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2011-11-21

どうやらおサイフケータイの敗北が決まったらしい

今日日経産業新聞に、電子マネーにおける日本勢の世界戦略が紹介されていた。

それによれば、北米等ではFelICa外しが進んでおり、日本勢はdocomo中国に、KDDISoftbank韓国に、実験レベルでの提携を持ちかけるのだという。アジア連合を作って欧米に対抗する戦略らしい。

これでは敗戦は確実だ。

まずアジア連合という発想は2つの点で誤っている。第1にiPhone5その他の欧米端末による圧力に対抗できない。第2にアジアの主力となるべきサムスンは既にGoogleウォレットを搭載したGyalaxyを出しており北米陣営に属している。

次に、経済圏を作ろうにも手遅れだ。北米おサイフケータイ来年中に相当数が出回り、再来年末までにキラーとなる機種(例えばiPhone5)が発売することで、情勢は決定付けられるだろう。アジアで今から実証実験をしていても間に合わない。

そもそもアジア参入障壁を作って対抗するというのが筋が悪い。ましてそれを国内3社等がバラバラに行うのだから勝てるわけがない。

この戦略を採れば、5年は日本国内でだけ海外の潮流に抵抗できるだろうが、それだけだ。世界が追い付き追い抜いた後に、ようやく諦めて海外端末の後追いを始めることになる。

 

おサイフケータイ戦争に勝とうと思うなら、なりふり構わぬ手を使うべきだ。

私は、Appleに大きな利益供与をしてiPhone5Felica(のみ)を採用させるべきだと考える。

AppleGoogleウォレットと敵対関係にあるからGoogleウォレットの普及を阻む利益がある。また欧米人には初めての実用レベルでの電子マネーとして画期的に映るからAppleイメージ戦略に合う。

そして日本側の利益は大きい。

重要なのは現在iPhone世界的な影響力を有し、かつその影響力は4,5年後には凋落することだ。Appleへの上納金のデメリットは長くは続かない。

国内企業・業種を跨ぐ総力を投じて、北米市場を掌握する必要がある。

決済の支配にはそれだけの価値があるし、逆に支配を受ければ恒常的な富の流出を招く。

時間は長くてあと2年しかない。

2011-09-22

やっぱあれか、iPhone5docomoに来なかった理由はGalaxyS存在なのか。

2011-08-24

最近起業家は気持ち悪い、そしてそもそも起業家ではない。


最近日本スタートアップが活気づいている。学生を含め、

多くの若者会社を立ち上げ、明日のザッカバーグの夢を見ている。

(その夢の姿は往々にして『ソーシャル・ネットワーク』そのままだ。)

だがきっとその夢は一生叶うことはない。残念ながら。

グレアム言葉にしたがって楽天家を演じている日本人起業家の皆さんは

私に向かってこう言うだろう。「どうして君はそんなこと言うんだ?

俺たちは世界を変えるんだ。大変かもしれないがそれは不可能ではない。Facebookを見ろ。」

オーケーオーケー、確かに起業家世界を変える力を持つ。それはすばらしいことだ。

だがそもそもあなた方は起業家なのか?ザッカバーグなのか?

自問してみよう。残念ながら違うことに気づく筈だ。あんた方はただの”タレント”だ。


日本スタートアップ環境は極めて特殊である

そもそもスタートアップと言って良いのかさえ分からない。

それはこう言い表せる。


”変質的なまでの人物志向、つーかプロダクトなんてクソ食らえ!!”


日本スタートアップ環境は、企業の評価を人物のみで行う。その人が有名であるか否かでだ。

有名人プロダクトをリリースすれば、クソみたいなプロダクトでも盛んにRTされ、絶賛される。誰も使わないが。

一方、無名の人が素晴らしいプロダクトをリリースした場合、それはほとんどフックアップされない。

さっきRTしてた連中は、TechCrunchに取り上げられるまでは自分から面白いサービスを見つけようとしないし、

そもそも面倒くさがっている。うーん、話が見えづらいかもしれない。つまり、こういうことだ。


アメリカ「このFacebookってサイトCoolだね。誰が作ったんだ?ザッカバーグか。すごいな。」

日本「あのザッカバーグがプロダクトリリースしたぞ!!すごい!すごい!さすがザッカバーグ!で、何てプロダクトだっけ?」


圧倒的なまでの人物本位。プロダクトは二の次。プロダクトを生み出すのが起業家なのに!!

