はてなキーワード: 藤波心とは
最近、インターネット上で飛び交う「反原発」ワードやそれに関する情報が増え、
それに伴ってしょうもないデマまで一人前に拡散される現象が増えている。
そこで一番問題なのは、そのデマをデマであると論理的に指摘されても、盲信的にそれを認めない人々が一定数いると言うことである。
認めたら「負ける」と思ってるのかは分からないが、このような人々が居て得をするのは「デマを流したい人々」以外にはいないはずなのだが。
さて、デマに踊らされ、拡散に協力してしまうと、デマだと判明した時に素直に引くと言う事が出来なくなってしまうとするならば、
まずはデマかどうか、拡散に値するかどうかを判断するフィルタを作ってみたらいかがだろうか、というのが私からの提案である。
これはごく簡単な方法で可能であるし、今後原発関連以外の情報に対しても有力なので、是非とも試してみて頂きたい。
これにおける情報元というのはTwitterの書き込みではない。
大学教授など、学術的に信頼できる立場の人の調査結果などならまだしも、
ただのジャーナリストや作家・タレントなどのツイートやブログというのは完全に信頼するに値しないのだ。
興味を引くTwitterの書き込みがあったら、まずはURLをチェックしよう。
ついてなかったら無視だ。
URLがついていたら、一度クリックしてリンク先をしっかり読もう。
全く違う内容だったり、リンク先がまたTwitterの書き込みだったりする時がある。
「大学教授のいうことなら正しいだろう」こういう考え方を無意識のうちにしていないだろうか?
世の中に居る大学教授たちは、何でもかんでも知っているわけではない。
文学部の教授が数学の難しい公式を知っているケースなどごくまれである。
現在、原発関連で発言している大学教授の専門分野は何であろうか?
工学部では物理を主に学ぶ。化学は1年次2年次に少しやる程度で、大体が選択科目である。
つまり、工学部では必要以外の化学知識はほとんど学ぶことはない。生物なんてそもそも滅多に学ばない。
しかし、原子力が生物に与える影響を詳しく学ぶのは生物・化学の範囲であり、
原発関連で信用できる大学教授の分野は、医学と経済学(但し、後述の通り一部の発言に限る)である。
医学でなければ、放射能の人体に与える影響について論理的に理解できるものは少ないであろう。
「いや私は知っている」と反論するその他の方々が居るかもしれないが、その方々を信じるために他の嘘つきまで信じるのはリスクが大きいのである。
そのため、そういう方々の発言は申しわけないが無視させていただくという形を取るのが賢明である。
経済学の教授を信用できると書いたが、それは「原発による経済に対する影響」についての話のみである。
例えば京都大学の藤井教授は、今回の原発騒動についてコメントすることが多いが、その内容は経済に対する影響を踏まえた発言がほとんどであり、
線量や人体への影響について詳しく話すことはしていない。自分の立場を理解したうえで、自分の持てる知識・分野を生かせる範囲内で発言をしているのである。
これは「反原発アイドル」藤波心氏の騒動を参考にしていただければ分かりやすいだろう。
彼女の「原発デモなのに日本国旗に対して文句を言う人が云々」という発言に対し、
「反原発の同士」だと絶賛していた人々の一部が「日本国旗があると不快な人もいる」などと言いだしたのである。
これは、反原発運動の中にいわゆる左翼の人々、日本国旗や国歌を忌み嫌う人々が居るためである。
しかし、彼らは反原発というものを一番の目標にして現在の運動をしているはずであり、
そもそも日本を良い国にしたくて反原発運動をしているのにその象徴の国旗や国歌を嫌う時点で、反原発とは違う主義・主張を反原発と同列に扱っているのである。
このような人々の発言は一切無視することが一番である。なぜなら、それを参考にしたり拡散したりした時点で、貴方も同類に見られてしまうのだから。
反原発デモ・座り込みなどで、公衆便所のコンセントから盗電する人々がいた。
しかしそれを指摘されると彼らは「東京電力がしている犯罪行為の方が重大だ」と論点のすり替えをするだけである。
デモというのは法を順守した上での抗議行動である事を前提にしている。そのためパレードなどでは、警察などが道路の使用を許可したりするのである。
悪い事をしている人々を糾弾する時に説得力があるのは、悪い事をしていない人であって、同じように法に触れることをしている人を支持することは、逆に説得力や信用を下げる行為なのだ。
そしてまた、そのような人々の発言を無視せずに拡散・支持してしまうことは、自分たちも同類扱いされる結果を招いてしまう。
「女性と子供のために線量を計測し続けます」と言いつつ、「このぐらいの線量なら世の男性たちは遠慮せずバクバク食べて頂きたい。しかし女性や子供は心配なので~」のような書き方をしている。
女性と子供のために、男性をこき下ろすのである。しかしこの指摘は男性がこき下ろされていることへの反論ではない。
多くの家庭において、子供には父親もいる。
もしもこの日記を見ている人が主婦や、父親を持つ人であったなら、少し考えてみて欲しい。
女性と子供のためにと言ってあなたの夫や父親をこき下ろす人を、本当に信用していいのですか?
そしてまた、チダイズムは不検出という言葉の使い方を間違っている。
最低限の基準値を下回ったが0ではない、という数値の場合、数値には意味が無くなると言う事が理解できていないのだ。
これはあのブログの読者の方々も勘違いしがちなのだが、本当に「基準値未満の数値はタイミングや運などでもコロコロ変わるレベルの範囲なので考えないことにする」ということが、あの機器を使う専門職の人々の一般常識なのである。
これらの方法を実践してみると、ある事に気づくのではないだろうか。
「使える情報が少なすぎる」
そう。上記の方法で情報を選別すると、使える情報が少なすぎるのだ。
しかし、それは悪い事ではない。
貴方や社会の周りにとってプラスになるかマイナスになるかで考えれば、
そして、使えない情報を判別できる事もまた、大きなプラスなのである。
「ああ、この情報も使えないや」と思うことはマイナスではなく、少なくともあなたにとっては大きなプラスであると言う事を知って頂きたい。