コロナ不況の影響を受け自社所有の社宅が廃止になったため急遽物件探しをしているが住む場所が見つからず困っている。
正確に言えば建物全体でペット飼育を禁止している完全ペット不可のファミリー向け物件が見つからないのだ。
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具体的に言うと薬を猫を飼っている親戚宅の玄関先で5分間立ち話をしただけで涙が止まらなくなり喘息発作が出て呼吸困難になるレベルの重度アレルギーだ。
血液検査の結果も猫アレルギーに関しては堂々のレベル6(測定不能)
ランクが低い犬アレルギーもレベル4(中〜高程度)ここまでアレルギー反応が強いと薬でどうこうなる範囲を越えているらしく医師からも「動物がいる家には行かないこと以外対処法は無い」と宣告されてしまっている。
ペット不可の物件以外は住むことができない状態と言っても差し支えないだろう。
しかし世間知らずかつ能天気な私は不動産屋に行くまではペット不可の物件はすぐに見つかると思っていた。
集合住宅なのだからペット禁止が基本でペット可の物件はイレギュラー中のイレギュラーだと。
しかし賃貸不動産屋は開口一番「ファミリータイプのマンションですと建物全体でペット不可の物件は殆ど無いと思ってもらった方が良いですね」と言ってきた。
は?
詳しい話を聞くと昨今のペットブームの影響で築年数が新しい分譲マンションはペット可の物件が多く、貸している部屋はペットNGでも建物全体ではペットOKなので隣人がペットを飼っていたりエレベーターでペットに遭遇する可能性も非常に高いのだとか。
賃貸マンションでも最近は空室防止のために最初からペットOKで募集をかけている物件も多く、今時全室ペット不可が貫かれているのはペットブーム以前に建てられた相当築年数の古いマンション(地震で生き埋めになっても自己責任と言われるレベル)か戸建を賃貸で貸している場合などに限られてしまうんだとか。
確かに子供よりもペットの数の方が多い世の中ではある。賃貸管理会社も商売なのだから何百人に1人の動物アレルギー患者の人権よりもお犬様・お猫様を飼ってる顧客のニーズに合わせて建物を販売したりマンションのルールを変更する方が儲かる事は確かだ。資本主義の世の中で需要がある方にシフトしていくのはある意味仕方がないのであろう。自分はペットを飼わなくても他の家が飼う分には無関心な住人が多数派なんだろうし。
オマケに運良くペット不可マンションに入り込めたとしても途中からペット可に規約が変わったり、ペット不可マンションでこっそりペットを飼う人も増えてきているらしく集合住宅に住む以上動物アレルギーのリスクを0にはできないと言われてしまいもう泣きたい。税金を納め人権が保証されているはずの自分がペットが原因で住む場所に困るなんて想像しなかったししたくなかった。
そうなると一番安全なのは戸建となるが都会で戸建の賃貸はそもそも数が少ない。
動物アレルギー由来の喘息発作で入院歴がある以上少なく見積もっても3年間は団信に入れないため住宅ローンも組めず戸建を買うこともできない。
犬猫に人間が住処を追われ、地震で生き埋めになる可能性があるボロ賃貸にしか住めないだなんてあんまりではないだろうか。
(あまりにボロ家だと今度はハウスダストやカビで喘息が出るのでどっちにしろ地獄なのだが…)
こう書くと
「少数派なお前が悪い」
「値段の安い地方の戸建を一括で買え」
という意見も出てくるだろう。
しかし都会の狭苦しい家でペットを飼う事自体、動物の幸せを考えたら避けるべきでは無いだろうか?
ペットだって狭苦しい集合住宅に閉じ込められるよりは庭付き戸建の方が自由に走り回れて幸せでは無いのか?
飼い主も鳴き声や足音の騒音問題に困ることもなくなるだろうし、むしろペット飼いこそ郊外でも地方でもいいから戸建に住んでくれたら良いのにと思わずにはいられない。
(ついでに言うと地方は成人アレルギーを診察ができない病院が多い上に花粉症で昼夜問わず発作が出るので動物アレルギーと同じくらい地獄)
ペットブームも、ペット不可物件が増えないのも、自分のアレルギー体質ですら自分の力ではどうすることも出来ずここで呪詛を吐くことくらいしか出来ない。
生き埋めにならない築年数の全棟ペット不可ファミリー物件が通勤範囲内に1軒でもいいから奇跡的に出てきて契約出来、自分が住んでいる間マンション規約がペット可に変わらず、隣人がペットをこっそり飼って発作が起こらないことを祈るしかない。
管理会社はタバコが禁煙・喫煙ではっきり層分けされているように、生き埋めにならない築年数のペット完全不可マンションを分譲・賃貸問わずもっと増やしてくれ。
あとペット不可マンションでペットを飼うのはマジ辞めて。端的に言って死ぬ。
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じゃあ駆除でもやれば
アレルギー対応HSP向け物件でもあればいいのにね
スギ花粉みたいに、舌下免疫療法が発明されないものかな