つのっているところに、ひろく応募があったら?
そして翌朝増田を見た。その時俺に違和感が走った。おかしい。アベ連投に猛虎弁連投、先日見た風景が広がっている。
カレンダーに目配せするとたしかに日付は変わっている。心なしか町の人達も正月から一転してようやくいつものペースに戻りつつあるようだ。
増田をふたたび見ると、相変わらずアベ批判と猛虎弁とLGBTに絡んだアニメ批評とIKKOさんが大人気だ。おかしい。なにか変だ。そう思ってふたたびスマホのカレンダーを見ると日付はいつの間にか二日分飛んでいた。つまり、まだ会社にも出勤してないのに二日間俺は増田を見ていたことになるのか。「そんな馬鹿な、一瞬しか目配せしなかったはずだ」俺はあまりの事態に気が動転し、ニュースサイトの確認に走った。見出しは踊った。「武漢、コロナウィルス終焉」。カレンダーに再び目配せする。更に4日経っている。時間が加速している。明らかに増田の周辺だけ時間が加速しているのだ。いや、増田だけ時間の進み方が遅いのだろうか。やがて俺の皮膚は急速に水分を失ってしわしわになり始めた。増田では未だにIKKOさんとリベラルとアベとアニメ批評で盛り上がっている。
俺はある事実に気づいた。高速で記事が流れゆく増田は、その速度を光の速さにまで到達させることによって時間を止めているのではないか。俺のまぶたは重たくなり、意識は鈍重になった。できうるならこの繰り返される増田に二度と出会わないことを願って、永遠へと向かって眼を閉じた。
切断面な、あれはすごかった
花粉症だし、鼻炎持ちだし
仕方ないだろ。
油断すると鼻血出るから、鼻血隠しのためにもマスクが必要なんだよ。