、その裏づけが存在しないのである。

複数の不換紙幣を合成したSDRにおいても、同じ事が言える。IMF債には金利がつけられないのである。もし、金利をつけるのであれば、SDR建てでの貿易決済に対して、一定の比率で手数料を徴収し、それを金利に充当するという手段が必要になる。その手数料を支払ってでも、SDR建てで決済したいという動機がなければ成立しない話なのであるが、中国は、米ドル基軸通貨の地位から引きずり落とすという目的があり、アメリカ金融機関から貿易決済の実務を取り上げる為に、SDR建てでの貿易決済が実現する事が重要となっている。今の所、SDRはユーロ、円、ポンドドルの4通貨による合成通貨であるが、ここに人民元を加えるというのが、次の狙いとなる。

IMFが国際決済機能を持つ金融機関となるというのが最初の前提となるのだが、この決済機能は、国家間の資金移動においてIMFを一枚噛ませて、しかも余分な手数料を支払うという話になる。

通貨とは、一般受容性によって通貨足りえている。人は、通貨を欲しがるのではなく、それを使う事によって入手できるモノを欲するのである。SDR払いでモノを売ってくれる人がいなければ、SDRを幾ら持っていても何の役にも立たない。

SDRが通貨として機能するとしても、需要の少ない通貨は2way-priceのスプレッドが広がりやすく、流通性にかけるばかりか、交換時のレートが悪くなり、不経済となる。

商売には、買い手が強い時期と売り手が強い時期とがある。買い手が強い時期ならば、SDR建てだろうが人民元建てだろうが、どんな通貨でも取り引きを強要できるが、売り手が強い時期には、売り手が指定する国家通貨でなければ、取り引きが出来なくなる。

米ドル基軸通貨足りえたのは、ドルポンプとしての日本が存在したからであるが、SDRが基軸通貨になるには、どこの国家がポンプとなるのであろうか。

中国がそれを目指しているのは理解しているが、山塞品と不良品ばかりの中国工業製品世界中の人々の物欲を刺激する商品になるとは、考えにくい。それに、それが出来るのであれば、人民元基軸通貨にしようとするであろう。

SDRの貿易決済通貨化は、米ドルユーロで大火傷した経験から始まっているのであろうが、その海外資産も、元をたどれば、グローバリゼーションによって、アメリカ欧州に輸出できるようになって手に入れた利益である。

買い手と売り手の力関係を、権力によって管理・強制するというのが共産主義であり、買い手も売り手も努力しなくなり、人々は管理・強制する側になる為だけに努力するようになり、物質文明が衰退するのが共産主義欠点である。

外部から技術安価供与されるという状況が無い限り、共産主義は長続きしないのだが、いったい、中国は、どこからパクり続けるつもりなのだろうか。

グローバリゼーションの終結を告げるG8で、グローバリゼーション継続貿易国家管理外貨取り引きへの定率課税を訴える中国空気の読めなさは、清朝時代から変わっていないようである。

http://www11.ocn.ne.jp/~ques/diary/diary.html

2009-06-25

エロゲー規制について

規制対象ジャンル および キーワード (倫理機構より指示された対象から抜粋)

レイプ ロリ 輪姦 陵辱 鬼畜

逆レイプ 少女 相姦 逆陵辱 強要

複数プレイ 生徒会 獣姦 拘束 脅迫

車内わいせつ 援助交際 近親相姦 拷問 緊縛

妊娠 強姦 奴隷 妊婦 監禁 孕ませ


上記以外にも、意図とする内容やキーワード ( JC / JK / U18 / U15 など ) を含みます。

また、対象が追加されることがあります。

また、テキスト情報 ( シナリオセリフ、隠しキーワードサークル名、ブランド名 などを含む )

だけでなく、画像 ( CG・実写を問わず ) も規制対象となります。


これだと世界中神話が『生徒会』と『車内わいせつ』意外全部引っかかりますね。

近親相姦のない創世神話なんて太陽神ラーくらいじゃないですか?

世界中の国々を説得して、神話規制してはいかがでしょう。


え、神話規制対象にならない?

じゃあ神話エロゲー作ります。

兄妹神イザナギノミコトとイザナミノミコトがきゃっうふふと近親相姦して妊娠出産

そして、死んだイザナミノミコトはあの世でおぞましいなにかと複数プレイします。


え? やっぱり子供に悪影響を与えるから禁止?

きっと貴方たちがバカなのも、こんなくだらなくて有害で気持ち悪い日本神話子供の頃から聞かされていたからなんでしょうね。


とりあえず規制に引っかからなそうなエロゲーを考えてみました。

これらのくだらない規制クリアするもっとも楽な方法は、男を出さないことです。

男を出すだけでレイプ逆レイプ妊娠に引っかかる恐れがでてきます。

これを避けるため、女性と性行為を行う相手は道具がいいでしょう。

自らの意志を持たないただの道具であれば、

レイプ 輪姦 陵辱 鬼畜

逆レイプ 少女 相姦 逆陵辱 強要

複数プレイ 生徒会 獣姦 拘束 脅迫

車内わいせつ 援助交際 近親相姦 拷問 緊縛

妊娠 強姦 奴隷 妊婦 監禁 孕ませ

クリアできます。


規制クリアするエロゲーの一例を挙げてみましょう。


・主人公は私服の18歳女性(『ロリ』ではありません。あらゆる制服は『生徒会』を連想させる危険性があります)

・場所は青い空の下に地平線まで穏やかに起伏の続く緑の丘陵(部屋の中ですと『監禁』の可能性が否定できません。外にするべきですが他人がいると規制に引っかかる恐れがあるので無人とします)

・直径2m程の丸い球体が置いてあり、様々な形をした棒や道具が突き出ている。(巨大なバイブの集合体であり、なんの意志も知能も持たないただの物体です。『奴隷』ではありません)

女性は球体にくっついているあらゆる道具を使って激しく楽しく自慰行為をし続ける。(女性は合意の上で妊娠の可能性のない性行為を楽しんでいます)

・球体は時折、青いどろどろの液体を噴出させます。(白い液体だと妊娠可能なのではないか、と勘違いされる恐れがあります。おむつCMを参考に青く色をつけてあります)

・二人での性行為及び同性愛規制されていないため、バリエーションとして女性をもう一人だすことは可能です。女性が三人以上になると『複数プレイ』のため禁止です。


これで全ての規制クリアした安全無害なエロゲーが完成しました。

女性だけの安全快適で美しい世界に、もはや男は不要です。

これこそがエロゲ規制推進派の求める世界、男のいないエデンなのかもしれません。

2009-06-24

ゲーム規制に待った。一方ソフ倫基準で規制してる業者「少女生徒会、複数プレイ逆レイプ」全て禁止

http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1277244.html

 

規制対象ジャンル および キーワード (倫理機構より指示された対象から抜粋)

レイプ ロリ 輪姦 陵辱 鬼畜

逆レイプ 少女 相姦 逆陵辱 強要

複数プレイ 生徒会 獣姦 拘束 脅迫

車内わいせつ 援助交際 近親相姦 拷問 緊縛

妊娠 強姦 奴隷 妊婦 監禁 孕ませ



まあ、陵辱とか強姦とかは理解できるとして。

 

孕ませっていけないことなん?和姦でもやっちゃいけないってこと?

