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はてなキーワード: 裏作とは

2023-04-10

anond:20230410115749

稲妻

落雷の結果、有機合成空気中の窒素固定化されて稲の生育がよくなる。落雷のことを稲妻と呼ぶようになった。

豆:

日本人がやたらと豆をたべるのは、豆が貴重なタンパク源だったこともあるが、稲の裏作で豆を栽培すると、根菌が窒素を固定するため、稲の生育が良くなることのほうが大きい。

彼岸花

田舎でやたらと彼岸花栽培されているのは日本人信心深さ、というよりも、彼岸花窒素の固定をすることを知っていたからに他ならない。

菜の花

日本史教科書に「江戸時代通貨経済が発達し、菜種油として現金化しやす菜の花栽培が普及した」と記述されているが、菜の花窒素の固定をすることを知っていたから、という理由のほうが大きい。

2021-09-05

男「なんだっけ、あのペンギン...」 女「ペンギン?」

男「そう、ペンギン。」

女「ペンギン...」

男「なんか小さくて、人の名前みたいだった気がする。」

女「なんやろ、マゼランペンギンかな...」

男「あっ思い出した!ヒデリペンギンだ!」

女「ヒデリペンギン...」

  

  

日照りペンギン

  

私の住んでいる村ではその昔、ひどい旱魃に見舞われたことがあり、梅雨になっても雨は降らず、夏になっても稲穂に実は入らず、秋になっても年貢はおろか自らが食べる分さえ収穫できないという有様で、このままでは冬にみな飢え死にするしかないと嘆いていました。

  

窮した村人たちがある日、海の神様祈りを捧げたところ、海からそれは大きなペンギンが現れ、口からイルカほどもある大きな魚を吐き出しました。

村人たちは喜んでその魚を食べ、飢えた体を一息つかせることができたのでした。

  

それからペンギン毎日村へやってきては、サメマグロカツオエビ、カキなど、考える限りの海の幸を吐き出して村人たちの腹を満たしました。

それは次の年の春に裏作小麦が収穫できるまで続いたそうです。

  

飢饉が終わり、村人たちがようやく魚以外のものを口に出来るようになった頃、人々はあれだけ大きかったペンギンが一匹の普通ペンギンに戻っていることに気がつきました。

自分身体を顧みずに助けてくれたペンギンの頑張りに、涙を流さない者はいませんでした。

  

最後の日、ペンギンは小さなイワシを一匹だけ吐き出すとヨチヨチと海へ帰っていきました。

別れを偲んだ村人たちも浜辺へ駆け寄り、膝まで海に浸かりながら両腕を天に掲げ、いつまでもいつまでも振り続けました。

  

時は流れ、食べ物に困ることのなくなった現代ではペンギンに助けられることも無くなりましたが、今でも村ではその恩を決して忘れず、春になるとペンギンが帰った浜へ行き、祈りながら海に魚を投げ入れるそうです。

  

めでたしめでたし

  

  

女「...ヒデリペンギンって、アデリーペンギンのこと?」

男「あっ、それだ!」

  

めでたしめでたし

 
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