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はてなキーワード: 情報処理とは

2010-01-26

赤ちゃん秘密

Explorer | Science of Babies | National Geographic Channel

http://channel.nationalgeographic.com/series/explorer/3090/Overview

ヒトは他の動物と比べて、遥かに無防備で無力な状態で産まれてくる。それにも関わらず、そこから最初の一歩を踏み出すまでに、赤ちゃんは劇的な成長を遂げる。産まれる瞬間から二本足で立って歩き出すまでの約一年間、赤ちゃんに起きる様々な変化を、発達の経過に沿って検証した番組

出産〜三ヶ月

生まれて初めての呼吸

ヒトは一生の間におよそ6億回(一分間に10回として、一日で1440回。100歳まで約36,000日として計算した物と推測)の呼吸をする。その中で最も重要で、しかし最も危険な、初めての呼吸。母親お腹の中に居たときには母体から酸素供給されていたけれども、一度産まれてしまったら、そこから先は自分酸素供給しなければならない。ほんの数分酸素が断たれただけでも、ヒトの身体は回復不能な障害を受ける。産まれた瞬間の赤ちゃんの肺は、羊水で満たされ溺れている状態。だから、産まれて初めての呼吸は、通常の呼吸の10倍から15倍の労力が必要となる。肺胞の隅々まで空気をみたしてやらなければならないのだ。この最初の呼吸によって、肺の中の水は血流に吸収されていく。

体温の維持

産まれるまでは母親の体温で暖められていた身体も、自分カロリーを消費して体温を保つように切り替えなければならない。その体制が整うまでの期間、充分に体が熱を作れるように、新生児は熱に変換しやすい褐色脂肪豊富に蓄えて産まれてくる。冬眠中の熊のように。

生まれる時期の決定

赤ちゃんが、今現在成熟度と大きさで生まれてくるようになったのは、今から約800万年ほど前。他の動物と比べると、ヒトの新生児の頭は(身体との対比で相対的に)大きい。赤ちゃんが産まれてくるタイミングは、母親骨盤の広さと新生児の頭部の成長との兼ね合いで、ぎりぎりくぐりぬけられる大きさになったときである。真っ直ぐには出て来れず、一度頭を90度回転して骨盤をくぐり、さらにまた90度回転して出口の骨を避けるようにして生まれてくる。

生まれ持った本能

ヒトの赤ちゃんはとても無防備な、無力な状態で産まれてくる。他の動物、例えばサルと比べても、自立するまでに長い時間がかかる。ヒトに最も近縁のチンパンジーでも六ヶ月くらいで歩き始めている。そのようにかなり未熟な状態で産まれてくるにも関わらず、ヒトの新生児も生まれながらにある種の動物的な本能を備えている。それは生存の為に重要な反射運動であり、またある種、進化を裏付けるような原始的な反応でもある。

まだ歩くこともできない生まれたて新生児は、抱き上げて支えながらかかとを地面につけてやると、両足を交互に繰り出し、まるで歩き方を知っているような反応を示す。でも、その反射は六週間後には消えてしまっている。ところが、不思議なことに、水の中ではその反応が蘇り、そうして反応を誘導してやると、それ以降は消えることがなくなる(番組では、透明な浴槽の中に赤ちゃんを抱きかかえて下半身をつけてやっていた)。

他によく知られている生まれながらの反射運動には、次のような反応がある。

  • 頬を撫でると頭をそちら側に向けて吸い付く反応(おっぱいを飲む)。
  • 手に触れたものを握りしめる反応(母親背中にしがみついているサル赤ちゃんに似た反応)
  • 身体を傾けると手足を拡げて何かに捕まろうとする反応(木から落ちそうになったサルが反射的につかまる枝を探す反応に類似)。
  • そして、水中では息を止めて心拍数を落とし、脳への酸素供給が止まらないようにするという反応。

これらは、どれも動物の生存本能に共通する原始的な反応といえる。

数の認識が出来る

赤ちゃんの考えていることを知るのは難しい。しかし、赤ちゃん認知力の一端を覗く、いくつかの方法がある。ある研究者は、赤ちゃんが何か違和感を覚えた時に、対象物を凝視する時間が長くなるという現象に目をつけた。この時間を計測することで、赤ちゃんが何に気付き何を認識しているのかを探ることができる。その研究者は、新生児が数を認識する(簡単な足し算引き算の)能力を持っていると考えている。行われた実験はこうだ。まず、一つだけ置かれている人形赤ちゃんに見せる。そこをついたてで隠して人形を見えなくしてから、そのついたての裏にもう一体の人形が入っていく様子を見せる。そして、見えない位置からこっそりその人形を取り去った後で、ついたてをおろす。赤ちゃんから見れば、そこには二つ人形があるはずなのに、一つしか無いという状況。そのような矛盾がある場合、なにもトリックを使わない場合と比べて、人形凝視する時間が長くなる。二つの人形を見せて、そのうちの一体がついたての後ろから出て行くところをみせたのに、ついたてをよけてみると人形が二体に残っているという引き算の矛盾にも、その反応が観察されることから、赤ちゃんは生まれながらに数の認識を持っているに違いないという話。

最初は目よりも耳で情報を得ている

まだ自分で動くことのできない赤ちゃんにとって、飛び込んでくる外界の刺激はもっぱら光と音ということになる。聴覚視覚よりも先に発達していて、お腹の中に居ても母親の声を聞き分けられるけれど、視覚は産まれてから外部の刺激を受けながら、徐々に発達していくもので、この段階ではまだぼんやりと対象物を捉えているにすぎない。

ニューロンの発達、シナプスの形成

とはいえ、母体の中と比べて外界は刺激に溢れている。流れ込んでくる大量の情報を処理していく体勢を整えていく必要がある。ヒトの体には、約10億の脳細胞神経細胞ニューロンと呼ばれる情報処理に携わる細胞が存在する。これらが、外部から飛び込んでくる刺激を情報として捉え、ネットワークを構築していく。一つ一つのニューロンは、個別の電話機のようなもの。細胞間の情報は、シナプスと呼ばれるリンクを介してやりとりされる。最初は外界のあらゆる刺激がネットワークをフルに刺激していて、あちこちの電話機が絶え間なくなり続けているような混線状態。その中から、必要な連絡網だけが残るように、ニューロン同士が互いにリンクし合う相手を求めて競合している。この過程を可視化して映像に捉えた研究が紹介された。最初は筋繊維に複数のニューロンが繋がっているが、黄色と青色、色違いで染められた二つのニューロンがある筋繊維に連結しようとしている。最初はどちらも繋がっているように見えるが、この二つのニューロンは互いに競合し合って、最終的に一方の色に染められたニューロンだけが残るまでの過程が観察される。ニューロンネットワークが形成される様子が見て取れる。

三ヶ月〜六ヶ月

未完成ながらも、ニューロンネットワーク成熟するに伴って、運動神経がやや発達してくる。頭を持ち上げたり、寝返りを打ったり、ものを掴んだりすることができるようになる。

学習するという能力

野生の動物や鳥、昆虫などは、生まれながらに餌の捕まえ方や身の守り方を知っている。数を数えることさえ生得本能だ。それが発揮できず、他者のケアが無ければ生きられない、ヒトの新生児は非常に未熟な状態と言える。そのような状態で産まれてくることは不利なことなのか、いやそうではない。生まれついての本能はそれ以上発展することがない。しかし、未完成な状態で産まれてくるヒトは、環境経験から、より高次元の習性を構築することができる。これが学習する能力の特徴である。

学習して能力を獲得するのには適切な時期があり、その時期にきちんとした情報入力ニューロンへの連結が行われないと、その能力は形成されない。使われない機能は失われていく。三ヶ月くらいの新生児は、各国の言語微妙に異なるトーンを聞き分ける能力を持っているが、その後六ヶ月を過ぎてしまうと、一番身近な言語の発音を聞き取る能力だけが大きく発達していく(マルチリンガルに育てるためには、六ヶ月までにいろいろな言語を聞かせておけという理論の根拠はここにあるようだ)。

需要のない能力が失われていく話題に関連して。三ヶ月あたりで、目のレンズと視神経との連絡が完成する。この時期に、適度な情報が目を通して与えられることで視神経を構築する。ある赤ちゃんが片方の目のレンズに問題があることがわかった。このままだとその眼球からの情報入力がないために、ニューロンの連結に不備が生じてしまうということで、レンズの機能回復手術を行った。手術そのものは一時間ほどで無事に終わったが、その後の検査で、もう一方の健常な側の目に眼帯をした、なぜか。回復させた眼球を強制的に機能させ、視神経を発達させるため。

六ヶ月〜九ヶ月

情報処理の柔軟性

運動機能はさらに発達して、座ることができるようになる。つかまり立ちや、立ち上がるまでには至らなくても、ハイハイをして動き回れるようになり、行動範囲が広がる。ハイハイスタイルには個性がでる。これは新生児それぞれの運動機能の発達状況は環境依存するもので、成長に関してあまり重要ではない。この時期に最も重要な発達は、学習したことの再構築ができる柔軟性を得ること。自分から動き回れるようになって、取り巻く環境が劇的に変化する。外界からの刺激もさらに複雑なものになる。遭遇する危険も増える。座れるということは、バランスを崩して転ぶことができるということ。自分で動けるということは、溝に落ちたり、何かにぶつかったりできるということ。それなのに赤ちゃんには、届く/届かない、バランスが崩れる/保てるといった認識がまだ無いので、無鉄砲で失敗を繰り返すことになる。目標物以外に注意を払うことや、体バランスの取り方など、失敗の経験から、環境適応していく脳の柔軟さが求められる。この時期の赤ちゃん運動機能の発達を研究している様子の映像。何かを見つけてそれを取りにいくという動機で動き回るようになる。その間に溝などの障害があっても殆ど認知されていないで突き進む赤ちゃん。その過程で失敗を繰り返し、危険回避するという学習の過程が認められる。

顔の認識、表情の識別

ニューロンネットワーク発達中の情報処理の取捨選択の別の例として、顔や表情の認識がある。ヒトやサル顔写真を見せ、新生児の脳波の変化を測定することで、どのような違いを認識しているかを観察した。二ヶ月くらいまでは、人の顔のパーツの配置が乱れていても識別できない、三ヶ月くらいで、顔を顔として認識するようになる。この段階では、サル顔写真一つ一つの個体の違いを区別している。しかし、六ヶ月くらいになると、サルの個体を区別しなくなっている。必要の無い情報処理能力が失われている。代わりに、ヒトの表情の違い(喜怒哀楽)に敏感に反応するようになっている。

この時期の発達過程は、自閉症と関連づけて注目される。孤児をケアする施設で研究されている内容。一般的な家庭環境と比べて、この時期に人の表情に接する機会が少ないと、表情を識別する能力の発達に影響が出る。他者の感情を表情から読み取ることが難しいという自閉症の特徴に関わっているかもしれない。

九ヶ月〜一歳

運動機能の成熟ニューロンネットワーク成熟言語の獲得とそれに伴って起きる変化。

言語の習得

言語の獲得には多大なリソースを割くので、使われない能力はより顕著に消失していく。生後十二ヶ月で約40個の言葉認識し、さらにその一ヶ月後には100個まで増えている。

ある新生児言語獲得の記録。全ての部屋にマイク天井から見下ろす魚眼カメラを設置して、起きている間の赤ちゃんの行動と言葉を発していくまでの過程を観察した映像。馴染みのあるモノや身近な者を通して、言葉フレーズと対象物やイベントとをリンクさせようとする。新生児がある対象物を認識してBa、 buh、Dahといった発声をするようになる。それに対して親がDad、Ballなど、はっきりとした言葉リピートしたり、Blue ballという形で発展させたり、あるいは動作や行動と組み合わせてフレーズで返したりする。フィジカルイベントソーシャルイベントの関連づけが、言葉学習していくプロセスである。

新生児言葉学習する過程を分析して、学習するロボットの開発に取り組む人たちの紹介。ロボットに「赤色」の「ボール」を取ってと指示するがロボットには対応できない。絶えず変化する状況にも対応できる学習する能力の柔軟性をいかに獲得させるかが鍵。

一歳〜

運動機能だけでなく、骨格も充分に発達して、肩幅も広がり、足も伸びて、筋力もついてくる時期。ここに至って、頭を持ち上げての二足歩行、つまり歩き始める準備が整う。

二足歩行の意味

四本足で歩く動物はその移動の為にカロリー(消費カロリー全体の?/摂取カロリーの?)の約50%を消費する。その観点でみると、二足歩行は移動に関して非常にエネルギー効率が良い。さらに、両手をフリーにすること、より大きな容量の脳を支えることができるという利点もある。このような点に二足歩行の意味がある。

感想メモ

赤ちゃんすげえ。という完全に私的な興奮から、自分が理解した内容の備忘録としてここを利用させていただきました。理解のあやふやな箇所がたくさんあるので、誤った記述が含まれている可能性はかなり高いです。特に言語獲得のプロセスに関する部分は未消化だという自覚があります。何ヶ月〜何ヶ月というのは、整理のための大凡の目安として個人的に捕捉したもので、これを一般化して赤ちゃんの成長を評価するものではないです。水中で歩行する話だとか、数を数えられるよという映像は、ちょっと観察手法の正当性に注意が必要な気がしました。赤ちゃんリアクションが周囲の観察者の期待に影響を受けていたりはしないだろうかと(昔、計算が出来る馬の話のトリックについて聞いたことがあるので)。

リンク

ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP 赤ちゃん不思議

http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/shop/detail.php?id=219

2010-01-12

http://anond.hatelabo.jp/20100111151758

失礼ながら、インプットしている情報量が足りないと思いますよ。この程度の情報処理量では、あなたにとってのティッピングポイントを超えていないということです。

どんどんと処理する情報量を増やしていけば、いずれ「量が質に転化する瞬間」に到達するはずです。有名なWeb伝道師梅田望夫氏もこういっています。

産経新聞への寄稿: 「量が質に転化する瞬間」 - My Life Between Silicon Valley and Japan

http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20080622/p1

より大量の情報を処理できるように精進してください。

2009-11-11

http://anond.hatelabo.jp/20091111134951

治そうとしても思い通りに行かないのが病気だしプロじゃないんだから日々力まずにいるのが一番だと思う

一番治ってほしいと願ってるのは患者本人なんだけどね・・・

会社関係は産業医などに頼った方がいいと思う

できれば休職した方がいい感じに見えるけど

労働関係相談できる人がいたらその人に相談した方がいいかも

いなかったらフリーター全般労組とかに電話でもしてみたらどうかな

http://d.hatena.ne.jp/spiders_nest/

どういう待遇か知らないからどう対応していいかわからんがまあ相談できる人は作っといて損はないと思う

電話の際、もしつらかったらこんなことを言っておくといいかも

・鬱なのであまりたくさんの情報を出されても情報処理能力が落ちているので理解が難しいこと、

・だからゆっくり話してほしいこと、

・同じことを何回か質問するかもしれないが悪意ではないので許してほしいこと、

もしあてはまらなかったらごめん

自分はけっこうこういう感じだったので

とりあえずこんな感じ

2009-11-01

http://anond.hatelabo.jp/20091101092923

ちょっと訂正。「情報量」じゃなく「必要情報処理能力」が多くなるんだ。

つまり、3次方程式ぐらいしか処理能力を持たない頭で4次、5次方程式を必要とする情報をもらっても

読むだけじゃ低次元の処理で流してしまいそうだけど

後で見返した時解るよう「自分へ」メッセージ送るよう

無い頭フル回転させてなるべく正確に書こうとするから

本によってスゲー疲れるんだ。

えーえー、どうせ低スペックの脳ですよ!

