子供は二人。上の子は自閉症の診断あり。下の子は自閉症かどうかはよくわからない、というかたぶん違う?けれども言葉の発達が遅く、なかなかに育てづらいタイプの子。
妻が上の子の問題に気づくのは早く、1歳くらいにはもうおかしいと言っていた。
増田は初めての子で、他に乳児と積極的に接触を持ったことがなかったし、自分の子に障害があるなんて夢にも思わないので、まぁこんなもんだろ、と思っていたが、両親にも発達の問題を指摘されたことで、
「おぉ。そうか。妻が正しいのね。こいつには問題があるのか。」と認識。
実はその前に、妊娠中にもいろいろ問題があって、もっと重篤な奇形かもと言われたこともあり、
というよくあるパターンには陥らず、
「発達障害ってやつなのはほぼ間違いなさそうだな。じゃあ、どうすりゃいいのだろう。」
と素直に考えられた。
と、いうことで、amazonで本を買って、インターネットで情報収集して、自閉症の早期療育の親の会に 入った。
本の著者の医師の診察を受けるために県外の病院を受診し、地元の地域の自治体の療育センターも受診。
早期療育親の会の本を参考に家庭で療育を開始。自宅から1-1.5時間かけて毎週療育エージェントにも通い始めた。
小学校入学を控える現在、彼のIQは100を超え、日常生活で困ることはほぼない。
社会性の問題は多少あるのだろうが、もはや彼を見て自閉症だと思う人はいないだろう。
そして、下の子。
健常なのかなぁと期待していたが、明らかに言葉が遅く、また発音が不明瞭。
この子もか…と思い、上の子同様県外の専門医にも地域の療育センターの医師にも診てもらったが、お二人とも自閉症とは違うようだ、という見解。
しかし、同じように行かない。
家庭での療育も全然思うように行かないし、エージェンシーでのトレーニングも何かあんまり効果があるんだかないんだか。
逆に、幼稚園での他の子との関わりではいろいろと良い刺激があるよう。
そんなこんなで、今も毎週5日間働きその次の日は療育エージェンシーへ行く。
上の子での通所終了から下の子の通所開始までに数ヶ月はあったけど、その時期もまた別のところに通わせたりしていたので、こんな生活になって、もう3年以上だ。
週休2日のうち、もう1日は休めることもあるけれど、今は子供たちが夏休み中なので元気ならそれはそれで遊びに連れていかなきゃならん。
普通に5日働いて、翌日はいつも通り療育へ。高速使って車で。少し渋滞があったので行きは1.5時間ほど。昼ごはんをファミレスで食べて、療育中の待ち時間はPC開いてお仕事。帰りは渋滞なしで1時間くらい。
帰宅したら連れていった下の子が発熱しており、妻が解熱剤のませたり夜の看病。
診察待ち会計待ち処方待ちで疲労が蓄積。
午後はもともと予約してあった上の子の眼科の受診。自閉症で診てもらっている先生に斜視を指摘されてご紹介いただいた眼科さんで、これまた遠い。高速使って1時間くらい。
そしてこの眼科さん、評判が評判を呼び激混み。待っている時に座るところがないくらい。
検査待ち診察待ち会計待ちを終えて、また1時間かけてようやく帰宅。はぁ…
俺は良い父親だ。沸点高いので基本的にあまり怒らないし、稼ぎはたいして良くはないが悪くもない。
タバコは吸わないし、家でお酒を飲むことはほぼないし、かといって外で飲む機会も月に1回あるかないかくらい。
これといって趣味もなく、休日はほぼ子供達のために使っている。
別に無理してやっているわけではないし、遊びたいわけでも飲みに行きたいわけでもないんだけど、体力がなくて貧弱なのでもう少し休みたい。
そんで、休みを休むことに使えるのであれば、例えばジムとかで運動して健康的になりたい。
でも、今の状態では、ただでさえ疲労困憊で鍛える余裕なんてない。
健康維持のために運動するのって、体力と時間に余裕がないとできないのな。貴族のたしなみだな。
子供を持つとこんなことになったり、生命保険額を上げなきゃいかなくなったり、家を買うか、とかなったり、いろいろ大変だ。とても大変。
あぁ、でも違うな。やんなきゃいけないっていうんじゃなくて、やりたいんだよな。
だから俺がやりたいだけなんだな。
あれだ、ほら、マザーテレサとかもさ、もちろん偉いっちゃた偉いんだけど、あの人はああいう生き方を自分がしたいだけとも言えるじゃん。
親もそういう感じだよな。聖人じゃないので他人の子供は知ったことではないが。