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2009-07-17

http://anond.hatelabo.jp/20090716175613

これで英語をマスター出来る人が果たして何人実践し続くのだろうか。おそらく、極僅かであってほとんどは挫折するのは間違いないだろう。なぜなら本質的人間知的探究心の欠片もない暗記ほど本人に必要なければ覚えられないからだ。日本人英語が出来ない一番の理由はこれ。おまえら英語覚えて何がしたいの?外国人コミュニケーションかい?それとも英語字幕無しで見たい?日本国内での外国人とのコミュニケーション現実的には必要に迫られていないし、映画の99.9%は字幕がある。英語を使う機会なんてほとんどゼロ。だから、みんな大学受験レベルで大半の人間が終わるわけ。大学合格するという必要事項があったために勉強したのであって、国内での英語力が低いのはこのため。大学受験しない人間はどうかわかるよね?

大学受験レベルを超える人たちは具体的な目標を持っていて、例えば、高度な物理学研究をしたいので留学したいとか、あるプログラミングに関する本を読みたいとか、外資証券会社に勤めたいので勉強する人だったり、つまり「道具」であるという事は僕も同意するけど、道具であるという事は使う目標と意思が必要なわけだ。どんなボロボロ包丁だろうが、料理情熱があったら料理をするだろう。どんな低スペックPCでもプログラミングがしたいという情熱があれば行うだろう。逆に、音楽に興味がない人間ギターを渡したらどうなる?油絵に興味がないやつに画材一式与えてどうなる?

街を見渡せば英語学習の本や、英会話学校等の英語学習に関する物は一日に何回も見ると思う。日本人は凄く英語好きだなーと思う・・・・・訂正、日本人は凄く英米人好きだなーと思う。これが日本蔓延英語学習本質です。明治以降、日本は凄く欧米人コンプレックスを持ってるわけね。脱亜入欧なんて言葉が掲げられたように。そんな自分たちに追い打ちをかけるように第二次世界大戦アメリカにボロ負けして、日本人自我ボロボロで、アメリカ人は良いもん食って良い服着てる、自分の文化が以下に劣っていたか見せつけられたわけね。そいつは日本の文化に凄く影響を与えていて、漫画で言えば、キャラクターの造形なんかは正にそう。日本人の造形じゃない物が多いでしょ?目が大きくて彫りが深くてさ、肌の色だって日本人離れしている。別に中東系の造形しててもいいはずなのに、そうじゃないって事は確実に彼らの影響下にあるってこと。つまり、大半の人達英語がかっこいいとかそんなんでやってるの。後押しするように、グローバリズムの影響で英語ビジネスで使えるとか、欧米人の人と会話したいとか、そんなんばっかなのね。そいつらに聞いてみな「なんで英語ビジネスで使えるの?」「なんで欧米人の人と会話したいの?」間違いなく具体的な答えはなく、抽象的な答えが返ってくることを約束する。英詩の歌が蔓延っている理由も同じ。僕達がかっこよく感じちゃうから売れるの。英語だと全世界を相手に出来るとか言っているアホがいるけど、主要市場日本ですから、本末転倒。(一部のロックバンドは英詩によって海外成功はしたと思うけど)

僕が言いたいのは自分英語で何をしたいか具体的な目標を言えるようになれってこと、時間はかかっても最終的には英語は必ず出来るようになる。そして必要無いことは無理にする必要はない。今、自分が必要であるべきことをする方がよっぽど有意義な時間の使い方だよ。

2009-07-09

資産運用をしたい人が注意する事

今から三年前、メガバンク資産運用相談とかいうものに行った。

貯金趣味みたいなものだったので、大台に乗った事もあって、案内が来た。

休日だというのに、わざわざ銀行時間を作ってくれたのが、何だか気分が良かった。銀行に着くと、警備員が『○○さまですね』と言って、すでに名前が通っていた。ATMと窓口しか利用した事がないので、少し緊張した。

エレベーターを上がって、フロアに着くと、広い部屋に通された。大きな楕円形のテーブルがあって、その端っこに座って待っていた。

しばらくすると、担当女性が入ってきた。

私と同じ30歳前くらいで、スラッとした、緒川たまきさんにそっくりだったので、思わずドキっとした。

まずアンケートの記入をした。資産内容や、どのくらい金融経済の知識があるかだったと思う。そのあと担当者女性がこういった。

「○○さま、お若いので、もっとリスクをとって行きましょうよ」

ジッとこっちを見て、緒川たまき似がそう言った。

そして投資信託パンフレットの説明をしてくれた。ほとんど内容は頭に入ってこなかった。パンフレットより緒川たまき似の方が気になった。

「お若いのに、ほんとにしっかりしたお考えをお持ちで、すばらしいですね」

そう持ち上げてくれるので、とても気分がよかった。

過去数年間右肩上がりの投資信託グラフを見せられて、心は揺らいだ。

勝間和代似だったら断る力があったと思う。だが、緒川たまき似のチャーミングさには断りにくくする力があった。

断れなくて投資信託を買った人も多いだろう。

そのうちの1人になりかけたのだが、結局は個人向け国債を買った。投資信託を買ってたら今頃は・・・


(注意)お金緒川たまき似には預けるな。




(追記)

個人向け国債は、手数料が入らないのか、あまり嬉しそうにはしてくれなかった。銀行でも、証券保険セールスが出来るようになったのだが、その後勧誘の電話がかなりあった。証券会社運用しようとも思ったが、そちらも勧誘がすごそうなので止めた。

インターネット株式運用も考えたが、証券会社バーチャルサイトで、100万運用してみたら、あっという間に100万溶けた。センスも運もないと自覚。

底値でETF買ったら素人でも儲かるんじゃないかと思ったが、そう簡単ではないらしい。この前7000円になった時は本気で買おうとも思ったが…

とりあえず日本国債の5年ものは再来年に満期なので、様子を見ている状態。

ロト6で三億当てた男みたいにはなりたくないので。

(追記2)(注意)何の注意の意味が分からんという人がいたので、【緒川たまき似】は【過去数年間右肩上がりの投資信託グラフ】のメタファーですよ。

さもチャーミングなパンフレットとチャーミングな担当者に惑わされないでくださいね。特に退職金をもらったばかりのお父さん。

当時は中国ファンド中東ファンド不動産ファンドリート)、そしてアメリカEUファンドが絶好調だったと思います。

中東系雇われ経営者Aと業者Bの会話。

A 「この契約の支払で5%増えてるのは何なの?」

B 「消費税です」

A 「払うのイヤだから安くしてよ」

全員「日本法律なんだからムリにきまってんだろ!」

B 「国に収めるために預かるものですよ?

  あなたのお店でも代金と一緒に消費税あずかってますよね?」

A 「売上足りないから支出を減らしたいのに・・・」

全員「そーじゃねーだろ!!」

A 「ね、お店来てくれたら安くするよ」

全員「そーゆー話でもねーよ!!」

A 「じゃあ契約するから赤字の補填してよ」

B 「もう話にならないですね、帰らせていただきます。」

Bさんお疲れ様でした。Aはうちの店にはもう来るな。

2009-06-22

http://hatesa.g.hatena.ne.jp/hokusyu/20090622/1245657361

日本伝統権威である天皇を錦の御旗にして体制を倒すというのは平氏や北条徳川を倒すときにやられてるわけで中東での伝統権威であるイスラムを掲げてハメネイを倒す今のイランとどう違うのかわからん。

2009-06-16

車内痴漢大全

私が出会った初めての痴漢

その相手は中学生くらいの男子で、私は中学一年生でした。

彼の甘い吐息は生臭くて、電車の中でこんなに苦しそうにハァハァ喘ぐ彼は

きっと前世で特別な因果を背負っているのだと思いました。

 

そうゆうわけで、電車通学を始めたばかりの私が、中学一年生の時。

私は生れて初めて痴漢に遭いました。

相手は同い年くらいの男子

痴漢と言っても、最初は制服の上から尻をなでまわされる程度だったので、「もしかしたら気のせいかもしれないし、そうだったら申し訳ない」と思い、別にさほど気にしていないようにしていたのですが、流石に彼の手がパンツの中にまで浸食してきそうになった時、流石の私も心がふるえました。

