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はてなキーワード: 演技力とは

2010-05-10

http://anond.hatelabo.jp/20100510224014

アニメってけっこう難しいよな。

作画がいいっていうのは、ドラマで言うと俳優イケメン、美女みたいなことなんだと思う。

でもドラマだってイケメンだしたからって売れない。

ストーリー、作画、演技力音楽テンポ、そんなものが渾然一体となってひとつの作品を作るわけで、

その作品が総合的に良ければ売れるんだろう。

売れているものの中で作画が良くないアニメって僕は知らないから、

作画だけ良くても売れないけど、作画が良くないと売れないと思う。

だから

がんばれ、ちょうがんばれ

2010-04-01

おれの眼はフシ穴だったようだ。

おれの眼はフシ穴だったようだ…

どれくらいフシ穴だったかというと、ヤツらにとっておれは本当に友人なのか…?と疑問に感じるレベル

以下ほとんど編集も編纂も推敲もせず、書きなぐるだけ書きなぐったクソ長い文章です。

楽しいところなんかどこにもないので、余程の物好き以外はここで帰った方が身のためです。

話は昨年4月に遡る。

高校卒業以来、ほとんど会う機会の無かった友人(以下女1)から突然「じーだぶりゅーに集まろう!」的なメールが届いたのが全ての始まり。

なんで?しかも急に?10年ぶりくらい?と思うも、懐かしいなぁとか思って何も疑問に思うことなく参加することに。

メンツは高校時代のクラスメイト。男7人、女5人の合計12人。ほとんどが高校卒業以来の再会だった。

(ちなみに男友達のうちの2人(以下男1、男2)は卒業後もたまに飲みに行ったりしていた)

この時点では、普通に集まって普通に遊んで普通にメシを食ってオシマイだったわけだが、今にして思えば、これが「序章」だったようだ。

時は流れて7月後半。

ゴールデンウィークで久しぶりに再会して、それでオシマイで当分会うことはないだろうと思っていたのだが、またもや女1から突如メールが。

「前回のごーるでんうぃーくのメンツ中心に、8月夏休みに泊まりがけで遊びに行こう!」みたいなメールが届く。

お泊り…?とか、前回からやけにスパンが短いなー、とか思いながらも、二つ返事で参加することに。

メンツは男7人、女3人の10人編成。前回と一緒じゃないのか?とは思ったが、都合がつかないだけかと思いスルー

まあいろいろあって(遅刻して樹海をさ迷うハメになるなどエライ目に遭ったりしてw)、なんやかんやでこの回も楽しむことは楽しんだ。

誰も寝ずにほぼ徹夜状態でトランプとかUNOしてるとか、なんちゅーか高校生合宿みたいだった。

で、もう終わりも近づいたあたりで、気の早いことにみんなで次のプランを立てるのであった。

そして解散となったわけだが、みんなと別れてから、いや、別れる前からおれの中ではとある疑念が湧いていたのであった。

そう…泊まりがけで男女が出かけたというのに、特殊な関係になったりとか、有り体に言えばカップリングの気配が全くしてこなかった。

それどころか、「そういう類」の、いわゆるコイバナらしきモノすら無かった。男と女の集団が、泊まりがけで、出かけたというのに。

後日、この集団とは別枠のくされ縁の友人(以下ダチ)に土産話として聞かせたところ、

「何も無かったとかどう考えてもありえんやろ」「この歳(20代後半。いわゆるアラサー)になって男女が宿泊旅行を企画するのは、『ソレ』が目的に決まってるやろ」「オーラとか、にじみ出るモノとか感じひんかったん?ガッツキとか。」「おまえら男も女も草食系か。肉食獣はおらんのかい」などとさんざん言われてしまった。

つーか、おれもゴールデンウィークの時からそれは感じてた。むしろゴールデンウィークに集まろうという話が出た時点で、

「なにかドッキリでも仕掛けられているのか…?」とすら思ったほど。

思えばこの時、既に私の眼はボンクラだったようである。

さらに時は移り11月

8月合宿?の終了間際に立てたプラン発動。またしても泊まりがけで旅をすることに。

メンツは8月と同じ…予定が、新型インフルなどにより2名倒れてしまい、男が5名、女が3名の編成に。

おれは「だんだん数が減っていくなぁ…」と思ったとか思わなかったとか。まさか…

この回はごく普通に観光地を巡るプランだったのだが、旅費節約のためどう考えても無茶苦茶な行程を経ることに。行程自体は省略。

このときおれは「旅に出たときにカネをケチったら相当しんどくなるのでは…?」と進言したが、聞き入れられず。別にいいけど。

まあこれは今回の話とは関係ないので割愛。

そして例によってこの回も「何も無かった」。

前回と同じく、ピロートーク系のキャッキャウフフな話など誰の口からも発せられることは無かった。

ダチに話すと、ついに「おまえら、ヘンな集団やな…」という感想になってしまった。

後にして思えば、おれの眼はやはりフシ穴もフシ穴、ヘッポコもいいところだったようである。

そして年を越して、3月の頭。

3月末にまた遠出をしようとのことで、おれに連絡が届いた。今度は男1から。

この時はさすがにフシ穴なおれの眼、おれの耳でも、すごい違和感を感じ取れた。いつものパターンと違うってだけではない、あからさまな違和感が。

男1からの電話は、「遊びにいく日」と「女2と女3(ずっと参加してた3人の内の2人)が来る」という内容だった。展開された情報はそれだけ。どこに行くとか何をするとか、メイン情報は一切おれには伝えられなかった。後述するが当日も、結局最後まで伝えてはくれなかった。

いくら眼と耳がフシ穴でも思い至るわ。「何故女1の名前が一切出てこないのか」と。

いつも3人組で行動してるような中から、「2人しか」名前を出さなかったのは、後から考えれば当然のことだよな。

「もう1人」たる女1の名前を一切出さなかった、本当に「一切」名前が出ることがなかったのは、防衛機制ということだろう。

逆に、物凄く違和感あるっちゅーねん。

その違和感についてはあえて触れずスルーし、さて当日。

前回と同じメンツなのかと思いきや、男2人の女3人、合計5人のメンツに。ついに男女比逆転。

傍目には、やっぱり何も変わらない。至って普段どおり。パッと見では絶対にわからない。

しかし言い知れぬ違和感を感じていたおれは、男1と女1の行動、仕草、言動をロックオンしていた。人間観察が趣味なんです。

…ところが、ロックオンしててもごく僅かしか「それっぽいところ」は出ていなかった。おそらくそうじゃないかと思っても、確信には至れず。

そしてとあるタイミングで、ほんの一瞬だが別行動に。この時すかさず残された2人(女2と女3)に向かって、おれは「…いつから?」とだけ発言した。

そしたらさすがに女性同士での横のつながりは強固なのか、充分すぎるほどウラが取れた、ということ。

そして、知らなかった、いや、「知らされていなかった」のは結局おれだけだったことも判明。なんだそりゃ…

ちなみに、「始まり」は、どうやら8月合宿(?)にて解散した直後だったらしい。

そりゃあそうやわな…何も無い方がおかしい。

しかしヤツらのポーカーフェイスミスリーディングは実に見事だった。

特に女1の方は、毎回仲よさげにトークしていた相手が異なっていた。

8月の時は男3と夜空を見上げながら小一時間もの間1on1トークを繰り広げていてちょっかいを出せる雰囲気じゃなかったし、

11月の時は男2とほぼ四六時中いっしょに行動していた。連絡取るときも男2のケータイに速攻でかけていた。

今年の3月は、当然おれ。なんというスケープゴートっぷり。おれら3人ともいい道化

で、男1の方はというと、おれと月に1度ペースで連絡取ってて、ダチが言ってたような内容(何も無いとかおかしくないか?とか)を言ってたんだが、後から考えるとよく言うわ、よく言ってたなって感想しか無いなまったく。

後でウラを取ったときに聞いたが、8月はもとより、11月の時点でも誰ひとりとして気づいてたやつはいなかったらしい。

おれの眼がフシ穴とかいうレベルではなく、全員をケムにまいていた。凄まじい演技力

ちなみに何故判明したのかと言うと、女1が女2と女3に自分から言ったらしい。それが今年の1月。当然それまで誰も思い至ることはなく。

ここから、おれがヤツらに対して、無性に気にくわなかったことを語る。

くっついていたことを隠していたこと。これはおれにとってはそんなに気にくわないことではない。

半年以上も黙りっぱなし(結局本人たちのクチからはいまだに聞いてないしな)なところは、友人としてどうなんだと思わんでもないが、まあ言いたくないこと、イジられたくないことってのは人間誰しも持っているもんだし、それについては置いておける。

最も気にくわないのは、3月の集まりの時のヤツらの態度。特に男1の方は度を越していた。

3月の集まりにおれを誘ったのは男1で、当日に至るまでに数度電話をもらったのだが、その内容がひどすぎる。

カラクリを知ったあとで反芻すると、あまりにもゲスい事しか言ってない。

先程も言ったが、集まりに関して伝えてくれた情報は、「日にち」と「女2と女3が参加する」の2つのみ。

どこに、何をしに、誰とどれだけの人数で、どうやって…これら普通の基本的な情報を一切言わなかった。

そして、電話の内容は終始「おれに残りの2人、すなわち女2と女3を『あてがおう』」としていた。そのトークばっか。

1ヶ月前くらいに日にちだけおさえられた後は、「女2と女3とキャッキャウフフしたってやー」とかそんな話ばかり。ばかりというか、それのみ。

おれが何を言っても、何を尋ねても、「そんなことはいいから女2と女3と遊んだってや」みたいな返答しか無かった。

悪巫山戯にも程がある。しつこすぎて「もうええわ…」ってなったし。

他に言うことがあるだろうと。伝えることがあるだろうと。最低でもどこに行くかくらい、聞かれたら答えろと。

一言で済むことをなぜはぐらかす。それをはぐらかして何の意味があるのかと。

当日になっても、何故「ガソリンスタンドに行く」だけのことを答えない必要がある。

おれの質問に、いや、他愛も無いコトに対する応対がそれか。ずっとそれか。ずっっっとそればっかか。

そもそもの話、いったい何のために、何故おれを誘った。何がしたかった。

おれがいる意味があったか?本当に「おれと女2もしくは女3と『くっつけ』ようと」したのか?

