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2011-08-17

自陣前のバンカータンクを避けて後ろからワーププリズムで攻めるっていうやり方もあるのか

2011-06-30

http://anond.hatelabo.jp/20110630235441

正確に言えば、物件保証金が帰ってくればもーちょいある。

もーちょいっていうか、一年持つくらいはある。しかし、いつになるやらね・・・。やらかしたからね、大家

誠意とヤル気を見せるための保証金が首を絞めたねぇ。奨学金年金保険もあるっつーのに。

http://anond.hatelabo.jp/20110630235446

外資かぁ・・・。

金融はなぁ、なんかもうキツい世界だなあれ。

外資視野に入れてこうと思ってる。なんにせよ、また出資者捕まえられそうな

業界に入らないと。なにするにも、手持ち資金で勝負するのはきついわ。

俺も、生まれがいい奴らがにくいか

何とか貧乏人のガキに偏った思想と良質な学習環境を叩き込む場所を作りたいんだよなぁ。

気づけばモノになるガキは一杯いるはずなんだ。うまいこと、金持ちのガキから毟って

貧乏人に流し込むシステム作らんといかんと思う。

折角客種もそこそこいて「何とか二年以内に一匹東大ブチ込んで、カネ持ち用私塾として名を馳せてやる」

って計画だったのに、水の泡ですよ。家庭教師は時給はいいけどコマ数稼げないからカネにならんわ。

子どもも教えてプライベートバンカーも請け負う夢の私塾になるはずだったんだけどなぁ・・・。

2011-03-15

http://anond.hatelabo.jp/20110315172109

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80

1976年4月2日

構内で火災が発生した外部には公表されなかった。しか田原総一朗に宛てた内部告発により事故の発生が明らかになり、告発の一ヶ月後東京電力事故の発生を認めた。

1978年11月2日 3号機事故

日本初の臨界事故とされる。この事故が公表されたのは事故発生から29年後の2007年3月22日になってからであった。

1990年9月9日 3号機事故

主蒸気隔離弁を止めるピンが壊れた結果原子炉圧力が上昇して「中性子束高」の信号により自動停止した。INESレベル2。

1998年2月22日 4号機

定期検査中、137本の制御棒のうちの34本が50分間、全体の25分の1(1ノッチ約15cm)抜けた。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80#.E4.B8.BB.E3.81.AA.E3.83.88.E3.83.A9.E3.83.96.E3.83.AB

1989年1月、3号機の原子炉再循環ポンプ内部のインペラー(回転翼)の溶接部が壊れ、炉心に多量の金属片等が流出、長期にわたって発電所を停止に追い込んだ事故が発生した

2008年1月、3・4号廃棄物処理建屋(RW/B)の海水ポンプA(以後RWSWポンプ)の吸い込み側配管及び電動機と羽根車をつなぐシャフトが折損するトラブルが発生。これを受け3号RWSWポンプBを緊急点検、東京電力東電環境東電工業等が注目する事となった。

2008年2月、サイドバンカーにて2号の使用済み核燃料を積載したキャスクをクレーンで吊り上げ作業中にクレーントリップするという事象が起きた。

2009-05-25

今度は新「通貨バスケット」を提唱し米英を揺さぶり続ける中国

世界市場人民元をいかように信用するのか、そのプロセスが明示されない

英米のホンネが見える。

中国基軸通貨の「米ドルをやっつけろ」とばかり、今度は通貨バスケット導入を主唱している、と英紙『フィナンシャル・タイムズ』が報じた(22日付け)。

「やっつけろ」の箇所の原文は「knock off its perch」。

動きを整理してみよう。

三月に中国人銀行総裁の周小川が、IMFを改革し、「SDRを通貨に」と主唱した。

この発言に欧米がたじろいだが、公の場で議論はおさえられた。しかしG20(ロンドンサミット)のロビィでは、この中国の提案でもちきりだった。ガイトナー財務長官は狼狽した。

同じく中国人銀行日銀に相当)の胡暁煉・副総裁女性)は「IMF改革のために『SDR債』を発行したらどうか」と提案した。

SDRは1969年に創設され、185ヶ国でクォータを分かち合っている。ロンドンサミットではIMF増資が決まり、日本1000億ドル、EU1000億ドル、中国400億ドルを拠金する。IMF資本金は7500億ドルに増えた。

