[人間関係現金化フィンテックの「VALU」、人気ユーチューバーの自爆テロで新たな情弱ビジネスとして知名度高まる](http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65894562.html)
まずこの件でヒカル氏の行為が詐欺に当たるかどうかは以下の一点です。
もし氏がツイートをして削除していたとしても、それを立証するのは困難です。
誰かが疑惑のツイートをスクショ保存していてもそれは捏造できるし、公式が「こんなツイートの投稿があったけど削除されてますねー」と立証するとは考えられないからです。
そしてヒカル氏が悪いから購入者は損失を補償されるべきだとの論調はおかしいです。
購入者はリスクがあるのが当たり前で、そのリスクを受け入れて購入しているはずだからです。
当然発行者にもリスクはありますが微々たるもので、購入者がハイリスクローリターンであるのに対し発行者にとってはローリスク(もしくはノーリスク)ハイリターンです。
まず発行者のリスクですが、**「金の亡者だと思われて信用をなくす可能性」**くらいだと思います。
株式の発行だとすると会社を乗っ取られるかもしれないという大きなリスクがありますが、VALUではそのようなものはありません。
しかもVALUを発行するコストはゼロです。たとえ1VAを1円で売っても損はありません。
発行者は多くて50000VAを売ることができますが、この発行コストはゼロです。
言ってみれば道端で拾ってきた小石を売っているのと変わりません。
優待があるじゃないかと言われそうですが、この優待も「あなたのブログにアドバイスします」とか「人生相談に乗ります」とか「ありがとうって言います」とか信者以外には価値があるのか無いのかわからないようなものばかりです。
株でも為替でも商品先物でもちゃんとした価値があり、それを割安だと判断して買うのが投資であり、割高だとわかっていても先の需要を見込んで買うのが投資です。
現在価値が割高でこの先も割高だと知りつつも買うのは投機です。マネーゲームです。
マネーゲームに参加していながら損したから「詐欺だ」と言うのは恥ずかしい行為です。つーかアホです。
そもそも石ころを勝手にダイヤモンドだと妄想して購入ボタンを押しといて被害者ヅラはないだろうと。
しかも発行者はその石ころを50000個近く持っているんです。
道端の石ころが数万円で売れるならそりゃ売りますって。
発行者は「ダイヤモンド売ります」って言ってるわけじゃなく、購入者が勝手に勘違いしてるだけなんですから。
詐欺にはならないと思います。上記で書いた通り高価になることを保証しているわけではなく、優待についても立証困難だからです。
被害者がいるからとTwitter社に証拠提出を求めてもおそらくTwitterのサーバーからも削除済みのはずです。
Valuのサイトで優待情報を一時的に設定していたとしても、そこに「◯月◯日時点でVAを保有していた方に優待を付与します」とでも記していない限りは、それを信憑性に欠けると判断できなかった購入者の負けです。
実際の株でも最終判断は購入者が責任を持って行うのが常識です。
そもそもヒカル氏は「優待をつけるなんて一言も言ってない」と公言しているようですが、この辺の対応からして中途半端な印象を受けます。
もし本気で詐欺るなら
そしてある程度稼いだ所でテキトーな優待を発表します。それこそ「セミナーやります」でもいいし、めんどくさかったら「新規で作ったTwitterの鍵アカウントでフォローします」くらいでもいいでしょう。「優待します」を実現しているので詐欺にはなりません。
今回の件でヒカル氏に優待詐欺の疑念がなければ購入者の損失はもっともっと拡大していたはずであり、中途半端な詐欺もどきで逆に良かったとも考えられます。
ここまで書いてきてヒカル氏の擁護記事になっちゃってますけどそんなつもりは全くありませんし、むしろヒカル氏のことは嫌悪しています。
ヒカル氏と購入者のどちらが「悪」かと問われたらヒカル氏だと思います。
ただそれ以上に購入者がアホだと思うので同情の余地は無いと思っています。
「だって知らなかったもん!説明足りないのが悪いんだもん!」と言ってもビットコインを用意して儲けに目がくらんで自分で購入ボタンを押した以上は購入者自身の問題です。
強いて言うなら発行者が市場操作できるようなシステムを作って手数料をせしめていたVALUはもっと悪いし、ビットコインを通せば証券取引もどきが正当化されるような法整備を放置していた国も悪いです。