2009-10-16

行政の「クラウド化」は成功するか?

更新6月22日 10:10

ビジネス:最新ニュース


行政の「クラウド化」は成功するか?

 昨年来、日本のIT業界ではクラウド・コンピューティングがブームになっている。最近は短縮して単に「クラウド」と呼ばれることも多いようだ。そして、この業界ではよくあることだが、クラウド・コンピューティングについて、コンセンサスのとれた定義はない。

クラウド定義

 しかしそれでは議論が進まないので、まずはマッキンゼーが発表した"Clearing the air on cloud computing"という資料におけるクラウド定義引用するところから始めよう。大企業でのクラウド利用に懐疑的な見方を示したことで、話題になったリポートだ。

 これによれば、クラウドとは「以下の条件を満たす、情報処理コンピューティング)、ネットワーク記憶装置ストレージ)を提供するハードウエアベースサービス」である。

1. 利用者にとって、ハードウエアの取り扱い(管理)が、高度に抽象化されている

2. 利用者は、インフラコストを経費として支払う

3. インフラに、非常に柔軟性がある(スケーラビリティーがある)

 クラウドと聞いて誰もが思い浮かべるのは、アマゾンが行っている、ネット経由でコンピューティング機能を提供する「EC2」や、同じくストレージを提供する「S3」といったサービス、あるいはウェブアプリケーション開発キットを提供する「Google App Engine」などだ。これらは上記の定義を満たしている。ユーザーは簡単に仮想サーバーや仮想ストレージインターネット上に持つことができ、そのコストは使用量に応じて課金されるのが普通で、企業会計の中では経費として処理される。また、スケーラビリティーがあるので必要に応じてリソースを増やすことも減らすことも簡単かつスピーディーにできる。

クラウド効用

 クラウドがこれだけ話題になるのは、やはり多様な効用があるからだ。

 まず、使いたい時にすぐに利用できる。ハードウエアやソフトウエアの調達は必要ない。ネットワークへの接続や各種環境設定などの作業も不要である。試験的なシステム構築も容易で、使えないと分かればすぐに止めることも可能。費用は、コンピューティング機能やストレージなどのリソースを使った量に応じて課金され、会計上は経費として処理でき、バランスシート上の資産が増えることがない。スケーラビリティーも高い。そもそもインターネットの“あちら側”にあるため、関係者データなどを共有することも容易である。

 さらに、運用業務から解放される。内部統制コンプライアンス法令順守)強化の流れを考えると、利用するサービスが十分信頼できるものであれば、これはメリットが大きい。

 特に中小、中堅企業にとっては、クラウドの持つ機能や信頼性、情報セキュリティレベルは自社システムより優れていることが多い。信頼性や情報セキュリティーに対するユーザーの懸念は、クラウド普及の障害になると考える人が多いようだが、実際には追い風になるだろう。

 こうしてクラウド効用を並べてみると、企業規模が小さい企業ほどメリットが大きいことがわかる。そこで登場するのが、「プライベートクラウド」である。

プライベートクラウド

 プライベートクラウドとは、EC2やGoogle App Engineのような「パブリッククラウド」とは異なり、一つの企業組織の中に閉じたクラウドである。従って、そのコストはすべてその企業組織が支払うことになる。

 たとえば、米国防総省の国防情報システム局(DISA)が保有する「RACE (Rapid Access Computing Environment)」は、国防総省内部向けのクラウドであり、関係者以外は利用できない。実際に構築したのはヒューレット・パッカードであるが、その構築費用国防総省が負担している。

 したがってプライベートクラウドは、最初に挙げたクラウド定義のすべてを満たさない。つまり、条件の1と3(バーチャルサーバーを簡単に構築でき、その規模を自由に変更できること)は満たすのだが、2の条件(コストを経費として支払うこと)を満たさない。

 最初に挙げたクラウド定義を正しいとするならば、プライベートクラウドクラウドではないことになる。

 当然、クラウドメリットであるはずの「使えないと分かればすぐに止めることも可能」「費用リソースを使った量に応じて課金」「会計上は経費として処理でき、バランスシート上の資産が増えることがない」「リソースを増強することも縮小することも簡単にできる」というわけにはいかない。

 もちろん、その組織内の個人や一部局は、クラウドの持ついくつかのメリットは享受できる。使いたいときにすぐに使うことができるだろうし、スケーラビリティーも高い。しかし、組織全体で見た場合にはクラウドメリットの多くの部分は消滅する。

 そう考えると、プライベートクラウドは、仮想化技術を利用したサーバー統合だと考えた方がよいのではないだろうか。

霞が関クラウド自治体クラウド

 さて、2009年度の補正予算には、電子行政クラウドの推進という項目がある。この中に、霞が関クラウド自治体クラウドの構築が含まれている。これはそれぞれ、政府プライベートクラウド地方自治体プライベートクラウドである。

 当然のことながら、パブリッククラウドのように「使えないと分かればすぐ止めること」はできないし、「費用は使った分だけ支払う」わけにもいかない(自治体クラウドについては、各自治体に利用量に応じて課金する方法も考えられるが、利用率が低い場合には、徴収できる利用料が運用コストを下回ることになってしまう)。

 ただ電子行政クラウドにもメリットがないわけではない。分散されたサーバー統合すれば、コンピューターリソースの利用効率を高めることが可能になるし、運用コストを削減できるだろう。また、自治体クラウドを利用して市町村都道府県の業務システムSaaSネット経由でソフトウエアを提供)化できれば、大幅なコスト削減も可能になる。

 「うちの自治体は隣の自治体と業務のやり方が違うので同じシステムでは処理できない」という話を地方自治体関係者から聞くことが多いが、優れたSaaSはそれぞれの組織や業務プロセスに合わせてデータの構成はもちろん、ワークフロー、業務プロセスカスタマイズできる。そうした仕組みを取り入れた自治体向けSaaSを開発すれば、間違いなく自治体情報処理コストは大幅に削減できる。

 問題は、それを実現できるかにある。中央官庁サーバー統合にしても、自治体向けSaaSにしても、机上の計算では、投資に見合う十分なコスト削減効果をはじき出すことはできるだろう。しかし、一歩誤れば稼働率が上がらず、税金無駄遣いだと非難されることにもなりかねない。

民間による電子行政クラウド構築

 そこで提案なのだが、電子行政クラウド構築のリスク民間企業に委ねてはどうだろう。政府が構築するのではなく、民間企業霞が関クラウド自治体クラウドを構築し、各府省、自治体サービスを提供する。もちろん、利用者である各府省や自治体からは利用量に応じた料金を徴収する。当初の構築費用については補正予算を使ってもよいが、数年間で国庫に返納してもらう仕組みにする。

