2024-09-01

けんすうさんの記事にはあまり賛同できない

https://kensuu.com/n/na6ca1ced8f65

私刑がだめ」はわかるけど

私刑がだめ」というのはわかるし、さらけんすうさんは「なぜ私刑がだめなのか」や「落合さんのやり方は私刑である」というのを丁寧に解説してくれているけど、堀元さんと落合さんの因縁を少なからず調べて知っている私から言わせてもらえば、「説教する方向が違う」といった感じです。そもそも落合さんが堀元さんから悪口ビジネス(堀元さんいわくコンテンツ批評ですが)を食らっていて、それで人気を得て味を占めた堀元さんが多方面悪口ビジネスをやっていって……みたいな感じの流れです。

落合さんいわく、いろいろなことを長年やってきたが、どうにも埒が明かないので、今回のような"コンテンツに関わった全員が「後味が悪くなること」"を目指すやり方にしたらしいです。

堀元さんに原因があったはずなのに、落合さんだけが正しいアクションを求められて批判されているというのは、結構歪んだ構造になっている気がします。

フォロワーがたくさんいて、人脈があって、お金も使えるタイプ」が強いのはそうだけど

しかけんすうさんも落合さんもフォロワーは多くて人脈もあってお金も使えるタイプだと思いますが、対して堀元さんがそうじゃないかというと全然そんなことないと思うんですよね。「落合さんのフォロワー数のほうが多いから」じゃなくて、堀元さんもフォロワー万超えしてるのでふつうフォロワー多いんですよ。これはすなわち、「堀元さんの悪口ビジネスを楽しんでる人が万単位でいる」ということになります。そんな堀元さんが有料note個人ターゲット悪口ビジネスするとどうなるか? 100万以上稼いでXでトレンド入りして悪口ターゲットにした本人の目に届くほどなんですよね。それでお金を稼いで力をつけているわけです。

落合さんがフォロワー煽動してファンネルをしていると言われていますが、まだ名前がついてないだけで、堀元さんのやってることもファンネル以上に悪質な行為だと思っています

けんすうさんがまだ堀元さんの評価を出していないのが気になる

そもそもけんすうさんは堀元さんのことをよく知らなかったのだと思います。Xでも書いてました。だから堀元さんの動画も紹介したのだと思います

けんすうさんは落合さんの言う「堀元は悪口ビジネスをしている」というのを鵜呑みにする必要はないですし、知らないのにシェアしてしまたことを非難されるいわれもないと思います。でも、今はどうですか?

けんすうさんの記事で堀元さんの記事引用しているので、ある程度のことは堀元さんのことを調べていると思いますけんすうさんは落合さんの本人の周りを攻めるやり方を「マフィア的」だと評価しました。堀元さんのことを知った今、堀元さんをどのように評価しますか? 「悪口揶揄コンテンツにするのはあまり好きではないといっている」というスタンスけんすうさんですが、自身記事では、堀元さんの評価を出していませんでした。

労力の非対称性こそが、大きな問題

落合さんの周囲を巻き込んで後味を悪くさせる作戦同意できない」というのはわかりますけんすうさんは自身記事で、その構造について書いていました。真に落合さんがやるべきだったのは、開示請求訴訟、X社を訴訟する、地道な通報ブロックコミュニティノートを書く……などの法に則った正攻法だったのだと思います。どれも正論で、法的かつモラル的に正しいと思います

いや、わかるんです。めちゃくちゃダルいし、お金がかかる割に、進みがものすごい遅いので。即効性のあることではありません。「そんなんじゃ変わらねーよ!」と思う気持ちはめちゃくちゃ理解できます

しかし、このあたりを丁寧に進めていく、ということこそが、前進になるんじゃないかと思っているという感じです。

対して堀元さんの方は、それすらもビジネスにつなげる可能性があります。非常に大きな問題は、この労力の非対称性にあると私は思っています

落合さんが多くの労力をかけ、多くのお金を費やして訴訟を行っても、対して堀元さんはそれをネタ記事を書くことができ、お金を増やすことができる。

マフィア的」だと思いませんか?