勇気をだして、「やめてください!」と叫んだところ、彼は「なんだなんだ?」と言いながら、あわてて私のスカートから手を引っこ抜きました。

これがマイファースト痴漢体験です。

 

次に遭った痴漢も、やはり同い年くらいの少年でした。

立ったまま寝る癖のある私の後ろを、いつも陣取っていた彼。

彼は、電車が揺れるたびに、人差し指突き出し、振動で私の尻にうっかり指が突き刺さってしまったふりをするという、特殊な趣味少年でした。将来が不安です。

痴漢に遭い始めの当初、私は尻に違和感を感じていたものの、眠かったので特に気にしていませんでした。

しかしながら、毎日され続けていると流石に不愉快になり、彼が下りる北千住駅で、もう、ありえないくらいの眼力で彼を睨みつけました。

目を合わせないように去って行った彼の後姿が忘れられません。

それ以降、彼が私の後ろに立つ事はありませんでした。

 

次に遭った痴漢普通のおっさんで、その後普通のおっさんの痴漢には何度ともなく遭いました。

しかしながら私は、そのたびに彼らの手をつねることにより、それらを拒んできました。

 

中学校三年生の時に遭った痴漢イラン人でした。

今まで数々の痴漢経験してきた私ですが、流石にイラン痴漢の登場にはひるみました。

私が厚手のコートを着ていたためか、彼はまさか私の股がそんなに低位置にあったとは気付かなかったようで、彼は私のへそのあたりをずっと指で突いてきました。

いや、もしかしたらへそに対する執着が強いイラン人だったのかもしれません。でも、まぁそんなことはどうでもいいのです。

私は、体を突かれるという苦痛大分耐えかねていました。

しかし手をつねるという行動に出るにはイラン人は怖すぎたのです。

私は、下腹部をなでまわすイラン人の手を取って、上に投げ捨てるようにしました。

しかし、私が手を投げ捨てた先は、運悪く私の胸部付近。

イラン人は勘違いしてしまったようで、私の胸部を触ってきました。

ついに怒った私は、思わず「やめろ!」と叫びました。

怒ってしまった瞬間、彼が麻薬の売人だったら拉致されて麻薬漬けにされるのでは、という恐怖が頭をよぎりました。

しかし、イラン人は何も言わずに次の駅で降りて行きました。

 

それから中学高校大学卒業し、社会人になった私は、めっきり痴漢にあわなくなりました。制服って怖いですね。

しかしながら先日、いつもの通り私が吊革にぶら下がって寝ていると、後ろからものすごい臭気が漂ってきました。

そして同時に感じる尻への違和感

この久々の感覚、これはまさか痴漢ッ…。

私が振り向くと、そこには浮浪者の方が、ひいき目に見てもお風呂に数日入れていない紳士が、私の尻をなでまわしていました。

これは一体どうしたことだろうか。やはりいつもの通りつねるべきなのでしょうか。

でも今混んでるし私吊革から手を離して彼をつねろうものなら、つり革が他の人に占拠されてしまう!

そこで私は彼の足を踏みつけようと思い、彼の足もとを見ました。

すると彼の左足は義足でした。

私は、なぜか、そこでなぜか、彼の足を踏むのを思いやめました。

そして、彼が下りるまで、私は寝たふりをし続け、そのまま彼に尻を触らせました。

 

そんな数ある痴漢の中で、一番気持ちが悪かった痴漢は、冬コミゆりかもめの中の痴漢で、私は当時高校一年生でした。

ゆりかもめに乗った時、私に密着してきた薄毛の方は、私の股に右手の標準を当て、「くいっくいっ」と、激しく中指を突き上げてきました。

私は確信しました。

「ああ、こいつはエロゲのやりすぎで、こうすれば女の子が『くやしい...でも感じちゃう!ビクンビクン!』ってなるって思ってる!」

彼はおそらく陰核を刺激しているつもりだったのでしょうが、残念ながら位置はかなりずれていました。

ドアが開き、私と一緒にもつれるように国際展示場駅に降り立った時、私は「二度としないでください」と彼につぶやきました。彼は逃げるように去って行きました。

 

昨今はてなにてかなり活発かつ真剣痴漢が議論されているので、かなり軽い感じで書いてみました。

叩かれるのが心配ですが匿名なので大丈夫です。

 

 

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追記:

中学生中東系の人を見る→「イラン人だ!!」

よって彼はイラン人。

2009-06-15

日米安保同盟、次の半世紀を考える その2

http://anond.hatelabo.jp/20090615232800

核は拡散し、ブレトンウッド体制は崩壊し、世界の危機は深化する

日米安保体制は風化して、強力な改定が必要になった

▲目を覆いたくなる米国の衰退、核拡散防止条約体制は風前の灯火

ブレトンウッド体制は世銀IMFを主柱として米ドル基軸の通貨体制である。

詳しくは拙著を参照いただくとして、1971年にニクソンが金兌換停止を宣言して以来、ドルは徐々に紙屑化し、08年のウォール街大不況入り以後は、米ドル基軸への根底疑惑が、とりわけ新興工業国家群を中心に拡がった。

真っ正面からブレトンウッド体制に中国が挑み始め、BRICSs(ブラジル露西亜印度中国サミットでは、ドルに変わる新通貨体制を模索し始める。

当面、中国ロシアはSDR債を購入することによって、ドル代替通貨の位置を目指す。この動きに米国債金利が跳ね上あり、猛烈なインフレ懸念が拡がる。

日本はこれほどのドル危機にあっても感受性が鈍いのか、一貫した揺るがぬ姿勢でドルを守る側になる。日米同盟が絶対不変の原則と幻覚症状にあるのと同様に柔軟な思考能力が奪われている。

もちろん戦略的発想は苦手である。

米国の力の衰退は顕著になった。

世界の危機は深化し、おそらく「イラクの西」は、今後イランを背景とするシーア派の統治区域となり、アフガニスタンは「タリバニスタン」となり、パキスタンは無政府状態に陥るだろう。

中東全域は混乱のちまたとなるだろう。

もっとも危険な状況は目の前、パキスタンが開発しストックする核兵器は60発から100発。開発資金の胴元はサウジアラビアであり、当然だが、核兵器の一部はサウジアラビア移転するだろう。もしイラン核武装をしたら間違いなくそうなる。

ザルダリ大統領軍部との調整が円滑にいっておらず、パキスタン軍の独走に歯止めをかけられるほどの政治力はない。この点で陸軍参謀総長出身だったムシャラフ大統領とは違う。

軍のトップ以外、パキスタン核兵器の隠匿場所を知らないという説が有力で、米国としては、ここでパキスタン保護国ともいえる中国と胴元のサウジアラビアとの協力が必要となる。

突拍子もない考えかもしれないが、パキスタンが無政府状態に陥った場合、米中の軍事共同作戦が展開され、核兵器保護隔離作戦を展開するというシナリオも考えられるのではないのか。

日本の核の選択は?

