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はてなキーワード: 倭国とは

2019-08-29

anond:20190829183357

倭国って字義的に蔑称なの?よく知らないけど「和の国」の古い言い方だよね。

Wikipediaには「蔑称説」が載ってるけど、でも紀元前から自称でもあったらしいし、よくわからない。

anond:20190829182956

あそうなの?そりゃ失礼。

ただ知らないだけなんだろうけど、ジャップ差別的ニュアンスも実際よく理解できないんだよな。世代変わったら復活したりすんのかもね。単語としては短くて便利だよね、ジャップ

倭国字義的にも歴史的にも蔑称ってことでいいんじゃないかな

anond:20190829181749

横だけど、元増田は「JAPもそんな差別的用語でもないような…」と主張してるのでは?

あと欧米人が「JAP」と呼ぶのとアジア人が「ジャップ」と呼ぶのじゃ感覚が違うよね。元増田は前者を指してるんだろうけど。

アジアでそれに相当する言葉は「倭国」とか?

2019-06-18

anond:20190618102722

現代でも個人的戦争はそこら中でいつでもしてんだろ。規模がどの程度までいけば戦争と呼ぶか、なんて誰も決められないしな。

ちなみに、三国志正史でも曹昴が死んだ理由は、親父の曹操が張済の嫁取り上げてセックスしてるところを、ブチ切れた城主に軍で包囲されて、親父の曹操を逃がすために死んでるし

現代でも暴走族が女取り合って河原で殴り合いしても、それは戦争と呼ぶべきだな

なぜ?って思う人は、現代世界大戦に慣れすぎなんじゃないかな。

例えば、倭国大乱と呼ばれた時代日本にもあるけど、あれって せいぜい 五十人以下の集団日本中で殴りあってるって話だぞ?

2018-12-31

倭国朝鮮半島加羅諸国と緊密な関係を持つことで大陸に対する足がかりとしていた。

だが加羅諸国高句麗新羅百済による騒乱に巻き込まれ、562年の新羅の侵攻で滅びることとなる。

朝鮮における拠点を失陥した日本百済と接近し新羅との対立姿勢を強めていくが、中国に400年ぶりとなる統一王朝、隋が生まれる。

隋の文帝は開皇律令を制定し国制の整備を進めていった。

また周辺諸国への圧力を強め、582年に突厥東西に分裂させ、598年以降四度にわたり高句麗大軍派遣する。

隋の高句麗遠征の余波は東アジア全体、そして倭国にも及んだ。

高句麗新羅、隋に抵抗しながら東突厥百済、また470年にはかつての敵国である倭国とも連携した。

しかし、倭国が対新羅関係を打開するには最早、新羅冊封(君臣関係と)している隋と外交を行うしかなかった。

こうして、120年ぶりとなる中国への遣使が行われることとなる。

遣隋使は隋が滅ぶまでに五回行われ、またその間に冠位十二階の制定、十七条憲法の制定や仏教文化移入などの隋と対等な立場になるための改革が進められていく。

2017-06-11

続・白紙に戻せぬ遣唐使教科書の読み比べ)

http://anond.hatelabo.jp/20170611183038

これのつづき。今回も文字数制限にひっかかったので、分割します。

  

桐原書店新日本史B』(日B 011)

一方、インドの僧菩提、林邑(ベトナム中部)の仏哲、唐僧鑑真らの外国人も、遣唐使船に便乗して来朝し、インド西域東南アジア文化を伝えた。

遣唐使船は日本人が唐へ往来するためだけではなく、外国人日本に招くためにも使われていたのです。「遣唐使」「鑑真」というのは中学生レベル用語です。しかし、この2つを結びつけて説明できる人は案外少ないんじゃないでしょうか?

ちなみに、山川の『日本史B用語集』によると、菩提僊那、仏哲という用語を載せている教科書は、唯一これだけみたいです。しか桐原書店は彼らの業績を説明するための註を設けている徹底ぶりです。入試問題になったら難問だと思いますが、大切なのはこういう人名を丸暗記することじゃなくて、東大寺大仏開眼供養会はインドベトナム出身僧侶たちも参加していた国際色のあるイベントだった、それは遣唐使船がもたらしてくれたものだということでしょう。

  

日本がしばしば新羅従属国として扱おうとしたため、両国関係はしばしば緊張した。しかし、日本遣唐使が唐において新羅人に助けられることもあった。」

これもこの教科書に独特の記述です。遣唐使新羅人に助けられたというのは、円仁著作『入唐求法巡礼行記』のことを念頭に置いているんでしょうか?