規制内容がヒステリックに過ぎるんじゃないか。

2009-06-18

http://anond.hatelabo.jp/20090618201008

感情論という件については、

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7344149

こちらが参考になると思います。

麻生総理景気対策の内訳は以下の通り

http://www.kantei.go.jp/jp/keizai/index.html

雇用対策】

住宅・生活対策(全国の主なハローワーク(190ヶ所)で相談援助

雇用維持対策

解雇雇止め等の労働条件問題への適切な対応

●相談体制の充実(一部のハローワーク及び監督署の12月29日及び30日の開庁)

非正規雇用対策等に関する支援

産業界に対する賃金雇用確保の要請

地方公共団体が行う緊急対策への財政支援

雇用維持政策

再就職支援対策

内定取消し対策

雇用保険料の引き下げ

雇用保険の給付見直し

社会保障

医療の安心確保

年金記録問題への対応

出産子育て支援

介護従事者の処遇改善人材確保等

出産子育て支援の拡充

障害者支援の充実

医療年金対策の推進

金融資金繰り中小企業支援対策】

中小企業資金繰り対策

日本政策金融公庫の危機対応業務の発動

金融資本市場安定対策

金融機能強化法の活用改善

国際協力銀行JBIC)を活用した日本企業海外事業向け資金調達等の支援

建設業の資金調達の円滑

住宅不動産市場対策

●下請け事業者の保護

日本銀行による流動性供給

中小企業資金繰り対策の更なる拡充

●改正金融機能強化法に基づく国の資本参加枠を2兆円から12兆円に拡大

銀行等保有株式取得機構活用・強化

●中堅・大企業資金繰り対策

国際協力銀行JBIC)の活用による我が国企業海外事業に対する貸付の拡充

建設業の資金調達の円滑化

住宅不動産市場対策

中小企業対策税制

相続税制、金融証券税制

【生活者支援(定額給付金消費者対策等)】

消費者政策強化対策

定額給付金の実施

消費者庁の創設など消費者政策の抜本的強化等

【成長力強化、低炭素社会の実現】

省エネ・新エネ設備等の導入加速

交通分野の省エネ化、モーダルシフト

地域における取組の推進

環境エネルギー革新技術の開発促進

省エネ交通機関の開発加速

国際競争力向上に直結する技術開発の促進等

●美しく活力あるふるさとづくり

地域の生活排水対策

地域活性化農林水産業対策】

省エネ・新エネ設備等の投資促進税制

海外子会社利益の国内還流

環境性能に優れた自動車に対する減免

地域の生活排水対策

農林水産業供給力・競争力強化

国産農林水産物の需要喚起

資源管理・回復(水産業

●新たな市場の創出

●「安心実現のための緊急総合対策実施」実施のため、地方公共団体への交付金

道路特定財源暫定税率の失効期間中の地方税等の減収を補てん

高速道路料金の大幅引下げ

地域企業再生商店街活性化、ICT活用、PFIの活用による地域経済活性化

観光立国の推進

地域建設業の新分野への進出や他産業との連帯事業等の支援

●安全・安心な交通空間確保と物流コストの低減等に直結する交通ネットワーク整備

地域づくりの推進

●「地域活力基盤創造交付金」を創設

農業の将来を担う経営の育成と雇用創出等

技術開発の加速と農商工連帯、国内農産物の積極的活用

森林林業活性化

水産業活性化

●食に対する信頼確保等

●親切でわかりやすい農林水産行政の展開

雇用創出等のための地方交付税を増額

地方自治体一般会計)に長期・低利の資金を融通できる、地方共同の金融機構(仮称)を創設

地域のきめ細かなインフラ整備を確保するため、「地域活性化・生活対策臨時交付金」を交付

住宅防災対策】

省エネ長寿住宅の振興・住宅投資活性化

高齢者の安心・安全を支える居住空間の確保等

●児童を地震から守る学校づくり等の推進

地震集中豪雨等による災害の復旧・防災消防等の対策

●安全・安心の確保

高齢者の安心・安全を考える居住空間の確保等

住宅減税や容積率の緩和などによる住宅投資の促進等

公共施設耐震化等防災対策

また、麻生首相が総理になってからやったことが書かれているので転載します。

麻生首相になってやったもの】

・一次補正(済み)

金融機能強化法案関連(野党参議院待ち)

日本領海拡大(済み)

国連演説

ワープア正社員にした場合の補助

テロ特措(野党参議院待ち)

派遣法改正(野党参議院待ち)

IMF外貨準備高から10兆円貸し出し(民主はなぜかこのドル不安の中で準備高削ってドル売り宣言)

・二国間の経済支援要請をすべて拒否、今のところアイスランド韓国×(民主IMF批判してたが、なぜか特定国への2国間支援表明)

ASEAN+3の通貨スワップ拡大を話していくことで合意、つまり韓国支援なし

空売り市場監視等強化

政府銀行マネーロンダリングへの対応の甘さを指摘

 その翌日から、数件の経済ヤクザ逮捕

G7での行動指針採択

・G20にて金融市場の透明化で共同合意

・日印安全保障協力共同宣言

 (民主小沢寝不足の為、シン首相との会談キャンセル<翌日青森選挙の為の演説は実施>)

クラスター爆弾撤廃条約調印

安倍政権で行われ福田政権で止まっていたガサ入れ再スタート

朝鮮総連強制捜査(数十年脱税疑惑があったが放置されてきた在日商工会にメス)

アーレフのガサ入れ

革マル派活動家ら11人逮捕

大麻麻薬等の摘発が増加 動いているのは厚生省麻薬取締課、通称マトリ

福田改造内閣幹事長時代】

増税再建内閣経済対策を持ち込む

中小企業への銀行貸し出しに政府保証を入れる救済策(済み)

【その間にぶらさがり記者連中のやったこと】

ホテルのバーの値段を調べる

カップラーメンの値段を調べる

・解散を煽る記事を書く

理由:(新聞社が軒並み赤字のため、選挙広告費目当てで)

これだけ。

まさにマスゴミ

http://cotodama-6000.iza.ne.jp/blog/entry/829329/

しかし、ご存じのとおり、党首討論ノーカット版)では、鳩山代表がいかに大人げない、感情的な発言をされていたのかがわかると思います。

まだご存じでない場合はYoutubeに載ってますのでご覧いただきたく。

http://www.youtube.com/watch?v=MwTxVZF2to0&feature=PlayList&p=2767C5A6517F21DD&index=0&playnext=1

あとは有名なモノとして、

http://www.youtube.com/watch?v=Tsz_wgCUhZI

2009-06-15

日米安保同盟、次の半世紀を考える

そして樺美智子さんの死から49年が経った

日米安保条約空洞化日米同盟の軽量化、来年改定から半世紀

昭和三十五年六月十五日。アンポ改定に反対するデモ隊が国会とりまいた。

樺美智子さんが死んだ。デモの隊列にあって、群衆に巻き込まれて圧死したのだ。左翼はこれを権力の謀殺と宣伝したが、だれも信用しなかった。この鮮烈な記憶があるのも、いまでは還暦をすぎた世代だろう。

昭和四十三年十月八日、佐藤首相ベトナム訪問に反対する左翼学生が騒ぎ、羽田京大山崎某が仲間の運転した車に轢かれて死んだ。機動隊は二十数名が瀕死の重傷だった。

かれらは権力側に殺されたと宣伝したが誰も信用しなかった。

昭和四十五年、安保条約改定から十年が経って「70年安保決戦」が叫ばれた。前年の東大安田講堂新宿騒乱で前哨戦が消え、左派の分裂は決定的になり、「革命ごっこ」は意気消沈していた。

70年は平穏に幕が開け、左翼内ゲバに熱狂し、組織は壊滅に瀕し、窮状に陥った日本赤軍派のハイジャック事件と三島由紀夫憂国の諌死事件で終わった。

昭和五十五年、安保条約改定から二十年が経った。

いわゆる「80年アンポ」は左右対決の政治状況にはなく、あらかたは体制保守革命の唄も謳わないサヨクに転じており、サヨク全学連OBは「同窓会」を、そして日米安保二十周年記念の日米シンポジウム東京で開催され、ゲストフォード大統領が来日して「安保改定」を示唆した(筆者はそのおり、会場のホテルに泊まり込んで裏方。広報担当だった。シンポジウム記録は『日米同盟の二十年』、自由社)。

60年安保の象徴だった唐牛健太郎氏は死去し、西部邁氏は保守の側にあり、江田五月氏は国会議長となり、清水幾太郎は「核の選択」を主張した。

情勢はめまぐるしく変わった。東西冷戦の終結は、なにを意味したか?

