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2022-11-21

この、やり場のない想いを抱えて

昨日、Middleman's Loveの変更後の新キャストが発表された。DomundiとしてMii2の後輩におけるTutorYim。

役を降りるといってから覚悟をしていたつもりだったけども、正直心の整理は今でもまだついてない。新しいキャストを探す、と言っているのを見て「まぁそう言いながら良くてもDMDと縁があるところからくるんだろうな」「DMD内でくるとしたらTutorYimしかいないけど、年齢設定がな…」とは前々から思っていた。

作品が再び動き出すのは本当に良いことだ。TutorYimの責任はとても重たいし、頑張って欲しいとは思う。でも応援はしばらくの間出来そうもない。恐る恐る写真を見てみたけど、何を言っても嫌味になってしまいそうだからすぐ見るのをやめた。キャスティングされた本人達には本当に一切悪意なんて一欠片もないのだけど。一瞬見ただけでも「Mii2の時は撮影開始するのにあんなにかかって、撮影時にアップされる写真も少なかったのにもうそんなに撮ってるんだへーそう」とか「Mii2の時は全然宣伝する気なさそうだったのに、なんか急にやる気だして頑張ってるね?あれはなんだったの?」とか呟いてしまいそうだから、ここで吐き出す。ただ昔からMii2の売り出し方や扱いに不満が積もりに積もってるからちょっとした公式の態度の変化にすら腹が立ってしまうんだ。本当にTutorYimには頑張って欲しいし、今は見れないけど応援はしてる。

でも、Middleman's Loveという作品は本当にYahomにとって特別作品希望だったから、気持ちを切り替えるのは思いが深ければ深いほど難しい。私にとっては発表を知ってから、この世で一番楽しみなシリーズだった。キャスト降板発表があった時より前から昨日キャスト発表があった間までもスマホ壁紙はTommyくんのP'Jadeだった(あまりに辛いから見てすぐに変更した)。

そもそもMiddleman's Loveは、YahomがP'Aofに「Mii2にぴったりな原作があるの!」と話をしてきた経緯があると、噂に聞いている。その方にとって、キャスト降板と変更はどれだけショックなんだろうなと思うと想像すら難しい。

でも多分、Mii2が解散するのではと思うくらいもう一緒にいることもなくSNSで絡んで楽しい姿見せることもなくなったことが、よりYahomの辛い気持ち助長させてる気がする。多分JimmyくんのメンタルがどうとかTommyくんの仕事がどうだとか、Mii2が表向きでも順調に、一緒に笑い合うイメージが残っていたらキャスト変更で現実を見ても多分ダメージは少なかった。本人達が「新しいキャスト応援して欲しい」と言っても素直に全部飲み込めることができた。

Tommyくんの仕事情報全然更新されないことやMii2の今後についてしっかり知らせてほしいと、皆常に思っている。Jimmyくんの病状に関しては知らせて欲しいけども難しいことだと思うから、それに関しては個人的はいい。

ただ、本当に苦しいんだ。どこに感情を持っていけばいいかからない。ポジティブ気持ちを保ってられなくて、波のように悲しさ辛い気持ちがきて引いてまたきての繰り返し。良い意味でも悪い意味でも早くこのただぐるぐる考えながら黒い感情に囚われて待つだけの時間を終わらせてくれと願っている。

読めば分かる通り私は生粋のYahomだけども、前のままソウルメイトと言えるような仲に完全に戻って欲しいとは言わない。カップルとしてじゃなく、友達としてただ2人一緒に笑い合う姿や微笑ましいSNSのやり取りが見れたら本当にそれで良い。前のようにずっと一緒に隣にいてくれとは言わない。DMDボーイズの仲間としてだけでも、普通に接してくれたらそれだけでこの苦しい数ヶ月間(特に苦しくなったのは9月からだけども)が少しは報われるし、これからポジティブ感情を持てる気がする。まぁ、もう苦しい辛いとファンをやめていった方々を結構見てきたけれど…。

昨日これをまとめている間に、JimmyくんがTommyくんの呟きをいいねしているのを見て、また泣いている。実に何ヶ月ぶりか分からないほどの「いいね」。これだけでも泣けるぐらい、もうとっくに限界迎えてるんだな。

上手くまとまってない、ぐちゃぐちゃなままな気もするけども、とにかくこれが今の気持ちの全て。少しだけスッキリした。

2020-06-23

アジア系黒人より下じゃないです。

何やら「アメリカ人種ヒエラルキーではアジア系黒人より下で、黒人白人の両方から差別されてる」などという与太が出回っているようで。

これは嘘っぱちですのでご注意ください(個々人の経験は別として、全体から言えば)。

しろアジア系アメリカ人が他の人種マイノリティ特に黒人に対しての差別であるとの認識すら、決して珍しいものではないのです。

※注意:この増田では基本的アフリカ系アメリカ人のことを黒人呼称します。

アメリカにおけるアジア系アメリカ人はその高い学歴経済的成功から、他の人種マイノリティより高い階層にいるとみなされています

これは"中間層マイノリティ/Middleman minority" (Bonacich 1973)や"人種ブルジョワジー/Racial bourgeoisie" (Matsuda 1993)といった呼び方や、"アメリカ人種ヒエラルキーにおいて白人黒人の間のどこかを占める、第三の存在" (Kim and Lee 2001)という評価など、古くから認識です。

Bonacich, Edna. (1973) A Theory of Middleman Minorities” American Sociological Review 5: 583–594.

