2017-09-17

セフレみたいな人がいる。

私にはセフレみたいな人がいる。

あなたは私のセフレです。はいわかりました。という契約を交わしたわけではないが、セフレだと思う。

初めて出来た体だけの関係の人で、これが恋なのかアンダーハートなのか、うまく答えが出せない自分がいた。

私には本命彼氏もいる。交際期間4年。

明日25日でぴったり4年。

この前のお盆には私の実家挨拶にきているし、彼氏側の家族とも仲良くしていただいている。

彼氏以上婚約者未満の関係

同棲はしていなくて、土日や長期の休みに遊ぶペースで4年の交際が続いてきた。

人見知りをしてしまい猫をかぶる私の、付き合っていくうちに出てきてしまう本性を知っても、付き合い続けてくれた人だ。愛おしい、ってこういう感情かと教えてくれた人だ。

抱きしめられて嬉しくて涙が出る。初めての事だった。

はいえ、浮気願望がここ1.2年前から強まっていた。ずっと今後この男性だけに寄り添っていかなくてはならないのか。まだ、遊びたい。チヤホヤされたい。とにかく寂しい。そんな思いから、彼氏には内緒男性食事にいったり、相席屋という居酒屋にも行った。

セフレくんとは1年前くらいにその相席居酒屋出会った。かなりのイケメンだった。駅前病院研修医運動が好きで高身長モテる男の要素が全て詰まってる人だなと思った。

スペックが高すぎて、住む世界が違う。

「また飲みに行きましょう」なんてLINEもきて話を進めていたが、急に相手からの連絡が途絶え、それから1年が経とうとしており、私も彼の存在を忘れかけていた。LINEの連絡先を整理するとしたら、真っ先に消していたと思う。

そんな相手から連絡がきたのは、お盆休み中だった。

「久しぶり!覚えてるー?」なんて軽い感じで。

また飲みに行きませんか?という内容だった。

きっと今回も連絡が途絶えるんだろうなと思いながらも、とりあえず了承。

しかし3対3の合コンは実現することになった。

相変わらずイケメンで目を合わせることなんて出来ないほどだった。その日、お酒の入った私は、彼の家に上り込むことになった。

帰り際、私を送るといって2人きりになった時に手を握られ、誘われたのであった。

十中八九セックスする流れだった。

4年ぶりの他の男性とのセックス

それでいてセックスうまい、あっという間に快感の渦に飲み込まれていった。

「きょう泊まってくでしょ?」なんて甘く囁かれたら、それはもう二つ返事で了承した。

好き、なんて言われていないのにセックスをした。

これがセフレなのだろうか。

ハイスペック男性と寝ることができた事への満足感。死ぬ前にAV並みのうまいセックス体感たかった願望を満たせた充足感。

隣で寝息を立てるイケメンの顔を見て、私は眠りについた。

罪悪感はなかった。

女は一度寝た男性に情がうつる、というのは本当のことだ。

それからセフレくんのことがずっと気になっていた。facebookを調べたり研修先の病院WEBサイトに公開されている通信簿のようなものを閲覧しチラッと映り込んだ彼を偶然見つけスクショをした。

写真フォルダに保存されていくセフレくんの写真

また会いたい。また抱かれたい。

さみしい、つらい、そんな夜に強くそう思った。

はいえ、私から連絡することはプライドが許さなかった。

そもそも自分からいかける恋愛をあまりしたことがなくて、連絡の仕方が分からない。

好きな人ができても遠くから見ているだけだった。

モヤモヤしていた。自らの欲望通りに動くことができないでいる毎日に。

リアル友達とは誰とも繋がっていないツイッター感情吐露しまくった。

そんな最中

最後に会ってから2週間が経過した頃に、セフレくんからLINEがきた。

「また会えるかな??」

ずっと待っていた連絡。飛び上がって喜んだ。

日程を合わせてその数日後に会った。

別に会いたくなかったんだけどなんてテンションで。服も下着も新調してまでして、とっても会いたかったし楽しみにしていたのに。

私なりのプライドだった。

会う時間が、夜だったこと。

急に約束時間を1時間遅らせてきたこと。

会って早々、「きょう泊まってくでしょ?」と魔法言葉を囁かれたこと。

生理日を確認されたこと。

もうこの全ての行動から

相手は私に好意ではなく、行為をしたいという欲望をお持ちの方だと察した。

体目当てだ。

確かに会話は合わないし特に盛り上がらない。私も変に身構えて、うまく会話ができない。

2歳年上の方なので、敬語もずっと取れなくて、壁を貼りまくった。

私なんかといてもつまらなかっただろうなと思う。

それでも嬉しかった。

だってまた、ハイスペックイケメンセックスができた。

私は彼の肩書きが好きなのか、彼が好きなのか、よく分からないでいる。

その日会ってから、また2週間が経った。

会いたい気持ちは、最後に会った日から積もりに積もっていき、今回は思い切って自分から連絡してみた。

かなり勇気のいることだった。

家でワンカップのお酒を4本開け、世界クラクラしてきたタイミングで、こんばんは!また会えますか?と送った。

文章も練りに練った2行だった。重すぎない2行を送ったつもりだ。

一昨日の深夜に送り、次の日の朝に返ってきた。

よかった、無視されなかった。

来週かなー?いつあいてる?と聞かれ答えると、

その日は空いてないから来月かな?また来月連絡するね。と先延ばしにされた。

具体的な代替案は無しですか。

明らかにちょっと前より積極性が感じられない。

もしかして避けられてるのか?

迷惑だったのだろうか?

たとえセフレでも、私は迷惑をかけたくない。

「また連絡するね」と言われると、もうこちからは連絡することが出来ない。

壁を貼られたのだと思う。バリヤードだ。

それでもって、もう連絡は来ない気がする。

ああ、これが最後の連絡になるかもな。と思いながら「はいお待ちしてます」と返事をした。

信頼している友達にだけセフレ存在を話している。

「もう会うのやめときな。寂しさを埋めるために会うとセックス依存症みたくなるよ。

彼氏を大切にしなさい。」

今思う気持ちは、

けっこう好きだったのに残念だな。という感じ。

あとは、

また違うセフレが欲しい。

こんな文章を、なにも知らずに眠っている本命彼氏の隣で打っている。時刻は日曜の午前10時。

今日は美味しいものを食べに、どこか連れていってくれるらしい。

恋ってなんだろう、愛ってなんだろう。

セフレってなんなんですか。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん