はてなキーワード: 不登校問題とは
(1) 文科省は「いかなる理由でも出席日数が足らないと卒業させない」きまりなど作っていない。
多くの高校に2/3以上、または1/2以上の出席が必要、などのきまりがありますが、これは単なる「内規」です。そして、その「内規」の最低限である「1/2」の根拠としては、昭和28年文部省初中局長通知による「一般的にいって、第三学年の総授業時数の半分以上も欠席した児童生徒については、特別の事情のない限り、卒業の認定は与えられないのが普通であろう。」が挙げられますが、ここでも、「一般論」であり「卒業認定の話」であり、かつ「特別の事情」には配慮することが述べられているので、文部省の時代から、「特別な事情」への配慮は可能だったわけであり、つまり「いかなる理由があってもアウト」なきまりなど、一度も作られたことがないのです。
その後さらに平成に入ると不登校問題への理解と対応が進むことになり、「登校拒否問題への対応(平成4年)」通知や、平成5年の神戸地裁で、修了認定などは学校長による「高度に技術的な教育的判断」であり「単純な学業成績の評価や出席日数の多少だけでなく」総合的判断によるべきもの、との判例が示されました。
以来、出席日数は根本的には「目安」に過ぎず、単純にそれだけで決まるものではない、というのが一般的見解です。
(2) 「先生に休暇がないことも、卒業が学力とほとんど関係ないことも、こういうバカな制度にしたのは文科省」
まず、先生にも有給はあります。取得できるかどうかというのは別問題ですし、事実多くの人が年休を消化しきれていないのは事実ですが、それは勤務管理の問題であって制度の問題とはまた別では。それに「全く有給をとったことのない先生」もまずいないのではないかと思います。次に、「卒業が学力とほとんど関係ない」というのも事実誤認で、それはおそらく「学校の指導に乗る限り、学校は卒業/進級できるように指導する」ことを誤解しているのだと思います。つまり、どうしても卒業/進級したいという意志の下に学校の適切な指導に基づいて真摯に取り組んだとしたら、人より時間がかかっても、(入学できている以上は)その学校で習うレベルの課程の修了認定を得ることは不可能ではない、と考えられますが、学校の指導に同意しなかったりそもそも学校の指導を受けなかったりする場合、その課程の修了認定を行うことが不可能になります。そうすると、見た目は「学校の言うことを聞いていれば成績が悪くても進級」「同じ成績でも学校の言うことを聞かなければ進級できない」という状況になりますが、それは、「卒業が学力とほとんど関係ない」と言うのとは違います。(もし、本気で卒業が学力とほとんど関係なければ、先生方がなんのために補習を課して必死に指導しているのか、という話になります。)
それから、「こういうバカな制度」については二点とも事実誤認だというご説明をしましたが、当たり前ですが文科省はただの行政機関であって制度(きまり)を作るのは立法機関=国会の仕事です。つまり「こういうバカな制度にした」のは国民の代表である議員の皆様ですよ。
(3) 「SMAPがむりやり解散になったのも文科省が著作権の乱用を放任してるからです。」
すみません、意味不明です。SMAPを解散に追い込んだのはジャニーズ事務所では?
(4) 「どこで仕事してるのか目に見えない」
全国どこにでも義務教育の学校があり、国民の就学率がほぼ100%であるのは、誰が仕事をしているからですか?
「大学の事務は標準化されてなくてボロボロで日本一の天才学者を雑用ですり減らすことしかしてない」→確かにある程度そうですが、それも政治の問題では?
「コンピュータでビッグデータつかえ AIに本気で恐怖してんじゃねえ」→確かにある程度そうですが、それは全省庁の問題では?
「理系採用しろバカ そして新人を「文科省なりの教育」してスポイルすんなよバカ」→確かにある程度そうですが、それは全省庁の問題では?
「最近の文科省バカなことしかしないから来年もバカに低い予算しかつかねえよ」→確かにある程度そうですが、今に始まったことではないのでは?
娘は小5、あまり人見知りしないで誰にでも声をかけられるけど、特定のグループとつるんだりするのは苦手なタイプ。
どちらかというとインドア派で、休み時間は一人で本を読んだりすることもあれば、誰かと遊んだりもする。
娘のクラスには男子の問題児がいて、低学年のころはそいつにいじめられて不登校問題が起きたりした。
今年は運悪く問題児と一緒になり、男子も数名影響を受けて騒いだりしているらしい。
担任は今年から教師になったばっかりの女性で、注意しなくはないがなんとなくなめられてはいるらしい。
娘が気にしているのは仮にSちゃんとする。物静かで休み時間も一人で本を読んだりしているらしい女の子。
「家が貧乏」だの「こんだこともできないのか」など。
目立ったいじめにはなっていないようだが、なんとなくその子が失敗すると、一部が責める、みたいな空気ができつつあるらしい。
うちの娘は親にまったく似ずまじめで、運動家も一生懸命やるし小さい子の面倒も積極的に見るようなタイプ。
正義感が強い。でも勉強や運動がすごくできるわけでもない。目立つグループに入っている訳でもない。
正直なところ、いつ標的になってもおかしくはない。
その娘が、Sちゃんがいじめられそう、と言って泣きながら相談してきた。
卑怯だけど、親としては自分の娘が大事、学校の中では守ってあげられない。
だから、Sちゃんと一緒にいてあげなさい、とはなんとなく言えなかった。
こっそり匿名で学校に言うとか、何かやるときは他の子とグループで行動しなさい、とか。
親としてどうするのが正解なのか、よくわからないでいる。