また、上掲の講談社日本の歴史シリーズから引用すると、次のような話もあります

遣唐使派遣が間遠になり、日本の船が唐まで行かないなか、それでも求法の念止みがたいとなれば、来航する新羅船を利用するしかない。そしてまた新羅商人たちは、概して好意的に彼らを助けたのであった(坂上早魚『九世紀の日唐交通新羅人』)。こうして入唐と研鑽を果たした天台真言の平安仏教旗手たちが、仏教の使命は鎮護国家にあるとする考えに則り、護国の修法による新羅調伏を担うことになったのは、実に皮肉なことであった。

  

坂上康俊『日本の歴史05巻 律令国家の転換と「日本」』

  

  

  

三省堂日本史B 改訂版』(日B 015)

このころ唐では、みずから世界の中心とみなす中華思想が強まり、周辺の国々を夷狄として見下す考えが生まれていた。この考え方は日本にも影響をあたえ、朝廷新羅や、朝廷に服属しない東北九州南部の人びとを蝦夷隼人とよんで夷狄として蔑視しはじめた。

朝廷東北地方九州南部進出した経緯を説明する際、そこには中華思想の影響があったことを説明しています。それに絡めて新羅との関係にもちょこっと触れているので、先にとりあげた東大入試問題を解くときのヒントになるでしょう。

もっとも、この点はやはり、山川出版社新日本史B 改訂版』(日B018)の方が優れています。私が先に引用した箇所のすぐうしろ([後略]とした部分)では、朝廷が「東北地方蝦夷九州南部隼人異民族夷狄)として服従させ」たことを説明し、「律令国家が蛮夷を服属させる帝国であることを内外に示した」と結んでいるのです。

それに比べると、三省堂教科書は、遣唐使中華思想という2つのものを関連付けて理解することが不可能です。

  

  

  

東京書籍日本史B』(日B 004)

遣唐使8世紀には6回、9世紀には2回派遣され

実教出版にも「奈良時代遣唐使は6度派遣され」たとありますが、東京出版9世紀のことも記述していてグッド。

遣唐使は894年、菅原道真の建議で廃止されました。ですから9世紀末まで遣唐使派遣する制度は残っていたはずなんですが、8世紀と比べるとその回数がめちゃくちゃ減っていることが分かるでしょう。

理由は、日本がもはや唐から学ぶべき必要・意欲がなくなってきたこと、唐が政治的混乱に陥って衰退したことによる国威の低下、商船の往来が活発になったことで日本が唐に朝貢をしなくても舶来品を入手できるようになったこと、などです。

これがさっき桐原書店のところで述べた話にもつながっています時代が9世紀(すでに平安時代)になっても、仏教では唐に確固たる先進性がありました。だから日本僧侶たちは唐に留学することを熱望したのです。しか朝廷遣唐使派遣積極的ではなく、彼らは新羅商人の助力を得なければ、渡航が困難という状況だったのです。

  

[引用者注:702年の遣唐使派遣の再開について] その目的なかには、「日本」という国号を認めさせることも含まれていたと考えられる。

東京書籍教科書にだけある、この一文。「日本」がはじめて国際社会に登場したのがこの時点だったと言っているんです。

これ、すごいことを言っていますよ? 「日本」が太古の昔から存在したという皇国史観に対する強烈な一撃です。

ちなみに、このとき天皇」は国際デビューしていません。倭国はなんとかして「日本」への国号変更を唐に認めさせることはできても、皇帝にあたる「天皇」という称号を用いて唐と対等外交をする力がなかったのです。唐では天皇のことを「日本国王主明楽美御徳」(日本国王メラミコト)と呼んでいたようです。もしかしたら当時の日本朝廷内では、「スメラミコトは唐の皇帝に臣従したが、天皇は臣従していないか日本国王ではなく、したがって日本は唐の朝貢国ではない」という回りくどい官僚的答弁があったかもしれませんが、その点は不明です。このような高度に政治的問題は、国史編纂ときに巧妙な隠蔽がおこなわれるからです。(上掲の講談社日本の歴史シリーズ青木和夫著の中央公論社日本の歴史3巻 奈良の都』を参照せよ)

  

さて、これは東京書籍にかぎらず、多くの教科書でそうなのですが、古代史において「天皇」「日本」という表記を用いるときには慎重になっている様子がうかがえます。例えば白村江の戦いでは、唐・新羅と戦った国が「日本」ではなく、「倭」倭国」「朝廷」等の表記になっています

なぜ教科書がこんな表記になっているかというと、「天皇」「日本」という称号国号は、ある時期の特定政治状況のもと、人為的に作られたものからです。具体的には天武朝(673年~686年)のころ、大王とその国を神格化する目的で、初めてこれらの称号国号使用が開始されました。ですから、もし神と同一であるところのその「天皇」、その神のおさめる国である日本」が、天武朝より遥か昔から存在していたかのように記述するならば、それは皇国史観に他なりません。