そのようなアカウントは覚えがありすます。それこそガーシーがやってきたことではないでしょうか。

けんすうさんは当たり屋に当たられたんです

ただ動画の紹介ポストをしただけなのに、落合さんから唐突に「差別好きの反社的なフォロワーが集う場所が好きなけんすうさんもその類ですか?」とか言われたとき、たぶんけんすうさんは、「なんで急に俺がこんなこと言われなきゃいけないわけ?」と思ったのではないでしょうか。おそらくそれは堀元さんから悪口を言われてきた人も思ったことでもあると思います

結局、落合さんは堀元さんという当たり屋に、けんすうさんは落合さんという当たり屋に当たったんだと思います

けんすうさんは落合さんに粘着されましたが、どうやら一日で決着がつきました。しか落合さんは堀元さんにそうはしてもらえなかったようです。

とあるごとに冷笑され、記事にされ、食い物にされ……そしてどうやらそれをしてくる人の活動は好評で、順調にフォロワーを増やし、お金を稼ぎ、ラジオYouTubeで人脈を広げている……

落合さんの当たり屋行為が「マフィア的」で批判されるべきものならば、堀元さんの当たり屋行為も「マフィア的」で批判されるものであった。そういう構造をしていたのではないでしょうか。

労力はそれほどかからない。お金もかからない。ただし人望はなくす。

そしてそれは効果がありました。

よくわからなかったこ

けんすうさんは「当事者が持つ他のすべての社会との接点にその是非を問う」やり方は良くないとして、さらに「マフィア的」な例としてガーシーを挙げていますが、これがなんなのかよくわからなかったです。

「ガーシーにいくら言ってもいうことを聞かないので、ガーシー本人と関係ない実家に『マフィア的な』家宅捜索をした」と読めました。別にガーシーの家宅捜索は、私刑でもなんでもないと思います

追記1:「殴られて殴り返したら傷害罪ってわかってる?」というコメントについて

私はまさにこのようなコメントをしてしまうことが「歪んだ構造になっている」と書きました。

すなわち、もしこのコメントをするのであれば、

  • 登場人物は「殴った側」と「殴り返した側」に分けられる
  • 堀元さんが「殴った側」で、落合さんが「殴り返した側」であった
  • 殴ったら傷害罪である。すなわち、罪である

解釈していることになります。そしてこのことは、堀元さんを「殴った側」だと解釈しているにも関わらず、「殴り返した側」の落合さんだけに正しいアクションを求めていることになります。よってこれを私は歪んだ構造になっていると書きました。

追記2:「 堀元氏はコンテンツ批評をしているだけで『悪口』は言っていない」というコメントについて

この「堀元さんがしているのはコンテンツ批評か、それとも悪口誹謗中傷個人攻撃の類か」というのは大きな争点です。たしかに、堀元さんがしていたのが単にコンテンツ批評であるのであれば、「殴った」のは落合さん側だけになります

この部分を正しく明らかにするには、法の判断に委ねるしかいかもしれません。

ただ人の心は自由なので、法に委ねることだけが正しい行動とは限りません。目の前に悪口らしきものが書かれていて、法の判断が出るまでそれが悪口悪口でないか判断自分にはできない、というのはただの考えなしと言わざるを得ないでしょう。

個人的には、「堀元さんのはただのコンテンツ批評である」と言う人とは、(仮に司法がそう判断したとしても、)人付き合いしたいと思いません。

  • けんすう氏に代わって僭越ながら私が堀元氏の評価を致します。 堀元氏はコンテンツ批評をしているだけで「悪口」は言っていないと判断します。 以上です。

  • 最近やたらと相手を貶す目的で「マフィア」という言葉が使われるようになったけど「ヤクザ」とイコールなんだから侮辱や名誉毀損の言葉だよなと思う。少なくとも「バカ」「アホ」...

  • 落合のやり方の批評をする一方で 大本の堀元のやり方については今なお見て見ぬふりを決め込んでいるのは不自然だよなぁ けんすうさんは政治家にでもなるのだろうか

  • こんなん専門家に語らせたら一発で終わる話なのに素人が集まって議論してる意味がわからん

  • てか、ゆるコンピーターラジオの人ってそういうスタイルだったんだと思って意外に感じたと同時にちょっと幻滅した いくつかYouTubeで動画みたけことあるけど、悪いい印象はなかったん...

    • 初期から結構批判されてなかった? 専門家不在で本を読んだだけで学問ちゃんねるやってるから

  • 比喩表現からおかしい話になってる。SNSのやり取りで傷害罪にならないでしょ

  • 曰く、 https://x.com/ssig33/status/1829013526452879578

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