そんな鬱陶しいことをされて本当に「くっつく」とでも思ったか?逆にめんどくさくなるっちゅーねん。

正直に思うに、「言いたくないこと」っていうのは、ある。

おれにだってトップシークレットはある。サイトやってることとか(ショボイなw)。

それをほじくられて、うっとうしい、言いたくないっていうのはわかるし、言わんでも良いと思う。

そもそもの話、言ってしまえば「何も無い」コトの方がおかしかった中でのヒメゴトなのだから、ある意味当然の流れ、当然の結果、なるべくしてなったコトである。だからそこに関しては何も問題はないのである。

要は、当時のおれ(たち)の眼がフシ穴、ボンクラ、ヘッポコだった、それだけの話。

そこに関してはどちらかと言うと賞賛に価する。「友人」としてはどうかと思うけど。

まあ、それについては別にいい。どこで何をしようが、普通意味でもゲスい意味でも何をやってようが一向に構わん。

それこそ好きにしたらいい。それに別段興味も無い。

何が腹の虫が収まらんって、そこじゃないんだ。

最低限の連絡も無く、最低限の情報すら伝えずに、最低限の尋ねにも答えず、ただただ振り回すのみ。

そんな風にスッとぼけられて、そんな風にはぐらかされて、しかもそれが終始となると、友人以前に人間の対応としてどうなんだ。

秘密主義もここまで来ると呆れを通り越す。

アンタらの脳内ではプランカンペキに出来上がっているんだろうが、それに振り回されるこちらの身にもなってくれ。

そんな態度を取られて、相手はどう感じるとかってところに思考は回らんのか。回す必要も無くなったか。

そして、そもそも最後の3月のやつ、何故おれを誘ったのかがいまだにわからん。「半年もの間何も伝えられていなかった」おれを。「その時まで本当のことを何も知らなかった」おれを!

おれを含む、「残された3人」の三角関係でも見たかったか。そのためにおれに「2人」をあてがおうとしたのか!?

スケープゴートにせよ緩衝材にせよ、何にせよおれが道化であることに、おれが道化になることに変わりはない。

邪推しようと思えばいくらでもできてしまうんだぞ。

10年来つるんできて、「関係」を言わないのはまだいい。そっちはさっきも言ったがどうでも良いし、なるようになれば良い。

そんなことよりも、3月の集まりでヒトとしてどうかと思うような態度を終始取りやがったのが本当に気にくわない。

高校を卒業した直後に「前科」があったことを思い出してしまったじゃないか。

あの時も、おれとダチの2人に対して意味不明な態度を取ったものだが、今ならあの時ダチがブチギレて半分絶縁状態なってしまった理由と感覚がわかってしまう。そりゃあ間違っても気分の良いものではないわな。

こんなところでひとりで吐き出しまくっているおれの方が、本当の意味で下種いことはわかっている。

しかし、本気でおれもアイツらに対して取る態度を考えないといけないのかもしれない…と感じてしまったのである。

まあ、今でもアイツらのことを友人だとおれは思っているから(向こうがどう思っているかは若干不安になってきたが)、

良くないところはたしなめるべきなんだが、この内容をそのまま伝えてしまうと本当に交友が壊れかねない。変に邪推が入っている可能性もあるし。

それに、こんなくだらんことで壊れるのはさすがに悲しい。それはイヤだ。

だからこそ、一度吐き出し尽くして、臓物に漂うドス黒い、暗い、闇の拘泥を薄めたかった。

ここに、マスダイアリーにこんなことを書いた最終的な目的は、それだけだった。

こんなクソ長い、クソみたいな、クソ同然の文章を、世に出してしまって本当に申し訳ありませんでした。

4月1日。完。

2010-03-02

http://anond.hatelabo.jp/20100302092839

男だってフェラされてる時に「そこ気持ちいい」とか演技するよな?

アカデミー賞級の演技力彼女フェラ好きに育てた俺が通りますよ。

2010-02-26

http://nereidedesign.jugem.jp/?eid=203

真央の方が難しい技をしているのに、どうしてこうなるのか?

 

これのブクマコメントざっと見てて思ったが

あんま無邪気に「陰謀なんてあるわけねーw」な反応もいかがなものかと思う。

事実フィギュアスケートソルトレイクやらかしてるし、まあ正直可能性がないとはいえない

といって証拠があるわけでもないので、一般人としては「何かあるならちゃんと調べてくれよ」と願うしかないし、決め付けるには早いとは思うのだが。

で、「そういうルールなのは分かったけど、じゃあなんで浅田真央はそれにあわせなかったの?」的な疑問も見受けられるが、あわせなかったんじゃなく合わせられなかった。

今季浅田真央はルッツも3-3もいれてないが、そもそもどちらも普通に出来ていた。

ざっくばらんにいえば、ここ2年ほどで回転不足判定やエッジ判定が滅茶苦茶厳しくなったのよ。

そんで、とんでもとんでも回転不足だとかエッジがだめだと減点されるようになってしまったので、飛べなくなった。

以前は認められていたジャンプが、五輪の前になって認められなくなっていく。矯正するしかないが、なにぶん小さい時から飛んでるジャンプだ。その癖を直すのは非常に難しい。数年かけるか、10代前半だったりすればまだ容易だが、厳しくなってきたのは治すのもそう簡単ではない年頃で、しかも五輪には一か八か間に合うか間に合わないか、というレベルだった。

なので、とりあえず五輪ではそれらを捨てることにしたわけ。

その回転不足の判定についても、いまいち釈然としていない部分があり、よく荒川静香等の解説者が言ってるように、プロスローで見ても「回転不足と判定されるか否か」が分からない。今回の五輪の解説でも、スローを見て「……多分、いいと思うんですが」という言い方が目立っていたが、あれは本当に、プロスローで見ても、ジャッジがどう取るか全然分からないのだ。あれは回転不足じゃ?というジャンプが認定されたり、回転不足でないのでは?というジャンプが回転不足になったりする。

エッジについても、クリーンな判定とは言いがたく、その辺はずっと「どうなのか」という声があがっていた。

そんなこんなではあったが、なんであれ、現実として、浅田真央の3-3はずっと回転不足をとられるようになってしまった。もともと浅田真央安藤もだが)の3-3というのは、セカンドジャンプループで、難易度が高い。(キム選手はトゥループで、ほとんど皆がこれ)点数も稼げるいいジャンプだったのだが、安藤選手も含め、女子のセカンドループはほとんど認定されなくなった。

だったらもっと簡単なトゥループをつければいいじゃないか、と思うかもしれないが、浅田・安藤選手はなまじセカンドに3Loをつけるのが得意で、それでずっと点が稼げていたため、トゥループをつけた3-3はやってこなかったのだ。

安藤選手はそれでもまだ、浅田選手よりはかろうじて認定をもらうこともあったので、それで通してきたり、3-2でとりあえず安全策をとったりしていたのだが、浅田選手の3-3はめっきり認定をもらえなくなった。

で、ルッツの方も、ルール五輪前に厳格化されたためエッジエラーをとられまくるようになった。矯正も今季の五輪にはちょっと間に合わない。

3-3とルッツはかなり点が稼げるところだ。それをなくして金メダルをとるにはどうすればいいか、とすると、結局超リスキーであっても3A×3に挑むしかなかった。誰もが流石に五輪では無理だろと思ったのに、成功した浅田選手はなんだかんだいって神。

女子の3Aは男子にとっての4回転よりはるかに難しい。ましてやコンビネーションなど、ましてやコンビネーションSPで飛ぶなど、ましてやFSで二度飛ぶなど、というやつだ。

しかしそんな3Aだが、一般の人が思うほどそれで点を稼げるわけじゃない。ジャンプの点は男女とも同じになっていて、「女子にとって3Aはかなり難しい」という辺りは特に考慮されていない。勿論3Lzよりは高いのだが、ジャンプに加点をもらえばすぐに同じくらいになってしまうのだ。そしてキム選手というのは、この「加点」がものっすごくつく選手なのだ。

フィギュアスケートにはおおざっぱにいえば「ジャンプ」「スピン」「スパイラル」「ステップ」があり、ジャンプだったら何回転のどういうジャンプを飛んだか、で「基礎点」ってのが決まっている。さらにその「基礎点」に、「GOE」という点がつく。要するにできばえがよければプラスされ、イマイチならマイナスされる。

このGOEが、どういう基準でつけているのかがイマイチ釈然としない割に、ここでかなり点差をつけられてしまうのだ。

浅田選手芸術点が…といったりするが、実は今回のSPでもそうだったのだが、芸術点というかPCSという、スケーティングの上手さや曲の解釈などの点があるのだが、それはそんなに差はない。(まあそれでもキム選手の方が上ではあるが)

実質的に、このPCSってのは、本当に「芸術的」だったら凄く点がつくかといったらそういうものでもなく、ぶっちゃけ経験値」「選手の格」みたいなものだ。例えばキム選手や浅田選手は、もうここのところずっとトップクラス選手だから、彼女達はもうたいがいそこではいい点数は出るものなのだwこれを言ったら何なんだがwぽっと出の選手がいくら演技力のある演技をしたとしても、トップクラス並に点がはねあがる、ということはまずない。

キム選手はとにかくこの「GOE」で稼ぐ。今回の五輪のFSでは、これだけで17.4点ほど出ている。男女合わせて、他のトップクラス選手はせいぜい7~8点だ。

キム選手ジャンプは確かに安定していて美しくはあるのだが、だからといってなぜ彼女だけこれだけ加点されるのか、というあたりが微妙な感じにはなっている。陰謀とはいわないが、さすがに不自然な点であることは確か。美しくジャンプを決めても、一つのジャンプに+2されることは他の選手ではめったにないが、キム選手は割りとあるのだ。

そのGOEで加点をもらおうと、浅田選手も、ジャンプの入る前にイーグルをしたりと工夫しているのだが、なかなか上がらない。どうすればGOEがもらえるか、というのがいまいち定かではないので、ある意味どうしようもない。頑張って、ジャッジに託すしかない。一方で、キム選手がやるとほぼ必ず大量の加点をもらえる。時に回転不足が危ぶまれるものや、若干つまったようなものでも+をもらったりしている。

このGOEは本当に曲者なのだ。超リスキーで、女子では浅田選手以外やる人のいない3A+2Tを決めても、2A+3Tをキム選手が決めれば加点が大概+2される。そうすると結局、難易度には話にならないほどの差があるというのに、同じくらいの点になってしまうのだ。浅田選手の3Aには、何故か美しく決めてもなかなか加点はそんなにもらえない。

加えて3Aの大技というのは、リスキーであり、かつ体力をかなり削る。それだけやはり安定感は減る。他のジャンプにも影響が出やすい。

といって3-3を浅田選手がいくらクリーンにきめ……たように見えても、回転不足をとられるし、そこを直してきたとしても、キム選手ほどの加点はもらえないので、同じ技をやっていたら結局負けるのだ。PCSもなんだかんだでキム選手の方がいつも出る。

「構成のミス」とかいうが、浅田選手が現状金メダルをとるとしたら、あの無茶ともいえるプログラムをノーミス滑るしかなかった。そうすればFSではなんとか基礎点は上回る。SPでは、3Aをやっても基礎点自体上回らない。3A-2Tと3Lz-3T、難しいのは言うまでもなく断然前者だが、点数は後者の方が高いのだ。加えてキム選手は加点をもらいやすいのでさらに上へ行く。

結局、3Aが難易度とリスクの割に報われない、GOE、PCS、近年強まった回転不足やエッジエラーの判定、またその適用範囲。

不正というよりその辺がいまいちプロでもわからないほど釈然とせず、そんな中現実として浅田選手は以前は普通に認定されていて武器だったものがどんどん使えなくなっていった。

大技に頼るなと言う人もいるが、金メダルを狙うならもうそれしかないというのが現状だった。

そんな中浅田選手は、3Aを3回をよりによって「いつもやってることができなくなる」あの五輪でやるなんて無理、と言われながら、結局ここまで持ち直し、見事成功した。

 

本当におめでとうといいたい。そしてまた次の五輪にむけて、3-3とルッツの練習をじっくりとしてくれ。そうしたらもう誰も敵うものなんていないから。

キム選手は確かに全くミスのない素晴らしい演技だったが、点数には正直かなりの疑問が残る。

2010-02-23

バンクーバー五輪、女子フィギュアスケート展望

冬季オリンピックの華。女子フィギュアスケート金メダルは誰か?世の中真央ヨナばかり扱うもんで、NHKですらその対立構造ニュースを組むんだから腹立ってしょうがなかったので、自分で書いてみます。真央ヨナ以外に金メダルいける選手他にもいるし、そのふたりばかりに注目するのは健全じゃないという思いです。

真っ当な金メダル候補

今回のダークホースではない「真っ当な」金メダル候補は4人。キムヨナ、ジョアニー・ロシェット安藤美姫浅田真央。これはちょうど去年の世界選手権1位から4位の4人。そしてロシェット以外は世界選手権メダリストトリノ以降のシーズンを見てふつうに考えたらこの4人になります。この4人は得点ポテンシャル的に考えてほぼ横一線。後はいい演技を二つ揃えた選手金メダルを取ります。

キムヨナ

最有力候補。現採点法に最も適応している選手。ここ2シーズンの強さは圧倒的。世界選手権優勝したことから見て分かる通り最高の形でバンクーバーを迎える事が出来たといえます。

彼女は、ショートプログラム(以下、SP)にとても強いタイプで、SPリードして逃げ切る勝ち方をして来ました。バンクーバーでもSPで大量リード出来るかどうかがポイントになります。一方でフリースケーティング(以下、FS)は苦手と言え、後半にミスが目立ちました。しかし、スタミナ強化した結果安定し、ワンミスジャンプの回転が抜けるなど)ぐらいに抑えられるようになり、去年の世界選手権の優勝に繋がりました。しかし、SPリードが少なかったときにFSを安定して滑られるかは未知数です。

技術的な面では、全てに安定しています。ジャンプスピンスパイラルステップ、いずれもで世界最高の評価(得点的に見て)を得ています。唯一死角があるとしたら先シーズンから指摘されているフリップジャンプのエッジエラーです。彼女代名詞となりつつある3回転3回転も、第一ジャンプフリップからルッツに変えています。今シーズンはフリップジャンプのエッジエラーを気にして崩れる場面がありました。そこだけが不安要素です。

ジョアニー・ロシェット

オリンピックと言うと、地元選手は「地元選手枠」で紹介されます。彼女もそんな紹介の仕方をされますが、先シーズンの世界選手権メダリストで間違いなく金メダル候補です。不幸なニュースも入りましたが、あえて冷静に見るために割愛。

元の能力は高いもののなかなか評価されずにトップにひとつ落ちるグループにいたが、先シーズンにブレイクSP、FSのどちらかを失敗してきたが、どちらも揃えられるようになりました。また、採点の傾向の変化も彼女の成績アップに貢献しました。今シーズンは試合での成績は良くないのですが、国内選手権ではしっかり調整して来たようで、問題は無いでしょう。

ロシェットが優勝するパターンSPでの5点差をFSで上回るという形です。SPに3回転3回転を入れないのでその差が出来ますが、ノーミスのFSでワンミスのキムヨナを上回るのは十分にあり得るシナリオでしょう。

彼女もまた技術的に優れた選手です。唯一スピンが他のトップ選手と比べて劣っているところがあります。しかし、ジャンプに関してはトリプルアクセルはないものの5種類の3回転を跳べる選手です。キムヨナはループが、浅田真央はルッツとサルコウを苦手としているのですが、ロシェットは5種類のジャンプを満遍なく跳べるという点で優位に立っています。

なじみのないかたにプログラムを紹介するとしたら今季のFSであるサムソンとデリラおすすめします。彼女のスケーティグの良さ、ジャンプへの助走の無さ、プログラムの盛り上げ方、そして筋肉の美しさが堪能出来る素晴らしいプログラムです。ちなみに愛称兄貴です。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9440916

安藤美姫

色々ありましたが、先シーズンの世界選手権で盛り返していい流れで入って来たバンクーバー

今シーズンはGPSで優勝しているものの、とにかく試合の結果が読めないので、当てにはなりません。が、世界選手権全日本選手権などの大事な試合では常とは行かないものの好成績を残してきました。トリノ以降、金を含めて2回の台乗りは立派な成績。元増田真央より金の可能性が高いと読んでます。元増田がファンなのもありますが、他にも理由があるのですが、それは真央の所で説明します。

もともとジャンプの天才で、さらに他のエレメンツも強化した結果、高い技術的な評価をもらってきたのですが、今シーズンはいわゆる芸術的な評価もあがってきていて、国際大会芸術面での評価が今最も評価されいてるキムヨナにかなり近い評価を得ました。オリンピック優勝するには充分です。SPはあまり失敗しない選手なので、勝負はFSでしょうか。

技術的にはSP、FSともに3回転3回転、ダブルアクセルからの3回転という大技を入れられます。今シーズンは入ってませんが、調子が悪くても2007年全日本選手権のように突然大技を入れてくるのが彼女の特徴です。練習もあてにならないファン泣かせの選手です。というか、演技中は心臓止まる。またロシェットと同じで5種類の3回転が入ります。そしてジャンプのダイナミックさは随一。とにかくジャンプに関しては天才なので、演技中にそれが発揮される事を願います。ほんとに。一方でジャンプ以外が劣るかと言えばそうでもなく、特にステップスピンでは高い評価を得ています。スパイラルも加点を貰えるものの、他のトップ選手よりはもらえないためスパイラル欠点です。

浅田真央

この人を評価するのは今とても難しい。他の3人に比べてあまり良いとは言えないバンクーバーへの4年間の流れでした。

総合的なポテンシャルで言えば、間違いなくこの4人のなかで一番なのですが、そのポテンシャルを今の採点の傾向に合わせていないために得点が重ねにくい状態です。しかし、一旦はまれば高得点が期待出来るため、金メダルメダル無しかぐらいの博打を感じます。今の採点傾向に合わせていない、というのはトリプルアクセルにこだわることだけを言っているのではありません。彼女はどうも世界選手権でエレメンツのレベルを落とすことが多いです。今季もスパイラルレベルが取れていませんでした。他の3人に比べてレベルをしっかり取る事が劣っています。そのため点数を少しずつ落としてしまうのです。

また四大陸選手権トリプルアクセルを2回決め、ほぼノーミスで終えたFSの芸術面での評価が低かった事も不安要素です。

バンクーバーでどうなるかはSPが鍵です。SPでキムヨナに5点差に迫れば勝てる可能性がかなり高いと踏んでいます。しかし、大事な試合でSPが決まらないことが続いています。SPトリプルアクセルがどうなるかで真央金メダルは決まるでしょう。しかし、回転不足が取られやすいトリプルアクセルにかけるのはあまりにも博打なために安藤よりも金の可能性を低く見ています。

技術面で言うと、先ほどあげた通りルッツとサルコウを跳ばないことぐらいなもので、それをトリプルアクセルで補っているので決まれば死角はありません。スピン安藤とロシェットが出来ないビールマンが出来ますし、そのビールマンもとても美しい。ステップも他の3人に差をつけていると言っていいでしょう。

ダークホース

女子はどんなジャンプが跳べるかで金メダルが取れるかどうかが決まります。ジャンプの種類で難しいルッツとフリップ、このふたつを跳べることが金メダルの条件になります。すると上記の4人以外の金メダル候補は3人。カロリーナ・コストナー長洲未来レイチェル・フラットです。

カロリーナ・コストナー

今のロシェットの位置は前回のオリンピックではこのひとが占めていました。地元出身でその前の世界選手権メダリスト

とにかく成績が安定しないのでダークホース扱いですが、女子で一番の身体能力を持っています。長い手足に関わらず、その動きはキレが抜群。ステップの評価も浅田真央といい勝負というか、女子初のステップレベル4の持ち主。またジャンプも癖が無く5種類跳べて3回転3回転も持っています。柔軟性はないもののリンクの端から端までをあっという間に過ぎていくスパイラルは高評価です。ただ、スピンは崩れる事も多く一歩劣っていると言えます。