日米安保ソ連中国北朝鮮を仮想敵に防共の軍事同盟ではなかったのか?

ところが主要敵だったソ連が崩壊し、ワルシャワ条約機構は消滅し、NATO性格をかえて、イランを囲む新型の防衛機構に早変わりし、中国は時代にふさわしい<?>「上海シックス」を主導して米国金融秩序へ挑戦を始めた。

戦後秩序は劇的に風化した

英米同盟は軽くなり、NATO五十年式典は独仏国境で開催されたが、オバマが出席したものの、興奮状態にはなく、むしろチェコで『核廃絶』を訴えた。

ロシアNATOチェコポーランドレーダー基地化に反対を唱える。しかし、グルジアアゼルバイジャンウクライナNATO入りが時間の問題となっている。

イラク戦争のおりに、ロバート・ケーガンは「ネオコン」の論理を代弁し、世界の警察官としての軍事力にひいでた米国の一極体制が復活する。世界秩序は保たれると言い、ホッッブスの説いた「リバイアサン」という怪獣の「力と畏怖」のイメージ世界新秩序の基軸を置いた。

しかし現在世界は、イラク戦争アフガン空爆で復活した筈の米国リバイアサンが衰退し、G2という不思議な時代にはいった。

米国はこれまでの国家性格をおおきく変貌させようとしている。もっと言えば、米国みずからがリバイアサンを峻拒し、「普通の国」になろうとしているかのようだ。

NATO運用比重を独仏英主導に移管しつつあり、G2時代の到来は、次の日米関係を曇らせる。

こうした歴史パラダイムのなかで、平成22年(2010)は、安保条約改定から半世紀を迎える。日本生命線と言われた日米同盟だった。生命線?

安保議論は風化し、「事前協議」条項はかるがると無視され、沖縄海兵隊横須賀空母も、戦争地域に向かった。

そればかりか日本自衛隊は「集団安全保障」「極東条項」の議論を忘れたかのようにPKOはカンボジア派遣から開始されて、いまではイラクのお隣、ゴラン高原モザンビークスーダンへ向かった。役割を分担しながらも、陸海空全軍が出動した。

日米安保条約は風化した。というより事実上性格を変えている。日米同盟存在意義は、鰹節よりも軽くなりつつある。

日米同盟鉄壁は吹き飛ばされそうである。

吹き飛ばそうとしているのは日本ではなく米国である。アメリカ中国重視にかたむき、ヒラリーガイトナー中国に揉み手して、{G2}と言いだし、日本が期待した北朝鮮へのアプローチ曖昧、投げやりとなった。アメリカはこの問題から逃げた。

拉致問題に積極的ではなくなり、「それは日本の主権の問題であり」、北朝鮮核武装は容認し、中国の出方をひたすら待つ。

これがオバマ米国、衰退途次の米国の姿である。(http://anond.hatelabo.jp/20090615232944に続く)

2009-06-11

公務員を解雇(免職)できるようにするという改革を実現せよ。

行政改革による財政再建が、改革を放棄して、足りない銭は増税すれば良い、とりあえず消費税を12%にという話になっているようだ。

骨太の方針も、代を経るごとに骨抜きになり、ついには、羊頭狗肉になってしまった。

企業従業員解雇できるようする労働市場の流動化は、公務員解雇(免職)できるようにするという改革を実現する為に行われた。

しかし、実際には、企業コストの高い正社員解雇して派遣エコ替えしているのに、公務員の免職は、懲戒以外には聞かない。年金未納問題で懲戒免職された人々ですら、看板を付け替えただけの年金機構採用されている。天下り先は、麻生首相のばら撒きで堂々と復活している。

それもこれも、公務員を使うのに、おだてて高待遇天下り先を与えるという使い方しかやれない議員ばかりだった為である。民間企業の幹部社員が平従業員に対して行っている、査定によって賃金上下させ、解雇をちらつかせ、誤解と錯誤を発生させるような言い方で忠誠心を引き出して安価にこき使い、2年11ヶ月たったら解雇というやり方を、公務員に対する統治にも導入するべきなのに、そういった汚れ仕事を実行できる管理職経験者がいないのである。

結局、民間企業雇用の流動化がおきて賃金水準が低下すれば、当然、税収も減る。減った分だけ、公務員を削減していかなければならないのだが、その路線を、後継者達は進めなかった。それどころか、骨太の方針とさえ名づけておけば、どんな法案・予算案でも衆議院の3分の2が使えるという、悪弊だけが残ってしまっている。

次の選挙の為の公約が、おそらく、骨太の方針の最後となるであろう。小泉氏の政界引退と同時に、自民党議院における影響力も消え、誰も鼻にもかけない方針となるし、当然、敗北の責任をとって、自民党総裁選挙が行われるという事になる。誰が下野中の自民党をまとめて引っ張っていくかという点に、興味がある。

この問題は、民主党政権を担える政党ではなく、民主党単独ではダメ公明党を始めとするその他の野党との寄り合い所帯にして、空転させて1年くらいで政権を投げ出させるという展開にしなければならないのだが、その仕掛けが上手くいくかどうかにかかっている。

たとえば、宏池会+麻生グループ(81人)が自民党を離党して新党を結成し、野党連合政権に入り込むという展開もありえる。かつての小沢グループ新生党を作り、民主党に野合していったように。野党には政務次官経験者すらいないのだから、与党からの脱藩者がそれなりの人数でまとまっていれば、大臣ポストは象徴的にばら撒かなければならないが、実務は副大臣級でまとめてしまうというやり方で、実質的政権を維持できるのである。

細川内閣麻生内閣のように、首相になりたがる軽くて馬鹿神輿が見つかれば、実現する可能性は高いと思われる。

国民の所得が減少しているのに、歳出が減らないというのは、国民と苦楽を共にするつもりの無い層が、日本国内に発生しているという事である。大臣には人事権者として、公務員の首を切れる権力を与えているのに、それを使わず、軽くて馬鹿神輿にされている事に気がつかないというのでは、多選規制ですら手ぬるいのかもしれない。