 利用料金は、ある一定の利用率で採算が取れるように設定する。つまり、利用率が予定以上になればその民間企業は大きな利益を得ることになるが、そうでないと損失を被ってしまう。

 つまり、政府自治体プライベートクラウドにするのではなく、政府自治体ユーザーとするパブリッククラウドにするという発想である。こういう仕組みにすれば、構築を担当する企業は知恵を絞り、多くのユーザーを獲得しようと使い勝手のよい電子行政クラウドを構築するのではないだろうか。

このコラム日経デジタルコアによって企画・編集されています。

意見・問い合わせは同事務局あてにお願いします。

[2009年6月22日]

2009-10-14

http://anond.hatelabo.jp/20091014160313

横だけど

今はともかく、昔は情報処理の中に簿記が含まれていた。情報処理といえば会計だったからというのもあるかもしれん。

長くやっていると、そういった他業種のシステム構築の下受けという仕事を受けることもあり、必然的にOJTで他の知識が身についていく。

なので、ベテランさんはそこそこ、横の業界の知識を知っていることも多い。

言い方変えると、ファイナンス系の知識がいないとファイナンス系のソフトの下請けがやりにくい。なにがしかの他業種の知識というのは身につくのだよ。

横だけど。

2009-10-13

彼女が今度、情報処理系の資格試験を受けるらしい。

で、過去問を見せてもらったんだけど・・・

だめだ、全然分からない。

サービス問題っぽい基礎の奴しか分からなかった。

ちなみに自分彼女プログラマー

 

個人的には、プログラマーやってく上でこの手の資格は必須とは思ってない。

過去問見ても、実務で必要になる知識や技能にそれほど直結してるわけではなさそうだったし。

でも、ここまで分からないと不安になってくる。

彼女は、自分自身がプログラマーとしてレベルが低いことを少し気にしてて、

彼女は、自分よりも高学歴だったり技術レベルが上だったりという、自分より賢くて物を知ってる人がタイプで、

付き合うことを OK してくれた時点で、彼女的には自分は一定のレベルは満たしてるらしいけど、

これで差が付いたらますます彼氏としての地位が危うくなる。

 

彼女試験に落ちることを期待してるわけじゃない。

試験に受かろうが落ちようが、試験勉強の過程で自分よりも物を知ってる人になるのには変わりないから。

かといって、自分も同じ試験を受けてみようという気にもなれない。

過去問見た時点でちんぷんかんぷんすぎて、勉強して分かるようになれる気が全然しないし。

オープンソースな活動に時間を使うから、試験勉強なんてできそうにないし。

(と、努力をしないことの言い訳にしている)

 

このままだと、そのうち愛想尽かされて捨てられちゃうのかな・・・

はぁ・・・

2009-10-03

数学的ねえ

鳥類とかすばらしい精度の眼球もってるよねぇ

人類とかすばらしい情報処理能力をもってるよねぇ

割と数学事実が生存競争に必須な最適化に直結していたりねぇ

http://anond.hatelabo.jp/20091003022350

2009-10-01

[]10月1日 現実逃避

こんばんは。司法修習生増田です。

絶賛現実逃避中です。

さて、今日リクエストのあった、新司法試験の出題趣旨についてコメントしたいと思います。

と思ったんですが、今年のは受けてないので、新司法試験について一般的なあたりを述べてみたいと思います。

司法試験は、中日を挟んで5日間にわたって実施されます。

試験は、大卒なら免除になる一次試験の後に、択一論文からなる二次試験、最後に三次試験として口述試験がありました。

そして、択一合格発表論文試験前に出るので、択一対策と論文対策を分けて行うことが出来ました。

しかし、新制度では、一次試験三次試験がなくなった代わりに、択一論文を同日程で行うこととなりました。

そして、択一の出題範囲は、旧試験では上三法(憲法民法刑法)だったのに対して、上三法に加えて、商法民事訴訟法刑事訴訟法行政法も出題範囲に加わっています。

論文科目についても、行政法が加わっていて、さらに、専門性のある科目が選択科目として追加されています。

論文では、公法系、民事系、刑事系、選択科目について、それぞれ3~4時間かけて、超長文の問題を扱っていきます。

試験時間の総計は30時間を超えます。

そして、ロースクール卒業後5年以内に3回しか受けられません。

よく、新司法試験合格者は、旧試験合格者より質が劣る、という言説が聞かれます。

実際に、今の司法試験合格率は非常に低く、合格者が少ないので、質が高いのは間違いありません。

もっとも、以下のような事情もあります。

つまり、新制度では受験回数の制限があるので、記念受験などあり得ないが、旧試験ではそういう受験生が多い。

また、上述のとおり、試験自体が過酷になっていて、法律知識以上に、高度な情報処理能力が要求されている。

そう考えると、言うほど質が粗悪というわけでもないような気がします。

そして、質が低いの一例としてあげられている、2回試験合格率の低下ですが、これもおかしい。

というのも、質が低いと言われ出したのは、司法試験合格者が増え始めた時期ですが、これは同時に、司法修習の期間が短くなった時期でもあるのです。

また、かつては司法修習は2年間でした。それが現在では1年です。身につけるべき事項は、新制度施行とともにどんどん増えていきます。

もっといえば、「弁護士と1度酒を飲みに行ったら就職が決まった」というようなかつての牧歌的就職状況とは違って、現在では、弁護士業界は超氷河期です。

いきおい、就職活動に割くべき時間も増えています。

出来なくなって当たり前のような気がします。

2009-09-23

脳が冴える15の習慣、脳を活性化する47の方法

先日、『脳が冴える15の習慣―記憶・集中・思考力を高める』という本を読んだ。

最近どうも頭が良く回っていないぞ」、というような感じがしている人は、脳トレ指回し体操なんかもいいけど、日々の生活の中に脳を活性化する方法を取り入れて習慣化すると良いようだ。

勉強においても、仕事においても、向上心の高い人にとって「脳がちゃんと回ってる状態を保つ」というのはとても大切なことだと思う。だからこれは生活習慣を見直してでも取り組むべき課題だと思う。

内容を簡単に書き出すと、次のような感じだ。

● 生活の原点をつくる―脳を活性化させる朝の過ごし方。足・手・口をよく動かそう。:散歩など軽い運動/部屋の片付け/料理ガーデニング挨拶+一言/音読10分程度。

集中力を高める―生活のどこかに「試験を受けている状態」を持とう。:仕事の区切り毎に時間制限を設ける。

睡眠の意義―夜は情報を蓄える時間睡眠中の「整理力」を利用しよう。:夜の勉強中途半端で止め、起きてから整理すると効果的。

● 脳の持続力を高める―家事こそ「脳トレ」。雑用を積極的にこなそう。:雑用は前頭葉の持久力を高めてくれる。

● 問題解決能力を高める―自分を動かす「ルール」と「行動予定表」をつくろう。書類整理のルール、予定表などで脳が一度に扱う量を整理する。

● 思考の整理―忙しいときほど「机の片付け」を優先させよう。:物の整理は思考の整理に通じている。

● 注意力を高める―意識して目をよく動かそう。耳から情報を取ろう。:目で立体的な情報を捉えたり、耳だけで情報を吸収すると脳が活性化される。

記憶力を高める―「報告書」「まとめ」「ブログ」を積極的に書こう。:入力情報処理→出力。

● 話す力を高める―メモ写真などを手がかりにして、長い話を組み立てよう。:質問によって話しは長くさせることが出来る。

● 表現を豊かにする―「たとえ話」を混ぜながら、相手の身になって話そう。:ありそうな質問を考えれば、話しを膨らませることが出来る。

● 脳を健康に保つ食事―脳のためにも、適度な運動と「腹八分目」を心がけよう。:食事制限以前にまずは動くこと。そして消費する以上に摂取しないこと。

● 脳の健康診断―定期的に画像検査を受け、脳の状態をチェックしよう。:MRPET検査を受ける。

● 脳の自己管理―「失敗ノート」を書こう。自分の批判者を大切にしよう。:小さな失敗、人から受けた注意を書き留める。

創造力を高める―ひらめきは「余計なこと」の中にある。活動をマルチにしよう。:アイディアを生み出すポイントは、誰のためになるのかを考えること、アイディアを組み合わせること、思い付きを書き出しながら考えること。

