最近読書が楽しくて、月8冊くらいのペースで読んでいる。小説を中心に、前から気になっていたものやひとから勧められたものなど読んでいる。とても楽しい。
で、せっかくなので感想をきちんとアウトプットしてみたいし、読書感想ブログなどにも憧れるが、踏み切れないでいる。なぜならその感想というのが、どうにもウエメセで口汚い感じだからである。現時点では、いまは黄昏なりしmixiの友人限定公開の日記で毎月の読書感想をまとめているが(ほぼ備忘録である)……。
同時期に発売された漫画版とセットでの物語と言う位置づけらしく、前日譚と後日譚。でも漫画版を読んでなくても話としては独立している。
端的に言って挿絵は非常に嫌いな部類なので,漫画の方を読むことはないだろう。
「小説の合間に,本文に連続して漫画を挿入したらどうなるだろう」という興味は昔からあって,その答えを今回見ることができて勉強になった。
答えは「寒々しくてとてもじゃないが見ていられない」だ。◇◇◇(筆者名)の文章は相変わらず整っていてとても心地よいなあと思いました。読んでいて気持ちがよかったというのが全てで,正直物語やキャラクターはあまり記憶に残らなかった。こういう読書体験は個人的にはとてもすきだ。キャラクター性やドラマ性は,純粋に小説を楽しむにおいてはノイズだと思う。
おもしろかったー,のか?いや,でも面白かった気がする。◇◇◇の能力が超かっこよかったのに一瞬で殺されて悲しい。一巻同様,物語の展開が異常に速く,全体的にライブ感で生きてる感じの小説。すげえよ,まだ2巻なのに主人公属する日本支部が壊滅しちゃったよ。3巻以降はロードムービーと化すのか?……というか,出るのか?3巻。
いろいろと思うところはあったけど(ハーレム描写が不要すぎる,とか),みっつめの機関の名が明かされるくだりがもう熱すぎてすべて吹き飛んだ。3巻出るなら読みたいなあ。展開がぶっ飛ばし気味の話は,正直嫌いじゃない。
なんか妙にお利口でつまんねえ小説だな,と思って読み終えたら,あとがきを読むに既刊に出てくるサブキャラのスピンオフ作品だったらしい。あー,どうりで。内容自体はスピンオフ元知らなくてもわかる話でした。でもスピンオフ作品って,いろんなところへの配慮が透けて見えるから変にお利口に感じるんだよな。まあ,気付かず買ったわたしが悪かったんだが。
登場人物の、修士卒の身で科学館勤務で研究しつつ海外の研究室からもお呼びがかかってる,とかいう意味不明チート設定でむしゃくしゃして内容が頭に入らなかった。せめて博士課程卒にしてくれ。しかも,なんかどうにも受けの思考回路がキャリア形成<恋情で,てめえこらぶん殴るぞ,という感じだった。あれで「理系キャラ」だなんて反吐が出る。
うう,眩しい,話がなんだか眩しい……。
◇◇◇が『作家の魂』を描こうとして書いたというこの作品。面白かったんだけど,割と書かれていることがマッチョな感じで,ちょっと「ううっ」となりました。
個人的には,「お金目当てで書かれた小説」にも,「誤字脱字だらけの稚拙な小説」にも「つまらない小説」にも,等しく作家の魂はこもってるんじゃないかと思うよ。別に速く書けなくても,大量に書けなくても,多産じゃなくてもいいんじゃないかと思うよ。私はね。まあでもこの小説の語り手は中学生で,想定読者も中高生だから,その辺を対象にしているならこれくらいマッチョな方がいいのかもしれん。少年よ大志を抱け。
さすがにこれでブログを書くわけには……
でも、まったく文句のない自分にとってのとても面白い本なんて、20冊読んで1冊あればいいほう。嘘をついて褒めるのもなんか違う気がするし。だいたい面白いか面白くないかわかんないからこそ読むわけだよ。でも感想をアウトプットする以上、ブツブツ文句言うだけなら書かない方がましだよな。他人に不快感を与えるだけだし。読書感想をアウトプットするひとたちって、ホントみんなどうやってんの。
(追記)
もっとボロクソに言われるかと思ってたんだけど、いろいろと具体的な助言もらえて助かるっす。ありがとうございます。
という感じでしょうか。
ポジティブな感想じゃない感想も、求めているひとがいるというのは意外でした。口汚いのはよくないけど、ネガコメにも一応の存在意義はあるのだなあ。
これでいこう。ただやみくもに読むのもどうかなと思っていたので、そういう気持ちで読みたいものです。
ネガティブな感想が多いのは、たぶん根が暗くて愚痴っぽい性格なのでそれが文章に出てるんだろうな。
でも口でする会話と違って文章は下書きを溜めたり添削したりできるので、もうちょっとちゃんと頭を働かして、少しでもよいものが書けるようにがんばるよ。
(追記2)
作品名当てられてて驚きました。なんかすみません。筺底のエルピス待望の第4巻「廃棄未来」は今週末発売です。とお詫びの宣伝。ミケーラかわいいよミケーラ。
無理に褒めるってのもアレかもしれんけど、 良かった探しっていうか何か光るところ探せばいいじゃん それも面白い読み方じゃない? っていうか、ラノベとか読まずに一般書籍読ん...
「褒めるのは難しく、責めるのはたやすい」とは映画評論家の淀川長治さんの言葉だったかどうかは知りませんが、 どんな作品にも必ず1つは良い所があるはずだという視点で探す努力...
デビルマン「俺の褒められるところを言ってみろ!」
ウエメセくらいでいいんじゃないの? ブログなんだから特定の誰かに言っているわけじゃないのだし。 そのくらい正直に書いてくれないと見る方も感想として「そーゆー意見もあるのか...
わざわざ程度の低いものや子供向けのものばかりチョイスしてはその難をあげつらってるように見える。 毎回毎回そんな感じならチョイス者の責任だろうしもっとマシな本を読んでは。
ネガティブな内容でも正直な感想って私は好きです。その人がどう読んだのかを読むのが楽しい。 どこが引っかかったのか、どうして苦手なのか、なるべく感情的にならずに整理すれば...
[感想]タグつけて増田に投稿せよ
どうせ増田に書いたら「チラシの裏でやれクソ雑魚ナメクジ」って書くんでしょ?
タグ付けされてるものにナメクジレスついてるの見たことないから心配すんな
もっとポジティブに解釈しなよ!
褒めるためには無理をせねばならず、自然に書けば欠点の指摘や責める語調ばかりというのならば、それは読書とも感想文とも関係なく、増田の人格がそういう人格だってだけなのでは...
>でも、まったく文句のない自分にとってのとても面白い本なんて、20冊読んで1冊あればいいほう。 皆そんなもんじゃないかなあ 超映画批評の例もあるので、思うように書いてみたら...
ネガティヴなことは疑問としてそれをもとに簡単なレポートを作ればいい 言葉遣いの面でガラが悪いのは知らん
気になった点を書くか、面白いと感じた点を書くかの差だ。 なんでもそう。 日記もそう。 1日を振り返って、悪かった点を書くか、良かった点を書くか。