2009-06-06

大学院進学の話:東大京大に行かなくても別にいいけど

http://anond.hatelabo.jp/20090606012613

まあ学歴ロンダは(理系修士の話

明らかに就職において東大京大は有利

企業によってはそもそも低ランク大学では受ける権利がないこともあるからね

そんなわけで,俺的には東大でも京大でも院に入れるならみんな入ればいいと思ってる

一方博士課程が就職となったら大学名よりも教授

そして教授名よりも自分研究によって築いてきた成果,コネ

だから東大京大に行かなくてもいいのは強ち間違いじゃない

唯一重要なのは,博士学生を育てることが出来る優秀な教授の下につくこと

でもあえてここでは某大学博士課程のお話をちょいと

優秀な研究者が揃っている大学には国策としてのお金COEが付く

これのおかげで博士課程はもれなく学振並の給与を貰える

自分は去年220万

これに学生支援機構(旧育英会)からも借りれるから生活はかなり余裕

前からみればオレは牛後だろうけど

確保している金でみれば牛後のほうが多いことになるかな

さらに個別にみても有名大学の教授は優秀であり,科研費を安定して確保する

研究のためならお金をいくらでも出してくれる

研究会の移動で移動代を自腹で払ったことは一度もない

最近は後輩の発表の指導で小旅行が出来る身分になったり

ま,そんなことよりも,博士課程まできたら

自分がその場にいて快適に研究できるところがベストだよ

なんてったって,神経すり減らしながら成果をあげなくちゃいけないんだからね

2009-06-04

グレートゲームの大激変、米国オバマ政権、闘う前に敗れたり。

イランのガスはパキスタンから中国ルートが確定、米国勢は敗退

▲第一幕 イラン悪魔、でもタリバン交渉相手だった

 

そもそもの新グレートゲームの始まりはクリントン政権のときである。

中東から南アジアにかけての資源争奪戦争冷戦後新しい局面を迎えていた。

ユノカル」は米国石油メジャーの後発企業で、カリフォルニアが地盤、ただし海外に鉱区の開発権を多く抱える。米国内での政治コネクションが薄く、主流のメジャー共和党系が多いため、ユノカル民主党を頼った。

出発からボタンの掛け違いだったかも知れない。

クリントン大統領ホワイトハウスに実習生モニカ・ルインスキーを招き入れ、情事にふけっていた。

後日、大統領弾劾裁判において、「あれは挿入していないからセックスではない」ととてつもない言い逃れの詭弁クリントンは危機を切り抜けた。

そんなおりに遠路はるばるとアフガニスタンから珍客があった。タリバン幹部である。

要件はなにか。

トルクメニスタンのガスを、アフガニスタン経由でパキスタンの港へ運ぶ。総延長1560キロのパイプラインを敷設する。これをユノカルが主導する。

米国を引きつけた魅力の第一は、このルートは「悪魔」のイランを通過しないこと。

第二にロシアを通過しないこと。クリントンは乗った。

ソ連崩壊後、世界帝国の輝きを取り戻したかの錯覚のなかに米国は酔った。

クリントン政権はこのプロジェクトに前向きで、カリフォルニアメジャーユノカル」はトルクメニスタンアフガニスタンを根回しし、それからパキスタンから分岐してインドへも輸出ルートを追加でつなげようとインドを訪問した。

インド工業化を急ぎ、ガスは必需品、プロジェクトに乗ってきた。

これをトルクメニスタンアフガニスタンパキスタンインドの頭文字をとって「TAPI」という。

直後、タリバン系アルカィーダがタンザニアなどの米国大使館を襲撃し数百の犠牲がでた。

クリントンは激怒し、ただちに報復としてインド洋上の米艦からトマホークミサイルを五十発、アフガニスタンのアルカィーダ軍事基地にお見舞いした。

当時、カブールタリバン政権に協力して電話工事をしていたのは、中国企業だった。不発弾トマホーク中国タリバン政府から買った。

もちろん1560キロのパイプラインプロジェクト[TAPI]はご破算になった。

▲第二幕 NATOの勝利が上海シックスを刺激した

01年9月11日、NY貿易センタービルワシントンDCのペンタゴンが、テロリストの奇襲を受けた。ブッシュ大統領はただちにアフガニスタンへの空爆準備に入り、まずはロシアを口説いた。

旧ソ連衛星圏のカザフ、ウズベク、キルギス、タジク上空を通過して爆撃機は飛んだ。

米本土からは長距離爆撃機ウクライナ上空をかすめ、NATOトルコ基地から旧ソ連イスラム国家の上空を飛んだ。

そればかりか世俗イスラム国家となったウズベキスタンキルギスンは空軍基地米軍に貸与し、タジキスタンには訓練基地パキスタンも四つの空軍基地を貸した。

この時点での図式は米軍NATOの大勝利だった。

グレートゲームの変質を知覚していなかった。表面的に米軍の装備が優れていたため、地上戦ゲリラ戦抵抗をかるく想定してしまった。

仇敵ロシアとその配下だった国々がテロ撲滅戦争に協力するという目的米軍NATOの活動を支援したことも見通しを曇らせた。

そしてアフガニスタンに米傀儡のカルザイ政権が発足し、カブールにしか統治が及ばない新生アフガニスタン誕生した。

一応は合法政権ゆえに外交権をもつ。

ユノカルは、「あの話」(TAPI)を復活した。カルザイ政権発足直後にトルクメニスタンアフガニスタンパキスタンの三カ国は、例のパイプライン敷設プロジェクトで正式に合意した。

これを不快に見ていたのは第一にイラン、第二にロシア、そして第三が中国である。

密かな反撃が準備された。

イラン中国と密かに武器輸入などを交換条件として、ガス鉱区を与え、さらには25年の長期契約でガス輸出を許可していた。イラン中国からえるものは武器と核技術である。

中国上海シックスの主導権をもつが加盟六ケ国(中ロ、カザフ、キルギス、ウズベク、タジク)にオブザーバーとして、イランインドパキスタンモンゴルを加え、あたかもNATOに対抗するかのような、東側の軍事盟主の立場を確保し始めた。

解体されたワルシャワ機構に変わるものとしてロシアは「全欧安保」を言いつのり、CIS間では個別あるいは集団的安全保障条約を結んだが、バルト三国グルジアと、そしてトルクメニスタンが加わらなかった。

プーチンはがむしゃらにロシア帝国の栄光の復活を夢見て、バルト三国ウクライナへのガス供給をとめ、グルジアには戦争を仕掛けた。

同時に欧州ロシアルート一本のガス供給ルートを多角化するためにナブッコ、ジェイハン・ルート建設を始めるや、同時に対抗して北方ルート黒海ルートを提示して欧州を揺さぶっていた。

とくにオーストラリアブルガリアドイツにはそれぞれが薔薇色のシナリオを提示し、欧州の団結をそぎ、利益誘導型で西側の分断パイプライン建設を妨害する。

 

▲第三幕 「中東金正日」=ニヤゾフ大統領の怪死

トルクメニスタン独裁者が「突如」死んだ。

トルクメニスタン砂漠の国だがイランやクエートの匹敵するほどの天然ガス埋蔵があり、いまのところ地政学的にロシア流通依存せざるを得ない。

だからこそニヤゾフ大統領はガス輸出の多角化に乗り気でアフガニスタンルートの開発が急がれた。これを“脱ロシア”化と捉えるモスクワ不愉快である。

 

ニヤゾフが突如急逝、主治医ドイツ人は前日に逃亡していた。

直後、トルクメニスタンの中立路線は変更となり、新政権はややロシア寄りに外交姿勢を修復した。

そして延々と中国へ輸出される総延長7000キロものガス・パイプライン敷設工事が始まり、TAPI・ルートへの比重は軽くなった。

いや、というよりも投げやりになった。

(所詮、アフガニスタン戦争は片付かない。パキスタンは所詮、米国にはつかない)。

つまり米国事実上の敗北が見えた。

トルクメニスタンは変心した。

イランはこの機会を待ち望んでいた。

もともと内陸部のトルクメニスタンアフガニスタンを経由して、パキスタンの港を目指すというユノカル案は、「イラン回避」ルートである。

米国イラン悪魔と呼びつつけた。

だとすればイランはガス油田から運搬ルートを南下させ、南の港へパイプラインを敷設していた。全長900キロのうち、残すところはあと250キロ。

地図凝視していただきたい。この地点からパキスタンのグァイダール港は「となり」なのである。

中国は古くから、この地政学的利点に目をつけた。

すでにパキスタンムシャラフ政権のときから、治安の悪いバルチスタン地域に中郷は労働者を運び込んで道路建設し、資材を運び、グァイダール港を近代的港湾設備を持ったものに改築してきた。

