はてなキーワード: ヒデリとは
男「そう、ペンギン。」
女「ペンギン...」
男「なんか小さくて、人の名前みたいだった気がする。」
日照りペンギン
私の住んでいる村ではその昔、ひどい旱魃に見舞われたことがあり、梅雨になっても雨は降らず、夏になっても稲穂に実は入らず、秋になっても年貢はおろか自らが食べる分さえ収穫できないという有様で、このままでは冬にみな飢え死にするしかないと嘆いていました。
窮した村人たちがある日、海の神様に祈りを捧げたところ、海からそれは大きなペンギンが現れ、口からイルカほどもある大きな魚を吐き出しました。
村人たちは喜んでその魚を食べ、飢えた体を一息つかせることができたのでした。
それからペンギンは毎日村へやってきては、サメ、マグロ、カツオ、エビ、カキなど、考える限りの海の幸を吐き出して村人たちの腹を満たしました。
それは次の年の春に裏作の小麦が収穫できるまで続いたそうです。
飢饉が終わり、村人たちがようやく魚以外のものを口に出来るようになった頃、人々はあれだけ大きかったペンギンが一匹の普通のペンギンに戻っていることに気がつきました。
自分の身体を顧みずに助けてくれたペンギンの頑張りに、涙を流さない者はいませんでした。
最後の日、ペンギンは小さなイワシを一匹だけ吐き出すとヨチヨチと海へ帰っていきました。
別れを偲んだ村人たちも浜辺へ駆け寄り、膝まで海に浸かりながら両腕を天に掲げ、いつまでもいつまでも振り続けました。
時は流れ、食べ物に困ることのなくなった現代ではペンギンに助けられることも無くなりましたが、今でも村ではその恩を決して忘れず、春になるとペンギンが帰った浜へ行き、祈りながら海に魚を投げ入れるそうです。
男「あっ、それだ!」
今年も「このマンガがすごい!2017」が発売された。
ランキングはどうでもよく、どんな人がどんな漫画を読んでいるんだろうっていうことを毎年楽しみに読んでいる。
そこで気になったことがある。男編で、ほとんど同じタイトルに投票している人が4人いた。
1位 私の少年
3位 ファイアパンチ
4位 3月のライオン
5位 漫画サ道
2位 私の少年
3位 ファイアパンチ
4位 ドリフターズ
5位 兎が二匹
1位 私の少年
3位 善悪の屑
5位 ダンジョン飯
2位 ゴールデンゴールド
3位 ファイアパンチ
4位 私の少年
のこり全員が「中間管理職トネガワ」「私の少年」「ファイアパンチ」と今年の1位、2位、3位作品に投票している。
それ以外の作品も全部10位以内にランクインした作品ばかりだ。事前にランキングを知っていたみたいに。
こんなことってあるのだろうか。
「このマンガがすごい!」は誰だって投票できるような類のものじゃない。
各界のマンガ好きが選ぶこのマンガがすごい!
と書いてあって、私でも知っているような人ばかりが投票してる。
当然、しらない人もいるけれど、そういう人は検索すればだいたいTwitterなりブログだったりにたどり着くことができた。
上の4人は全員今年初参加(ここ5年分を確認してみた)。名前を検索しても出てこないし、失礼だけど肩書を見ても有名な人とは思えない。
実在するのか。
「このマンガがすごい!」は採点方法が、きちんと書かれている。
それに照らし合わせて、今年のランキングから上記4人の点を引いてみたら、1位〜3位はほぼ同点、4位、5位も僅差しかない。
1位から5位がほとんど変わらないランキングって、ランキングとしてどうなんだろう。
それで架空の人物をでっちあげて票を操作したたんじゃないだろうか。
もともとランキングには興味ないし、操作されてても別にいいと思う。
けどカバーにある「本音のランキング」っていう謳い文句は嘘だと思った。
こんな嘘のランキング発表するくらいなら、順位つけずに「みんなのおすすめ」って紹介すればいいのに。
それだけでも私は読みたい。
疑問に思っている4人の点数を除くと
「接戦の1位、2位と少し離れた3位」という印象だったランキングは「1位〜3位は大差なし」という印象に。
白けねえよw
「実力伯仲の名作が同時に三作も出たなんて素晴らしいなあ」と思うよ。
「実力泊中の名作」ってより、どの作品もパッとしなかったから底上げっていう感じかも。
「2016」1位の「ダンジョン飯」は270点、「2015」1位の「聲の形」は129点。
それに対して1位が70点っていうのは。
ちなみに去年まで70点台っていうのは5位、6位くらい。