2023-09-16

anond:20230916120810

発達障害と健常者で脳のサイズや発達傾向に違いが見られる模様

ADHDMRI研究ADHDの神経生物学的基盤の解明に向けて―

注意欠如・多動症(attention-deficit/hyperactivity disorder: ADHD)は不注意,多動性・衝動性を特徴とした神経発達症である.近年,ヒトの脳機能や脳構造可視化する有力な方法であるMRI磁気共鳴画像)により,ADHDの神経生物学的基盤の解明が進み,前頭葉大脳基底核構造的な成熟の遅れが示唆されてきた.その一方で,これまでのADHDに対する脳機能研究の成果には一貫性が乏しいことも問題点として指摘されている.本稿では,これまで報告されてきたADHDMRI研究(脳形態機能MRI)に関する主な知見をまとめ,最後に,それに続くADHDの神経生物学的基盤の解明に向けた,我々の取り組みについても紹介する 

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcbd/13/1/13_45/_article/-char/ja/?ssp=1&setlang=ja-JP&safesearch=moderate

 

▼ Brain MRIs Can Identify ADHD and Distinguish Among Subtypes

ADHD患者と健常者の脳の構造的・拡散テンソルMRI比較した結果、ADHD患者と健常者の間には、全体的な脳の体積や灰白質白質の体積には差がなかったものの、脳の一部の領域や結合には有意な差が見られた

https://www.ajmc.com/view/brain-mris-can-identify-adhd-and-distinguish-among-subtypes 

 

▼ Different effects of the DRD4 genotype on intrinsic brain network connectivity strength in drug-naïve children with ADHD and healthy controls

ドーパミンD4受容体遺伝子(DRD4)の2リピートアレルとADHD患者と健常者の脳ネットワークの結合強度に関する研究の紹介

DRD4ADHDと関連する遺伝子の一つであり、特定の脳領域間の機能的結合に影響を与えることが示されている

安静時機MRI画像を用いて、DRD4の2リピートアレルが脳ネットワークの結合強度にどのような影響を与えるかを調べた。

その結果、一時葉(左下部一時回や両側中部一時回)などの脳領域で、診断群と遺伝子型との間に有意相互作用が見られたとしている

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/34406637/

 

ADHD: Large imaging study confirms differences in several brain regions

ADHD患者と健常者の間に脳サイズに差があることを示した研究を紹介

MRI画像分析し、ADHD患者では全体的な脳サイズ特定の脳領域扁桃体海馬など)が健常者よりも小さいことを確認

https://www.medicalnewstoday.com/articles/315884

 

 

というか、現時点でMRIのみで診断するのは適切ではないという主張なら、『それはそう』だが、

脳に違いはなく、MRIでは何もわからないという主張ならば、どういう理屈向精神薬や鎮静剤飲んどるんやって話やね

(ワイは飲んでませんけど)

記事への反応 -
  • 発達障害少なくともADHDの基準を見る限り、 「発達障害は生まれつきの脳の欠陥であり、投薬で症状を軽減するが出来るが一生治らない」という定説はおかしいとしか思えないんだよな ...

    • WAIS-IV・WISC‐Ⅳ 受ける手順 自分自身の住んでいる都道府県名と成人と発達障害と診断と福祉でAND検索する例: 鹿児島 成人 発達障害 診断 福祉 都道府県運営の公式サイト、も...

      • 発達の診断にMRIはちょっと医学的じゃありませんね

        • 発達障害と健常者で脳の発達傾向に違いが見られる模様 ▼ ADHDのMRI研究―ADHDの神経生物学的基盤の解明に向けて― 注意欠如・多動症(attention-deficit/hyperactivity disorder: ADHD)は不注意,...

          • 研究はされてるのは知ってるよ。臨床としては現時点では確立されてないやろ。

            • 現時点でMRIのみで診断するのは適切ではないという主張なら、『それはそう』だが、 脳に違いはなく、MRIでは何もわからないという主張ならば、どういう理屈で向精神薬や鎮静剤飲ん...

              • MRIのみで、というか現時点ではMRIを使った発達障害の診断は標準的な医療ではないでしょ。どちらかといえば、診療費狙いの占い的なビジネス。

                • そもそもMRIのみで診断書作れませんので

                  • やるだけ無駄という話

                    • コスパはともかく無駄ではない。各種研究の通り傾向は見られるのだから   本人の主張の困難とMRIで出た結果を元にフォローするって感じでしょ 運動・作業療法以外に食事療法も大い...

                      • 発達障害の診断と改善の目的に対しては直接的には無意味でしょ。その他の脳疾患が悪さをしてる可能性を潰す意味はあるけど。

                        • 無限ループなんだよなぁ 発達障害と健常者で脳のサイズや発達傾向に違いが見られる模様   現時点でMRIのみで診断するのは適切ではないという主張なら、『それはそう』だが、 脳...

          • 正直線虫が癌細胞を嗅ぎ分けられる検査と同レベルしっしょ その段階にも達してないけど

      • IVかわからんが脳出血起こして術後すこし言語関係で後遺症が残ったからちょっとリハビリしてその最終日にWAIS受けたらIQ120って診断されて若い女の理学療法士の先生に「こんな値見たこ...

        • ワイくん言語IQ平均以上にあるけど、脳の状態チェック目標じゃなかったので、そのようなこと言われませんでしたね あと1対1だったよ、検査も結果お伝えも   英語も絶望的に出来ない...

      • WAISやWISCで発達障害の有無が分かることはありません。基本のキが分かってない。診断基準を読むところからやり直してきなさい。

    • 入り口で弾いとくのが一番効率的

    • 愛着障害ってやつの症状がADHDの症状と似てるって話を本で読んだな 岡田尊司のADHDの正体って本

    • いや、SPIで弾くのは正解。

    • 発達障害は身体障害や精神障害と並べる大分類でしかない。 「発達障害だからどうこう」とか言ってる奴は素人なので遠慮なくバカにして良い。 社会モデルは現代ではもう常識。 https...

      • 何言ってんのか分かんない。発達障害は精神障害の中に含まれるので大分類でもなんでもない。

    • そんなもんDSM-IV編集委員長のアレン・フランセスその他大勢の専門家が何年も前からずっと言ってることで、わざわざ車輪の再発明みたいなことせんでええよ。 そんなに関心あるなら普...

    • そんな当たり前のことを医者連中が考慮に入れなかったとでも?

    • 接したことあるけどブレーキが壊れた車、バグとエラーが頻繁に発生するプログラムみたいなイメージだった。 マニュアル渡して常に期限と優先順位を指定してもまだ足りないみたいな...

    • まさに、障害は社会が作るってのはそういうこと。 もし仮に、人類の大半の足が不自由なら、それに適合した社会が作られ障害にならない。逆に人類の大半に翼がついていて空を飛べる...

    • 病気は治療するよね、現に病原菌やウイルスがいるから。 ケガも治療するよね、破壊された体細胞があるから。 障害ってのはね、「自分も他人も困ってます」ってことなんだ 障害は一...

    • 職場の問題と発達障害は別の問題。 それとは別に働いている人間側の問題がある。   発達障害の日常は、両腕が根本から無い人に「義手で精緻な絵を描け」って言ってる感じ。 無理じ...

      • 手はどうやっても生えてこないが発達障害はやる気と意識の問題だろう

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