つまりイランからパキスタンの隣町へ運ばれるガスを、この地で精製し、パイプラインパキスタン西安から北東へ貫き、しかもインドへは分岐せず、この点でイラン中国パキスタンの利害は完全に一致した。

これが「IPCルートと呼ばれる。

▲第四幕 パキスタンイラン反米

パキスタンは白昼堂々の裏切りを演じた(ここで「裏切り」と穏当でない語彙を用いるのは米国契約概念からみれば、そういうニュアンスだから)。

五月下旬にパキスタンイラン契約したのだ。

中国が最終ユーザーとなり、中国パキスタンがともに天敵であるインドへは分岐しない。

パキスタン西端に位置するグァイダール港は、すでに中国資本技術をもって港湾のかたちをなしており、大々的改築(新築に近い)が進み、アラビア海に面する深海は将来、中国海軍の原潜基地になりうる。

げんに中国の六隻の軍艦アラビア海ソマリア沖の海賊退治に参加している。

パキスタンから中国への高速道路も着々と工事がすすみ、嘗てのカラコルム・ハイウエィは完成しているため、ガスの運輸ルートはこれに添ってパイプラインを敷設すれば良いのだ。

中国がこのルートに執着するのはマラッカ海峡への依存度を低減させるためで、ほかにもアンダマン沖合のガス田から(開発成功後は)ミャンマーを南北に貫くパイプライン建設して、マラッカ海峡への依存度をさらに激減させる計画がある。

中国にとっては、ユノカル買収を土壇場で拒否された米国への心理的復讐劇にもなる。

パキスタンはこのパイプライン通貨収入を年間五億ドルと想定、つまりこれをAPAI計画では、アフガニスタンがもともと受け取る予定だったのだが。

イランパキスタンとの正式調印はイラン大統領選挙の直後に盛大にテヘランで開催される(アジアタイムズ、5月27日、6月3日付け)

敗者はインドアフガニスタン米国、勝者はイランパキスタン中国

くそ笑んだのはロシア、臍を噛んだのはトルクメニスタン、そして日本はいつものように、こうしたグレートゲームの変質さえ知らず、ユウセイの人事とか、セシュウ制とか、およそ世界現実とは無縁の矮小な論議にエネルギーを費やしている。

2009-05-25

今度は新「通貨バスケット」を提唱し米英を揺さぶり続ける中国

世界市場人民元をいかように信用するのか、そのプロセスが明示されない

英米のホンネが見える。

中国基軸通貨の「米ドルをやっつけろ」とばかり、今度は通貨バスケット導入を主唱している、と英紙『フィナンシャル・タイムズ』が報じた(22日付け)。

「やっつけろ」の箇所の原文は「knock off its perch」。

動きを整理してみよう。

三月に中国人銀行総裁の周小川が、IMFを改革し、「SDRを通貨に」と主唱した。

この発言に欧米がたじろいだが、公の場で議論はおさえられた。しかしG20(ロンドンサミット)のロビィでは、この中国の提案でもちきりだった。ガイトナー財務長官は狼狽した。

同じく中国人銀行日銀に相当)の胡暁煉・副総裁女性)は「IMF改革のために『SDR債』を発行したらどうか」と提案した。

SDRは1969年に創設され、185ヶ国でクォータを分かち合っている。ロンドンサミットではIMF増資が決まり、日本1000億ドル、EU1000億ドル、中国400億ドルを拠金する。IMF資本金は7500億ドルに増えた。

ウォール街が調べたら、中国外貨は82%がドル建てだった

中国外貨準備は1兆9540億ドルだが、このうち、7679億ドルが米国債権の保有である(三月末現在)。日本は6867億ドルだから中国日本より多い。

ところが、中国ポートフォリオを観察したところ、外貨準備高の82%がドル建ての金融商品で、とくに長期債より短期債(なかでも財務省証券)にシフトしている(ウォールストリートジャーナル5月22日付け)。

ドルを長期に保有する投資戦略が短期の債権社債へ急激にシフトしていると言うのだ。

これを背景に「2010年にもGDPで中国世界第2位になる」などと傲慢な自信が溢れだし、09年五月半ばに上海で開催された「陸角嘴フォーラム」のテーマは「上海をいかにして香港ロンドン、NY並みに世界金融センターにするか」だった。中国を代表するバンカー中央政府からは周小川人民銀行総裁ら700名が出席したことは小誌でも述べた。

上海の国際金融センター計画は遅れている

一年後に迫った「上海万博」に、米国館が出来るのかどうか、まだ定かではない。

しかし上海金融センター化は、近未来の大きな目標である。

嘗て朱容基首相は「箱ものばかりつくってどうするんだ」と嘆いたが、金融センターに必要なのは第一にNY証券取引所のようなコンピュータ管理の巨大システムである。

第二は規制緩和がなお必要なことである。

兪正声・共産党上海市委員会書記は「上海を国際金融センターとすることは、中国金融分野を開拓するためでもあり、経済発展方式の変換と調和的な持続可能発展の実現のための選択でもある。上海にはすでに比較的整った金融市場システム金融機構システム金融業システムがあり、国際金融センター建設を加速するための良好な条件が備わっている」と獅子吼した。

小川人民銀行総裁はこのことに深くは触れず「世界金融危機は、G7の間で解決可能であり、中国はこの一連の動きの中で発言力を高めた」と述べるに留めた。

会場からは「中国は国際化のために人民元建てのボンドを発行し、世界に買わせろ」などと威勢の良い発言もあった(ウォールストリートジャーナル、5月18日付け)。

 

問題点を指摘したのは屠光紹・中国証券監査委員会副主任だった。

金融センター化する鍵はなんといっても中央政府の権限になる規制緩和である。上海市政府中央政府との政策のすりあわせがない限り、すぐに国際化することは無理があり、また上海市条例など、中央政府の政策改正にともなって地方政府レベルでの規制緩和が夥しい」と問題点を指摘した。

 

第三に必要なのは透明な情報、それを可能とするための言論の自由である。

言論の自由がない国では、マーケット情報操作を受けやすく、決して国際的な取引が出来ない。

ところが上海市トップの愈正声は、金融国際化に一言だけ言及した後、次のようなインフラ整備に関して自慢げな報告をしただけに終わった。「上海南匯区を浦東新区に組み入れることを中国国務院がこのほど認可した。新たな浦東地区は国際的な金融センターと水運センターとして上海建設するにあたっての機能集中エリアとなる」。

人民元ハードカレンシー化して、世界シェアの3%だって?