「でも、その人物に実績があれば良いじゃないか。僕はジョブズが何か新しいことをすると聞けば

ワクワクするよ。彼はいつも素晴らしいプロダクトを生み出してきた実績がある。」

オーケー、確かにその通りだ。それは認める。僕だってiPhone5には期待している。

だが実績の面でも日本スタートアップは何かがおかしい。例えば日本では、

学生”というだけで起業家が評価される。まだプロダクトもリリースしていないのに!!

(そして、実際リリースされるプロダクトもだいたい・・・だ。悪いけど。)

実績評価においても日本スタートアップ環境は”プロダクトなんてクソ食らえ”を貫いているわけだ。

涙が出るね。いやほんと。


こんな状況で今恐ろしい事態が起こっている。素晴らしいプロダクトを生み出す人よりも、

Blog名前を売るのが得意な人のほうに注目が集まっているんだ!!彼らはBlog時間をかけて、

いかにも起業家でござい”というようなことをしきりに書く。読者に”この人はすごそうだし、何かやるぞ”と思わせるわけだ。

そして注目が集まった時点で起業する。あとは、さっき言った通りクソみたいなプロダクトがでて、RTされて、誰も使わず終わる。

でもカンファレンスとかに呼ばれて、”僕は起業家だ。”というどうでもいいプレゼンをする。彼らは残念ながら、

自分を売り込んで偽装する才能”はあるが”起業家としての才能”はない。

これが、僕が日本起業家を”タレント”と言った由縁だ。


まだ信じられない人がいるかもしれない。だが見てみろ。Twitterでは、

自分プロダクトが流行っていないのに、自分の考え方を熱心に説いてる自称起業家がいっぱいいる。

彼らはタレントだ。当てにするな、耳を塞げ。ほらあっちにも起業家だ。

Blogでは良い事ばっか書いてるが、リリースされたプロダクトはクソだ。あれもタレントだ。


残念ながら、この状況で日本からGoogleFacebookを生み出すことを期待するのはよした方が良い。

日本スタートアップ環境は、薄暗い部屋でコードを書き続け、未来を作っている薄汚いギークよりも、

世間の空気に媚びへつらい、自分を偽装するのがうまいタレントを欲している。ジョブズは何で有名になった?

Macという素晴らしいプロダクトだ。ページとブリンは?Googleという素晴らしいプロダクトだ。家入一真は?

ロリポップという素晴らしいプロダクトだ。決して、人物から有名になったわけではない。今の状態が続けば、

素晴らしいプロダクトは生み出せないが起業家ぶるのが上手い人物だけがのさばることになる。

そこに渦巻くのは自己欺瞞だけだ。”世界を変える”なんていうのも、陳腐パフォーマンスに成り下がる。


もし、この記事を呼んで状況を変えたいと思う人がいるのであれば、

代わり映えのしないBlogTwitterをたたんで、雑音を閉ざし、

自分からプロダクトをフックアップしていってほしい。

そのプロダクトを誰がやっているのかは関係ない。ただただ素晴らしければ、

力になってあげれば良いんだ。プロダクトのみが自己表現。そんな人だけを見つけよう。


PS.

この記事を読んだ”優秀なタレント”の皆さんは、その能力をフルに生かして、

上手く”自分タレントでなく、起業家だ”と偽装することに成功するだろう。

からでも想像できる。例えば、「僕はこうならないように気をつけている。毎日。RT...」

みたいな感じでだ。クソ食らえだ。文を書くのを辞めろ。プロダクトだけで自分を語れ。


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