北朝鮮の核保有は米中露をやきもきさせたが韓国は平気な態度である。

なぜなら韓国人感覚では北の「同胞」が保有する核兵器韓国が保有したと同義であり、いずれ日本攻撃用につかえると踏んでいるからだ。

もはや日本核武装が間に合わない。

数百億円を投じて国家をあげたシステムを組み、すべての公務員給料を10%返上して、大国民運動を起こさない限り、もはや独自の核開発は不可能と考えられるので、発想を転換する必要がある。

そもそも日本人の優秀な理工系学生アメリカ頭脳流出したか、国内にあっても宇宙工学職場より「金融工学」を目指した。

いま、原子炉ロケットに携わる日本人エンジニアらは核武装拒否反応をしめす人が多く、この有様では開発に乗り出せないだろう。ちょうど正しい歴史教科書を、短絡反応する現場教師のように。

そこで国益のためにも、日本核弾頭パキスタンから買うという選択肢考慮しなければなるまい。或いはインドから買うのもアイディアだろう。交換条件は従来の援助と引き替えるのだ。さいわい両国とも日本技術資本を必要としており、バーターの条件は整っている。

また日本は7000億ドル近い米国債を保有しているが、いずれこれは徳政令か、米国デフォルトで(GMがそうしたように)、紙屑となる可能性があり、それならば米国から担保を留保する必要があるだろう。

拙著でも何回か指摘したように、佐世保横須賀に寄港中の空母、原潜などを差し押さえ選択肢が残る。

もちろん核兵器付きである。衰退一途の米国軍部とあうんの呼吸が必要だろうが。。

安保条約米国が廃棄するだろう

戦後日本はふぬけ状態、とても中国北朝鮮戦争できる態勢にはない。

戦略兵器を保有できなかった日本には戦争能力が備わっていない。攻撃兵器がない。地雷を保有せず、今度はクラスター爆弾を廃棄する。こういう国会議決をする日本議員というのは安全保障イロハさえ分からない手合いが多い。

 独立国家とはとても言えないが、いまはそのことを論じている紙幅はない。

日本の防衛は過度に米国依存だった。

日本が望んだのではなく、安保条約の片務性と歴代米国政権の明確な意思からである。

米国アジャンダを付与され、その範囲内での防衛思考しかできなくなった自衛隊高官。日本には防衛戦略がないのである。

次期戦闘機をめぐって米国国防長官のゲーツはF22の開発を止めるので、つぎはF35にするから、日本の防衛ジェット機後継は、これだと一方的に言った。

なんとかF22で合意ができつつあった自衛隊も驚いた。MX構想のときもそうだが、つねに米国の移り気によって日本の防衛が振り回される。そんなことに驚くこと自体が植民地根性である。

 

日本には戦略兵器と核兵器を与えないというのが、米国占領政策の延長線上にある世界戦略である。だから空母、原潜、空中給油機、ICBM駆逐艦の保有が事実上禁止されている。

日本自衛隊にないのは核兵器ばかりではない。攻撃兵器がない。長距離ミサイルどころか、空母も長距離爆撃機原子力潜水艦も保有しないから、戦略的防衛計画を立案することは基本的に困難である。

自衛隊のすべての装備は米空母をまもる戦術的防衛の分担でしかないのである。

日本の謳う「専守防衛」というキレイゴトの標語が日本の政治看板にもなり、非核三原則とか、GDP1%以内とか、憲法にも書かれていない制約を受け、手も足も出ない「軍隊」なのである。

孫子がいみじくも指摘したように「攻撃こそが最大の防御」であるにも関わらず。

日本自衛隊戦術兵器こそ多少はあるものの、充足率がわるいうえ、戦場兵器となると弾薬がない。

実弾による火力演習は年に一度、全国の部隊から弾薬をかき集めて行わなければならない。

機関銃も不足し、手投げ弾も少なく、要は24万という表向きの「兵力」がサラリーマン化して、徐々に愛国心に乏しくなっていることも問題だろう。

かくて在日米軍を補完するだけが目的だったのが自衛隊だから、独自の戦力となると、はなはだ心許ない戦力しか保有せず、イージス艦六隻体制などと言っても、自衛隊の実力とは米空母を取り巻く守護兵力ではないか。

MDミサイル防衛)などと絵空事のために日本血税が投じられようとしてきた。

自衛隊は対米依存というメンタリティを辞めるべきだろうが、すでに親米根性の染みついた組織にそれが出来るだろうか?

▲「リバイアサン」から「普通の国」になるオバマアメリカ

ところが日本人戦後一方的に「恋した」米国がとうに心変わりを示し、日本防衛への熱意がうせ、つまり日本の対米期待に対応できるはずの米国の、北の核実験拉致問題への姿勢をみても、すでに存在していない空気がある。

アメリカ国家性格(国体と言っても良いが)が、劇的に変質し、リバイアサンから普通の国家に変貌していく過程に於いて、従来のNATOへの関与を弱め、米韓、米日、米印、米豪条約のあり方の再検討を迫られる。

米軍世界プレゼンスをやめて、米国内に引きこもれと主張したのはパットブキャナンだった。嘗ての米国を代表した右派の声が、これからはオバマ左派の声に変わっていくだろう。

米国は負担に耐えかねてアジアの防衛を「新同盟国」の中国にゆだねる選択も考慮することになるだろうし、現実台湾問題は投げやりになった。

おりしも来年日米安保条約改定から半世紀である。

日本はどうやって生き延びる道を探るのか。安保条約米国から廃棄される前に、自立自尊の道を考える秋が、ついにやってきた。

2009-06-04

グレートゲームの大激変、米国オバマ政権、闘う前に敗れたり。

イランのガスはパキスタンから中国ルートが確定、米国勢は敗退

▲第一幕 イラン悪魔、でもタリバン交渉相手だった

 

そもそもの新グレートゲームの始まりはクリントン政権のときである。

中東から南アジアにかけての資源争奪戦争冷戦後新しい局面を迎えていた。

ユノカル」は米国石油メジャーの後発企業で、カリフォルニアが地盤、ただし海外に鉱区の開発権を多く抱える。米国内での政治コネクションが薄く、主流のメジャー共和党系が多いため、ユノカル民主党を頼った。

出発からボタンの掛け違いだったかも知れない。

クリントン大統領ホワイトハウスに実習生モニカ・ルインスキーを招き入れ、情事にふけっていた。

後日、大統領弾劾裁判において、「あれは挿入していないからセックスではない」ととてつもない言い逃れの詭弁クリントンは危機を切り抜けた。

そんなおりに遠路はるばるとアフガニスタンから珍客があった。タリバン幹部である。

要件はなにか。

トルクメニスタンのガスを、アフガニスタン経由でパキスタンの港へ運ぶ。総延長1560キロのパイプラインを敷設する。これをユノカルが主導する。

米国を引きつけた魅力の第一は、このルートは「悪魔」のイランを通過しないこと。

第二にロシアを通過しないこと。クリントンは乗った。

ソ連崩壊後、世界帝国の輝きを取り戻したかの錯覚のなかに米国は酔った。

クリントン政権はこのプロジェクトに前向きで、カリフォルニアメジャーユノカル」はトルクメニスタンアフガニスタンを根回しし、それからパキスタンから分岐してインドへも輸出ルートを追加でつなげようとインドを訪問した。

インド工業化を急ぎ、ガスは必需品、プロジェクトに乗ってきた。

これをトルクメニスタンアフガニスタンパキスタンインドの頭文字をとって「TAPI」という。

直後、タリバン系アルカィーダがタンザニアなどの米国大使館を襲撃し数百の犠牲がでた。

クリントンは激怒し、ただちに報復としてインド洋上の米艦からトマホークミサイルを五十発、アフガニスタンのアルカィーダ軍事基地にお見舞いした。

当時、カブールタリバン政権に協力して電話工事をしていたのは、中国企業だった。不発弾トマホーク中国タリバン政府から買った。

もちろん1560キロのパイプラインプロジェクト[TAPI]はご破算になった。

▲第二幕 NATOの勝利が上海シックスを刺激した

01年9月11日、NY貿易センタービルワシントンDCのペンタゴンが、テロリストの奇襲を受けた。ブッシュ大統領はただちにアフガニスタンへの空爆準備に入り、まずはロシアを口説いた。

旧ソ連衛星圏のカザフ、ウズベク、キルギス、タジク上空を通過して爆撃機は飛んだ。

米本土からは長距離爆撃機ウクライナ上空をかすめ、NATOトルコ基地から旧ソ連イスラム国家の上空を飛んだ。

そればかりか世俗イスラム国家となったウズベキスタンキルギスンは空軍基地米軍に貸与し、タジキスタンには訓練基地パキスタンも四つの空軍基地を貸した。

この時点での図式は米軍NATOの大勝利だった。

グレートゲームの変質を知覚していなかった。表面的に米軍の装備が優れていたため、地上戦ゲリラ戦抵抗をかるく想定してしまった。

仇敵ロシアとその配下だった国々がテロ撲滅戦争に協力するという目的米軍NATOの活動を支援したことも見通しを曇らせた。

そしてアフガニスタンに米傀儡のカルザイ政権が発足し、カブールにしか統治が及ばない新生アフガニスタン誕生した。

一応は合法政権ゆえに外交権をもつ。

ユノカルは、「あの話」(TAPI)を復活した。カルザイ政権発足直後にトルクメニスタンアフガニスタンパキスタンの三カ国は、例のパイプライン敷設プロジェクトで正式に合意した。