2020年までに世界外貨準備の3%は人民元に」とする発言は上海銀行監査委員会副主任から飛び出した。

この目標は達成可能の数字ではある。

ちなみに、世界の取引通貨シェアは下記の通り

 通貨         07年12月    08年12月

~~~~~~      ~~~~~~   ~~~~~~~~

米ドル        44・6%      44・8%

ユーロ        34・3%      35・3

ポンド         9・3        7・2

日本円         3・5        4・3

スイスフラン      1・9%       1・7%

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(出典    BIS報告)

この一覧を見ても、人民元はまだ世界通貨の片隅にも評価されておらず、国際決済に人民元を使う動きはない。

そこで中国は、正面切って「ドル基軸体制に代替する」などと豪語しながらも、じつは六カ国のの中央銀行と「通貨スワップ協定」を結んだが、総枠は950億ドルでしかない。

バーター貿易的な決済はベトナムラオスカンボジアタイミャンマーなどで行われており「人民元経済」を形成しているが、これらは率直に言ってアングラ経済の類いである。

そこで新手が繰り出される。中国ブラジルとの間に貳国間決済の導入を合意し、貿易人民元ブラジルレアル通貨で決済し合うとした。

これらが背景にあって、「2020年までに世界での外貨準備の3%だ」と上海銀行監査委員会副主任の張光平が発言したわけだが、現実の数字を横目に「ドル、ユーロポンドにつぐ日本円スイスフランに追いつき、追い越し、同様に日本円も駆逐して、人民元世界第四位の主要通貨となるだろう」と言い出したことを記憶に留めたいものである。

2009-05-19

上海の国際的な金融センター実現にはまだまだ距離がある

箱モノは出来た。インフラも整備された。しかし言論の自由はないままだ。

衝撃的な変化が連続している。

中国外貨準備は1兆9540億ドルだが、このうち、7679億ドルが米国債権の保有であることが分かった(三月末現在)。ちなみに日本は6867億ドル、優に一千億ドル、中国日本より多い。

これを背景に「2010年にもGDPで中国世界第貳位になる」などと傲慢な自信が溢れる。

注目の経済フォーラム上海で開催された。陸角嘴フォーラムという。

テーマは「上海をいかにして香港ロンドン、NY並みに世界金融センターにするか」。(この題名から東京が落ちていることに注意)。この討論のために中国を代表するバンカー中央政府からは周小川人民銀行総裁ら700名が出席した。

金融センターと化す“容れ物”だけは既に出来た。

嘗て朱容基首相は「箱ものばかりつくってどうするんだ」と嘆いたが、金融センターに必要なのは第一にNY証券取引所のようなコンピュータ管理の巨大システムである。

日本森ビル建設した「世界金融センタービルは101階建て、すでに昨年、上海の陸角嘴の一等地に鳴り物入りでオープンしたが、賑わうのは展望台だけで、入居したテナントはまだ45%程度。関係者は真っ青になっている。

しかも上海は、森ビルの隣にもうひとつ金融センタービル建設する。

第二は規制緩和がなお必要なことである。

フォーラムの席上、上海市をおさめる兪正声・共産党上海市委員会書記は「上海を国際金融センターとすることは、中国金融分野を開拓するためでもあり、経済発展方式の変換と調和的な持続可能発展の実現のための選択でもある。上海にはすでに比較的整った金融市場システム金融機構システム金融業システムがあり、国際金融センター建設を加速するための良好な条件が備わっている」

などと獅子吼した。

 

中央政府上海市政府の政策すりあわせが前途に山積み

ところが同フォーラムで周小川人民銀行総裁はこのことに深くは触れず「世界金融危機は、G7の間で解決可能であり、中国はこの一連の動きの中で発言力を高めた」と述べるに留めた。

席上、会場からは「中国は国際化のために人民元建てのボンドを発行し、世界に買わせろ」などと威勢の良い発言もあった(ウォールストリートジャーナル、5月18日付け)。

問題点を指摘したのは屠光紹・中国証券監査委員会副主任だった。

金融センター化する鍵はなんといっても中央政府の権限になる規制緩和である。上海市政府中央政府との政策のすりあわせがない限り、すぐに国際化することは無理があり、また上海市条例など、中央政府の政策改正にともなって地方政府レベルでの規制緩和が夥しい」と問題点を指摘した。

第三に必要なのは透明な情報、それを可能とするための言論の自由である。

言論の自由がない国では、マーケット情報操作を受けやすく、決して国際的な取引が出来ない。

上海では市場に必要不可欠の企業情報からしてインサイダー取引デタラメ資産内容、虚偽に満ちた業績報告など、一から出直すべき状況の中で、貧弱な情報空間を放置たま金融センター化を目ざすという剛気な姿勢は良いにせよ、基本的に矛盾なのである。

おりしもこのフォーラムと同じ日に、中央政府電子台(つまり国営放送)CCTVの会長が更迭された。

上海市トップの愈正声は、金融国際化に一言だけ言及した後、次のようなインフラ整備に関して自慢げな報告をした。

上海南匯区を浦東新区に組み入れることを中国国務院がこのほど認可した。新たな浦東地区は国際的な金融センターと水運センターとして上海建設するにあたっての機能集中エリアとなる」

また兪正声・上海市共産党委員会書記(兼中央政治局員)は、「国際金融危機という重要な時期に、国務院は、『現代サービス業と現代製造業の発展と国際金融センターと国際水運センター建設上海による加速推進に関する意見』を発表し、上海南匯区を浦東新区に組み入れることに同意した。この措置は、改革開放をいっそう推進し国家全体の競争力を向上させようとする中国の決心を示すだけでなく、上海経済構造転換と長期的発展を促進するという戦略的な意義を持つ」と発言した。

つまり土建屋的発想のインフラ整備に関しての成果を自慢しただけで、言論の自由に触れていない事態が浮き彫りになった演説である。

上海市場の国際化、まだまだ道は遠い。

2009-05-16

厚生労働省の再分割案。

厚生労働省の最大の問題は、年金保険といったビジネスをやってしまっていて、図体が大きくなりすぎている点にある。これを、再分割して細かく分けようという話らしいが、もともと、国営でやる事が間違っているネズミ講である年金を抱え込んでしまっている限り、そこが最大の予算を食う場所になる事は変わらない。

国営ネズミ講破綻させるか、個人や家族名義での積み立てを消費するという形式へと誘導してソフトランディングさせない限り、分割は、社会保障に縦割りを発生させるだけである。

縦割りで間違った活動をしてしまうのは、問題を省庁に投げる人の資質のせいであり、問題を投げつけられた省庁としては、上からの命令である以上、何かの結果を出さなければならないが、どうやってもまともな結果が出せるわけが無いのだから、省利庁益の為に働くしかないという事になる。官僚政治家馬鹿にしてまともに働かないのは、政治家の側にも問題があるのである。

駐車違反が目障りなのは、駐車場駐輪場が十分に無い店舗の側の問題であって、取り締まる警察の問題ではないのに、駐車違反だから警察だろうと問題解決を押し付けたら、取締りを民間に丸投げして天下り先を作ってしまった([2003.3.28])。車が無ければ生活できない地方において、運転代行という事業が発生し、タクシー会社が営業妨害だと陳情したら、運転代行に二種免許が必要になり、結果的に、飲酒運転が増えてしまい、挙句の果てには飲酒運転厳罰化してみたりという、世情に疎いお坊ちゃんエリート様が、問題文に含まれている単語に脊髄反射して処理担当を割り当てた結果、社会が混乱するのである。

行政の改革は必要であり、その手段として、厚生省労働省合併させた巨大省庁を発生させ、国民の生活や人生設計国家が直接介入する状況を問題視させるという手段に対し、直接介入を止める方向に進むというのが国民の認めた正しい道だというのに、わざわざ分割して時間を浪費しようというのだから、筋が悪いにも程がある。