Matsuda, Mari. (1993) We Will Not Be Used. UCLA Asian American Pacific Islands Law Journal 1: 79–84.

Kim, Claire Jean, and Taeku Lee. (2001) Interracial Politics: Asian Americans and Other Communities of Color. PS: Political Science and Politics 34 (3): 631–637.

モデルマイノリティ(ここで言う"モデル"とは"見本"のようなニュアンスです)という言葉もありますポジティブステレオタイプを持つマイノリティのことで、アメリカではアジア系を指すことがほとんどです。

勤勉で、まじめで、よく働き、自立していて、etc., etc...ポジティブステレオタイプゆえに支援の手が伸びにくかったり、ステレオタイプ押し付けが起きやすかったり(褒めてるんだからいいじゃん!的な)、ネガティブステレオタイピングとはまた別の問題があります

これは他のマイノリティディスるさらには人種間の対立を煽るのに使われる――アジア系の連中はあんなに成功しているのに、黒人はどうして貧乏なままなの?努力が足りないんじゃない?――場合があります

一方で、このステレオタイプ就職等でプラスに働くこともあり、一筋縄はいきません。

アジア系の中には上記対立煽りを真に受けたり、黒人への蔑視白人と共有する人も存在します。

アジア系アメリカ人の人種差別に関する意識白人と近く、2008年世論調査(***)では黒人の65%、ラテン系の55%が「人種差別は未だ、我々の社会における重要問題である」と答えたのに対し、アジア系白人でそう答えたのは33%でした。

また、「人種差別存在するが、もはや重要問題ではない」という答えは黒人23.9%、ラテン系37.8%、アジア系50%白人60%でした。

しかし、やはりマイノリティー、被差別者としての側面もあり、上記ステレオタイプ押し付け落伍者への冷たい目、キャリアにおける差別("竹の天井"と呼ばれます)が存在します。

さらに、アジア系集団内の格差が激しく、日中韓印系とそれ以外で状況は違うにもかかわらず、アジア系全体の恵まれイメージから支援が届きづらいことがあります

黒人たちと同様、シンプル醜悪人種差別さらされることだって当然あります

また、コロナパンデミックにおけるアジア系の人たちへの差別で、黒人が声を上げなかったとするのも間違いです。

100 Black Menという市民団体はAsian American Business Development CenterおよびHispanic Federationと共同声明アジア系差別批判してますし、黒人コミュニティや個々の黒人twitterなんかで差別批判してます

ただし、アジア系の人々が今まで黒人差別していた/黒人差別に声をあげなかったという理由から、彼らのために声をあげたくないという黒人もいます

例えば、黒人コメディアンのGodfrey氏はinstagram投稿した動画で「エボラパンデミックの時、君らはどこにいた?我々が警察に殴られているときには?」と述べ、「君たちのスーパーヒーローにはなれないよ。他にやること(無数の差別への対処)がいっぱいあるんでね」と答えています

トランプの"中国ウィルス"呼びを肯定していたり、中国人の食生活や、パンデミックに対する中国責任中国から入ってくる安い商品等への批判もしているため、単なる反中国論かもしれませんが。

アジア系アメリカ人とBlack lives matter (以下BLM)の関係もまた歴史的に複雑な背景を持ちます

BLMが使われだすずっと前ですが、ロス暴動の前日譚として黒人韓国系アメリカ人の間の緊張状態および、韓国系アメリカ人による黒人少女Latasha Harlinsの射殺事件がありました。

2014年黒人射殺事件中国アメリカ警官によってなされました。新人警官のPeter Liangが同僚とパトロール中、ガールフレンドデート中のAkai Gurleyと暗がりで鉢合わせ、つい射殺(直撃ではなく跳弾)してしまったのです。

Liangは過失致死で有罪判決を受け、それに執行猶予5年がつきました。

この事件中国アメリカ人と黒人の両方から批判を浴びました。

中国アメリカ人側は「白人なら起訴されないのに中国系ならされるのか」と起訴の取り下げを要求し、黒人側はBLMを掲げて射殺に抗議しました。

ジョージ・フロイドの死に関しても、関わった4人の警官のうち一人はアジア系アメリカ人のTou Thaoです。

アジア系アメリカ団体Asian American CommissionはBLMへの連携を表明した上で、その声明文中にて「アジア系コミュニティにおけるアンチ黒人の深い根」の存在をあげ、コミュニティの変革を求めました。

※「(アジア系は)差別されてきたが、同時にモデルマイノリティ神話から利益を得てもいる」等の意見声明文には含まれていることもあり、一部のアジア系アメリカ人はこの声明に反発しています

勘違いしないでほしいのは私が「黒人アジア系差別している」へのカウンターとしてその逆を言っているわけではないということです。

黒人差別に声を上げるアジア系アジア系差別に声を上げる黒人、当然のようにいます黒人レイシストアジア系レイシスト、当然います白人ヒスパニック、その他マイノリティも同様です。

世界は複雑なのです。立場属性でひとくくりにできるような単純なものではありません。

分かりやすストーリーを無批判に受け入れてはやし立てるような、愚かしい行いは控えてほしいと私は思います

 
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