これを不快に見ていたのは第一にイラン、第二にロシア、そして第三が中国である。

密かな反撃が準備された。

イラン中国と密かに武器輸入などを交換条件として、ガス鉱区を与え、さらには25年の長期契約でガス輸出を許可していた。イラン中国からえるものは武器と核技術である。

中国上海シックスの主導権をもつが加盟六ケ国(中ロ、カザフ、キルギス、ウズベク、タジク)にオブザーバーとして、イランインドパキスタンモンゴルを加え、あたかもNATOに対抗するかのような、東側の軍事盟主の立場を確保し始めた。

解体されたワルシャワ機構に変わるものとしてロシアは「全欧安保」を言いつのり、CIS間では個別あるいは集団的安全保障条約を結んだが、バルト三国グルジアと、そしてトルクメニスタンが加わらなかった。

プーチンはがむしゃらにロシア帝国の栄光の復活を夢見て、バルト三国ウクライナへのガス供給をとめ、グルジアには戦争を仕掛けた。

同時に欧州ロシアルート一本のガス供給ルートを多角化するためにナブッコ、ジェイハン・ルート建設を始めるや、同時に対抗して北方ルート黒海ルートを提示して欧州を揺さぶっていた。

とくにオーストラリアブルガリアドイツにはそれぞれが薔薇色のシナリオを提示し、欧州の団結をそぎ、利益誘導型で西側の分断パイプライン建設を妨害する。

 

▲第三幕 「中東金正日」=ニヤゾフ大統領の怪死

トルクメニスタン独裁者が「突如」死んだ。

トルクメニスタン砂漠の国だがイランやクエートの匹敵するほどの天然ガス埋蔵があり、いまのところ地政学的にロシア流通依存せざるを得ない。

だからこそニヤゾフ大統領はガス輸出の多角化に乗り気でアフガニスタンルートの開発が急がれた。これを“脱ロシア”化と捉えるモスクワ不愉快である。

 

ニヤゾフが突如急逝、主治医ドイツ人は前日に逃亡していた。

直後、トルクメニスタンの中立路線は変更となり、新政権はややロシア寄りに外交姿勢を修復した。

そして延々と中国へ輸出される総延長7000キロものガス・パイプライン敷設工事が始まり、TAPI・ルートへの比重は軽くなった。

いや、というよりも投げやりになった。

(所詮、アフガニスタン戦争は片付かない。パキスタンは所詮、米国にはつかない)。

つまり米国事実上の敗北が見えた。

トルクメニスタンは変心した。

イランはこの機会を待ち望んでいた。

もともと内陸部のトルクメニスタンアフガニスタンを経由して、パキスタンの港を目指すというユノカル案は、「イラン回避」ルートである。

米国イラン悪魔と呼びつつけた。

だとすればイランはガス油田から運搬ルートを南下させ、南の港へパイプラインを敷設していた。全長900キロのうち、残すところはあと250キロ。

地図凝視していただきたい。この地点からパキスタンのグァイダール港は「となり」なのである。

中国は古くから、この地政学的利点に目をつけた。

すでにパキスタンムシャラフ政権のときから、治安の悪いバルチスタン地域に中郷は労働者を運び込んで道路建設し、資材を運び、グァイダール港を近代的港湾設備を持ったものに改築してきた。

つまりイランからパキスタンの隣町へ運ばれるガスを、この地で精製し、パイプラインパキスタン西安から北東へ貫き、しかもインドへは分岐せず、この点でイラン中国パキスタンの利害は完全に一致した。

これが「IPCルートと呼ばれる。

▲第四幕 パキスタンイラン反米

パキスタンは白昼堂々の裏切りを演じた(ここで「裏切り」と穏当でない語彙を用いるのは米国契約概念からみれば、そういうニュアンスだから)。

五月下旬にパキスタンイラン契約したのだ。

中国が最終ユーザーとなり、中国パキスタンがともに天敵であるインドへは分岐しない。

パキスタン西端に位置するグァイダール港は、すでに中国資本技術をもって港湾のかたちをなしており、大々的改築(新築に近い)が進み、アラビア海に面する深海は将来、中国海軍の原潜基地になりうる。

げんに中国の六隻の軍艦アラビア海ソマリア沖の海賊退治に参加している。

パキスタンから中国への高速道路も着々と工事がすすみ、嘗てのカラコルム・ハイウエィは完成しているため、ガスの運輸ルートはこれに添ってパイプラインを敷設すれば良いのだ。

中国がこのルートに執着するのはマラッカ海峡への依存度を低減させるためで、ほかにもアンダマン沖合のガス田から(開発成功後は)ミャンマーを南北に貫くパイプライン建設して、マラッカ海峡への依存度をさらに激減させる計画がある。

中国にとっては、ユノカル買収を土壇場で拒否された米国への心理的復讐劇にもなる。

パキスタンはこのパイプライン通貨収入を年間五億ドルと想定、つまりこれをAPAI計画では、アフガニスタンがもともと受け取る予定だったのだが。

イランパキスタンとの正式調印はイラン大統領選挙の直後に盛大にテヘランで開催される(アジアタイムズ、5月27日、6月3日付け)

敗者はインドアフガニスタン米国、勝者はイランパキスタン中国

くそ笑んだのはロシア、臍を噛んだのはトルクメニスタン、そして日本はいつものように、こうしたグレートゲームの変質さえ知らず、ユウセイの人事とか、セシュウ制とか、およそ世界現実とは無縁の矮小な論議にエネルギーを費やしている。

2009-05-22

重度非モテ階級、その心の闇

なぜホストオフが攻撃されるのか?

これは多くの非モテにとって理解しにくいのではないだろうか?

しかし、これは重度非モテ階級からすれば至極当然のことなのである。

まず、それを解説するためには非モテ定義をしておこう。

非モテ」とは読んで字のごとく「モテない人」のことだ。

そしてモテない原因は大別して3つあると考える。

 1)容姿に問題がある →ブサイクデブ

 2)性格に問題がある →内向的、病的性格

 3)環境に問題がある →出会いがない、引きこもり

このうち1つでも問題がある場合、非モテとなるわけであり

複合的である場合も多々あるわけだ。

ところが重度非モテ階級に限っては1の占める割合が多い。

少なくとも重度非モテ階級はそう思いこんでいる。

「出会うチャンスのなかったイケメン非モテではない」という

ホストオフに書き込まれた内容からも類推できる。

実際には1によってこじらせた2が主原因であるが自覚はない。

イケメンでさえあればこんな惨めなことにならなかったという意識

醜いことへのコンプレックスは半端ではないのだ。

そしてイケメンに対する嫉妬と憎悪も並々ならないものがあるのだ。

そう、彼らにとっては非モテブサイクという

確固たる信念をもっていて、これがすべての行動原理となっている。

それが身勝手認識であろうが、彼らには関係はない。

ブサイクにあらずんば非モテにあらず」という概念

そもそも他の非モテとの認識のズレを生じさせている自覚もない。

そして特に顕著な傾向として重度非モテ階級

集団への帰属意識が高いことが挙げられる。

なぜかはよくわからないが、日常的に虐げられている彼らは

動物本能によって群れることを好んでいるのかもしれないし

また同様の境遇の者で集まれば差別されないという思いも強いのだろう。

だからこそ彼らはこの非モテSNSメンバー全てが

非モテに帰属する者でなければならないという意識

そうでない者は異分子として排除しようという意識が働くのだ。

よって、ここで彼らにとって非モテブサイクであるから

ブサイク以外の者を排除しようとする本能が当然働くわけだ。

そのとき彼らの敏感なセンサーにひっかかったのが

イケメン」「ホスト」というブサイクにあるまじき単語であり

これを非モテSNSから排除しようと一生懸命になるのも無理はない。

だからオフ自体のシステムに反対する理由などないし、重要でもない。

いくらオフシステムを改正しようと説得ははじめから無理なのだ。

これは非モテとは何者なのかという思想の対立と闘争なのだ!