成績が安定しない以外にも今までノーミスのFSを決めた事がほとんどないというのもダークホース扱いせざるを得ない理由です。SP、FSともに音楽と一体化するような、音に合わせた美しい演技をします。

少し古いですが今季もこのイメージでやっているので2007年世界選手権SPを貼っておきます。このような演技がSP、FSともに来る事を願ってます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm2411655

長洲未来

ジャパニーズアメリカン。全米女王経験もあります。

不利な状況を全米選手権一発勝負に勝って、バンクーバーにやって来ました。

技術的に素晴らしいものを持っていて、柔軟性を生かしたスピンは他を寄せ付けません。ジャンプは回転不足を取られる事が多いのですが、素晴らしいスピードで入り、そのままの流れで出てくる上にさらに高さもある質のいいものが跳べます。5種類は跳ばないようですが3回転3回転をいれてくるようです。若い選手ステップが弱いことが多いのですが、そんなこともなく高いレベルのものを持っています。

ジャンプ以外のエレメントが強い事はそのままSPが強いことと同義です。実はSPとFSではジャンプ以外のエレメンツの数は同じなのです。なのでジャンプが決まれば未来が3位、場合によっては2位に入る事も不思議ではありません。FSでの回転不足を最低限に抑えれば表彰台も見えてきます。

また、調子に乗ったときは気迫にあふれた演技で他を圧倒します。直前の全米も2位ですが1位をしのぐ盛り上がりでした。というわけで全米のFSを貼っておきます。ちなみに5位だった全米の解説の訳をニコニコにつけたのはわたしです。他もいろいろやってますが、ミスあってもゆるしてね。この全米の演技が出来れば長野のリピンスキーソルトレイクのヒューズのようになるかも。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9491998

レイチェル・フラット

現全米女王トリプルアクセルのない女子としてはほぼ最高難度のジャンプ構成で挑んできます。アメリカ選手としては柔軟性が少ないほうで、スピンスパイラルで点数をあまり稼げません。さらにジャンプ自体は可もなく不可もなくなのですが、ジャンプの安定性でアメリカの強力なライバルに勝ってきました。とにかくフラットジャンプで失敗をしない。長洲には劣るもののアメリカ人らしく他を巻き込む演技力もあります。

最近ついた愛称社長フラット学業も優秀でスタンフォードから入学許可が既に出ています。そんなフラットが今年のGPSスケートアメリカでソファに座って足を組んだところ、外見も相まって社長のような風格が出たところから着いた名前です。ぴったりだと思います。ということで全米のSPの演技を貼っておきます。

http://www.nicovideo.jp/watch/sm9492291

おわりに

こんなに書いても書き足りないのですが、明日に備えて寝ます。ここまで読んだ暇人はぜひ知ったか等に生かしてくださいませ。あとそれは違う!と思ったら増田でも増田じゃなくても自分意見を書いてね。質問があったら答えます。みんなノーミス神演技を期待しましょう!

2009-11-12

当たり屋?に会ったよ!

駅前のコンビニモドキな店に入ろうとしたら、丁度店の中から客のおばさんが出てくるところだった。

ガラスのドアを引いて、自分の身体で支えて、お先にどうぞ、っておばさんを出して、

おばさんがあらあら、すいませんね、ありがとね、と会釈しながら出て

さあ自分が店に入ろうかとした時、おっさんがドアにぶつかってきた。

流石に背後から誰か来てれば気配で分かるから、振り返った俺は

支えていたドアにぶつかったのを、至近距離で見た。

ほぼ全開状態のドアに直角にぶつかってた。

ガラスだから見えなかったのか!?

いや、でも入り口なんだからここにドアがあるくらい分かるだろ?(あるかないか分からないような洒落ガラスドアじゃない)

そもそも俺がドアを開けた瞬間なら、分かるけど、

・俺開ける

・身体どけてドア固定

・おばさん会釈しながら通過

こんだけのアクションと間があって、急にドアがそこにありました、なんてあるまい。

多分携帯で話し込んでて気がつかなかったんだろう。

(ドアの平面じゃなくて、細い側面にぶつかった。)

至近距離でおもいきりぶつかったのを見てたんで、「大丈夫ですか」とでも声をかけようかと一瞬思ったけど

おっさんは額を押さえながら、携帯で話を続けてそのまま店へ入らず、横へ反れて行ってしまった。

大丈夫かなぁ。と思って後姿を見てたけど、なんか酔っ払ってるみたいだし、

いくらなんでも大の大人が恥ずかしかったんだろう、と思ってそのまま店に入って買い物して、駅に向かった。


数分後、背後から罵声。おっさんが追いかけてきた。

すっげー剣幕で怒鳴ってる。

「てめえ、さっき俺にぶつけただろう!」

責任取れ責任!」

「訴えてやろうか!?」

えええ?と頭「?」になりながら思わず

「…えっと、さっきドアにぶつかってきた方…ですよね?」

と言ったら

「謝罪だ謝罪!」

「ふざけんな!」

と喚きだした。

一瞬めんどくせーなー、これ、酔ってるよなー;と思ったんで

「すいませんでした」

ってとりあえず謝ったら、更にヒートアップ

「気持ちがこもってねぇよ!」

「謝罪の気持ちを見せろよ!」

、と埒が明かない。

周囲が…ざわ…ざわ、となってきた

「あのー、なら、駅員さん呼びましょうか、ね。」

一瞬おっさんは止まって

「謝罪すればいいだろ」

と若干トーンダウン。

一応もう一回「すいません」と(非常に心はこもってなかったと思う。俺、演技力ない)言ったが

「気持ちがこもってねえよ。気持ちを見せろよ」

今度は、周囲にほとんど聞こえない声でダメ出し

「分かりました。じゃ、駅員さん所行きましょう。」

俺がもう一度そう言ったら、「謝ればいいってもんじゃねーぞ…」と捨て台詞を残して去っていった。

まあ、酔っ払ってたからだとは思いますが

あんな人が多いところでイチャモンつけたり、たかったりはどうかと思います。

注目浴びて恥ずかしかったぜ。

2009-10-17

いまのところ男でも女でもないんだけど、これからどうしよう

実際上の問題として、私は男でも女でもない。

男として振る舞っている時間と、女として振る舞っている時間、両方ともにあるということだ。7:3か8:2で男の方が多いだろうか。

最近ニュースにもなったいわゆる半陰陽ではない。生物学的には、完全に女性である。

「周りは合わせてくれてるだけだろ」とか「文章が完全に女」とか、そういう話はとりあえずおいておかせてほしい。

前者については、一部はそうかもしれないが別の一部はそうではないと断言できる、としかネット上では言えないし、

後者についてはよく自覚している。読むに耐えないほどの分かりにくさでないことを祈っている。

自分が異常であるという自覚は長いことなかった。「性同一性障害」という言葉自体は昔から知っていたが、それが自分に関係のあることかもしれないと初めて思ったのは15歳になる頃だ。病院に行ったのは高2。一年ほど通って、染色体検査を受ける段階までの治療を受けた。だが、それから間もなく、ぱたっと通院をやめてしまった。理由は単純で、

「ここから先は、将来のホルモン注射や手術に向けての治療になります。

 あなたはどうしたいですか? 性別再判定手術(性転換)を受けたいですか? 男の体になりたいですか?」(意訳)

と言われたからだ。当時私はその質問に答えられなかった。今なら答えられる。

「肉体を変えたいとは思っていません。それはどちらでもいい。

 ただ、女として生きていくことを望んでもいません」

さて、親元を離れて大学に通うようになり、私はそこで男として暮らすようになった。特に深い動機があったわけではない。ただ単に、社会に出る前に一度くらい、「まとも」に生活したい、と思っただけだ。

そのまま、今年で四年目を迎える。

大学生活は楽しい。色んな勉強をして、色んな人と遊んだ。だいぶ賢くなったと思うし、今はもう昔ほど自分のことで暗い気持ちになったりはしない。今の生活においては、私は「普通」でいられるのだ。しばらく前には彼女もでき、将来を視野に入れたお付き合いを続けている。「病人」であると人に話したこともあるが、差別侮辱も受けたことはない。「男性」としての生活は、全く円満で快適で、率直に言えばいま私は幸福だ。

ただ、将来のことを考えると、果たしてどうしたものか、困ってしまう。

修士進学はごく普通の進路としてあったので、今のところはいい。だが、将来はやはり広い世間に出て働かなければならない。働き口があればの話ではあるが。

そのとき私は、男になれるのだろうか、女になるべきなのだろうか?

多分どちらにもなれると思う。

そして多分、女になった方がいいんだろうとも思う。

どちらでありたいかと言えば、このまま男でいたい。ただそれは今が幸福だからで、将来世間様から「病人」「異常者」として扱われるようになったとき、こんなはずじゃなかったとか言って後悔するんじゃないかとも思う。また、性転換手術を受ける気もあんまりないのが問題だ。別に女性器はついていてもあまり関心がないし、治療を受けると副作用腎臓やらあちこちを悪くすると聞くから、それがちょっと嫌だ。健康に長生きしたい。そう思っている自分には、男として(つまりは性同一性障害者として)生きていくに足る覚悟がないのではないか、と思う。

だが一方で、やり直しの効きづらい人生女性として生きれば、それを後悔することにもなるんじゃないかとも思う。そう思う理由は色々あるが、一番端的に言えるものとしては、かつて女であった頃には幸福ではなかったからだ。女として振る舞うこと自体は、多分問題なくできるだろう。その程度の演技力は、誰でも持ち合わせているものだ。

この辺りの「どっちでもいいよ」感というのが、非常に微妙なところで、批難されるに値するところだろう。

単純に言えば、私は「重症」ではない。性同一性障害というものにも、重かったり軽かったり色々あるそうで、軽い人達は案外そこら中で声をひそめて生活しているんだと思う。私もそういう風にしていくべきなんだろうか。それは不可能ではない。異常でもなければ社会的苦難を背負うわけでもない。ただ幸福ではないだろう、と今のところ思う、というだけだ。

あと一年ほどで、最低限腹を括らなければならない。

いまのところ男でも女でもなく、肉体を男に変えるだけの覚悟もなく、かといって女として生きていくのも嫌だとぼやいている、それが私の現状である。

2009-10-12

http://anond.hatelabo.jp/20091012124133

A・・・童貞彼女なし、きょどりまくり

B・・・彼女5人持ち、経験人数50人

Aが女性にやさしくしようとしても、女性=崇高で貴重な存在、だから緊張して気をうまく使えない

Bが女性にやさしくしようとすると、女性ゴミだから、気を使う余裕ができる

やっぱり演技力が大切

そのためにどうでもいい女と経験するのも大切なんだよ

そうやって経験を積むことで、演技力が磨かれるわけで

http://anond.hatelabo.jp/20091012123122

「いい人」と「いい人を演じてるナルシスト」を見分けることが出来るの?