● 意欲を高める―人を好意的に評価しよう。時にはダメ自分を見せよう。:褒め上手な人は観察力が優れている。

番外編:高次脳機能ドックの検査―最低限の脳機能を衰えさせていないか確認しよう。

これだけでも、かなりのヒントを得られると思う。

さて、そんなおり、

海外サイトを眺めていたら、「脳を活性化する47の方法 (47 Ways to Fine Tune Your Brain)」というのを見つけてしまった。

上記の「脳が冴える15の習慣」とかぶる部分も多々あるのだけど、それはどちらも脳の働きをしっかりと捉えている証拠ともいえるだろうし、同じ内容でも別の角度から見てみるとあらたな気付きがあるかもしれない。

いっぺんにやろうとせずに、

ひとつずつ、生活に取り入れられるところからやってみると良さそうっすね。

脳を活性化する47の方法

●一度にいろんな事をやろうとしない。無理だから。

 脳は一度にひとつの事にしかフォーカス出来ない。これは科学的にも実証された事実。単調な仕事は別として、集中力や、論理的思考、意思決定を要求するようなことに関しては、ひとつに集中するべきだ。

●身体だけじゃなく、脳エクササイズが必要。

 多くの人は、学生じゃなくなった瞬間に学ぶことをやめてしまう。外国語でも、新しいスキルでも、楽器でも、何でもいいから新しいものを学ぶことで脳は最適な状態を保てる。

世界は謎だらけだ。

 周りを良く見渡して、疑問を見つける。見たり、聞いたりするもの全てをそのまま受け入れないで、一度疑ってみるだけでも脳のエクササイズになる。それには、可能な限り自由な好奇心を持つことだ。

右脳左脳も使う。

 日常論理的、数学的な問題に対応することで左脳が働く。想像力を自由にすることで、右脳が働く。日々の自分の生活を振り返ってみれば、脳のどっち側を多く使っているかわかるはずだ。そして、使ってない方の脳も使うよう工夫してみる。

睡眠パターンを知る。

 睡眠は身体の疲れを回復するだけでなく、脳の疲れも回復する。自分は何時間寝たときが一番すっきりとした朝をむかえられるのか一度はっきりと調べてみると良い。

 また、睡眠に悩みがある人は仕事勉強の効率に必ず影響する。これを期に『「朝がつらい」がなくなる本―ぐっすり眠る、すっきり起きる習慣術。』などで自分睡眠改善してみるべきだ。

インプットするならまともな情報を。

 脳はノイズの少ない寝ている間に、昼間インプットした情報を振り返り、消化する。どうせ入れるならまともな情報を脳に与えよう。

学習量を増やすなら、歩きながらやる。

 動くことで血液の循環がよくなり、脳に酸素が行き渡る。歩きながら学習することで記憶力も増す。

 もう一度言うけど。

 エクササイズはたぶん脳の許容量を増加させる最も効果的な方法だと思う。避けて通ることは出来ない。

●人付き合いをする。

 人付き合いに積極的な人は年をとっても脳がシャープだ。

インターネットを利用して脳を活性化する。

 UCLA研究チームによると、インターネットで何かを検索しているとき、意思決定や複雑な理論を司る脳の中心部分が刺激を受けていることがわかった。

●ダークチョコを食べる。

 ダークチョコを食べるとドーパミン放出されることがわかっている。ドーパミン学習記憶を助ける物質だ。

●歌を覚える。

 好きな歌の歌詞を覚えるという作業は、聴覚記憶力を保つのにとても効果的だ。

●脳を刺激するような映画を視る。

 ミステリー映画のような、頭を自然と使う映画は脳を活性するのに役立つ。

テレビゲームをする。

 テレビゲーム認識力を高め、アルツハイマー防止に役立つことがわかっている。

利き手じゃないほうの手でいろいろやってみる。

 利き手ではない手を使うと脳のさまざまな部分を刺激できるし、とにかく楽しい

ストレスを緩和するには瞑想が良い。

 瞑想をしてストレスを緩和することの効果は多くの研究で認められている。ストレスを感じる度に脳細胞は失われてしまうからだ。

●笑う機会を増やす。

 声を上げて笑うと免疫機能を刺激してエンドルフィンという物質を刺激する。これは身体にとって良い物質だ。

ポジティブな思考。

 ポジティブな思考は脳を活発に保つ。反対にネガティブな思考は精神だけでなく免疫機能も低下させる。

感謝することを忘れない。

 感謝することで幸福感は劇的に高まりストレスレベルを下げるのに役立つので、脳にも身体にも良い。

セックス

 セックスは心肺機能を正常に保つのに役立つ。つまり、脳に酸素がまわって脳を健康に保つのに役立つということ。

●良い本を読む。

 どんな種類の本であれ、読書は脳を健康に保ち、活性するのに役立つ。老化の防止にもなる。

アルコールの量を減らす。

 適量のアルコールは実は脳に良い。ただし、度を越えると脳細胞の減少につながる。

仕事をする。

 多くの人は年を取ると仕事をやめリタイアする。しかし、パートタイムでもいいので仕事をしていると脳に良い刺激を与えられる。ボランティアワークでも同じ効果が期待でいる。