彼らが非モテとはブサイクだけとは限らないということを

真摯に理解し納得してくれれば、誤解は解け融和することができる。

だが、上でも述べたように彼らがモテない主要因は2なのだ。

今までの人生において味わってきた不条理なまでの仕打ちにより

性格がひねくれたり、極度の人間不信を抱いている可能性が高く

円滑なコミュニケーションをとるのは難しいかもしれない。

ただし重度非モテ階級は少数派であり、

多く見積もっても15%以下ではないかと思われるので

多数派の圧倒により、恒常的に劣勢に立たされてしまう。

だからこそ圧倒的軍事力を持つ米軍

テロで対抗する中東過激派のような行為におよび

中立的立場の人間にも共感されず、逆に非難されてしまい

結局は劣勢を挽回するどころか墓穴を掘って自滅することになる。

もちくんは重度非モテ階級民の地位向上と差別撤廃を応援しています!

2009-04-24

就活

こないだの面接で挫折経験について聞かれた。

うまく答えられなかったけど、

次はこう答えるんだと思う。

海外留学をしようと新聞社ホームステイ募集に応募しましたが

英語での最終面接で15人のなかの2人に選ばれず

残念ながらアメリカ行きは挫折しました。

しかしながら、自費で海外に行ってやろうと思い、

それからすぐにバイトをはじめ、費用を半年で作り、

翌年の夏休みには実際にはじめての海外旅行として

中東にある留学生実家まで遊びに行きました。

言わないけど

裏挫折としては、コミュニケーションべたを治すために

いろんな人と関わろうとしたけど、

友達にある特定の人を好きだと誤解されて

修学旅行の時にその男の子と二人きりにさせられて、

告白されるも振って部屋から追いだし、

結局部屋に一人で閉じこもってしまったこと!!!

その時の恐怖と、思わせぶりなことをしていてしまったかもしれない罪悪感から

人に慣れるという計画は挫折しました。思春期だわ!!!!!

しかしながら、こんな私でもよくしてくれる人が

本当にたくさんいてくれることに今でも感謝しています。

いらいらさせてしまったり、怒らせてしまったりしてしまったら、

もう私にはどうすることもできないと思ってしまうけど。

(そこをとりなしたり、関係継続させようと努力する能力を培うことに挫折した)

そうなるまでは、できるだけ一緒にいる人たちとは楽しく過ごしたい、

力になれるなら協力したい、と切に思っています。

今後は、大人になりたい、とりなす能力も身につけて行きたいとは思う。

ただ残念なことに自分の気持ちを曲げることになるのでは?という気持ちが拮抗してしまって

あの頃からずっと気持ちは憂鬱なまま。

2009-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20090418174633

これに限ったことじゃないが、日本論ではなぜか比較対象アメリカだけというのをよく見かける。もうちょっと中国ヨーロッパインド中東とも比べるべきじゃね?といいたくなる。労働とか言語でもアメリカのが普遍的で日本が特殊みたいな話をしたがる人がいたりするが実はアメリカのほうが特殊って事がよくある。

2009-04-14

日本って本当に「資源がない国」なんだろうか?

http://d.hatena.ne.jp/ayanami/20090412

日本石油等の資源のない国だといわれる。はたして本当にそうなのだろうか?確かに日本には目だった資源はない。それは否定しない。しかしそれは日本だけなのだろうか?例えば石油なんて中東と他のごく一部の地域しか取れない。石油に関していえばほとんどの国が「(石油という)資源がない国」だ。もちろん資源には天然ガスや鉄など他のものもある。それらを勘案するとほとんどの国がそれだけで国の経済を支えることができる資源を持っているのだろうか?一国の経済を支えるほどの資源があるほうが特別で資源がないのが普通の国だと思うのだがどうなのだろう?個人的には日本は「資源のない普通の国」だと思っているのだけど。

2009-04-09

ハーレクイン

ネット立ち読みをしてみた。おもしれぇ。

1.主人公イギリス人

旅先はイタリアスペイン、えーと…中東?が多い。

2.社交界

男の人はプレイボーイ。数多の浮き名をながす。

3.何故殺す

死んだ姉妹の子供献身的に育てる主人公って。

4.シーク

ゼルダのシークしか思い浮かばないんだ。スマブラ不思議な動きをするシークが。

5.契約結婚

借金返すために、とか、お金のために、とか。

2009-03-31

 人民元基軸通貨にする為の長い道のり。

 米ドル基軸通貨の地位から蹴落とし、人民元をその地位に据えるには、アメリカを滅ぼして、アメリカの地位を乗っ取るというわかり易い手法がある。しかし、さすがにそれは難しいとして、中国の力を蓄えつつ、アメリカを弱体化させるという、遠回りではあるが、着実な道を選択している。

 IMFの準備通貨米ドル以外の通貨を加えるべきという中国中央銀行である人民銀行総裁の発言が出ている。この発言は、十分に予想可能な内容である。しかし、問題は、そのタイミングにある。

 アメリカは、1兆ドルの予算バッドバンクを始めるが、負債を単純に買い取るだけでは、企業反省しない。

 不良債権には、仕入れのコストがかかっている。現在価値に比べて、そのコスト分の支払いが過大だから、不良債権となっている。この仕入れのコストを支払う為に、政府から融資を受けなければならない。しかし、担保物権には、本質的価値が無い。そこで、政府から融資を受けるが、その融資バッドバンク出資し、不良債権バッドバンクに売り渡し、代金として、出資分を返してもらう。そのお金で、コストを支払う事で、連鎖的な破綻を防げる。

 バッドバンクへの出資と、政府からの融資とは見合っている。企業利益を上げて政府からの融資を返済すると同時に、同額だけ、バッドバンクへの出資を減資する。この仕組みが活きている間、企業には順当に利益を上げてもらわなければならない。つまり、産業管理体制に入り、さらに、国内産業保護する為に、保護主義バリバリにやるという事になる。

 自由貿易体制を維持する装置としてのドルポンプが無い状態で、アメリカ貿易センターとしての活動を、事実上ストップする事になるのである。

 このタイミングで、IMFの準備通貨を多様化しろと主張するのは、米ドルとの交換比率を固定でき、多くの消費者世界工場としての生産能力を持つ中国通貨"人民元"を準備通貨に加えろという主張に等しい。

 IMFフレームで、南米中東反米国家人民元を貸し、中国生産された工業製品を買わせるという手法を想定しているのであろう。反米でさえあれば何でも飛びつく中東諸国や、工作が浸透している南米諸国が賛成に回るという読みで、このタイミングで出してきたのであろう。

 アメリカは、自由貿易体制と国内の産業管理体制を、同時に維持するという綱渡りをすることになる。これは、背反する条件となっているので、ゲームボード軍事力によってひっくり返すという手段ぐらいしか、選択肢が無い状態へと向かうのである。

2009-03-21

インドの貧民窟や、中東の紛争国でろくでもないよりは、日本貧乏でろくでもない方が幸せですね。

金持ちでろくでもないより、大金持ちでろくでもないほうが幸せだよ。

だから、世界で一番の大金持ち以外、幸せじゃないよね。

前頭おかしいの?

世界で一番の大金持ちより幸せじゃない金持ちインドの貧民より幸せだろ

共産党プロパガンダ

http://anond.hatelabo.jp/20090321165754

幸せとかを、比較で定義するということなら。

貧乏でろくでもないよりは、金持ちでろくでもないほうが幸せだよ。

インドの貧民窟や、中東の紛争国でろくでもないよりは、日本貧乏でろくでもない方が幸せですね。

金持ちでろくでもないより、大金持ちでろくでもないほうが幸せだよ。

だから、世界で一番の大金持ち以外、幸せじゃないよね。

で、終わる話では?