表面上はいい人であることは必要なんだよ

ただ、その演技力の巧みさでいくらでも女性を食えるだろっていう話なわけで

相手をゴミ屑肉便器だと思ってれば、いい人(ナルシストではなく、演技上)になれるよ

2009-09-29

第21回CGアニメコンテスト 感想

9/26に京都で行われた「第21回 CGアニメコンテスト」の感想です。

http://cganime.jp/EX/contest

http://animeanime.jp/news/archives/2009/09/cg_anime_ex21cg.html

入賞した全作品が上映されるかとも思っていたんですが、「CGアニカップ」に出品される作品は上映されませんでした。

さすがに2日連続京都までは行けずアニカップは断念しました(^ ^;)

http://animeanime.jp/report/archives/2009/09/cg_anime_excg.html

●全体の印象:

僕もこのイベントを10年以上見に行っていますが、

今回は「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFesta)」の一環の「KYOTO CMEX 2009」

http://www.kyoto-cmex.com/ のイベントの1つという位置づけで、

今までとはかなりイベント自体の位置づけが変化した感じです。

主催者によると、外との繋がりを強化したい、という考えがあるとのことです。

CGアニカップ」もNHK取材で、数ヶ月先に放映されることと思います。

 

イベントパンフレットからして、フルカラーグラビア紙。今までの白黒コピーとはまるで違いますし、

会場も巨大な電子専門学校の視聴覚ホールで、映像音響設備も今までとは段違いです。

専門学校側としては、このイベントに協力することで、そっち方面の学生を集めたいという事でしょうね。

 

作品は、例年とそれほど変わりないといった感じです。

バラエティに富んだ作品がいろいろと入賞していました。

 

1つ気になったのは、3D入賞した作品は、全部3DSMAX製作だったことです。

座談会でその話も出たのですが、どうやら専門学校採用されているのがMAXだったので、

MAXを使う人が多いということのようです。

「そこにあったから」「MAXしか使えないから」といった解答がされていました。

 

────────

●トークショー「イヴの時間がとりあえず終わって」

イヴの時間http://timeofeve.com/

 http://gyao.yahoo.co.jp/p/00502/v05087/

制作Gyaoでの発表が終了した吉浦康裕監督のトークショーがありました。

 

最初から高質な動画製作し、スポンサーもついて制作も順調、順風満帆に見える吉浦氏ですが、製作舞台裏を見せてくれました。動画製作プロセスがたいへん参考になりました。

レイアウト3Dで先に決める、ナマのCG背景では2Dキャラとの親和性が悪いので、イフェクトをどのようにつけるのか、など。

現在原動画CGを含め4人で作成しているそうです。

 

やはりこの方の作品で考えたのは、アニメというビジネスについて、ですね。

イヴの時間」は、わずかに作家性が強い点の他は、現在日本商業アニメと寸分違いのない作品です。

こういった作品はどの程度需要があり、どのルートで、どのようにビジネスとして展開ができるのか。

 

つらつら考えたのですが、多少手間がかかることを我慢すれば、現在商業アニメプロダクションは、

どこでもこの方法をとることができる、ということです。

 

CGデジタル撮影の発達で、従来ではありえないクオリティの「アニメ」も、非常に低コスト製作することが可能となってきている訳で、そのような作品をどうやってビジネスとして軌道に乗せるか、実験の段階を抜けつつあるように感じます。たとえば、米国で発売できれば、10倍は稼げるだろうな、と思います。

 

次回作は、アニメの「動き」にこだわった作品を製作したい、とのことでした。

────────

●以下、作品の感想など。

第21回CGアニメコンテスト受賞作品

 

エンターテインメント賞 

 『スターマイン』 KAN

 →「CGアニカップ」発表なので未見。

 

作品賞 

 『恋するネズミ』 ひだかしんさく

 →http://d.hatena.ne.jp/hidakashinsaku/

 にHPを持っておられますね。

 基本2D作品です。とりあえず2Dアニメが非常に巧いことに感心しました。

 この作品の制作時はプロの方ではなかったそうです。

 座談会で、CGを始めて半年で作った作品「BoNES

 http://www.youtube.com/watch?v=ZVFbfByTXAs

 が、各国の賞を取った、とさらっと言っていたのがたいへん印象に残りました。

 なるほど、そういう方法もあるのか、といった感じ。

 賞狙いでそのまま個人作家のような形になれるとオイシイかもしれません。

 

佳作

 『the TV show』 椙本晃佑

 →「CGアニカップ」発表なので未見。

 

 『Lizard Planet』 上甲トモヨシ 

 →「CGアニカップ」発表なので未見。

 

 『memory』 山元準一

 →「CGアニカップ」発表なので未見。

 

 『百鬼』 大森清一郎

 →2DCFWEBコンテンツ等を手がけているプロの方々の作品です。

  http://www.100hito.jp/

  http://www.100hito.jp/cg/cg.html

  こういった仕事もやっていきたい、というプロモーション意味があるそうです。

  グラフィックデザインが動いているような、さすがプロクオリティでした。

  声優さんはあっと驚く加藤精三氏。さすが格が違うといった感じでした。

 

入選

 『セカイ系セカイ論』 山本蒼美

 →「CGアニカップ」発表なので未見。

 

 『ニッポニテスの夏』 川尻将由

 →2D作品。実写的な・・手書きのアニメーション作品には割とよくあるタイプの作品かと。

  実写作品も撮っている作家さんらしいです。

  いわゆるアニメ的でない、うまい絵です。

  ぐぐったらこういうページが出ましたが、大阪芸大学生さんでしょうか。

  http://www.daigei-eizou.com/award-2008/dfa2008hep/title/hyogen.html

 

 『みちゃだめ』 奇志戒聖

 →DVD「ひきこ」等を作っていらっしゃる3Dクリエイターの方です。

  http://www.h3.dion.ne.jp/~kaisei_k/

  特筆すべきは、驚異的な作品制作ペースで、2週間で1本の作品を作るそうです。

  どうやったらそんな事が可能なのか、座談会のお話でもよくわかりませんでした。

  背景に実写を多用し、その分モデリングの必要がないからでしょうか。

  次回作SF版「ドグラ・マグラ」だそうです。

   

 『真夜中のこども』 さよならの果実

 →2D作品です。四畳半フォークSFというかなんというか。雰囲気がいいですね(^ ^)

 

 『中学星』 清水誠一郎

 →ギャグ作品です。

  ニコ動で大人気!笑えます(^ ^) 

  http://www.nicovideo.jp/watch/sm6463254

  リズムゲーム的なテンポの良さが素晴らしい。

 

 『ネコ魔女のキポラ』 藤原智樹

 →http://www2.ocn.ne.jp/~tf_life/tf_kipora_.html

  自主製作でこういうコンセプトで成功した作品は初めて見ました。 

  映像イマイチなのですが、脚本と演出と声優演技力で魅せます。

  本当に泣ける作品は、CGAコンテストでは初めてです。

  20分近い長尺を感じさせません。

 

 『JAM』 水江未来

 →http://web.mac.com/mirai_mizue/iWeb/MIRAIwebsite/Enter.html

  偏執系イラストレーションが動いているような作品です。

  ここ数年、同じ作風で入賞されていますね。

  国際コンペティションでいくつもの賞を取っている作品です。

  座談会によると、最初からこのような作風を目指していた訳ではなく、

  美大時代に教官から、このイラスト、動かしてみたら?と言われたのがきっかけだったそうです。

 

 『2.あるいは3』 マスダガク

 →3D2D風にどれだけ表現できるかの実験作です。

  完全に2Dには見えませんでしたが、確かにかなりうまくいっているように見えました。

  アマチュアの方で、動画は二作目だそうです。

 

 『ヤマイグイ』 金子

 →テスト版 http://www.youtube.com/watch?v=zbFoEg-pklw

  フリークリエイターの方ですね。

  http://kaneko036.art-studio.cc/

  水彩風の絵がアニメーションします。

  アニメ仕事をされているかどうかは不明ですが、

  手慣れた感じで、NHKとかから今すぐにでも仕事がきそうな感じです。

 

初心者部門賞

 『犯人は…?』 しいお

 →かわいい作品ですね。一口コントといった趣です。

 

拍手くん審査結果

 1位:『中学星』 清水誠一郎

 2位:『恋するネズミ』 ひだかしんさく

 3位:『百鬼』 大森清一郎 

 →中学星は予想通りです(^ ^)

2009-07-01

先日の西村博之のニコ生トーク 1枠目

  • 1枠目(もちろん途中から) 2009-06-30 02:30~03:00
  • 楽天三木谷生放送した。彼は真面目すぎて詰まらないし、本心は別で隠していると思われるので、損なタイプ。著書をもらったけど、いずれも努力家としての視点で書かれている。#ひろゆきとは好対照だな
  • はてなは真面目。AAにあるんだけど、自分が溺れているのに「釣りです」と言っているくらい痛い。梅田は「人体実験終了」とか言ってるけど、普通に「失敗した」と言えよ。見ているこっちが恥ずかしい。梅田氏のことは好きだけどね
  • ニコ生では、真面目な話など求めてなく、面白いことができるかが求められている。
  • 楽天株主でもない限り、真面目な企業レポートなんて関係なくて、大半の人が「なんか面白いことやれよ」と思っている
  • ※トークをメモしただけ。解釈を誤っているところがあるかもしれない
  • ※反応があれば、2~3枠目も増田に書くかも