●最新の出来事、ニュースに注目する。

 脳を健康に保つには、新しい情報を与えるのが良い。ストレスを感じない程度に、ニュース番組などで最新の動向を追うこと。

音楽を聴く。

 通常聞くのとは違うジャンル音楽を聴くというのも、脳を活性化するひとつの良い方法だ。音楽ポジティブな感情を喚起する効果がある。

●踊る。

 ダンスで新しい振り付けを学ぶことは認知力、空間認識、社交性、運動能力を向上させる。これは身体にとっても精神にとっても良い影響を及ぼす。

キャッチボールをする。

 キャッチボール知覚、触覚、そしてこの2つを連携させる能力など、感覚神経の向上に役立つ。

●ちゃんと食べる。

 しっかりとした食事は、脳の細胞に良い刺激を与える。

●水をたくさん飲む。

 水分補給がしっかりしていると、細胞が適切に働いてくれる。

お茶を一杯飲む。

 冷たいのでも、熱いのでもよいので、お茶を飲む。お茶は脳に刺激を与えてくれる。

旅行をする。

 旅行視野を広げるのに役立つ。

●議論をする。

 友達や家族と友好的に議論を交わすことで、論理的思考や想像力を向上させることが出来る。

●ちょっと長めに寝る。

 通常より一時間多めに寝る、ということを時々すると脳が若返る。これは学習速度を速めるのに効果が高い。

●昼寝をする。

 10分程度の昼寝でも疲れやが取れたり、脳がすっきりしたりする。

テレビの音を下げる。

 テレビを多く見る人は、音を下げることで、聴力や集中力を高めることが出来る。

日常パターンを破る。

 毎日同じような行動パターンを持っている人は、時にはそのパターンを破ってみると良い。そうすることで脳の働きを活発に保てる。

●新しい言葉を覚える。

 新しいことを学ぶのは、それがどんなことであれ脳を健康に保つのに役立つ。新しい単語(言葉)をひとつ覚えると言うやり方は、もっともシンプルな方法だ。

●古い写真を見る。

 これは、記憶を蘇らせ、脳細胞間のつながりを強めるのに最良の方法だ。

●突拍子もないことをする。

 バンジージャンプや、スカイダイビングロッククライミングなど、普段絶対にしないような経験をすることで脳は活性化する。

●脳を鍛える。

 脳トレ現在盛んであるが、これはちゃんとした理由に裏打ちされているからだ。効果がちゃんとあるので、やらない手はない。

サプリメントを採る。

 オメガ3、葉酸ビタミンB12コエンザイムQ10、アセチルLカルチニンなどは老化防止に役立つといわれている。

集中力

 もっともシンプルな集中量を高めるエクササイズは座って、リラックスして、自分の呼吸に意識を集中すること。

●批判的思考を育てる。

 批判的思考とは、自分自分の周りの事柄に疑問をなげかけること、そして自分の見識の根拠を探すこと。

哲学する。

 人生に関する、大きな問いかけをしてみる。多くの場合、明確な解答を得るには至らないだろうが、これは脳にとって大きな刺激となる。

自己肯定する。

 自己肯定は自分の設定したゴールに集中するための最善の方法だ。肯定することでイマジネーションが喚起され、脳の様々な部分が刺激され、記憶力や想像力も高まる。

●思考の壁を破る。

 知識の枠のなかで考えている限り、思考の壁を突き破ることは難しそうだ。しかし、『論理性を取り払って考える』ということは可能だ。

●大声で歌う。

 歌うことは集中力を高めたり、ストレスを発散するのに役立つ。歌うことで、思考のような自分の内側で完結する活動から開放され、外側の活動(自分の声など)に集中でき、これが幸福感につながる。また、歌うことで記憶力も高まる。

http://monojin.com/47-ways-to-fine-tune-your-brain/

2009-09-11

IT土方の生き残り方

弊社の我が部には全社的に評判の悪いプログラマーがいる。

生産能力は1ヶ月当たり僅か30ステップBUG込み。

誰からも、上からも下からも使えない奴と思われ出て行って欲しいと思われ、部を転々としている。

なぜか私より月当たりの給料は8万円も高い。

弊社の我が部には全社的に評判の悪い係長がいる。

見積もりすら出来ない。プロジェクト管理も出来ない。

誰からも、下からも上からも使えない係長と思われ、先日、降格となって平社員になった。

なぜか私より月当たりの給料は10万円も高い。

弊社の我が部には協力会社からもスカウトが来るような出来のいいプログラマーがいる。

上からも下からも頼りにされ、部の中では一目置かれている。

が、平社員で、給料は私より月4万円も低い。

弊社の我が部には他社に転職していったプログラマーがたくさんいる。

OracleMasterGoldや高度情報処理資格を持ち出来る奴だった。

が、平社員で、給料は私より月4万円も低かった。

弊社の我が部には、親会社から頼りにされ出来るSEがいたが、先日、鬱で休職となった。

弊社の我が部の協力ソフトハウスには、部長からこき使われ(偽装派遣)、最終的に自殺した。

出来ない奴ほど生き残り、出来る奴は、病院送りか鬱か自殺しか道がない事が分かった。

何故出来る奴が潰れ潰され、出来ない奴が我が世の春を謳歌しているのか理由が分からない。

理不尽も極まりないのがこの業界である。

2009-08-10

http://anond.hatelabo.jp/20090810145804

ていうかむしろ電話機能とかいらないから携帯電話のサイズと耐久性連続使用時間の長さを実現した汎用PCが欲しい。

入出力デバイスディスプレイ含む)は空中に画面が浮かぶSF的なあれを何とかして実現してくれ。

そうすれば携帯電話電話メール機能だけで十分になる。現状の携帯電話電話メール以外の情報処理機能は実際上ほぼ使えないと言っていい。

2009-08-06

「脳とやる気」1秒で勉強意欲に火がつく法

「脳とやる気」1秒で勉強意欲に火がつく法

すぐ飽きる、気が散る、時間がない、もの覚えが悪い、本気になれない………

「脳も回転数を上げるための準備運動を行えば、やる気は高まっていきます」

築山氏はモチベーションを高めるため、出勤前に次のような、脳の運動系を刺激する習慣を持つことを勧めている。

 ・ウオーキング

・部屋の片付け

挨拶+ひと言、音読

「特に足を動かすための機能は頭頂部に近い部分が担っているので、ウオーキングをすることで血液が脳の高いところまで汲み上げられ、結果的に脳全体にも血液が巡りやすくなります」

部屋の片付けは手の運動であると同時に、前頭葉が司る選択、判断の機能を強化。挨拶にひと言を付け加えることは、単に口を動かすだけではなく、前頭葉を使い言葉を組み立てる、耳を使い情報を取得するといった脳の活性化に繋がる。音読には、脳の入力情報処理→出力という要素が連続的に含まれているので、適度な脳の刺激に向いているという。

やる気があっても成果が伴わないケースも当然ながらある。モチベーションが空回りしているのだ。

「こういったときは、着実にできることからタスクを仕切り直すこと。ホームランからヒット狙いに気持ちを切り替えれば、意外に事はスムーズに運びます」

一方、気が散ったり、物事に飽きを感じたときは「制限時間」を設けるのが効果的

「先を決めれば段取りよく仕事を進めるようになり、目的に向かいモチベーションも高まります。その際は、一度に100のことをするのではなく2回に分けて50ずつ片付けるなど、細切れに行うのもポイント

http://president.jp.reuters.com/article/2009/08/04/67CE7D84-7C25-11DE-AEA0-FDE93E99CD51-1.php

2009-07-30

http://anond.hatelabo.jp/20090729221015

私という矛盾している思考空間

私の感覚では、意識というか「知性」が根本的にデジタル原理で動作していて、

0と1の境界を生じさせる(=分類する)ことで存在を認識するようになってるように思う。

あいまいな存在をそのまま認識/記憶するのがとても苦手。

あいまいさがあると論理的に情報処理できないしね。

「数字の多寡で判断できると安心」みたいなところがある。

確かに、「知性」は有無で認識を行っているのかもしれない。良くも悪くも情報を「処理」しているんだものね。

数字の多寡による判断は、事物をより記号化して理解することに役立っている。

でも、あらゆる存在が明確な境界を生じているかというと、

中間層みないたものが至るところにあって、

線引きの難しい形が自然界には当たり前のように存在している。

そういう、分類しきれないものを認識するにはどうすればいい?