幸せを比較する心をいったん、捨てない限り、どうにもならないと思う。と言うこと。

努力して上に上がるのも、現状で生きて行くにも

比較論で、隣の芝生が青いじゃなくて、自分なりの幸せ青い鳥を見つける努力

妬み・嫉妬の心を捨てる努力が大切。って言いたいところに、隣の芝生は青いといわれても、言いたいこともわかるけど。わかんないよ。

2009-03-20

http://anond.hatelabo.jp/20090320142108

死ぬまでの時間は問題が起き続けるし子供も生むからそうはならないだろ。

移民のほうが出生率高いのは欧米でもよくあることだし。

でも日本の旧植民地はなぜか日本ょり出生率低かったりする。

西洋植民地と違って近代化できたからなんだろうか。

中国の沿岸部が豊かになってるから中国からの移民圧力はそれほど大きくはならないだろうし、中国一人っ子政策人口はそのうち減るし。

その点貧乏子沢山な中東アフリカからの移民圧力の強いヨーロッパは大変だな。

2009-03-12

それでも軍事費二桁成長は、いずれ中国経済の崩壊を早めないか?

公的統計でさえ、すでに米国に迫る世界第二位の軍事大国

公式の中国軍事費は次の通り(「公式」とは中国発表した数字、ロケット打ち上げなど別項目で勘定しているため、世界基準の算定方法ではなく、欧米はこの三倍とみている)

1999      1076億4000万人民元

2000      1207億5400

  01      1442億0400

  02      1707億7800

  03      1907億8700

  04      2200億0100

  05      2474億9600

  06      2979億3800

  07      3554億9100

  08      4184億0400

2009年予測   4806億8600万人民元

(1人民元は14円)

中国空母二隻建造を堂々と公言するようになり、また中東南アジアアフリカ諸国では中国武器市場に溢れるようになっている。

いずれ手に負えない化け物として北京へ跳ね返るだろうが。。。

 

不安になるアメリカの杜撰な武器管理

いや中国のことを批判してやまないアメリカは、膝元でおきた以下の数字をみて愕然としている。

予算局が集計した「行方不明」になった武器の夥しさである。

ISNニュース3月10日付け)によれば、アフガニスタンイラクという両戦域をかかえるアメリカは、武器をせっせと当該戦闘地域の部隊に運んでいるが、多くが行方不明というのだ。

2005年から2008年までにアフガニスタンへ運び込まれたアメリカ武器は、むろん、米兵、米軍下請け傭兵ならびにイラク正規軍警察に配給された。このうちの36%が「返却」されておらず行方不明だという。

アフガニスタンへの武器は242000点におよび、これらには自動小銃機関銃ピストルショットガンが含まれている。そのうちの36%が追跡不能状態。

また2004年から05年にかけてイラクへ同様にはこびこまれたアメリカ武器のうち、AK47ライフル11万丁。ピストル8万丁が「行方不明」。

杜撰な管理をかいくぐり、武器密輸され、転売されたか、あるいはテロリストの手に渡った。

▲そして米中艦隊南シナ海でにらみあった

つい先般、米国の観測船(?)が南シナ海中国艦隊五隻に取り囲まれる“事件”が起きた。米中外相会談が開催されている最中のこと、両国間に緊張が走った。

この地点に注目である。海南島沖合。

中国海南島南部「三亜」に潜水艦秘密基地を建造した。しかもICBM搭載の潜水艦の集積地といわれ、米軍は観測を続けてきた。

「海洋を抑える西側帝国主義揚子江ファナティック国家主義者との対決」(英紙ガーディアン3月10日)は政治の表舞台での「戦略パートナー」「ステ-ク・ホルダー」「G2」という米中関係の緊密ぶりとは別の思惑で進んでいる。

「14・9%もの軍拡に突き進んだ中国米国への顕著な挑戦をしめしている」(同紙、サイモン・ティスダル記者

2009-03-11

地球温暖化」というプロパガンダ



TVとかでは海面の上昇など様々な問題が起こり、「地球温暖化世界の破滅」ぐらいの勢いですけど…。



私は地球温暖化という現象を危機だと全く思っていません。ただの自然現象であり、そんなもんだと考えています。しかし、全世界の共通点として協力というトリガーになる事には賛成ですが、本質は全くの嘘でしょう。と思っていたなか、共感できるコラムがあったので引用します。


「まず、今問題になっている地球平均気温の上昇は、過去130年間でおよそ0.7度。しかし、過去には気温が現在より2度も3度も高かったり低かったことがありました。歴史上、この程度の気温のブレは何度もあったのです。そして平均気温が上昇すると、一般的な生物の生息範囲は広がりますし、植物の総生産量が上がり、食糧危機解決の一助になる可能性もあります」

温暖化が進めば海の水蒸気が雲になって、砂漠に雨が降り、緑地化するというのが私の意見です。また北極の氷が溶ければ、北極海油田が採掘できるようになるので、近隣国家にはメリットでしょう」(同)


地球温暖化デメリットよりメリットの方が多いと示唆しているのですが、そのとうりだと思います。むしろ私が思うに、「地球温暖化」というフレーズアメリカが言いだしっぺで、それを国民に危機と煽りグリーンニューディールという新たなフロンティアを開拓するために助言したのではと推測するのです。

つまり、子ブッシュ時代は、州民に消費を促し、化石燃料が絶対で戦争することで資金を稼いでいました。しかし、今では戦争というビジネス方法は使えず、その代わりを考えた時に出たのが環境問題であり、グリーンビジネスではないではと示唆します。

もし、グリーンニューディールが成功すれば石油依存も回避できるし、中東依存も解消できる。そんな手っ取り早い考えを、「地球温暖化」という言葉で全世界の人に刷り込まし、洗脳して金儲けに利用しようとしているのではと考えています。

ちょっと飛躍してるかもしれませんが、アメリカ環境問題世界を促し、自国で最先端環境ビジネスをどんどんすれば、ベンチャーに資金が集まりますよね。もしかすると、計画的なのかもと妄想します。まぁ、プロパガンダ だとしても、グローバルで一つのことに協力することは良いことなので是々非々で見て行きたいと思います。

yamalog

2009-03-07

株式相場は今が買い時?

相場が上がるか下がるかは、資金量のでかい方が決める事である。

fundamentalに従う人は、どちらかと言えば、少ない出資利益を上げようと言う人で、資金量はそれほど大きくは無い。だから、瞬間的にではあっても、相場を逆の方向に動かす事で、それらのストップロスの浅い人のお金を、ごっそりと刈り取る事ができる。

相場が逆の方向に動いてストップロスが刈り取られた事から、相場の方向性が変わったと判断して、その方向に張ってくる人が出てくるのを待って、今度は元の方向に相場を動かす。すると、往復でストップロスを刈り取れる。

もともと、fundamentalに従うという時点で、判断に自主性が乏しい上に、過少資本投機に参加しているのでストップロスが浅い。損をつかませれば、簡単にトレンドが変わったと判断して、同じように浅いストップロスで逆張りに乗ってくる。

過少資本だからこそ、fundamentalにすがりつくのかもしれない。

で、表題の話に戻るのであるが、fundamentalでは、株価は下げ基調で、上がる見込みは無い。しかし、相場が下落傾向をはっきりと示し始めた頃に建てられた6ヶ月物が決済になる時期なので、手仕舞いの買いが入ってもおかしくはない。

現物だけの市場であれば、誰も買い手がいない状態がまだまだ続くであろうが、先物がある為に、わずかながらでも買いが入るのである。

この買いは、反対売買の買いであり、相場を反転させるほどの力は無いのだが、底打ちだと主張して、fundamentalの転換を広め、主体性の無い買い手を投資世界に引っ張り込むという手が、無いわけではない。今が底値で買い時だというのは、そういう意味での話であろう。

しかし、世界的な景気はいまだに不況なままであるし、グローバリゼーション以後の経済環境の変化のおかげで急激に成長した国家の中には、スタグフレーションの予兆が出てきている所もある。

