はてなキーワード: 注意欠如・多動症とは
▼ ADHDのMRI研究―ADHDの神経生物学的基盤の解明に向けて―
注意欠如・多動症(attention-deficit/hyperactivity disorder: ADHD)は不注意,多動性・衝動性を特徴とした神経発達症である.近年,ヒトの脳機能や脳構造を可視化する有力な方法であるMRI(磁気共鳴画像)により,ADHDの神経生物学的基盤の解明が進み,前頭葉,大脳基底核の構造的な成熟の遅れが示唆されてきた.その一方で,これまでのADHDに対する脳機能研究の成果には一貫性が乏しいことも問題点として指摘されている.本稿では,これまで報告されてきたADHDのMRI研究(脳形態,機能的MRI)に関する主な知見をまとめ,最後に,それに続くADHDの神経生物学的基盤の解明に向けた,我々の取り組みについても紹介する
▼ Brain MRIs Can Identify ADHD and Distinguish Among Subtypes
ADHD患者と健常者の脳の構造的・拡散テンソルMRIを比較した結果、ADHD患者と健常者の間には、全体的な脳の体積や灰白質・白質の体積には差がなかったものの、脳の一部の領域や結合には有意な差が見られた
https://www.ajmc.com/view/brain-mris-can-identify-adhd-and-distinguish-among-subtypes
▼ Different effects of the DRD4 genotype on intrinsic brain network connectivity strength in drug-naïve children with ADHD and healthy controls
ドーパミンD4受容体遺伝子(DRD4)の2リピートアレルとADHD患者と健常者の脳ネットワークの結合強度に関する研究の紹介
DRD4はADHDと関連する遺伝子の一つであり、特定の脳領域間の機能的結合に影響を与えることが示されている
安静時機能MRI画像を用いて、DRD4の2リピートアレルが脳ネットワークの結合強度にどのような影響を与えるかを調べた。
その結果、一時葉(左下部一時回や両側中部一時回)などの脳領域で、診断群と遺伝子型との間に有意な相互作用が見られたとしている
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34406637/
▼ ADHD: Large imaging study confirms differences in several brain regions
ADHD患者と健常者の間に脳サイズに差があることを示した研究を紹介
というか、現時点でMRIのみで診断するのは適切ではないという主張なら、『それはそう』だが、
脳に違いはなく、MRIでは何もわからないという主張ならば、どういう理屈で向精神薬や鎮静剤飲んどるんやって話やね
(ワイは飲んでませんけど)
やめてくれーー!!
どう考えたって定型ですら運動が嫌いな子供は多いし、却ってストレスになってパフォーマンスが落ちるだけだって!
https://twitter.com/mirai4510/status/1678151036048125955
@mirai4510
注意欠如・多動症(ADHD)の症状を和らげる良薬は「運動」であるという研究報告 - GIGAZINE https://gigazine.net/news/20140930-exercise-cure-adhd/
朝、授業の前に運動をするとテストの点数が向上する。定型発達児も点数が上がるけど、ADHD児で特に効果が大きい。
こういう事を知っておいて上手にいかしたいですね
> これは現代の言葉で言うと自閉症スペクトラム(ASD)にあたります。
「現代の言葉」というより「現在の診断基準」で言うと、だと思う。
> 発達障害というのは「自閉症スペクトラム・ADHD・学習障害」と3つに分類こそされていますが
自閉症スペクトラムじゃなくて「自閉スペクトラム症」もしくは「自閉症スペクトラム障害」。ASDの “D” はDisorder(症/障害)だから。一般的には学習障害と言われているけどこれも正確には「限局性学習症」。
発達障害は一般的には3つに分類されているけど、アメリカ精神医学会の診断基準DSM-5では、神経発達症群/神経発達障害群は大きく7つに分類されている。
② コミュニケーション症群/コミュニケーション障害群(言語症、語音症、小児期発症流暢症など)
⑥ 運動症/運動障害群(発達性協調運動症、常同運動症、チック症など)
⑦ 他の神経発達症群/他の神経発達障害群
2017年12月5日時点で「広汎性発達障害」について調べることを勧めるのは愚策である。「自閉スペクトラム症」について調べることをお勧めしたい。
そして、この元増田はおそらく当事者か当事者に近い一般の人だからなのであろうが、正しい理解をと言いつつ、書いてる当人も発達障害とは何かや精神科における診断について根本的に理解できていない。
なので、この人の主観的かつ感情的な意見を鵜呑みにする必要はないです。
正しい知識を得るために必要なのは、ポジショントークではありません。
広汎性発達障害の「障害」とはdisorderの訳語で、障害者や障害年金というときの「障害(disability)」とはまったく別の意味です。双極性障害、大うつ病性障害、不安障害、強迫性障害などと同じくdisorderとしての「障害」です。
この増田のように「障害」の意味を誤解する人が後を絶たないため、今はdisorderの訳語は「障害」ではなく「症」とされる流れになってきています(たとえば発達症、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症というように)。