一般に"優秀な人"という評価の正統な解釈は、他人の下で使われている状態で優秀な人という意味である。そういう人がトップに立つと、変化に対応できず、反動保守という懐古趣味に走り易い。問題解決の役に立たないばかりか、解決の為に変化させた事を、改革の痛みや出血と称し、ことごとく否定するようになる。無論、改革手法の選択ミス行政機構の企みで、一般市民に痛みや出血が発生するように捻じ曲げられてしまった制度がある事は事実であるが、そういった制度に対しては、何ら対策を講じようとせず、既得権益層の痛みや出血にのみ、大盤振る舞いをして支持をつなぎとめようとする行為は、国民の支持を不要と言っているに等しい。

2009-05-12

今の日本子ども大学にやる方法(2人まで)

とりあえず高校までは遮二無二勉強させろ。どこでもいいから国公立の大学合格出来るだけの勉強力を身につけさせとけ。

そんで貯金しとけ。ローンを含めた借金は残すな。保険はかけとけ。妻にカネの管理術をたたき込み、普段から鍛えておけ。

子どもに贅沢を教えるな。寮生活も苦にならない社交性を身につけさせろ。具体的には早いうちから子どもに個室を与えるな。

ちゃんと退職金の出る会社就職しとけ。子どもをちゃんと叱れ。そしてそれ以上によく遊べ。どっちもフェイストゥフェイス重要だ。

ここまでが前準備。

そして高校2年くらいで父親である自分は速度超過で信号無視したトラックにうっかり撥ねられ交通事故死。これで何が起こるかというと……

  1. 10/0で相手が悪いので賠償金が出ます。運送会社トラックなら取りっぱぐれることもありません(多分)
  2. 片親になるので収入が減りますが当分は貯金でしのぐか妻が働きに出れば何とかなるでしょう。
  3. 奨学金を2つ借りることが出来ます。学生支援機構と、交通遺児育英会です。ほどよいレベル大学に行けば無利子借用も夢ではありません。
  4. お子さんは卒業時に500万程度の借金(奨学金返済)を抱えることになります。無利子ならなんとか返済出来ると思いますが、孫の顔を見るのは諦めて下さい。あーでも死んでるから関係ないか。
  5. 妻が再婚しても笑って許せ。あーでも(ry

……えーとな、言っとくけど、多分そこまでしなくても、みんなで生きていくことを考えて、少しずつ実行していくほうが、きっと幸せだろうと思う。

この方法はつまり、自分が抱えていることをチャラにすることと、境遇によって特殊な収入を得るためのテクニックを極端な形で示しているに過ぎない。つまり、それぞれの世代が収支的にも精神的にも自活出来るような生活設計をし、無理のない範囲でそれぞれの境遇にあった収入模索することが出来れば、今のところ、命をバーターにせずとも日本で暮らしていくことは可能である、と、そう言いたい訳だ。

おとーさん頑張れ超頑張れ。おかーさんも頑張れ超頑張れ。

諦めることで見える未来も、まだ十分残されている。そう思うしかない。

2009-04-28

http://anond.hatelabo.jp/20090428060802

フェーズ4になって機内検疫に引き上げられたね。

手遅れでないことを祈るが。

結局、だれがどの段階で判断するか、っつー問題で、現場に判断の責任と負担を負わせられない以上、政治家を頂点とする意思決定機構をチェックしないといかん。

まずワクチン生産の話(半年後にならないと無意味)などといいどうでもいい話を吹いて、検疫レベルを上げられなかったマスゾエの罪かもしれない、と個人的には思ってる。何のために権限もってるんだか。

http://anond.hatelabo.jp/20090428034610

報道よく見たほうがいいよ。

今回の豚インフルエンザ洒落にならんくらいやばい。

みんな冷静なのか、状況を理解してないだけか知らないけど。

WHO(世界保健機構)がパンデミック(世界的規模の大流行)の可能性ありと発表している。

警戒レベルを引き上げたいけど、引き上げると経済的に影響がでるので慎重に判断しているところだったけど、

つい先ほど警戒レベルをあげたみたい。

神経質になると逆効果になりそうだけど、

個人的には人権侵害と非難受けても検疫強制しないとやばいでしょ。

2009-04-19

http://anond.hatelabo.jp/20090419123743

盆栽自主映画制作に近くて

エンジン機構映画鑑賞に近いって

ってイメージがあるんだけど違うのかな?

その趣味をどう仕事に生かすかについて話しやすいのはどう考えても前者の方だと思うんだけど

http://anond.hatelabo.jp/20090419122901

そこからどうやってエンジン機構の素晴らしさを理解してもらってそう言われると面白い気がしてきた!といわせ同じ道に引き込むかというのが頭の使いどころで楽しいところだろうがJK。

そういう奴をオタクというんだろ。

世渡りはいかに当たりさわりのない話ができるかどうかが重要で、それがコミュニケーション能力だろ。

マニアックな方向は無意味だ。

お前は履歴書採用面接趣味として「エンジン機構の素晴らしさ」について話すのか?(技術職の採用面接は別として)

http://anond.hatelabo.jp/20090419121728

あのなぁいくら多数派の趣味があったって

「あの車のエンジン音がたまらない」とか「あのカメラの素子がすごすぎて死にそう」とか言う話をしたらひかれんの。

そこからどうやってエンジン機構の素晴らしさを理解してもらってそう言われると面白い気がしてきた!といわせ同じ道に引き込むかというのが頭の使いどころで楽しいところだろうがJK。理解されないと最初から決めつけてるやつとか見るといらいらするわ。

2009-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20090418184320

なるほど主権の問題ではあるが、主権防衛だけ考えてりゃいい、ってのが視野が狭い。

権力機構自分を同一化しすぎ。

たとえば、別に外国人地方参政権くらいやりゃいいじゃん。段階的に。

現に外国人労働力に頼ってて、これからもそれが加速しそうな国なんだから。

2009-04-10

http://anond.hatelabo.jp/20090409211316

あー。これは、鋭いなあ。あるあるあるある。自分にもそういうところ、ある。

そして、こんな人間うっとおしいだろうなぁと心底思う。だから言わない。そうやって溜まったものが心の底に澱みたいに溜まって、また自分を嫌な人間にしていく。

結局、親の問題にしろその他のことにしろ、ネガティブなことがあると、そのネガティブを解決出来ていない自分という形式に変換してしまうんだと思う。親が悪いんじゃなくて、親のことを解決出来ない自分が悪い。だって世間的には珍しくもなんともない話で、解決した人だっていっぱいいるし、それが出来ないってのは甘えじゃないの?というわけ。

そして、すごく嫌なことを言うけど、それって自己愛ゆえの自己防衛機構なんだ。はいはいはいはい、わたしが悪うございます、と言っておけば攻撃されないと学習してて無意識にそれをやろうとするんだけど、本心からそう思っていないととっさのときに言えないから、そう思い込むように自分を騙す。騙して、思い込んで、「ネガティブを解決出来ていない自分」を解決して、誰にも迷惑かけなければメデタシメデタシなんだけど、大抵のケースではそんなこと出来ない。あるとき抑圧したものが溢れ出して、抱え込んだ挙句にダウンしたり、一番大切な人に迷惑をかけたりする最悪のパターンとなる。最初から感情を開放していたよりも結果的に性質が悪い。こういう人の話には「こんなにがんばったのに!」が必ずついてくる。

素直な人から見たら、がんばった、結果的に駄目だった、ただそれだけの話なのに、この手の人に話を聞くと、とんでもなくこじれているんだよね。親との関係とか自己評価とか、関係ないことをなんかずっとしゃべってるし。でもって、それは、今まで蓋をしていた心を見るのが辛いということを本人がうまく説明出来てないんだと思う。

