学生時代からの友人がツイフェミになってTwitterモンスターに転生してしまった。
いわゆる、「成長するにあたって、友人との価値観が離れてしまって疎遠になった」というだけかもしれない。
たぶんこれから先、ほかの友人とも結婚したり子供ができたり……。
そんな人生のステージが変わるごとに起きるありふれた出来事なのかもしれない。
でもあまりにやるせない気持ちでいっぱいなのでここに吐き出させてほしい。
ほぼ毎日一緒に下校して、復活やD灰あたりの話をしていたと思う。
当時は両足に寄生型イノセンスをもった人間という設定で過ごしていたからだ。
少し足が速かったからといって調子に乗った。一生の傷になってしまったので後悔している。
話が逸れてしまった。
その友達とは高校、大学は別の学校に進学したが、定期的に連絡を取って遊んでいた。
推しの話をしたり、部活の話をしたり、うちの担任の脇汗がヤバくてさ~w的な下世話な話をしたり、とにかく普通の会話を違和感なく楽しめていた。
いっぱい話せて楽しかったな~と思ってお互いどちらからともなく「次いつ空いてる?」というメールを送る。
親友といっても過言ではない関係だったし、大人になってもこの縁を大切にしたいなと思っていた。
思っていたのだった。
少しずつおかしくなったのは、私たちが社会人になってからだった。
社会人になってからはさすがに忙しくなり、学生時代のように頻繁にはその友人とも遊べなくなってしまった。
ただお互いTwitterアカウントがあったので、そこで近況などはなんとなく伝わっていた。
今思えば最初の変化はささいなことだった。
いつも友人がTwitterでつぶやいている読んだ作品への感想。
そこに「お色気シーンが多くて、女性差別を感じる」という一言が混ざっていた。
当時はちょうど『ゆらぎ荘』のカラーページのお色気表現が過剰だとかいう話が出ていた時期だった。
余談だが、私は社会人になってからというものの、同い年なはずの同僚たちがすごく華やかにおしゃれをしていることに驚き、メインの興味がファッションやメイクのほうに移ってしまった。
その集団での地位獲得のためには、身ぎれいにすることが必須になったためだ。
それゆえ漫画についての情報に以前よりも疎くなっていたため、「ふ~ん、なんか過敏になってるな」という程度の感想しか持たなかったと思う。
次に来たのはあの全国ニュースにもなってしまった『宇崎ちゃん』ポスターの件だ。
友人はTwitterで怒り狂っていた。
「巨乳を公共に出すなんて男尊女卑」「アヘ顔ポスターを堂々と掲示していて傷ついた」というようなことを言っていた。
個人の思想は自由だと思っていた私だが、胸が大きいほうだったこともありうっかりこの発言に傷ついてしまった。
友人が胸の縮小手術があるというツイートをRTしている姿を見て、別に私個人にいっているわけではないことは重々承知していても、
どうしても「私も胸を縮小しないと公共の場に出るなということ?」という疑念を彼女に感じてしまった。
腐女子だった時にさんざん語ったのだから友人も承知していたはずなのだが……。
そこから友人は加速していく。
政権に関する口汚い言葉をつかった批判タグがトレンドにのるたびに、友人もそのタグを入れて口汚い暴言にしか見えないツイートを連投する。
『ヒプマイ』のコミカライズに端を発した男尊女卑考察ブログがバズったときは、読んでもいない作品を社会の敵かのように苛烈に罵っていたのに、
最近アニメが話題になってから、まるで初めて作品名を聞いたかのように「興味が出てきた!」と言い出し、手のひら返しをしてきた。
「貧血が軽く見られているのは男性があまり貧血にならないからであり、男尊女卑の結果」などと言い出した時は、
無関係な事柄を結び付ける様子があまりにも似ていて、ちょうどその前に見ていた『コリアンタウン殺人事件』という映画を思い出した。
別に決定的なことがあったわけでもない。
でも友人が上記のようなことを言っているのを見ていたら、どんどん彼女への友情を感じなくなってしまった。
今あるのは「私の好きなものの話を友人には絶対にしてほしくない」というただそれだけ。
そう、もう関わりたくなくなってしまった。
おばさんになっても、一緒にお互いの子供を連れて旅行に行ったりとかしたいと思っていた。
そんな相手に対して、別に直接的に何かを言われたわけではないのにもううんざりしてしまった。
💩
腐女子やるほど男好きな人種は遅かれ早かれ結婚するだろうし、 おばさんになっても子供連れて遊びたいって思いは多分今後叶うでしょう。