2021-05-19

友達非処女だった

私には高校生の時からかれこれ10年近く仲良くしている友達がいる。昨年、その友人が非処女だということを本人の口から知らされ、たいそうショックを受けた(いまも受け続けている)という話である

一般的女性であればまあ大学在学時あたりで適当な男を見つけて処女なんて捨てているのが普通だろう。一般的女性友達あんまいないから知らんけど。私たちは(ほぼ)女子校出身で、オタクで、腐女子で、卒業した後もきっとなんとなく普通女の子とは違って、恋人なんかいないままだと思っていた。私はモテ経験もないし、そもそも他人性的接触を持つことに関して苦手意識を持っている。(こういう考えの人を、アセクシャルというらしい 詳しく知りたい人はぐぐろう)友人も、人間は苦手、人外の方が可愛い、などとずっと言っていたから、てっきりセックスなんて論外!という考えだと思っていた。

高校の3年間、私と友人は本当に仲が良かった。

前世双子だったといえるレベル思考回路が似ていたし、馬鹿騒ぎするのが楽しかった。

入学時は、やかましいやつだなと思って、正直好きではなかった。

入学から少し経って、放課後に一緒に行ったマック意気投合した。

テスト期間に机を向かい合わせて勉強せずにお絵かき大会をするのが好きだった。

文化祭の出し物に向けてみんなで頑張ったのもいい思い出だ。

移動教室に何気ない話をするのが好きだった。

推しキャラを描きあって、絵をもらった際は喜びのあまり教室を駆け回っていたりした。

お泊まり会をしたとき、なぜかいつも一緒に風呂に入っていた。(自分クラス友達距離感が近すぎて大体入浴をともにする風習があった)

髪が長い彼女が髪を洗い終わる間に、私は全身を洗い終わっていた。湯船に入りながら遅いよ!と野次を飛ばすのも好きだった。

夜中に電気を消した状態いつまでも寝ずにどうでもいい話をし続けて夜更かしをするのが好きだった。

友人は高校2年生頃に、ツイッター男性向けの人気ジャンルの絵を投稿してバズり、A氏という男性彼女フォローした。察しのいい人はわかるだろうが、こいつが彼女処女を奪った男だ。A氏はインターネット上で彼女イラストツイートを見ているうちに彼女人格自体にも惚れてしまったらしく、積極的アタックを続けた。A氏は私達より5歳くらい年上で、当時は大学生だった。

フォローから1年経ったあたりでA氏と彼女は2人で旅行に行った。今考えると成人済みの男がインターネット出会った女子高生旅行に行っている時点でどうかなとは思う。彼は旅館の同じ部屋、隣の布団に寝ている彼女に手を出さなかったという。(当たり前だろアホが未成年に手出すなボケ)当の彼女旅行自体はおおいに楽しんだようであった。

そのあとしばらくして私もA氏とTwitter相互になり、そこそこリプの応酬をするなど良好な関係性を築いていた。

そして大学1年生のころ、友人はTwitter人間関係やらかししまった。詳しい描写は省くが、彼女の家庭環境はお世辞にもいいものではなく、それに甘んじて他人の優しさに頼りすぎてしまったのだ。彼女フォロワーからの信頼を失って最終的にアカウントを消した。私も、ここ数年は彼女の人にたかる態度に辟易としていたので、いつかこんな日はくるのだろうと思って何も声をかけずにいた。これを期に反省するべきだと思っていた。

そんななかA氏は「反省するまで距離をおこう」といった優しい言葉をかけて、彼女に愛想をつかせることなく想いを寄せ続けた。

それから1年ほどが経ち、私はとあるジャンルにはまった。友人はひっそりとTwitterで鍵アカウントを作って活動していたようで、人づてに彼女も同じジャンルが好きだから久々に話がしたい、ということで、交流を再開した。あの一件をきっかけに彼女反省したようで、人間的に大きく成長していた。彼女大学は早々に辞めてしまっていたが、いろいろあってよくない家庭環境からも無事に脱することができ、パートをして一人暮らしをはじめた。それからは週に1度くらいは通話を繋げて、遠隔ではあるが高校時代のような楽しい交流を続けていた。通話をしながら2人で各々のジャンル同人誌を描いたし、どうでもいいキャラ解釈で延々と盛り上がったりした。

高校卒業しはや5年。大学院生になった私と相変わらず仕事を頑張っている友人は通話で盛り上がっていた。もう今はどんな流れの会話をしていたか覚えていないが、彼女は笑いながらこう言った。






「私もう処女じゃないんだよねw」












頭が真っ白になった。

相手は誰か、いつそんなことになったのか、人間は嫌いなんじゃなかったのか、とか、男性気持ちいから描けないわとか言ってたじゃんとか、いつのまに、とか、いろんな考えが脳裏をすごい勢いで流れていった。私は震えた声で「相手は誰なの?」と聞くのが精一杯だった。