今が底値で買い時だと錯誤させて、買わせるというのは、騙す方も悪いが、それに騙される方も悪い。それに、この先、空売り禁止令や空売りに資金を出す金融機関が居なくなり、空売りが無くなった分、手仕舞いの買戻しも無くなるわけで、現物だけの市場における最大の欠点が表面化してくる事になる。

アメリカのダウは、2008年9月18日に出た空売り禁止令以後、空売りポジションは反対売買で解消されており、すでに、手仕舞いの買戻しが期待できなくなっている。3月限の決済前の買いもやせ細っていて、7000ドルを簡単に割り、下げが止まらないのだ。

日本株式市場も、空売り禁止令は出さなかったが、個人投資家を冷遇し、年金基金や自社株買いばかりであった為に、買い手が居ない状態にある。

ここが底だと信じて買っている個人は居ても、年金基金の現金確保の売りや、循環増資によって膨らまされた持合株の市場放出買い支えられるだけの資金力が無く、ずるずると値を崩されている。

底が抜け続けているという状態なのである。

どこかで反転させなければならないのであるが、担税能力のある雇用を発生させるか、供給能力を消滅させてバランスを取らない限り、反転する事は無い。担税能力のある雇用を発生させるというのは、平和的な手法であり、供給能力の消滅は、非平和的な手法である。

欧州は、地球温暖化対策と称した脱石油と、原発の再利用や新設で、中東相手に開戦しても大丈夫な方向に進んでいる。ユーロポンド高値に引き上げた原因である流入しているオイルマネーを踏み倒して景気回復という手を、いつ選択してもおかしくない状態にある。同様に、流入しているチャイナマネーを踏み倒す為に、中国をやっちゃおうという考えもある。中国は過剰な供給力の一つであり、日本がやっていた対中包囲網にアメリカをくっつけて派手に第三次世界大戦を始めて、借金踏み倒しに供給力の破壊戦争世界的な景気回復というプランである。

どちらが選択されるかは、相場と同様に資金力が大きい方が選ばれる。ただし、この場合の資金力は、得られる利益と置き換えられるであろう。

不幸にして非平和的な手段が選択された場合、日本は、今度は、なんとしてでも勝ち組に入らなければならない。

2009-03-04

去りゆく米軍、増加されるロシア空軍 キルギスタンは誰の国?

マナスの基地代替はトルコのトラブゾン基地移転

米軍は2010年8月までに、中央アジアキルギスから去る。

アフガニスタンへの最大兵站拠点を失う。

米国退役統幕幹部のリチャード・マイヤーズはAFP(2月20日付け)のインタビューで、キルギスマナ空港米軍使用しているのは主として燃料補給であり、代替はいくらも可能という「強がり」の見解を示した。

米軍マナ基地を撤収することになる18ヶ月後にそなえ、ひそかにカザフスタンタジキスタン基地使用交渉をしてきた(ユーラシア・ディリー・モニター、2月23日)。

またウズベキスタンとも基地使用再開の交渉秘密に開始したという噂も飛び交った。

 

俄然トルコのトラブゾン基地が有力視される。

理由はトルコNATOの一員でもあって米軍との共同作戦が多いうえ、トルコ地政学的にもカフカス中東、そして中央アジアに近く、恒久的な戦略ポイントであるからだ。

ましてキルギストルコ系の民族トルコ系のコトバを喋る。

オバマ政権によるアフガニスタンへの増派が決定した以上、2010年8月までに代替基地建設するか、外国の既存の基地借用を決める必要がある。

それも早急に代替基地を見つけなければならない。

一方、受け入れに熱心に見えるトルコだが、この世俗イスラム国家の国内にはイスラム原理主義が猖獗を極めており、アルカィーダがトルコ国内に多数が潜伏、とくにユダヤ人を標的にテロを再開する動きがある。

 08年12月にもトルコ警察はアルカィーダのメンバーと見られる二十数人を拘束している。

テロリストの攻撃目標は国際都市イスランブールのほか、NATO海軍基地があるイズミール、加えて首都アンカラだ。ユダヤ人観光客を狙うという情報もある。

こうしたテロ情報により、これまでテルアビブトルコを結んでいた航空機フライト中断に追い込まれた。

ユダヤ人観光客への攻撃を恐れたこともあるが、トルコ飛行機は、イスラエル警備員を登場させないため、安全保障上問題があり、同時にイスラエルの「サンドル航空」も、トルコ乗り入れ便を休便とした。

不気味に高まるロシア軍存在

他方、キルギスではロシア軍の動きが活発化している。

ビシュケク国際空港マナスに米軍は2000人規模で駐留しているが、そこから30キロだけ離れた場所がロシア軍の駐留するカント空軍基地だ。

イシククル湖はソ連時代、秘密ベールに包まれた保養地だった。このイシククル湖を囲むようにキルギスという国家は地形的になりたつが、湖にロシア軍海軍施設が残っている。

沿岸警備というより湖沼警備隊で、主たる任務は武器密輸の取り締まりである。

ロシアにはCSTO(緊急展開部隊)があり、キルギスカント基地に駐留している700名は、このCSTO所属。

キルギス政府米軍撤退をきめた直後から動きが出た。

第一にビシュケクカザフスタンを繋ぐ鉄道計画の着手と見られる初期工事を始めた。モスクワから鉄道工作兵30名がキルギス入りしたのが2月20日に確認されている。

第二にキルギス南部オシにある飛行場も軍事利用する可能性を探っている。これは近未来タジキスタンのアンイ空港を本格化させて、カントーオシーアンイを結ぶ空のルートを確定する動きと見られる。

第三にロシアカント基地にはミグ21が、48機配備されているほか、スホイ25,スホイ27,アントノフ輸送機(AN26)、武装ヘリにくわえて、L39訓練機などが駐機している。

オバマ政権アフガニスタン増派に対して、米軍の有力な兵站基地キルギスマナ空港。背後から政治的に圧力をかけてバキエフ政権を動かし、米軍を撤退させる一方で、ロシア軍は着実に増加させる。

これがロシアの対応である。

2009-03-01

ガザロケット弾1発に対して、100倍に反撃したイスラエルの裏事情


レバノン戦争をはじめ、ガザ地区ハマス)に対しての過剰までの攻撃、なぜそんな理不尽な攻撃を好みしたがるのか、そんなイスラエルが紛争をするカラクリについて掘り下げたいと思います。 まず結果から言えば、イスラエルは儲ける為に紛争をしているのです。つまり紛争をすれば自国のハイテク武器セキュリティシステム宣伝になり世界に売れるからなのです。

それと同時に、ナスダックイスラエル単体で公開している株価が紛争の度に上昇し、2重で儲かるカラクリがわるワケです。その結果、2007年統計イギリスを抜いて世界第4位の武器輸出国家になったのです。

ではなぜ、イスラエルはリダスターキャピュタルに依存したのか、自分たちで紛争を起こして宣伝をし、武器ノウハウを売る武器商人みたいになったのか?その背景には、モルゴバ共和国旧ソ連からの100万人規模の移民キーワードの一つではないかと思っています。当時ソ連が崩壊したときに、イスラエルはここぞとばかりにソ連の優秀な国民を招きいれ移民させました。

基本的には、その移民たちはイスラエル全体の18%になり経済難民として、出稼ぎ扱いとされています。つまり、アメリカでいう黒人奴隷扱いに近い職業差別なども起こっているのです。で、その中でもロケット開発技術者なのどの優秀な人材により、世界でも圧倒的なITブームが90年代に起こりました。それにより、セキリュティシステムなどが向上していったのです。

それと同時に、ちょうどアメリカでは2000年にITバブルで株が暴落し、9.11をきっかけに対テロ対策としてセキュリュティの需要が高まったのです。これが俗にいう、ブッシュ大統領ホームランドセキュリティです。