無論、教科書では便宜的に仁徳天皇推古天皇というような表記が使われていますけど、古代史における「天皇」「日本」という表記の取り扱いについては一応注記が設けられていたりします。例えば『詳説日本史』は壬申の乱ののち、天武天皇が「強力な権力を手にし」て、「中央集権国家体制形成を進」めていく過程で、そのころに「大王にかわって「天皇」という称号が用いられる」ようになったと書いています。同社の参考書『詳説日本史研究』はそこがもっとクリティカルです。「大王から天皇へ」というコラムで、「天皇」という称号が天武朝に始まることの歴史学的な検証を載せ、唐の皇帝が一時「天皇」と称していたのを知った日本側が模倣したという説を紹介しています

こういう細かな表記へのこだわりからも、各社の教科書がどんな史観に基づいているかを見ることができるはずです。

2016-12-02

[]

2016-05-30

韓国への蔑視について

日本人: 日本書紀に「391年に神宮皇后百済新羅征服したと書いてある。」

韓国人: 捏造だ。

 

日本人: 三国史記新羅本記」にも慶州を倭兵に包囲されたと言う記録がある。新羅は何回も王子人質差し出している。百済武寧王人質の子として日本で生まれた。

韓国人: 捏造だ。

 

中国人: 満州にある碑文にも倭国が海を渡って百済新羅臣下にしたと書いてある。

韓国人: 捏造だ。

 

中国人: 中国の歴史書の宋書にも倭国朝鮮半島南部支配した記録がある。

韓国人: 捏造だ。

 

中国人: 中国の歴史書の魏志倭人伝には既に3世紀から倭国では鉄の鏃を使ったと書いてある。

韓国人: 捏造だ。

 

中国人: 中国の歴史書の随書にも倭国産物も豊かで鉄の鏃で武装した軍隊を持つ。百済新羅倭国大国として敬ったと書いてある。

韓国人: 捏造だ。

 

日本人: 日本中国の歴史書や発掘品は全て捏造なのか?

韓国人: そうだ!韓国に都合の悪い歴史書は全て捏造だ。

 

中国人: 中国の歴史書まで捏造か?

韓国人: そうだ。歴史書が本物だとしても,日本という名前は7世紀まで無かった。倭と日本は違う。

日本人: 三国史記に「670年の十二月に、倭国国号日本改名した。日の出る所に近いから、これをもって「日本国」としたとの事である。」とあるが?

韓国人: 捏造だ!

 

中国人: 中国政府外交部ホームページwww.fmprc.gov.cn)で「5世紀はじめ、大和国が隆盛した時期に、日本支配朝鮮半島南部にまで拡大した。」と公式に認めている。

韓国人: 中国人捏造だ!!

 

日本人: イギリスオックスフォード大学出版社www.oup.com/ca)の教科書が、「5世紀の日本の勢力は朝鮮半島南部まで支配した。」 書いている。それを世界50か国の学校に発行している。

韓国人: オックスフォード大学捏造だ!!

 

日本人: アメリカコロンビア大学アメリカ議会図書館が「5世紀の朝鮮半島南部日本大和政権支配下にあった。」と記載している。

韓国人: 世界中朝鮮半島捏造している!!

2013-12-20

http://anond.hatelabo.jp/20131219182256

バカか。区切ったらそれは本来の意味での遺伝子プールじゃねぇだろ。

はい? 遺伝の仕組みに本来も非本来もないぞ。ただの自然現象なんだから

それなりに長い時間隔離すればあっちとこっちで遺伝子に変化が生じる。

日本は島国だから、誰が守らずともなんとなく自然隔離されやすい条件だったからなあ。

お前、共同体という概念言語化されるまで共同体という機能存在しなかったとでも思ってるのか?

お前の言う「日本人」は日本国存在を前提しないと存在しない。

今の日本国領土に住み日本国籍を持つ日本人というものを囲おうとするなら、今の国体国境を前提しなければ無理。

歴史を遡ったって、倭人倭国がないと存在しないし、邪馬台国人は邪馬台国がないと存在しない。

2013-11-12

坂の上の雲 倭国

まことに小さな国が、開化期を迎えようとしている。

小さなといえば、大化初年の日本ほど小さな国はなかったであろう。

産業といえば農業狩猟しかなく、人材といえば仁徳天皇以来の読書階級であった渡来人しかいなかった。

大化の改新によって倭人は初めて律令的な「国家」というものをもった。

誰もが「日本人」になった。

不慣れながら「日本人」になった倭人たちは、日本史上の最初対外戦争敗戦に、危機感をもった。

この痛々しいばかりの危機感が分からなければ、この段階の歴史は分からない。

から思えば、実に滑稽なことに、農業狩猟の他に主要産業のない国家の連中は、東アジア先進国と同じ都市を持とうとした、律令も同様である。賛同が得られ るはずがない。が、ともかくも統一国家を作り上げようというのは、元々大化の改新成立の大目的であったし、改新後の倭人危機意識でもあった。

この物語は、その小さな国が東アジアにおける大国の唐・新羅と対決し、どのように振舞ったかという物語である

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