都内の駅から徒歩3分弱の住宅街。
- 駅前にイートインスペースのあるチェーンのパン屋があり、そこは朝行列がある。
店内はとても狭く、客が3人入るともう満杯。
親子や大学生、ご近所の方の利用が多い。サラリーマンも来る。
午前中は店主+2人で回す。開店直後はパンが次々焼き上がるのでおそろしく忙しそう。
午後は店主のみ。仕込みをしながら、人が来るたび中断して接客する。
- 開店時間は完全に店主のさじ加減のように見える。用意したパンが売り切れ次第閉まる。17時には閉まってる。

問題と改善案

店主が天気など諸般の状況を見てメニューを決定するので、毎日何が売っているか分からない。
- Twitterを作って宣伝したり、作るローテを組んで店内の掲示やチラシなどで告知する。
  - スーパーに付属するパン屋ですら焼き上がり時間の目安看板が出ている。焼きたてをきちんと告知すれば、その時間帯にひとりでも多く来客が望めるのではないか。
しばしば欲しいパンが売り切れている。
- 店側にとっては「需要の読み間違い」。すなわち逆に売れ残りが発生していることが伺える。
- 売れたパンとその時間帯などのデータを取って解析してみたい。
- ただ、データマイニングに十分な量のデータが取れるほど長いこと勤めていられない。院に行くなら可能かもしれないが……
知名度が低い？(自分の周囲には知ってる人がいない)
- 大きな通りから細い路地に入らなくてはいけない。
  - 周囲には大学、高校、託児所。大学はやや遠回りになるので学生はあまり通らないはず。
  - 託児所にパンの仕入れをしたりしないんだろうか。
- 広告媒体としてはホームページ、Facebook、食べログ。
- Facebookの更新は週1〜4と、こまめになされている。
  - いいねが100ちょい。
- ホームページはFBのブログパーツが貼ってあるが、更新は3ヶ月〜半年に1回程度。
- 食べログは星3.5以上。せっかく高評価を頂いているのだから生かしたい。
利用層に情報発信ができていない？
- 遅めに行くと開店か終了かの博打になるのが不便。大抵閉じてる。
- 高頻度((だいたい月2,3))で新商品が出る。しかし、毎日メニューが変わるのでどれが新商品か分かりにくい。
- Facebookをまともに見ない大学生にもアピールできるようにTwitterアカウントを作りたい。今日は先着10個で新商品のパンが出ます、本日は閉店しました、などの流動性の高い情報を発信したい。
入ったが最後買わなきゃいけないような空気をどうにかしたい。
- 店内は対面式のカウンターで、入店すると「決まりましたらお声掛けください」と言ってお店の人がトングとトレーを持つ。
  - 自分だけかもしれないが、初来店時はそれがすごいプレッシャーになって、ゆっくり選びたいのに選べなかった。
  - 店主は人当たりの良さそうな雰囲気なので慣れるとマシになったが、今でも選びにくい。迷っている間は確かに数十秒だけど、それでも仕込みを中断して待っていてくれるので申し訳なく感じる。自分は店内に入る前に「メロンパンと明太フランスを買おう、なかったら甘いパンを買おう」とシミュレーションをしている。
- 店主が一人で仕込みをしている間だけでも、ベルを置いて「決まりましたらベルを押してお呼びください」にするとか。
- 正直自分がレジに立ったとき挙動不審にならない自信がないのであまり大きなことは言えない。
店主以外の店員がやや怖い。
- これも自分だけかもしれないが、店主と打って変わってフレンドリーさがない。もっと笑うとかしてほしい。
  - フィードバックを受けやすいようにホームページにメールアドレスを貼るとか。

してみたいこと

事業拡大。
- 現時点ではパン教室などを行っている。
  - 小学校や託児所に仕入れをするのはどうだろうか。その分忙しくなるが、安定した収入が得られるはず。
  - ただこれは店主の考え方によるので、そんなに強くは希望しない。
フィードバックのしやすい環境の導入。
- 経理は数ヶ月溜めてまとめてしているらしい。
  - こまめに売り上げが可視化できるような環境を導入するお手伝いができればと思う。
- アンケートの実施しやすい環境。
  - 子供が多いので、模造紙にシールを張るタイプのアンケートを店頭でするのはどうだろうか。
  - FBをもっと宣伝して、アンケートを実施したときに有意な情報が得られるようにしたい。
チラシづくり。
- 店頭に置いておくチラシ。webでも閲覧できるようにしたい。
- パン作りのこだわりなどを広告したい。
- パン教室の宣伝もそこで出来るし、パン教室での宣伝にもチラシを持って行くと幸せになれるはず。

思ったこと

店主はゆるゆるやっている人なんだろうと思う。

やりたいことはあるけど、人手も少ないし(去年は社員が一人いたが辞めてしまったらしい)、無理のない範囲でやるスタンス。

店主とちゃんと話したことがないから分からないけど、自分のように「もっともっとお客さんが増えれば」とは強く思ってない気がする。

だから上記のものを伝えたところで全部が全部実行されるわけではない。

それに、仮に自分が短期バイトやお手伝いなどで入ったところで出来ることは本当に限られてるはず。

ただどんなに短くったってやれることはある。

少しでもこのパン屋さんのことを知ってもらいたい、ひとりでも多くの人に食べてもらいたい。

100円ちょっとのパンが、感動するほどじゃないけど普通に美味しいお店は、探してもなかなかない。

心を込めて丁寧につくられた個人経営のパンは、それだけで十分な価値がある。

そんな気持ちが少しでも実ってくれるのなら、やってみてもいいんだけど……(冒頭で述べたように色々言い訳をして足踏みをしている)

しかし、ここまで書くのに6時間くらい費やしている。アホか。

Permalink | 記事への反応(2) | 20:11

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■気になるパン屋さんがある

パン屋さんについて

問題と改善案

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思ったこと