ここでちょっとイスラエルのセキュリュティシステムとはどんなもんやということで紹介しときます。例えば、アメリカ911番(日本で言う110番)の通話を記録して分析するシステムアメリカメキシコ国境に、メキシコからの不法移民を防ぐ為の分離壁。その分離壁には、センサー防犯カメラなどのセキュリュティソリューション。などなど、アメリカを筆頭に世界各国でイスラエルハイクオリティな商品を購入しているのです。しかも、この分離壁を作るにあたって下請けを受けたイスラエル会社は、あのパレスチナイスラエルとの間(殆どパレスチナ土地)にある分離壁を作った会社なのです。

qalqiliyawall.jpgパレスチナ分離壁がでてきたので、ちょっと話がそれますがこのアパルトヘイトウォールについて言及します。そもそもパレスチナの人たちは、ガザでは仕事があまりなくイスラエルに出稼ぎに行くのが当たり前になっていました。イスラエル側にとっても、重労働や、汚い仕事低賃金でしてくれて、その日にガザに帰ってくれる都合の良い労働者として重宝していたと思います。

しかし、旧ソ連からの移民のおかげで、今までパレスチナ人がやっていた仕事移民の人たちがするようになり、イスラエル分離壁を蛇口のようにコントロールして通行できなくしてしまったのです。その結果、ガザ地区では失業率が 70%にもなり国民の殆どが仕事をしていない状態に陥ったのです。エジプトとかに働きに行けばよいのではと思われるかもしれませんが、エジプトもそう易々と受け入れられる簡単な問題ではないのです。

で、パレスチナ人イライラはピークに達し、ハマスを筆頭にイスラエルロケット弾を2.3発打ち込んだワケなのです。その打ち込まれたイスラエルはというと、待ってましたとばかりに白リン弾などで10倍、100倍にして攻撃を返し、罪のない子供、老人を皆殺しにし、その裏で全世界に私たちの武器はこんなにハイテクですよ、ディフェンスセキュリュティはこんなにクオリティ高いですよ、と宣伝し、それをマスコミで見た国家などが武器を購入し、株価も上がりイスラエルはボロ儲けするカラクリなのですね。イスラエル戦争はメンドクサイし、リスクもあるからしないと思いますが、ちょっとした紛争ならアピールとばかりに積極的に仕掛けるワケです。

勘違いをして欲しくないのは、金儲けの為に弱者を殺す、そんな最悪のシナリオイスラエル国民が全員思っているわけではありません。むしろ権力者ビジネス依存によってイスラエル国民も被害を受けているのです。なぜかと言いますと、2000年のITバブルの時、9.11の時に、対テロ対策で軍事システムが売れると分かったイスラエルは、今までのセーフティネットである国民社会保障お金軍事費に投入し、GDP向上を優先したワケなのです。

もちろん、その結果2007年統計では、24.4%が貧困ラインにあたる難民と呼ばれ、子供の3分の1が食べるのも厳しい状態になったのです。だから、イスラエル武器商人による紛争ビジネス依存によって、自国の国民を苦しめ、ガザの人たちをもっと苦しめ、一部の既得権者だけが喜んで儲けているだけのことなのです。

アメリカでは、オバマになりイスラエルを今だに擁護していますが、その背景には色々あって簡単には切り離せないのでしょう。しかし、グリーンニューディールが成功し、中東化石燃料依存がなくなれば光が見えてくるのではないでしょうか。

yamalog

2009-02-22

http://anond.hatelabo.jp/20090222125853

原油本質的土地依存するから、政治からの影響を免れ得ない。

(CO2削減の話も中東への牽制の意味合いが大きい。だからこそアメリカは及び腰になってる)

産業としての原油の今後を描きたいなら、地政学って単語まで出しといて規制を撤廃すべきと言うのは単なる妄想

消費者が安く最終精製物を手に入れるにはという話なら、どんなロビー活動、購買活動を行うべきかという戦略が描けていない。

産業がなぜ死にゆくのか、もしくは、原油産業が如何にすれば拡大するのかという話にもなっていない。

大学レポートならC(とりあえず提出した的な意味で)

 原油の需要について。

 戦争でも起きない限り、当面、減る事はあっても増える事はないのであるが、だとすると、どのくらいの価格が妥当なのかという話になる。40ドル以上では需要がしぼむばかりであるし、かといって、20ドル台に突入してしまうと、原油の輸入を必要としている国家地域中東原油を買うしかなくなり、中東の発言力が大きくなりすぎて厄介である。

 ということで、需要面では安ければ安いほど良いのだが、地政学的には、30ドル台をうろうろしているのがcomfortableとなる。

 ただし、原油の輸入や精製が独占状態になっていると、その部分で利幅を取る動きが出てきて、結果的に、小売価格が下がらないという事態もありえる。需要を喚起するのに妨害となっているのは、燃料に対する環境目的の懲罰的課税だけでなく、規制や許認可による新規参入障壁がカルテルを形成しやすい環境を発生させ、結果的に、価格が吊り上がるという事もあるのだ。

 需要が全体的に減少している為に、ガソリンスタンド等の小売業者が利幅が薄くて困っていても、輸入や精製といった寡占体質の業界では、利幅を厚く取れるという展開が、十分にありえる。市場に任せるならば、徹底的に任せるべきであり、中途半端規制や許認可が残っている状態が、一番不合理な事象が発生しやすいのである。

2009-02-20

中国資源買い漁り。

 リオティントに195億ドル(約1兆8000億円)、倒産寸前のOZミネラルズに26億豪ドル(約1500億円)、という民間会社投資を行うという話が流れてきた。どちらも、経済原則から見れば非常識なディールであり、何が起きているのかと様子をうかがっていたら、ロシアに250億ドル(2兆3000億円)を融資して、見返りに毎年原油1500万トン(比重0.9とすると日量28万バレル)を20年間で返済とか、ベネズエラから、支払った金額は不明であるが、原油日量100万バレルを200年分確保という話が流れてきた。

 中国は、手持ちの外貨資産を、全部資源に切り替えるつもりらしい。貿易黒字を持っていても、アメリカ欧州から赤字の元凶として叩かれるだけだと見て、現金資産を他国に押し付けて、物を手に入れる事にしたようである。

 ロシアからパイプラインで引っ張る原油については、トン当り83ドル33セント、バレル単価は12ドルぐらいになるので、中国国境まで運んでくれる分と、重質成分と硫黄が多い事と、世界的な低金利が20年間続くという見込みであれば、ぎりぎりの値段と言える。しかし、ベネズエラ原油は、リオティントやOZミネラルズと同様、経済合理性に欠けている。

 中国からパナマ経由でベネズエラカラカスまでは19000Kmぐらいある。時速26Kmで730時間、つまり、30日間かかる。しかも、パナマ運河は最大でも50万バレルクラスタンカーしか通れないので、日量100万バレルだと、2隻必要になる。往復で60日間に、荷物の積み下ろしにそれぞれ1日かけるとして、62日間、2隻必要なので124隻以上のフリートオペレーションすることになる。

 ちなみに、日本中東の間は片道21日間で、200万バレル程度を積めるVLCCを一日二便(日量400万バレル)使っているので、日本全体でフリートの規模は90隻前後となっている。

 日本の4分の1の量を3倍の時間をかけ、しかも、4分の1のサイズのタンカーで運ぶということで、経済合理性が無い。

 そうまでして、貿易黒字を無くしたいのであろうか。これらの非合理なディールの結果、中国の黒字が資源国の黒字に変わるという効果だけは実際に発生するし、それらの資源国に中国産品を売り付ける事も可能になるが、ようは、それだけ米ドルが過剰に存在しているということでしかない。

 この過剰なお金をなんとかしなきゃならないのだが、どの国も、対策と言えばばら撒きしか出てこない、アメリカ購買力をあてにした輸出商売に染まりきってしまっていて、米ドルに対して安い通貨を維持しようと、通貨が過剰なのに、さらに過剰にしようという話しか出てこないのである。

 景気回復の為には、地下資源国の購買力をあてにしなければならず、その為には、価値観を輸出して消費習慣を植え付けなければならない。宗教独裁政権によって消費者となる一般大衆存在しない国家を、大衆消費国家に切り替えなければ、いつまでたっても景気は回復しない。

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