相手はA氏だった。半年上前のことだった。

あの一件があってから彼女から距離をおいているうちに別の女性交際していた時期もあったそうだが、やはり彼女のことが忘れられず、交流を続けていたそうなのだ。A氏は住んでいる地域が遠いので、旅行をする際の宿、ということで彼女一人暮らしの家に泊まった。その夜、友人は非処女になった。

高校生ときお泊まり会、私は友人の当時の家に泊まり電気を真っ暗にした状態で、小学生時代ことなどを語り合った。

彼女父親や弟が発する雑音に怯えて、うまく眠れない状態に陥っていた。だからどうせ眠れないのなら私も夜更かししてしまおうと思った。友達小学生の頃の初恋男の子が忘れられないらしい。でもそいつにはもう彼女がいて、もう別れたって聞いたけど、その男の子とどうこうなりたいわけじゃなくて、ただその子には幸せでいてほしい、と語っていた。ロマンチックだなあなんて思いながら私は馴染みのない天井を眺めていた。

彼女の心にはずっとその男の子がいると思っていたから、一生その子が好きなんだろうなと本人が言っていたから、友人が恋愛感情を抱いてないと言っていたA氏に身体を明け渡したことが許せなかった。第一お前は他人に「自分のことを大切にしてよ!」とか散々言ってたじゃねえかよ。そのお前が「セックスってどんなものか知りたかたからwもう二回目はいいかな〜」とかほざいてんじゃない。

気付いたら私は通話をしながら号泣していた。高校生ときの思い出が頭をぐるぐるして、ダム決壊したように涙が溢れる。壁が薄いからたぶん隣の家の人に聞こえていただろうなあと思う。

好きでもないやつとすんなよ!!自分を大切にしろって常日頃言ってたのは誰だよ!!!叫びながら泣いていた。

友人は「まさか泣くとは思わなかった」と笑いつつ困っていた。それはそうだ、私が人前で号泣するのは相当珍しい。こちとら笑い事じゃねえんだよ。

「じゃあ私がある日突然どうでもいいそのへんの男とセックスしました!って報告してきたらお前はどう思うんだよ!!」

泣きながら怒りながら震えた声で伝えると、彼女はようやく私の気持ち理解してくれたようだった。

その後私は通話をつなぎながらTwitterディスコード、スイッチのフレンドなど、全てのA氏とのつながりを断ち切った。あいつを見ると友人が非処女になったってことを思い出しそうだから。なんだかもうA氏が憎くて憎くてしょうがなくなった。記憶から消したくなった。友人はA氏から「いろいろと落ち着いたら同棲しよう」と言われていたのだが、それも許せなくなって「あいつと同棲するくらいなら私と住め」とキレ散らかした。A氏は自分で「性欲が強い」「女装がしたい」などと言っていてなんとなく気持ち悪いなと思っていたので尚更である

なんだかんだで非処女だと伝えられてから1年くらい経つが、まだ思い出してはムカムカする。友人に対して処女厨になっているのだろうか?しかし、これが相手彼女初恋男の子であったのなら何も言わなかったと思う。友人の、「私は恋愛的にA氏のこと好きじゃないけど、とりあえず自分のことを好いてくれてるみたいだし、セックスどんなもんか知りたいからヤっちゃおw」という考えがムカついたのだ。いや、他の友人だったらここまで情緒を乱さなかったかもしれない。

自分のこの怒りと悲しみがどういう原理なのかいまだにわからない。



追記

すいません、ややこしい書き方をしていますが、私と友人は現在23歳です。友人が非処女になったのは22歳の時です。私は23処女です。悪いか

  • 親しい知人にセックスの話されて参ってるだけやで お大事に

  • おまえに他人をコントロールする権利なんてねーぞ

  • 友達に処女厨発揮する女は以外と多い。どういう原理なんだろう。

    • 非モテの仲間が処女卒業してて、非モテ腐女子は私だけか!とショックを受けた話だろこれ

  • そもそも、いまさら友達に処女喪失したと打ち明けるってどういう流れだったんだろ 増田が、うちら処女だからさ〜wみたいなウザ自虐絡みでもしてて合わせるのが面倒になったんだろう...

  • キレ散らかすとか何様すぎてワロタ 他の友達作ろ どうしようもない   それはそうとこういう地獄みたいな話好き 増田から親友への強烈な矢印が感じられて好き

  • 処女厨とかではなく同族意識、同一視に思えた。 自分が処女は本当に好きな人に結婚するくらい大切な人にあげるべきって考えだから、友人が自分と違う価値観を持っている事に苛立ち...

  • 増田はお友達に対していろいろ複雑な巨大感情をお持ちでいらっしゃるのだろうと思うが、その怒りの一部には「増田が大切な宝物のように思っていた『お友達の体(貞操含む)』をお...

  • その友人と自分が同じだと思ってたからショックなんだろうな

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