2009-06-21

今朝見た夢があまりにバカバカしい内容だったので晒す

めずらしく大長編というか連続ものの夢を見た。内容がバカバカしいのでこれは記録せねばと思った次第。

 

1つ目

 西洋ファンタジー。主人公の美青年魔物と戦う。

 最終的な目的魔王(?)を倒すこと。

 画面は全体的にソフトかつ明るい。ヒロインがやたら美人

 魔物と戦うために、魔法アイテム魔法オンラインシステム接続する。

 魔法オンラインシステム現実コンピュータシステムにそっくりだが、画面とアイコンが全てシャボン玉で出来ている。(私はIT土方で、ここだけ微妙リンク

 魔法アイテムシャボン玉製造器。シャボン玉の材料はメイプルシロップ(なぜか無印良品)。

 

2つ目

 高校野球もの。主人公は野球部キャプテン

 4番ではないが、なかなかの打率と長打力の持ち主。

 なぜか試合中に呼び出されて別の用事を言いつけられる。

 「コレを使え」と例のシャボン玉製造器を渡される。

 

3つ目

 1つ目の翻案をうたう作品江戸後期の冒険活劇もの。

 1970年代の撮影らしい。(画面の暗さ、解像度等、撮影技術の水準から想像

 なぜか主人公は中年男に。ただしそれなりの声望の持ち主。

 あちこち訪ね歩いて、仲間を集めていく。目的は不明。

 仲間は一癖ありそうな男達や、小学生くらいの少年。なぜかおっぱい丸出しの女たち。

 エロ系の作品として作られたらしい。女たちがおっぱい丸出しなのはそのため。

 (残念ながら、美乳の持ち主は少ない。顔と演技力中心に選ばれたようだ)

 シャボン玉製造器は登場するものの使用シーン無し。

 

3.5つ目

 3つめの役者・スタッフが内輪で集まった同窓会

 集会場みたいな場所に集まって、後日談らしきビデオを上映していた。

 成長した少年飲食店チェーンの社長になるとか、もろもろの内容。

 撮影場所とした商店街改装作業とかの思い出話。

 出演者の中になぜか桂歌丸師匠の姿アリ。

 

4つ目

 3つ目の続編。主人公がかつての仲間を訪ね歩いて再起をはかる。

 鉄道存在する。トラブルにまきこまれて主人公が運転せねばならない状況に。運転席には少年が同乗。

 ここで私自身が初めて登場。列車に乗り過ごしたり、駅のホームでコーヒーを探してウロウロしたり。

 主人公達がどうなったかは分からないが、私自身はコーヒーを飲むことができてささやかながらハッピーエンド

 

4.5つ目

 私が4つ目をビデオで借りて見ている。

 どんなプロテクトがかかっているのか、視聴中は巻き戻せない仕様になっていた。

 アレコレいじっているうちにもう一つの作品ビデオに載っているのに気付く。

 

5つ目

 4.5つ目のビデオで隠されていたもう一つの作品。3つめの続々編。主人公の美少女がかつての勇士を訪ね歩く。

 主人公の素性・目的は不明。

 勇士の中には、当然、おっぱい女たちも含まれているのだが、やはり一騎当千勇士として丁重に助力を請われる。

 おっぱい女達のグレードが3つ目の夢より向上しており、総じて美形でスタイルも良く、若いながら風格もある。

 主人公がおっぱい女たちのリーダー格を説得し、リーダー格がそれに応じたところで夢が終わる。

2009-05-29

キムタクという器

キムタクの凄さは、名前だけで遊びに来てくれる役者さんが入り込める器なんじゃねーのかな

格を考えなくていいし、予算も踏んだくれるし

大物もキムタクならこっちは気楽に好きなように遊びまっせーって感じで出れるし

演技力とかはよくわからんけど、でっかい入れ物って感じ?

2009-03-17

マルチ商法系の話で思い出した某養成所にいたころのこと

これは夢の話ですよ。

いいですね?


数年前、自分も似たような事あったなーと思い出し書き。

でも、厳密にはマルチ商法に関することではなく、

どちらかというと声優になりたい人の夢を粉々に砕くかも知れない話。


当時自分声優養成所(以下学校)に通っていて、

昼は学校、夜はバイトでなんとかやっている状態だった。

ちなみに自分が通っていた学校スケジュールの変更がままあり、

特に上のクラスに上がるほど、学校に居る時間が多くなった。

勿論、仕事とかじゃない。

先生方が生徒達に演技に触れる機会を増やして下さっていただけ。

ただ、突発的な招集も多かった為、バイトは転々とせざるを得なかった。

だから実家から通っている人はともかく、自分のような上京組はいつも生活が逼迫していた。

(もくもくとキャベツだけ齧っていたような時期もあったし、嫌だけど水商売もした。

こっち(芝居)に没頭出来るようにちょっとお金貯めて来る!って言って自衛隊入る人もいた)

脱落者の多くは貧乏に耐えられず、だった。

ある年数に達すると、放逐してくれる学校は、ある意味優しい。

オマエ才能無いよ」って言ってくれるんだから。

でも大概はそんなこと言ってくれない。

プロダクション付きではないけど、そこに上がれる可能性があるクラスに入ろう」

と言われたら、そこから先は見極めが肝心。

人によっては、ただお金を搾り取られるだけに終る。

お金を出すだけ出して、いずれ「あんなこともあったな」みたいな若気の至りになる。

自分の可能性とやらに縋ってしまって抜け出せない人が一番キツい。

私もお世話になった学校にこんなこと言いたくないけれど、

あのシステムは『余程惜しい位置に居る生徒』以外を、飼い殺ししている状態に近い。

2〜3年経っても芽が出ない人間は、基本的にその学校で続けていても何も変わらない。

ほぼ無為に時間を過ごすだけだ。

寧ろ、その学校はあわなかったんだと思って、別の学校に移る方がまだ賢明

環境が変われば、色々見えてくるものも違うし、

講師によっては真逆のことをいうこともあるからだ。

学校目的が、真の役者の育成であっても、単なるお金儲けの為であっても、

基本的には学校だってお金がなければ経営は出来ないし、実績も残したい。

だから懐に入った生徒は基本的に『逃がさない』。

デビューした生徒の経歴は乗せても、毎年何人の生徒が入学して来て、

そこからどれだけの人間が脱落していってるかなんて事は、パンフレットには書かない。

落ちこぼれのはずの生徒を『卒業』させないで、『経過観察』状態にするのは、

果たしてその学校が『寛容だから』か?

その規模が数人なら、私もそう思えたかも知れない。

でも、そのクラスはどんどん規模を拡大していった。

新しいクラスがどんどん増設されていった。

才能の芽が出るまで『待ってくれる』その姿勢は優しいのかも知れないけれど、

自分の実力さえ見極められない未熟者達に、その優しさはどうだろう。

毎年芸能人になるために上京してくる人は数万人に及ぶらしい。

最近声優人気が凄いらしいから、その内の何割かは声優志望なんだろう。

そのうちデビューして、後まで残れる人なんて、ひとつかみどころじゃない。

ひとつまみだ。

しかもそのひとつまみでさえ、大半は子役経験があったり、親が芸能関係仕事に就いてたりする。

何の用意もなく、その身一つで成り上がるのはとんでもなく大変なことなのだ。

ネット声優だのなんだのでちやほやされている人も、冷や水を浴びせられるだけだから、

決してネットの評価で天狗にはならない方がいい。

現場アフレコやってみたら解る。いかに絵に声が乗らないか。

どれだけ自分がしょぼいものしか表現出来ないか。

自分の100%がプロの5%にも満たない事に気付く。

声優業界はそんなプロでさえ、二足のわらじを履いていないと役者業のみで生計を立てることは難しい。

声優アイドル化を嫌悪する人が居るけど、それはその人に

「声で演技してる時以外はどっかのファミレスで皿でも洗ってろ」って言ってるようなもん。

それほど、声優俳優に比べて冷遇されている。

でも、それでも応募者は来るんだよね。毎年。山のように。

と、つらつら書いたけど、こんなもんはまぁ普通なのだ。

マッチョ理論はあんま好きじゃないけど、実際これくらい乗り切れなきゃ芸能界とか無理無理。

バイトガンガン変わるから面接スキルだけは異様に上がるし、

精神的にも体力的にもタフにはなる。

実際へなちょこだった自分も腕立て腹筋背筋200は普通に出来るようになった。

悪いことばっかじゃない。ていうかかなりの糧にはなるから、私的には良い経験になった。

ただお勧めはしない。絶対に。生半可な覚悟では絶対にやらない方が良い。

私は健全なドロップアウトが出来たけど、酷いやめ方をしていく人も多い。

精神を病んだり、学校内で多角関係になって修羅場になったり、講師と寝て妊娠したり。

あと、変な宗教にハマったり?

つまり、こっからがマルチ商法がどーのこーののお話

私が居た学校上下関係も割と厳しく、先輩には基本的に絶対服従的な感じだった。

ただ、私は上の人間に媚びへつらうのが大っっっっっ嫌いなので、基本的に演技に関する質問以外、

プライベートには一切立ち入らなかったし、立ち入らせなかった。

同期生は数人が妙な補正下着を販売するサークルに加入させられていた。

補正下着(数十万)を買うだけなのに、何故か会合に参加して親睦を深めなければならないらしい。

私はその話を聞いた瞬間「うっさんくせー」と呟いていた。

いや、だってそれが正常な反応でしょ。

でも、その子は「私だっておかしいとは思うよ、だからあんまり会合には参加したくないんだけど」

と言いながらも、「でもこの下着履いて、少しだけだけど体型変わったんだよ!」と力説。

ごめん、私にはどこがどう変わったのやら。そんな感じ。

本人的には大進歩だったんかも知れない。でも他人の目に映らない効果って、意味有るの?