あえて言葉なんか使わずに「そこにある」と思うことは出来る。

自分で存在すると感じていても、言語化できなければ

他者にその存在を伝えることが出来ないかも知れない。

総体って言うのはそういう存在を認めることでもあるのかな。

いえすざっつらいと。とにかく、「そこにある」存在を「あるがまま」に受け入れ認めることが大切だと思うし、それが積み重なって「総体」となっていくんだと思うわけなのさ。

私はさ、ある意味言葉を捨てよ」と繰り返しているんですよ。もしくは「記号を捨てよ」としてもいいかもしれない。

理解するために、人は言葉で区切って明示化して伝えるけれど、それではすでに「人のもの」になってしまっている。いつまで経っても小さな世界から抜け出せないのよね。

だから、ありのまま認識/認知していたいのさ。理解できなくても、それはそれでいいと思うようになりたい。

まあ、この立場はありとあらゆることを認めることでもあるから、思考停止と相似なんじゃないかと最近悩んでいるのだけれどね。問題解決には至れないし。困ったもんだ。

自分としての意識は無くなって世界に溶けるんだ」って思えば

死に向き合えるようになる人もいるかもね。

かもしれないね。けれど、個の喪失を恐れている人には効果がなさそうだ。

言葉を捨てよ」「記号を捨てよ」「総体として≪世界≫と交じりたい」「ありのままで存在を認識したい」

つらつら願望を述べて考えを巡らせてはいるものの、結局言語によって明示化しないと思考はままならないんだよね。

一度でいいから窓の外に出てみたいけれど、行うためには主体としての私であることを止めなければならないみたいだw

2009-07-29

http://anond.hatelabo.jp/20090729104057

考えているのか感じているのかわからないことを言葉にする過程。

 

つまりは、「意識を開いた状態」っていうのは、共同体としての自己ということなのかな。社会性を有しているみたいだからそう思ったんだけれど。

意識が開いていれば、大きな世界の中の自分という位置付けが見えているor自分と同じように意識を持った他者の存在に気づいているので、

社会性という言い方でも良いのかな。

共同体というか、一人じゃないことを知っているというか。

 

内包=概念化と言い換えられるなら、分類=言語化って言い換えても良いのかな?

総体というのは、意識による範疇化をせずに、小さな世界=大きな世界となるとなるようにそのまま受け入れる感じ?

「分類=言語化」正しくその通り。言葉や記号、それを用いて行う学問は、総じて世界を切り取っていると思うのです。

総体についてもそんな感じ。キーワードは「そのまま・ありのまま」なんだよね。

私の感覚では、意識というか「知性」が根本的にデジタル原理で動作していて、

0と1の境界を生じさせる(=分類する)ことで存在を認識するようになってるように思う。

あいまいな存在をそのまま認識/記憶するのがとても苦手。

あいまいさがあると論理的に情報処理できないしね。

「数字の多寡で判断できると安心」みたいなところがある。

 

でも、あらゆる存在が明確な境界を生じているかというと、

中間層みないたものが至るところにあって、

線引きの難しい形が自然界には当たり前のように存在している。

そういう、分類しきれないものを認識するにはどうすればいい?

あえて言葉なんか使わずに「そこにある」と思うことは出来る。

自分で存在すると感じていても、言語化できなければ

他者にその存在を伝えることが出来ないかも知れない。

総体って言うのはそういう存在を認めることでもあるのかな。

 

私という小さな世界を溶かして、大きいも小さいもない≪世界≫と混ざり合うことは死と似ているかもしれない。

多分その感覚は正しいと思う。

自分としての意識は無くなって世界に溶けるんだ」って思えば

死に向き合えるようになる人もいるかもね。

2009-07-21

自分研究修士レベルなのかどうかも分からない

タイトルからも分かるが、現在修士…の2年。

何かしら研究しているが、どう考えても修士レベル研究ではなく、卒論レベル研究の気がして仕方がない。

だって、やったことは、「人手でやると時間がかかって仕方がない事を自動である程度できるようにするために、ある公式とか理論を適用してみました」レベル

(※情報系・もう少し言うと音声言語情報処理あたりの話。かなりアバウトなのは、特定されたくない&未発表だから、ということで勘弁を。)

もちろん、この先も研究を進める予定だし、そもそもテーマ決まったのは今年に入ってから。(それまでは卒論内容を学会発表したり、論文サーベイとか、テーマ相談とか…)

教員がおっしゃるには「(君と同じ分野で頑張ってる研究者たちとの議論の上では)その研究は良く考えてみると誰もやったこと無いねー」ということらしいので、新規性はあると思う。

また、「卒論の内容があった上で」の話なので、卒論との合わせ技で考えれば、卒論プラスアルファくらいのレベルにはなると思う。

けれど、同期の研究を見てみると、やたら難しい内容をやっているから、レベルも高いものをやっているように思われる。(「隣の芝生」補正もある?)

それを見てから自分研究を見てみると、研究内容が内容だから、凄く薄っぺらい研究に感じる。

酷い内容であっても凄そうに見せられるプレゼン技術があればいいけれど、そんなもの無いし。

内容自体は(少なくとも僕は)薄っぺらい研究に見えてしまう。

それだから、研究内容を発表しようにも自信を持って発表できないんだよね。

もうすぐ他大学も含めた中間発表学会発表がある。

両方ともポスターでの発表だが、誰も見に来なさそうな予感。

ポスターだけ貼ってとっとと逃げてしまう」のは良くないんだけれど、誰も聴きに来なさそうなら、居ても居なくても変わらない気がする。

2009-07-14

情報処理資格を取れと言われる。

学習能力もやる気も起きないので、とりあえず無視。

うちの会社は、昇格要件が高度情報処理資格を取得することなんだけど、

管理職の人ほど、休日仕事してたりしていて、全く憧れない。

まあ、そんな甘いこと言ってると、いずれクビ切られるかもしれんが、、、

2009-06-26

http://anond.hatelabo.jp/20090626220559

問題の難易度というよりは特性だよ。前期試験も後期試験も難なく通るタイプはもちろんいるが、前期試験は通るけど後期試験は通らないあるいは、後期試験は通るが前期試験は通らないタイプというのはいる。片方しかできなかったとしても、その両者のどちらかが劣っているわけではないし、東大研究者養成を第一に掲げている以上、そのどちらのタイプ研究によっては適性を示すのだから、どちらも採るだろう。

理三に関しては医学つうものが統計経験の積み重ねによるものだし、医療現場では即断力即決力そしてなによりも情報処理能力が必要とされるから、後期試験のような論理を積み重ねていくような思考はあまり必要とされない、ということを言わんとしているのだけれども。

http://anond.hatelabo.jp/20090626210056

問題の難易度と情報処理能力の高さはあんま関係ないと思いますが。結局前期で落ちた人が受ける試験なわけだし。

でも理系の後期は理系に特化した人間を拾う、という目的で尊重したいと思います。そのあたり配慮が欠けてました。

2009-06-21

児童ポルノ禁止法改正案のまとめ

「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という言葉があるが、

あまりに児童ポルノ法改正反対派が敵を知っていないという事に愕然としたので。

とりあえず、衆院サイトに議案が出ているので、全部を読んで欲しい。

で、お互いのポイントは次の通り。

ともに共通することは、

  1. 適用範囲の明確化
  2. 表現規制の現時点での見送り
  3. 3年後の見直しである。

自民党案の単純所持を、さも表現規制を現時点で実施することのように騒ぎ立てているが、現時点の法案では規制するという言葉は一言も盛り込まれていない。しかしながら確かに、今後の規制強化を示唆する内容が含まれているのは事実である。

