ああ、伝わってないなあ。
地頭のいい人たちが自然にできている学習の力を、意識的に学ばせて
できなければできるまでやらせて、勉強の苦手な人を減らそうという意図だよ。
ここら辺の弱点を埋めずにひたすら授業をしたって、根本の学習力がないから意味がないんだ。
意味がないから無力感にさいなまれて、逃げ出してしまうんだよ。
・時間内に長文から要点を抜き出してまとめる能力(理解力・まとめ力)
しかし、普段の国語の授業は余計な解説が入るし、一つの文章を何時間もかけて読むので
短時間に長文から要点をまとめるという技能だけを何度も教え込むことはできない。
受験のテクニックとして塾で学ぶことはあるけども、普段の国語の授業とは明らかに違うのがわかる。
そもそも国語の教科書に、そういう「論理構造」と「読み方」の項目が少ない。
・読み上げた音声から概要を図にして説明する能力(理解力・整理力)
これって授業でやってる?
ー視覚ではなく聴覚による情報をどれだけ理解できるか。(聴覚情報による理解力)
ノートの取り方や、理解の力は自己責任として突き放してるのが今の教育ではないかという話
・3回読み上げられた文章をできる限り暗記して、書き出す能力(暗記力)
これは上の応用。
聴覚情報の論理構成ではなく、文章そのものをその場でどれだけ暗記できるか。
短期間で文章を暗記する能力は、(その場では忘れてしまうにしても)勉強の効率を上げる。
一見勉強が得意に見えても、視覚情報とテクニックでのりきる人は、この手の暗記は苦手。
俗に言う”AI読み”になっていき、受験以外の場(高度な教育や専門的な会話)では文意とはズレた解釈をするようになる。
・問題と解答を見せて、それと同じ論理の問題をその場で応用して解く能力(論理理解力・応用力)
これは数学や小学校の国語ではけっこうあったかもしれないが、だんだん減っていくタイプの問題。
東大レベルになると、難しい公式をその場で与えられて、所見で問題を解かされたりする。
この問題で意図しているのが、数学ではなく国語だし、教え込みたいのは、論理と応用だ。
それを真似るということを意識することで、文章を書くのがうまくなる。
小論文の授業との違いは、小論文の構成より多様で細かいものを意図しているということ。
細かい論理のシャドーイングを繰り返すことで、自分の中に多くの思考方法が埋め込まれる。
予想するクセをつけるのは重要だ。限られた情報から推測していく力はどの分野でも役に立つ。
また、何かを学習する際はゼロから読むより、ある程度予想してから読んだほうが
予想との違いで脳が刺激されたり、予想を補強する情報がすっと入ってくる。
予想と合っていれば読む時間を短縮できる。
次に、見出しと小見出しから予想していくことで、自分の中に文章を構造化するクセがつく。
・3回画面に表示される難しい言葉をその場で覚える能力(語呂合わせを使えとか、頭文字を覚えろとかヒントを出す)(暗記力)
暗記は自己責任になっている面がある。暗記はすべての勉強の基本だがさらっとしか触れられない。
もっと重点的に暗記に絞った訓練をするべきだ。
長い文章を覚える場合でも、いくつかの文節に区切って文の頭文字を覚えれば文を暗記でき、その文の頭文字を覚えていけば文章全体を暗記できる。
こういうテクを自分のものにできるかできないかで勉強の成果と効率は大きく変わる。
暗記をしなければ自分の中に情報がストックされず、ゼロからやりなおしになる。
ちなみに、暗記の基準は「ヒントなしでパっと思い出せること」だ。この点も意外と教えられない。
だから「覚えてるつもり」で先に進む人が多いだろう。
・読むのに15分くらいかかる文章(キーワードは太字)を読ませ、読み終えてからキーワードについての感想や知識を書き出させる(集中力・理解力)
超長文読解だ。長い文章の全体像を把握しながら重要ワードをピックアップする能力を鍛える。
受験の長文読解の長文は短い。
一度に処理する能力を圧倒的に多くすることで、脳の短期記憶を鍛え、処理できる情報量を増やす狙いがある。
授業でやったって言ってるけど、これができたら少なくとも早稲田慶応以上には入れるだろうし
でも世の中の人はそうじゃないよね。
そういう人のために「(地頭のいい人が無意識にできてる)学習力」を鍛えようという話をしている。
余談だが、これは僕がこれを苦手としていたと気づいたからでもある。
僕はなかなかの国立大学に入ることができた。受験の国語の点数も悪くない。
小論文も書けた。
でも大学でつまずいた。
僕のような人間になると、文章をしっかり読んだり余計な情報を暗記しなくても、
問題のパターンを理解して、おおまかな予想をして答えを選択できてしまう。
正確な文章の理解や、耳と口を使う会話を求められる機会が増えていくと、自分が何もできていなかったことに直面する。
また大学の研究では文献を読み解いていくことが必要になるが、自分が文章を読めないということに気づかされた。
そして、これは「勉強ができない人」に共通している問題なのではないかと思ったんだよね。
僕はこの欠点を理解して意識的に潰して行って、今は以前よりはかなりマシになった。
ブクマで書いてて思いついたんだけど 中学、高校くらいの段階で「学習力」のテストと教育をしたほうがいいと思う 例えば・・・ ・時間内に長文から要点を抜き出してまとめる能力(...
それこそ普段の授業でやってることでは? ちゃんと聞いてる?
ああ、伝わってないなあ。 この方法そのものを授業で教えようって言ってるんだ。 地頭のいい人たちが自然にできている学習の力を、意識的に学ばせて できなければできるまでやらせ...
増田です ブコメで主張のはげしい人がいるので反論しておきます http://mazmot.hatenablog.com/entry/2018/06/11/111600 まず僕は「テストと教育をしよう」と言ってます テストは理解度をはかるため...
増田です ブコメへの反論はここに書いていきます hidamari1993 定石の詰め込みが思考力の向上にも繋がることは詰め込み教育の威力が証明してるのにまだこういうこと言う人いるんだね。 ...
「はあよし はあよし はあよし」・・・ 独りつぶやく女子がいたらエロいな