めちゃくちゃしょっちゅうあるんですけど特に意味とか調べたことない。タイトルに困ったから書いてみただけです。
ここから本題、友人の話。
友人とは学生の頃からの付き合いで、気づけばそろそろ二桁くらいの年数仲良くしていた。過去形なのは、今、その友人から自分が友人認定されてるのかわからないから。
私の友人はとてもメンタルが弱くてとんがっている。
別にメンタルが弱いのはいい。ちょっとしたミスで落ち込んだり、自分ダメだな~ってなって引きこもったり、全然よくあることだ。どよんと落ち込む深さが違うくらいで、私にだってそういうことはある。
問題はとんがっていること。いや、別に彼女にとっては問題じゃないだろうけど、私にとっては問題だった。自分勝手にも。
友人がどんなふうにとんがっているかを書くために、半年ほど前の話をする。
当時、友人はツイッターで仲良くしていたフォロワーと仲違いして、そのフォロワーをブロックした。ちなみに私もそのフォロワーとは仲が良くて、三人のライングループなども存在したが、彼女は無言でグループから抜けたし、フォロワー個人もブロックしたらしい。
端的にまとめると、フォロワー(いちいち打つのが面倒なので以降Aとする)が友人を怒らせて、怒った友人がAとのつながりをすべて絶った、という話だ。まあネット上で交流してたら、そんなことはしばしば起こりうることだと思う。私はマジでそのやりとりに関係ない第三者だったので、友人とも普通に友人を続けるつもりだったし、Aとも仲良くし続けるつもりだった。それぞれからこういう経緯でもう仲良くしません(できなくなりました)という報告を受けたけど、どっちが悪い良いの話じゃなかったし。
Aとはそれでよかった。相変わらず普通に話すし仲良くしている。問題は友人である。ここで話が戻ります。
友人のメンタルのとんがり具合というのは、自傷に特化しているという意味合いを含む。どう特化しているかというと以下のように。
「Aさんのこと、いい人だと思ってたのにあんなこと言われると思わなかった」
「Aさんにあんなこと言わせるくらい私が何かしていたのかもしれない……。でも、それにしたってもっと言いようがあったはず」
「Aさんは自分が正義だと思ってるし事実そうだから、弱者の私の気持ちなんてわからない」
へ~~~って感じである。
私はふんわり書いてみたけど、つまりなんかめちゃくちゃAが素晴らしい人間みたいなことを前提にしつつ、そう信じていたのにそうじゃなかったし私は裏切られたし傷ついたのよ的な内容を友人は延々話し続けるのである。
これの何を私が問題視しているかというと、友人、自分が傷ついた話しかしない。
いや、そうなんだけども。詳しくは書いてないけど、友人は確かにAとのやりとりで傷ついていた。それでメンタルボロボロになるのはわかる。でも、友人……あなた……自分で傷えぐってない……? Aは最初からそんな聖人みたいな人じゃなかったし、あなた今までAのことそんなふうに言ったことあったっけ……? なんなら仲良くはしてたけど、そんなにAを好いてはなかったよね……? って話なのである。そりゃめちゃくちゃ大好きでめちゃくちゃ尊敬してる相手から急に足蹴にされたらこうもなるだろうと思うけど、友人の中のAの占める場所そんななかったやろ、という。
これが私が問題視する、友人の悪癖だ。
とにかくメンタルが落ち込むことがあると、神の理不尽さに振り回されたかわいそうな人間ムーヴをし始める。おおげさと思うか。おおげさじゃないんだよな。
上記のAの話はあくまで一例で、この十年近く、友人は半年に一回くらいは大体こんなことを繰り返している。疲れないんだろうか、と思う。疲れている、と思う。でも友人は何度も何度もやってしまうのである。これを悪癖と言わずなんと言おう。
ぶっちゃけた話、今まで私は「あ~またやってるよ」と思いつつ、凹んだ彼女のメンタルを適当にヨシヨシしたり放っておくことしかしてこなかった。基本的に私のいないところで、それらの事件は起こっていたからだ。
もう一つ例をあげる。友人に恋人がいた頃の話だ。
就職してしばらく、友人に恋人ができた。同じ部署の人から告白されたとかで、友人としては相手に仕事仲間くらいの感情しかなかったらしいが、とりあえずOKしたとのことだった。そんな始まりではあったけれど、友人からは恋人との時間が心地いいと聞いていたので、それなりに仲睦まじくやっていると思っていた。
メンタルをめこっと凹ませた友人に後から聞いた話によれば、彼女は恋人に自分から連絡をとることを一切していなかったらしい。恋人からのラインに返事をする、誘われたら出かける、たまにかかってきた電話に出る。以上。それだけ。
恋人からの別れの言葉は「君が僕のことを好きになってくれる日は一生来ない気がする」だったらしい。そうだね。私もそう思う。
この話をするとき、友人は泣いていた。なぜか。相手を好きになって付き合っていたわけではないのだから、友人としてはそこまで凹むことでもなくないか? 不思議に思って聞いてみれば、自分が頑張らなくても相手が頑張って好きでいてくれる関係が心地よかったそうだ。あほか。
これも友人の悪癖だ(と私は思っている)。人には好かれていたいけど、そのために頑張ることはしない。居心地がいい関係というのは「自分が」無理をしない関係のことであり、頑張らせようとする人とは仲良くしたくない、という。
話が長くなった上に逸れていた。閑話休題。
別れた恋人のことを、友人はやっぱりさんざん言った。いい人だった、優しかったと言ったその口で、どうしていい人ぶったの、優しくしたの、私を傷つけるなら最初から告白なんてしないでほしかった、と言う。
あほか、と思った。けれど言わなかった。言ったら友人のメンタルはさらに凹んで面倒なことになるから。
でも、最近になって気づいた。気づいたというか、ようやくその事実を直視した、というか。
友人はこれを、私相手でもやるんだろうな。
前述したとおり、これまでの事件に私は関わっていない。友人と私は職場が違うし、ツイッターでは呟く話題も違うからそもそもフォロワーが被らない。Aが例外だったのだ。
友人はとにかくとんがっているので、一度嫌いになった相手のことをさんざん言う。相手を神さまのように持ち上げることで、あんな高いところから私は落とされたのよと自分が受けたダメージを倍くらいにする。そして、嫌いになった相手が関わってきたものも大体嫌いになるので、さらにダメージを倍にしている。
今回の場合、「嫌いになった相手が関わってきたもの」に私が含まれている。
もう3ヶ月ほど、友人とは連絡を取っていない。
私から、友人をブロックしたり、連絡を絶ったりするつもりはなかった。なぜなら、そんなことをすればきっと彼女は私を神さまみたいな悪者にして、自分が傷ついた話を延々他の人にするんだろうから。ここまで来ればもはや意地である。
しかしそれも時間の問題なのかもと思う。悪癖だのなんだのと私もさんざん言ってきたし、この文章はまるっと全部友人への愚痴なのだが、それでも私は彼女を友人と思っていたし、これからも友人と思っていたかった。面倒に思うことを補って余りあるくらい、私は彼女のことを好いていた。
でもたぶん、友人はそうじゃないんだろうな。
……長々と書いたらそれなりにすっきりした気がする。
誰も見てなくていい日記だけれど、これがインターネットというだだっ広い場所に公開されていると思うだけで、愚痴を誰かに聞いてもらった気にはなる。
見てくれていた人がいたら、ありがとう。
今日の晩は、歯が抜ける夢を見ずに済むかもしれない。
長くて読めなかった