八朔くん。物知りであわてんぼ。
田舎の公立高校に通っていた。ある日の全校集会に外交官の女が来て、講演を開いた。
外交官の女は、父親も外交官。小学校から東京のお嬢様私立で中学生で留学。高校も私立金持ち高校に進み短期留学を繰り返す。大学もお嬢様大学に進み、1年の海外留学を経て卒業。今は父と同じ外交官として世界中を飛び回っている。
というような話をして帰っていった。田舎の高校で、東大京大帝大駅弁大という進路希望に洗脳されていた我々にとって、私立一本のお嬢様の話は衝撃的であった。
都会の高校生は恵まれていると思う。予備校なんか田舎にはない。伸び伸び自由に育てる立派な私立学校もない。田舎の私立は滑り止めで行くところだ。外交官なんか遠い遠い遠いところの仕事だ。
知力の高い女であれば、そのくらい分かっていて、話したりない分は女同士で話す。
社会がどんなに男女平等の理想に近づこうと、男が美人な女を好きになる傾向は絶対に変わらない。
新しいことを知りたいと感じるときもあるし、しりたくないと思うときもある。
新しいものを知れば知るほど知りたくなるし、何かがきっかかで保守的な生活を送るともう何もできなくなると感じる。
いったい何が、この好奇心を決めるんだろう?
MUJI 割と好きです。