最後に、なんで女にこういうのが多いんだってことだけど、それは自分の置かれた状況や周囲の反応を内面化してしまうからじゃないか。なまじ感情が読めるだけに、感情を読んだ結果として起こる摩擦を避けるため、その感情を持つ他人を内面化するというプロセスが起こる。自分と周囲を切り離して、これは親が悪い、これは自分が悪いというある種理性的な判断が出来ない。彼女にとっては、世界はいつも正しいし、そこでなにか問題があるとしたら、間違っているのは自分である(と思いたい。何故なら、そこで相手が間違っていると思ってしまったら、そこに摩擦が生じ、その摩擦に彼女は耐えられないからである。)。

似非心理学だから信じないでね。

2009-04-02

学生支援機構からお手紙来たよ

僕は奨学金貸与は終わって返還期間なんだけど,最近話題の「個人信用情報機関への個人情報登録の同意書」と「提出についてのお知らせ」書類が届いたよ。

返還中の人にも届くのね。

これ提出しなかったらどうなるかどこにも書かれていないけど,一応電話で聞いてみたところ「お願い」なので特にどうにもならないようだ。

だったら同意して出す意味無いじゃない?得になる要素ゼロだし。提出したら借金が減るとかそういうお得な要素が無い限り,わざわざ自分が損するだけの不合理な書類に同意するはず無いじゃないか。無駄な経費を使ってるなぁ。

2009-03-22

RE:生命

http://anond.hatelabo.jp/20090322012618

無粋なツッコミをするが、

内発的な動機(頑張るとか、頑張らないとか)によって、進化が起こったわけではなく、

細胞誕生する前の、化学進化も偶々だし、

陸に生物があがったのだって、

偶々、そのとき陸上において生存できる状況になっていたからだ。

後付で必然性見出して、

思い上がってはいけないのだよ。

 

君は愚かにも「自由意志」というものを信じているようだけど、

君が「自由意志」と勘違いしているものは、

君が受け継いだ遺伝子と君自身の生育環境によって偶発的に作られた、

外部刺激応答機構に過ぎないのだよ。

2009-03-12

土芥寇讐

土芥寇讐

孟子・離婁篇下に、"君之視臣如土芥 則臣視君如寇讐"とある。

君が土やごみのごときに臣を視れば、すなわち、臣はかたきのごときに君を視ると読む。

人の上に立つという事は、自分の身代わりに尻尾として切り捨てられる人を作る事でも、自分を支えてくれる人を集めるという事でもない。わざわざ人を束ねてまでして、やらなければならない事をやる為に、人を集め、人の上に立つのである。そうでなければ、臣を軽んじ土芥の如くに見るようになり、君臣の関係は消滅してしまう。

大義を持ち人を束ねる者を君と呼び、大義に沿って働く者を臣と呼ぶ。大義を持たずに人を束ねる人を賊と言い、上下関係は禽獣と同じで力の差しか無いとなる。

まともな人ならば、一度でもそれをやったり、それをやった顛末についての記録が歴代当主の日記など(cf.[2003.7.26])で残っていたりすれば、一族郎党の生存の為などの切羽詰った状態でなければ、それをやろうとはしない。だが、全ての人間がそういう教育を受けているわけでもないし、受けられるわけでもない。偉くなりたいという思い込みだけで突っ走る人も存在する。

戦後の平等教育においては、人を組織するのは秩序の為であり、契約によってのみ雇用関係存在するとされ、主従関係は否定された。仕えるとか供するといった概念が否定されたのである。その状態で、わざわざ人を束ねてまでしてやらなければならないような事というのは、存在しない。束ねようにも、そこにあるのは契約された関係だけとなり、人を束ねてまでしてやらなければならない事に、正義や道理や誠といったモノは必要ないとされてしまった。つまり、大義が果たされてしまうと、その後は、契約を守る事だけが必要とされ、その手段は、組織実存によって正当化される。官僚機構肥大化や、資本宣伝の力を利用して先行者が切り開いた市場を根こそぎにして利益を追求するといった企業の巨大化は、この理屈の実体化である。

雇用契約を守る為に利益を上げる事や、雇用契約を有利にする事が実績とされる状況では、組織の存続の為にあらゆる行為が正当化される状態となり、歯止めがなくなる。

生存する為だけならば田んぼや畑を耕していれば良いという人を、組織して働かせるには大義が必要であり、それを持ち、人に訴えられる人が頭領となるのに比べ、生活の為に賃金を稼がなければならず、労働力を切り売りするしかない労働者契約だけで集めた組織は、大義など必要としない。それだけに暴走しやすい。そういった組織のトップは、その組織社会に対してどのような存在になるべきかの、明確な意思を持っていなければならない。烏合の衆の風見鶏に過ぎないのであれば有害であるし、労働者階層をつけ、派遣低賃金使い捨て等とやっているのでは、害毒でしかない。

社会が平等であることは良い事ではあるが、無能な凡人の拡大再生産になりやすく、しかも、凡人の組織が巨大化してしまうと、組織の存続の為に周囲に迷惑を振りまくようになる。

大義を果たした後に、新しい大義を思いつけず、しかも、解散もできない組織が、見苦しくのた打ち回った挙句に自壊する時に、どれほど社会に迷惑をかけるかを考えなければならない。

功よりも罪の方が人の記憶には残り易いものである。

2009-03-08

市場機構国家

d:id:higotakayuki2:20090308 より

* 人々は社会価値を提供し、その価値に見合った金銭を手に入れられるような社会だったらいいなぁ

* 市場というのは便利だけれど、完璧ではない

* 根本的な問題は一体何か?→「それに見合った金銭」というのが計算困難

o 計算できるのであれば、政府が介入して具体的な金銭授受をすれば実現できる

o そういう意味ではやっぱり市場が便利・・・だけど問題が起こる(ソフトウェアコピー音楽コピー

o コピー存在により市場というメカニズムがうまく働かない

* 実は特許にも同様の構造があります

* 特許には「薬と貧困国」という有名な話があります

* これをソフトウェアの話に当てはめると、1つストーリーができます

o 実は、「お金を払わない人に価値を提供しない」という方針は「お金を払えない人にも価値を提供しません」

o 市場というのはそういう仕組みになんですね

元々はマジコンの話だったけど、市場の問題についてうまく整理されてる。「薬と貧困国」は[amazon:市場を創る]にもある。というか、このブログの著者は読んでてもおかしくない。

市場というメカニズムに対して相補的なメカニズム政府です(もっといい用語があるのかもしれませんが)。市場がうまく機能しない部分は税金として徴収し、国家予算として運営します。大学はまさにその例ですね。また、JASRAC政府に近いメカニズムだと思います(CDの値段はほぼ一律ですからね)。

CD価格が一律かどうかというよりも、独占的な仲介者になっているという点で政府に近いと思う。(政府であっても柔軟に税金を変えうる。所得税とか一律ではないでしょう。アメリカの州政府とかだと控除もめちゃくちゃ多いし。)で、JASRACのような仲介者に関しては規模の経済が働くから、独占させたほうが本来は効率的である:http://anond.hatelabo.jp/20090228230145

ただ政府の役割は市場の代替として価格を設定したり直接に何らかの取引に介入することだけではない。それはまさにソ連が中央統制経済としてやろうとして実現しなかった夢なわけで。間接的に法律でもって取引の形態規制することで、より望ましい市場を作り上げていくという役割もある。で、法律を強制的に守らせるというのは国家にしか出来ない(まあ法律を破ることも可能なのだけど、少なくとも処罰の大きさを自由に決めたり、それを全国に知らしめるというのは大きい役割)。

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