大体、彼女はそれまでも補正下着なんて付けてなかった。

だったらそんな高いのじゃなくても、他のでも、それなりの効果はあったんじゃないの?

そう聞いたら、黙り込んだ。

「あ、だめだこれは」と直感的に思った。

彼女は「自分はまだ深みにはまり込んでない」と思ってるけど、ずぶっずぶにハマってる。

「やめなよ、そんなの」

そう言ったら

「やめられないよ、だって先輩に誘われたんだもん」

「忙しいとか、大した効果が得られなかったとか理由付けて、会合に参加しなきゃ良いでしょ。

 下着はもう既にお金払ったんだから文句は無いはずじゃない」

「それはそうなんだけど……」

 途中から私はその補正下着を売りつけた相手より、ハッキリしないその子の態度に苛つき始めた。

(若かったので、と思いたい)

「あのさ、そんな風にハッキリしないから補正下着なんて売りつけられるんだよ。

 それで満足してるんなら良いけどさ、不満に思ってることがあるんなら先輩相手だろうがちゃんと言いなよ」

「そりゃ○○ちゃんはそうできるだろうけど…、先輩に悪印象持たれるの怖いし」

 そうなんだ。芸能界って。声優業界って、狭いんだよね。んで、すごい年功序列。(勿論デビューの年数だけど)

 これから『デビュー』を目論んでる人は、悪い噂とか広められるの怖いもんね。

 ちなみに学校辞めてどっか別の場所に行ったら、それが元の学校でどんだけパッとしなかった人でも

 大概元居た所を突き止められるんだ。

 (たま養成所歴長いのが恥ずかしくて履歴書に書かない人も居るらしいけど、いずれバレる)

 でもさ、先輩って言っても相手もヒヨッコなんだよ? 

 ヒヨッコがヒヨッコ相手に威張り散らしてるようなもんでしょ?

 格の違いを感じる程の相手ならまだ解るよ。萎縮もするよ。

 でも、たかだか一年先にその学校に入ったってだけで、

 今後の長い芸能生活(をするつもりがあるんなら)ずっと先輩の言うなりになるのかと。

 この補正下着買ってた子は総じて先輩と仲良かったか、気が弱い感じの子だった。

 別に本人が幸せなら良いんだけどさ。

 上下関係持ち出すのは本当に卑怯。

 私はこの頃もう既に学校を辞めていたけど、どうも私達より後の代の子にも売られていたらしい。

 断れないのが解ってるから、本当にタチ悪い。辞めてよかったと心底思った。

 後日、元同じクラスの子と偶然会った。

 そしたら「なんだかすごいパワーが貰える宝石」ってのを、やや興奮気味で語られた。

 若干引きながらも、まぁ悪い子じゃなかったのでとりあえず話を聞いてみた。

宗教なの?」

「違うよ! そんな怪しいのじゃない!!」

 といいながら、会長(というか教祖? ここら辺の単語は忘れた※1)の事を語りだした。

 そして飛び出したこの言葉

「あの方はいずれ日本全土を統一して、国民を率いられるの!」



 ( ゚д゚)ポカーン


 え、ちょ、あの、何言ってるんですか。

「私達は末端の兵士みたいなもので、今の政府なんていずれ消えるから!!」

 笑顔政府転覆宣言。

 ついてけません。

 よし、私の知ってたあの子はいない。

 目を爛々と輝かせ、自国の未来と偉大なる教祖様の語りに入った彼女の横で、

「目を覚まさせようなんて考えるだけ無駄だな」

 そう思って過去の友にグッバイした。

 薄情と言うなら言えばいい。

 養成所に来るやつなんて半分くらいはメンヘラ厨二病なんだ。

 あいつらの都合に合わせてたらこっちの身が持たん。

 ちなみにその子を勧誘してたのは同じ学校の先輩。

 その人は「その宝石のおかげで演技力が向上した」と話を持ちかけたらしい。

 確かにその頃、その先輩は学校でももてはやされてたけどね。

 でも所詮学校レベルの話だし。

 ついでに「自分の実力だ」って言えねえのかよ。だっせえ。

 その後、携帯に久し振りに電話が掛かって来たと思ったら、やっぱり元同期の宗教勧誘だった。

 「今後その話持ちかけたら金輪際お前には会わないし、携帯も着信拒否する」

 そう言って切った。

 某宗教くらい大きくなるともうどうしようもない。

 あれは『雇う側』にもかなりの数居るから。

 日本中そこらに需要に対しての供給を生めるシステム確立してるから。

 あそこの会員であるだけで、実際色々優遇はされる部分がある訳で。

 まぁそれでも実力無きゃいずれ(というか即?)干されるんだろうけど。

 ちなみに一時期枕営業がどうのって話もありましたけど、そんなのしょっちゅう聞いたよ。

 講師ですら生徒食ってるんだしね。

 断固拒否出来る強い精神を持つか、長いものに巻かれるか。

 どっちも選べない人は芸能人なんて目指さない方が良い。


 あーちなみに、本当に健全で真っ当な所もあるのでこれが全てだとは思わないように。

 『まとも』な所に行きたいなら、下調べか見学くらいは当たり前ですね。

 ワークショップなんかがあったら参加してみると良い。

 割と雰囲気は掴めるはず。

 繰り返すけど、お勧めはしない。人によっては時間無駄にするだけ。

 なんか書いてるうちに自分でも何が言いたいんだかよく分からなくなった。

追記===================================

※1 ブコメ見て思い出しましたが、『軍帥』でした。

   そうそう、その強烈な称号に「ねーわ」と思ったんだ。

   id:kowyoshiさんありがとう

2008-12-17

http://anond.hatelabo.jp/20081217155611

増田はもっと「女はラクが出来て羨ましい」を体現して生きればいいのに、と思った。

「女はー」っていうのは結構多くの女性が噛みつくくらいだから、それなりに浸透した言葉だと思うんだけど

浸透してるってのはそれだけ「女である事を利用」して「楽」をしている人が沢山いるんだと思う。

逆にそれを利用しないで「男」と同じ様に生きようとするから面倒臭いのだ。

例えば生活保護制度にしたって女性で子持ちなら独身30代の男性よりは遥かに受給しやすい環境にある。

むしろ独身20代男だってゴニョゴニョして貰っている人もいるわけだから

無職シングルマザーで申請にいって貰えなかったらそれはそれで人間としての能力(つか演技力と書類)の問題だ。

度を超した正直者だったり、意思疎通が困難だったり、極端な情報弱者だったり。

生活保護世間体でだめだったらそれを盾に両親にたかったって良い。

それこそ「女は〓」と批判する男がさらに毛嫌いするような

子育てしてるんだから働けるわけないじゃない!むしゃむしゃ(寝ながらポテチ食う)」

みたいな事をしたってなんの問題もないわけだ。

FP勉強したって就職に何の足しになるか正直疑問だ。

もっと貪欲に家事育児も両親に丸投げしてお昼のランチカルチャースクール通いに精を出したって良い。

それが最終的に許されるのが女の特権だ。

どこかで誰かが最終的に助けてくれる。少なくとも路上生活者になる確立は男より遥かに低い。

女である事を利用すべきだ。

2008-12-05

・・・

realiste0 2008/10/30 12:48 前から言ってますが、日本というのは、公務員サラリーマンなど、思いっきり死んだ人が、子供学生など、思いっきり生きた人を支えて成り立っているわけです。あなたも人生経験が長いでしょうから、本当は分かっているんじゃないですか?死というのは、多様な生命を維持するための技巧だと、ゲーテも言ってるし、日本社会ゲーテに従って動いていることも、テレビなんかでほのめかされてます。私は若くしてその辺の機微を読み尽くし、その結果、ネットには官僚などが跋扈していることを読み解いたのです。実際、2chのVIPを管理してるのは、官僚ですよ。問い詰めたら口を割りましたから。ここに示される内容が、日本事実に対する直感ということです。あと、演技力といってますが、こういう演技をするために要請されたのが東大生ですから、このくらいのことはします。東大教育はこういうことをするためのものだったんですから。

realiste0 2008/10/30 13:13 いや、現実官僚が管理しているのは、学校教育のとおりだから、いいとしても、あの野卑低劣なVIP官僚が管理しているなんて誰も想像しないでしょう。akatoriさんは何かごまかしてませんか。

2008-11-21

http://anond.hatelabo.jp/20081121135102

関係ないけど今TBSで日曜にやってるドラマスキャンダル」でよく「??だわ」って使われてるんだけど、こんな脚本渡されて、その上で「??だわ」を不自然に感じさせないのが女優たちの力量なんだなと思った。意外と彼女らの演技力捨てたもんじゃないなと。もっぱら「勢いで押す」やりかたでそういうセリフを切り抜けてるのがほとんどだったけど。

2008-09-17

http://anond.hatelabo.jp/20080917123112

セックスそのものよりも、男女がそこへ至る過程に興味があります。

たとえばいろいろあった二人がついに結ばれる…のような、AVでも愛のある物語を見たいのです。

掲示板に書かれる多彩な恋愛話とか好きです)

だから女優へのインタビュー類→男優とあれこれ→終了、というAV(が基本でしょうが)は好きではありません。

きっちりと脚本を書いて演出する予算はないでしょうし、女優男優演技力がなければいけませんから、AVで自分が求めるような作品は出ないものと思っています。

昔のいわゆる「ピンク映画」は私の求める愛があるような雰囲気ですが、ビデオレンタルで扱っているものでしょうか?

愛あるAV作品をご存じの増田さん、私にそれとなく知らせてください。

お返事

AVよりエロゲティーンズラブに求めたほうがいいよ。(http://anond.hatelabo.jp/20080917225917

あ、エロアニメだけど 「そらのいろ、みずのいろ」 ならいいかも。(http://anond.hatelabo.jp/20080917230158

アニメ絵が苦手なのでゲームアニメはちょっと…ごめんなさい。

マンガにはティーンズラブというジャンルがあるんですね。マンガなら登場人物未成年でなくても、私の求める愛あるセックスを見せてくれて、アニメアニメした絵でないのもありそうですね。

でもできれば実写がいいなあ…ワガママいってすみません。

2008-08-30

ギークオタク恋人サプライズで愛を告げるための3つの方法

1つめ プログラミング言語を習ってみる。

なんでもいいから、今恋人が興味を持ってたり得意としてたりする言語を習ってみる。

そうすると、たいていの場合はまず最初は”Hello World”の表示のさせ方を教えようとする。

最近Rubyとか流行なので、put とか教えてくれるんじゃないかな。

そこで教わった通りに、ただし”Hello World”のかわりに"I love U"とでも表示させてみよう。

顔を赤くしてくれたりするから、萌えるよ!