1 政府は、児童ポルノに類する漫画等(漫画アニメCG、擬似児童ポルノ等をいう。)と児童の権利を侵害する行為との関連性に関する調査研究を推進するとともに、インターネットによる児童ポルノに係る情報の閲覧の制限に関する技術の開発の促進について十分な配慮をするものとすること。(附則第二条第一項関係

2 児童ポルノに類する漫画等の規制及びインターネットによる児童ポルノに係る情報の閲覧の制限については、この法律施行後三年を目途として、1の調査研究及び技術の開発の状況等を勘案しつつ検討が加えられ、その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものとすること。(附則第二条第二項関係

しかしながら民主党案にも、

二条 児童買春及び児童ポルノ規制その他の児童を性的搾取及び性的虐待から守るための制度については、この法律施行後三年を目途として、この法律による改正後の児童買春児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律施行状況、

児童の権利の擁護に関する国際的動向等を勘案し、検討が加えられ、その結果に基づいて必要な措置が講ぜられるものとする

という条項があり、民主党案も決して表現の自由を永久に保障する物ではない。また、このような見直し条項が無くても、租税特別措置法のように毎年のように改正される法律もあり、改正しようと政治家が思えばいくらでも法律は変えられるのである。

実際には3分の2条項を使い、政局沙汰になるような案件ではないので、今後は調整が行なわれるだろうから、自民党案がベースとしても多分に民主党を考えが反映される可能性が高い。(例えば、民主党自民党案を呑む代わりに、漫画等の規制云々を外して単に「三年後に改正」になるかもしれないし、単純所持へ罰則を設けなくなる知れない)

また、どこまで守られるのか知らないが、反対派の恣意的な操作に利用されるという懸念に配慮し、民主党案・自民党案ともに運用規定を設けていることも見逃してはならない。いずれにせよ、騒げば騒ぐ程、規制派の思うつぼとなるだろう。現時点ではまず反対派は正確な情報を収集することから始めるべきだ。

そもそも児童ポルノ法における児童ポルノ定義は以下の通りであるが、その定義自体どの位の人が知っているのか私は疑問である。

3  この法律において「児童ポルノ」とは、写真、電磁的記録電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)に係る記録媒体その他の物であって、次の各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したものをいう。

一  児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態

二  他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの

三  衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの

最近児童ポルノ規制が話題になっているので議案を読んでみた

違法コンテンツダウンロード禁止のときに妄想で批判がなされていたので、今回も議案が読まれず批判がなされているんだろうなと思ったので読んでみた。

ソース

現在法律

http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H11/H11HO052.html

自民党

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/keika/1DA5302.htm

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16901032.htm

民主党

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/g17101012.htm

http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g17101012.htm

反対派の意見

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7387902

http://www.nicovideo.jp/watch/sm7388018

読むポイント

反対派は

を問題視しているので、

という二つをポイントを見ていく。

自民党

所持を禁止している。何人も、みだりに、児童ポルノ又はこれに類する電磁的記録を所持してはならないとする。しかしこれには罰則がない。罰せられるのは自己性的好奇心を満たす目的で、児童ポルノ又はこれに類する電磁的記録を所持した場合のみである。この場合には「一年以下の懲役又は百万円以下の罰金」に処せられる。

児童ポルノに類する漫画等に対する規制については3年後に再検討することとしている。

民主党案について

民主党案についてはまず児童ポルノの明確化が図られていることを指摘しておく必要がある。現行法では児童ポルノは次のように定義されている。

この法律において「児童ポルノ」とは、写真、電磁的記録電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)に係る記録媒体その他の物であって、次の各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したものをいう。

一  児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態

二  他人が児童の性器等を触る行為又は児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの

三  衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって性欲を興奮させ又は刺激するもの

民主党案ではこれを次のように改正し明確化され、これを児童性行為等姿態描写物と名づけている。

この法律において「児童性行為等姿態描写物」とは、写真、電磁的記録電子的方式、磁気的方式その他人の知覚によっては認識することができない方式で作られる記録であって、電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう。以下同じ。)に係る記録媒体その他の物であって、次の各号のいずれかに掲げる児童の姿態を視覚により認識することができる方法により描写したものをいう。

一  児童を相手方とする又は児童による性交又は性交類似行為に係る児童の姿態

二  殊更に他人が児童の性器等を触り、若しくは殊更に児童が他人の性器等を触る行為に係る児童の姿態又は殊更に児童の性器等が露出され、若しくは強調されている児童の姿

この児童性行為等姿態描写物が規制対象となっている。

規制対象は取得。「みだりに、児童性行為等姿態描写物を有償で又は反復して取得した者は、三年以下の懲役又は三百万円以下の罰金」に処せられる。

児童ポルノに類する漫画等に対する規制については触れられていない。

その他注目すべき点

第三条

この法律の適用に当たっては、国民の権利を不当に侵害しないように留意しなければならない。

については、自民党

この法律の適用に当たっては、国民の権利を不当に侵害しないように留意し、児童に対する性的搾取及び性的虐待から児童を保護しその権利を擁護するとの本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあってはならない」

民主党

この法律の適用に当たっては、国民の権利を不当に侵害しないように留意し、その本来の目的を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあってはならない。

という改正案を出し、両党ともに乱用されないように注意規定を重くしている。

感想

騒ぎすぎでしょう。違法コンテンツダウンロード禁止のときと同じで妄想で批判がなされている。反対派は自民党案では自分子供写真の所持によって罰せられることや児童ポルノを送りつけられた場合でも罰せられることと主張している。しかし自民党案でも罰せられる行為は「自己性的好奇心を満たす目的で」所持した場合だけだ。自分子供写真の所持等については明らかに「自己性的好奇心を満たす目的」ではないので罰せられない。反対派は「単純所持規制」という言葉から規制の内容を勝手妄想し批判しているといえる。

まぁ、批判しているのは妄想が大好きなオタクですから、妄想に基づいて批判がなされるのもしょうがないんでしょう。しかしもう少しきちんと法案に基づいて議論をしてもらいたいものです。

2009-06-16

http://anond.hatelabo.jp/20090616150924

おいおい、コンピュータ情報処理と脳記憶メカニズムを同じに考えるなよw

AI研究とかやると、全部の枝分かれを何万件何十万件と総当りするようなコード

書きそうだな、おまえ

http://anond.hatelabo.jp/20090616150924

>それは別におかしくないでしょ。

PC内で情報処理を行うのだって、最初から最後までテキストベースで処理されるわけじゃなく

バイナリ翻訳されてから行うわけだし。

コンピュータ技術者自然科学論述する時に犯す間違いの典型例だよ、それ。

バイナリテキストというのは言語の結果(発露)であって、言語そのものでは

ないの。

認知というのはもっと曖昧で、意味をどう認識し、整理して記憶させるかという

メカニズムは、ノイマンコンピュータストレージに対する考え方とまったく

違う。

医学部入ったら三年で必ず叩き込まれる基本中の基本なの。

http://anond.hatelabo.jp/20090615160437

別に小飼弾シンパでもないけど、

この人はなんつーか、文章の理解力が少ないように見える。

言葉で理解していながら、「思考は言葉で行われる」という基本的過ぎる主張に「NOと弾言」というのは、甚だおかしいです。

それは別におかしくないでしょ。

PC内で情報処理を行うのだって、最初から最後までテキストベースで処理されるわけじゃなく

バイナリ翻訳されてから行うわけだし。

思考するの(情報処理過程)にはテキストを使わない、と言ってるわけで。

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