2018-04-21

漫画村山本一郎、その他、出版社を叩くすべてのネット民への恨み

https://news.yahoo.co.jp/byline/yamamotoichiro/20180420-00084246/

怪文書

まず初めに

ロビイング活動金盾要請したのは明らかに愚行であり、間違っていると考えている。この一点において、完全に出版社に非があり、それを弁解する気はない。

これは個人的な恨みつらみを書いた駄文であり、すべては想像上の話である

コミック日本出版における電子化切り札である

数年前まで日本では、雑誌こそが電子化切り札であると考えていた。この理由として、①海外における電子雑誌の隆盛、②情報更新速度とネット親和性、③読者情報解析と広告マーケティング親和性、④動画・音声メディアとの親和性があり、どれも理に適うものであるしかし、日本電子雑誌は普及しなかった。この原因は、ネット情報価値と、雑誌情報価値の差が、課金心理障壁を超えるほどでは無かったためと考えている。

しかコミックは、読者が電子データに対して課金してでも読みたい、と思えるだけの価値があったらしい。

日本出版業界内で書籍電子化を推進したい人間にとって、コミックこそがその突破口であった。電子化への投資にあたり、上層部を説得するのに十分な売上げが全てを雄弁に語ってくれる。しかし、その電子化における救世主であるコミックケチがついた。

漫画村破壊したもの

電子化することで紙以上に売れてしまコミックの弱点は、違法無料配布に対する脆弱性である雑誌場合、半分以上が広告収入であり、情報新陳代謝が早いため、違法な配布に対する耐久性がある。しかし、コミックは一度でも無料データが出回ってしまうとその売上の回収は事実上不可能となる。コミック違法無料配布は一般人が手を出せるレベルまで規模が拡大し、単純な売り上げ被害だけでなく、消費者漫画はタダという価値観を植え付け、進みかけた日本書籍電子化を停滞させるに至った。

出版社違法無料配布との闘いは10年以上前から続いている。漫画村ほど大規模にならないうちは、件の集英社が例に挙げたような草の根作戦一定の成果を上げていた。

警察への相談

違法無料配布の被害総額を見積もることは非常に難しい。そもそもネットからどれだけダウンロードされているか計測することは不可能である漫画村だけでも3週間で2億PVをこえたらしいが、これをハッキングを使わず合法的証明する方法存在せず、警察に対して具体的な被害総額を提示することは(少なくとも素人である出版社には)不可能であるやまもといちろう氏ほどの凄腕ネットウォッチャー()であれば、たやすいのかもしれないが。

そんな状況で、漠然被害を訴えても、刑事事件として立件させることは難しい。

インターネット業界的には、この内容では仕事をしているうちに入りません。」

と、やまもといちろう氏はおっしゃられている。

どうやら、インターネット業界的には、刑事事件として立件させるだけの合法的証拠提示できるらしい。星野ロミが漫画村黒幕である事を証明し、引っ張り出す事ができるらしい。

自分明日の飯がかかっている本職として、必死情報を探し、ある程度闇の部分まで足を踏み入れても、残念ながらこれ以上の情報は得られなかった。人脈に限界があるからだ。我々出版社ネット素人集団では、残念ながら、警察を動かせるだけの状況証拠をそろえることはできない。

だが、やまもといちろう氏にそれが可能であるのならば、本来被害である出版社に対して牙をむく前に、やる事があるのではないか

ネット民全体に対して、出版社を目の敵にする意味を問う

冒頭に述べたように、ロビイング活動金盾要請した愚行については、追及されるべきであると考えている。

ただ、引用文章から察するに、やまもといちろう氏には、当然、警察を動かせるだけの状況証拠をそろえられる能力があると判断して問題はないだろう(その能力が無いにもかかわらず「仕事をしているうちに入りません。」と言うのであれば、これは自分仕事をしていません、と言っているのと同義だ。)

もう一度問う

やまもといちろう氏は、漫画村犯人を引きずり出せるだけの能力がありながら、なぜ、漫画村ではなく、出版社をたたくのか?

これは現在出版社ネットから向けられている理不尽さ全てに対する恨み節である

やまもといちろう氏は、上記質問に対して納得のいく説明をお願いしたい。

ネットの皆様におかれては、誰が本当の敵なのか、もう一度、考えていただきたい。

(ここまで書いても、出版社悪人なんだろうな...)

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