2つめ メイドカフェに倣ってみる

メイドカフェに倣うと言っても、メイドの格好をする必要はない。一ネタのために買うには他の用途のない服装であるからだ。

貴女の恋人メイド好きなら、一度くらいは我慢して着てみてもいいかもしれない。

まあとにかく、服装はなんでもいい。いつも通りのシャツとスカートとかそんなんでいい。

それから恋人がやってきたらすかさず「おかえりなさいませ、ご主人様」と言う。

これには真剣に自分はメイドだと思い込むくらいの演技力が要求される。心しておいた方がいい。

試しに言うと分かるが、これはかなりバカバカしい台詞である。吹き出さずにいるのは至難の業だ。

そしてオムライスでもお好み焼きでもいいので、とにかくそういった調味料を上にかける料理を用意する。

作れない時は出来合いのものでも買ってきたらいい。

ちなみに自分はオムライスは作れないので、ピカタを五枚焼いて「あ」「い」「し」「て」「る」と一枚ずつ書いた(不器用なのだ)

見た瞬間は脱力されるが、そのうち耳が赤くなる。やっぱり萌える

3つめ ラヴクラフト御大に頼ってみる

まず、恋文を用意する。貴女の愛すべきギークオタクなバカ野郎への愛を綴ったラブレターである。

便箋や封筒には凝りたいところだが(最近は林檎のマークとかウケるかもしれない)、凝ったところで気遣いに気づかない可能性があるのは承知しておくべきである。

ギークオタクというのはそういうところに気が回らないか、気づいてもそれを不合理だと捉えて気遣いだとは思わない習性を持つものが多くいるものだからだ。

そして用意した封筒を、部屋の窓に貼付ける。

この場合に利用するのはメンディングテープや弱粘着両面テープなど、はがしやすいものにしておくことに注意すること。

そうして恋人がやってきたら、恐怖にうち震える表情を作り、か弱い風情で外を指差して「窓に!窓に!」と叫ぶ。

最初は不審な顔をされるが、中身を読めばやっぱり赤くなる。萌える

以上が自分が実践済みの愛を告げる方法である。

是非とも諸姉には、できれば諸兄にも「これはウケるぜ」という方法をご教授願いたい。最近ネタが切れてきて、なかなかサプライズが用意出来ないのである。

2008-08-17

ひょっとしたら辛いのかな

自分のおかれている立場が辛いのか否かがわからない。鈍感なのかな。いや、敏感すぎてチクチクするのが嫌なんだ。感じるのを止めてどこかの誰かさん物語にしてしまえ。そんな自分を嘲笑している自分。だいたい、演技力が高すぎる。わざわざこんなところで愚痴るほど気がついて欲しいのに、悩みなど笑い飛ばすような豪快な自分で小さな小さなハートを塗りこめる、埋める、誰にも見えない。自分でさえも。だけどふと思い出すことがある。今いる場所が檻の中だって事を・・・。

2008-02-23

部活クラッシャー

チラ裏な内容だが、こんな奴もいるんだよーということを言いたかったんだ。

高校時代の演劇部にそいつはいた。

俺が所属していた演劇部は10人くらいと少々心もとない人数ながらも、結構みんな仲良く和気あいあいとやっていたんだ。

だが、奴がいた。

仮にそいつの名前を……Aとしよう。

こいつが、引き金でとんでもないことになる。

俺は、演劇部の中では珍しい男子部員ってことで、力仕事とか色んなことを任されていたため、先輩と仲が良かった。

その先輩達が引退することになって、新しい部長は誰がいいか?って話になったんだよな。

通常、先輩達だけで次の部長を決めるらしいんだけど、先輩の人数がそのとき少なかったから俺も会議に参加できたんだ。

んで、部長候補にAとBが選ばれたんだよ。

Aは部活を真面目にやるし、演技力とか声量とかもよかった。演劇部部長としては確かにこいつでもよかったと思う。

だが、性格がダメで周りへダメ出しを出してばっかのスパルタ教育。しかも、常に自分が一番正しいとか思っているような奴だったんだよ。

Bも部活は真面目にやるが、演技力はいいとして声量が物足りなかった。

加えて、性格も控えめでどちらかといえば大人しかったので、部長としては少々頼りなかったかもしれない。

だが、部長が頼りないのなら俺らが支えてやればいいと思ったし、Aを部長にすると独裁状態になりかねない。

そう思った俺はBを推したんだ。

  

先輩達も俺の意見に賛成してくれて、結局部長はBになった。ちなみにAは副部長となる。

だが、これがAの逆鱗に触れる。

どうやらAはこの部活部長になりたくて仕方が無かったようなんだ。

そのために、演劇を頑張ったのに何で部長になれないんだ!と。

副部長なんて死んでもゴメンだ!と。

そんなことを、「副部長になりたいんだー」とAに対して言っていた人に向かって、Aは言ったらしい。

俺はこの話を聞いたときに、あーよかった。Aを部長にしなくて……と思ったのだが、Aは自分の何が悪かったのかを全く理解していなかったようで…………

どうやら、AはHPを開いていたらしく、そのことを聞いた俺は少ない情報を頼りにどうにかAのブログを見つけることができた。

そこには、Bを部長に決めた先輩へのうらみなんかが書かれていた。

私よりも数段Bのほうが下手なのに、何でBが部長になるんだ!と。

Aは、次の日に涙を流しながら先輩に直談判した。

A「先輩、どうして私が部長じゃないんですか!」

先輩「いや、だからね。私達で話し合って決めたの。BちゃんをAちゃんが支えてあげるとかじゃダメなの?」

A「だって、私頑張ったじゃないですか!」

先輩「いや、だからね……」

こんな感じ。会話にならない会話。

それをBの目の前でするんだよ。

まぁ、でもひとまずは先輩が説得して終わったんだよ。

この時は、これで終わると思っていたんだが……俺はどうやら甘かったようで……

  

その後、ことあるごとにAはBに対してイヤミを言うようになった。

具体例としては「しっかりしてよー。部長なんだから!」と、部長を強調しての言葉

Aがそれを意識して言っていたことなのかは知らないが、聞いているほうからするととんでもないイヤミに聞こえた。

まぁ、こんな感じで部活内がどんどん不穏な空気となっていくわけだ。

部長が決定してから、数ヵ月後。

次に演じる劇の案が3つほど出た。

こういう場合は部員全員の投票による多数決で決めることになっている。これは以前から決まっていたことだ。

その中から、俺は、これならばこの部活の人数でもいい演劇にすることが出来るだろう、この台本なら見ている人に何かを伝えることが出来るだろう……と思ったものを選んだ。

そして、俺が選んだものが一番票が多く結果的にその劇が選ばれた。たしか、6:2:2とかそんぐらいの割合だったと思う。

だがまたしてもAが噛み付いた。

A「私はこの劇をやりたくないです!」

え、いやね。だからほら多数決で決まったんですよー?

A「だって、この劇するとしたら私この役になっちゃうじゃないですか!こんな高圧的なキャラ演じたくないんです」

え、いや。だってお前ピッタリじゃん。しかもそのキャラ高圧的だけど、周りの物事を良く見れていて、劇の中でもかなりの良キャラだと思うぞ。お前とは違って。

A「こんな高圧的な奴だと思われるのは嫌なんです!」

だったら、今お前がしているその態度をどうにかしてください。

A「大体、今回の劇多数決で決まったけど大方スタッフ(裏方)の票なんでしょ!実際に演じるのはキャストなんだから、キャスト意見を優先させて!」

…………てめー、今何つった?(俺は裏方)

  

もー、こんな感じ。

さすがに最後の言葉には俺もキレて言い返したが、言い返したところで自分の意見ばっかで話にならない。

相手の意見を聞こうとしないし、せっかく後輩がフォローしているのにそれすらも無視ってお前、どーゆーこと?

これで、よく自分が部長になるとか言えたもんだ……

まぁ、この件についても何とかおさまった。

最後にはAが逆ギレして「わかったよ!この劇をすればいいんでしょ!私が諦めればいいんでしょ!」とか言って終わった。

まぁ、当然のごとく部活内での空気はよりいっそう不穏になりますわな。

そんな不穏な空気の中でやる演劇がいいものになるはずもなく……結局大会では(´Д`)ハァ…な結果に終わってしまった。

前年と同じメンバーで、それぞれが声量や演技力スタッフの演出などが成長していたのにも関わらずな。

さらにこの後もAは色々とぶち壊すんだが……書いていてまた腹立たしくなってきたからいったんここで終わらせる。

気が向いたらまた書くことにする。

2007-10-16

 やばい、またいらないこといって嫌われたかも。どうしよう。本意ではないんだが。寂しさとやけくその現れだなんて、きっとわからないよね。変なとこだけ演技力上がってさ。すまんどうしていいか、自分じゃもうわからなくて。こうして誰かをして去らしめるのは何度目だ。

 いや本人に確かめてないから俺の思い込みか。でもこんなことは多い。観念的な復讐は自分を苦しめる。しかしいまさら俺は善い人になんてなれるのだろうか。さんざん人を悲しませて。

2007-09-11

TERRAZIが言及してるmozilla24のCM動画のことだけど

あの中で劇みたいなやつを演じている女性演技力のなさ・台詞の棒読み萎える。素人のお遊び感があそこで増幅されてる。もう少しやる気のありそうな女性を使うかでなきゃあんな劇を入れない方がよかったと思う。

2007-08-17

http://anond.hatelabo.jp/20070817204155

声色=演技力って言うわけでも無い気がする。

良く知らんけど。

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