ウォール街が調べたら、中国外貨は82%がドル建てだった

中国外貨準備は1兆9540億ドルだが、このうち、7679億ドルが米国債権の保有である(三月末現在)。日本は6867億ドルだから中国日本より多い。

ところが、中国ポートフォリオを観察したところ、外貨準備高の82%がドル建ての金融商品で、とくに長期債より短期債(なかでも財務省証券)にシフトしている(ウォールストリートジャーナル5月22日付け)。

ドルを長期に保有する投資戦略が短期の債権社債へ急激にシフトしていると言うのだ。

これを背景に「2010年にもGDPで中国世界第2位になる」などと傲慢な自信が溢れだし、09年五月半ばに上海で開催された「陸角嘴フォーラム」のテーマは「上海をいかにして香港ロンドン、NY並みに世界金融センターにするか」だった。中国を代表するバンカー中央政府からは周小川人民銀行総裁ら700名が出席したことは小誌でも述べた。

上海の国際金融センター計画は遅れている

一年後に迫った「上海万博」に、米国館が出来るのかどうか、まだ定かではない。

しかし上海金融センター化は、近未来の大きな目標である。

嘗て朱容基首相は「箱ものばかりつくってどうするんだ」と嘆いたが、金融センターに必要なのは第一にNY証券取引所のようなコンピュータ管理の巨大システムである。

第二は規制緩和がなお必要なことである。

兪正声・共産党上海市委員会書記は「上海を国際金融センターとすることは、中国金融分野を開拓するためでもあり、経済発展方式の変換と調和的な持続可能発展の実現のための選択でもある。上海にはすでに比較的整った金融市場システム金融機構システム金融業システムがあり、国際金融センター建設を加速するための良好な条件が備わっている」と獅子吼した。

小川人民銀行総裁はこのことに深くは触れず「世界金融危機は、G7の間で解決可能であり、中国はこの一連の動きの中で発言力を高めた」と述べるに留めた。

会場からは「中国は国際化のために人民元建てのボンドを発行し、世界に買わせろ」などと威勢の良い発言もあった(ウォールストリートジャーナル、5月18日付け)。

 

問題点を指摘したのは屠光紹・中国証券監査委員会副主任だった。

金融センター化する鍵はなんといっても中央政府の権限になる規制緩和である。上海市政府中央政府との政策のすりあわせがない限り、すぐに国際化することは無理があり、また上海市条例など、中央政府の政策改正にともなって地方政府レベルでの規制緩和が夥しい」と問題点を指摘した。

 

第三に必要なのは透明な情報、それを可能とするための言論の自由である。

言論の自由がない国では、マーケット情報操作を受けやすく、決して国際的な取引が出来ない。

ところが上海市トップの愈正声は、金融国際化に一言だけ言及した後、次のようなインフラ整備に関して自慢げな報告をしただけに終わった。「上海南匯区を浦東新区に組み入れることを中国国務院がこのほど認可した。新たな浦東地区は国際的な金融センターと水運センターとして上海建設するにあたっての機能集中エリアとなる」。

人民元ハードカレンシー化して、世界シェアの3%だって?

2020年までに世界外貨準備の3%は人民元に」とする発言は上海銀行監査委員会副主任から飛び出した。

この目標は達成可能の数字ではある。

ちなみに、世界の取引通貨シェアは下記の通り

 通貨         07年12月    08年12月

~~~~~~      ~~~~~~   ~~~~~~~~

米ドル        44・6%      44・8%

ユーロ        34・3%      35・3

ポンド         9・3        7・2

日本円         3・5        4・3

スイスフラン      1・9%       1・7%

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

(出典    BIS報告)

この一覧を見ても、人民元はまだ世界通貨の片隅にも評価されておらず、国際決済に人民元を使う動きはない。

そこで中国は、正面切って「ドル基軸体制に代替する」などと豪語しながらも、じつは六カ国のの中央銀行と「通貨スワップ協定」を結んだが、総枠は950億ドルでしかない。

バーター貿易的な決済はベトナムラオスカンボジアタイミャンマーなどで行われており「人民元経済」を形成しているが、これらは率直に言ってアングラ経済の類いである。

そこで新手が繰り出される。中国ブラジルとの間に貳国間決済の導入を合意し、貿易人民元ブラジルレアル通貨で決済し合うとした。

これらが背景にあって、「2020年までに世界での外貨準備の3%だ」と上海銀行監査委員会副主任の張光平が発言したわけだが、現実の数字を横目に「ドル、ユーロポンドにつぐ日本円スイスフランに追いつき、追い越し、同様に日本円も駆逐して、人民元世界第四位の主要通貨となるだろう」と言い出したことを記憶に留めたいものである。

2009-05-19

上海の国際的な金融センター実現にはまだまだ距離がある

箱モノは出来た。インフラも整備された。しかし言論の自由はないままだ。

衝撃的な変化が連続している。

中国外貨準備は1兆9540億ドルだが、このうち、7679億ドルが米国債権の保有であることが分かった(三月末現在)。ちなみに日本は6867億ドル、優に一千億ドル、中国日本より多い。

これを背景に「2010年にもGDPで中国世界第貳位になる」などと傲慢な自信が溢れる。

注目の経済フォーラム上海で開催された。陸角嘴フォーラムという。

テーマは「上海をいかにして香港ロンドン、NY並みに世界金融センターにするか」。(この題名から東京が落ちていることに注意)。この討論のために中国を代表するバンカー中央政府からは周小川人民銀行総裁ら700名が出席した。

金融センターと化す“容れ物”だけは既に出来た。

嘗て朱容基首相は「箱ものばかりつくってどうするんだ」と嘆いたが、金融センターに必要なのは第一にNY証券取引所のようなコンピュータ管理の巨大システムである。

日本森ビル建設した「世界金融センタービルは101階建て、すでに昨年、上海の陸角嘴の一等地に鳴り物入りでオープンしたが、賑わうのは展望台だけで、入居したテナントはまだ45%程度。関係者は真っ青になっている。

しかも上海は、森ビルの隣にもうひとつ金融センタービル建設する。

第二は規制緩和がなお必要なことである。

フォーラムの席上、上海市をおさめる兪正声・共産党上海市委員会書記は「上海を国際金融センターとすることは、中国金融分野を開拓するためでもあり、経済発展方式の変換と調和的な持続可能発展の実現のための選択でもある。上海にはすでに比較的整った金融市場システム金融機構システム金融業システムがあり、国際金融センター建設を加速するための良好な条件が備わっている」

などと獅子吼した。

 

中央政府上海市政府の政策すりあわせが前途に山積み

ところが同フォーラムで周小川人民銀行総裁はこのことに深くは触れず「世界金融危機は、G7の間で解決可能であり、中国はこの一連の動きの中で発言力を高めた」と述べるに留めた。

席上、会場からは「中国は国際化のために人民元建てのボンドを発行し、世界に買わせろ」などと威勢の良い発言もあった(ウォールストリートジャーナル、5月18日付け)。

問題点を指摘したのは屠光紹・中国証券監査委員会副主任だった。

金融センター化する鍵はなんといっても中央政府の権限になる規制緩和である。上海市政府中央政府との政策のすりあわせがない限り、すぐに国際化することは無理があり、また上海市条例など、中央政府の政策改正にともなって地方政府レベルでの規制緩和が夥しい」と問題点を指摘した。

第三に必要なのは透明な情報、それを可能とするための言論の自由である。

言論の自由がない国では、マーケット情報操作を受けやすく、決して国際的な取引が出来ない。

上海では市場に必要不可欠の企業情報からしてインサイダー取引デタラメ資産内容、虚偽に満ちた業績報告など、一から出直すべき状況の中で、貧弱な情報空間を放置たま金融センター化を目ざすという剛気な姿勢は良いにせよ、基本的に矛盾なのである。

おりしもこのフォーラムと同じ日に、中央政府電子台(つまり国営放送)CCTVの会長が更迭された。

上海市トップの愈正声は、金融国際化に一言だけ言及した後、次のようなインフラ整備に関して自慢げな報告をした。

上海南匯区を浦東新区に組み入れることを中国国務院がこのほど認可した。新たな浦東地区は国際的な金融センターと水運センターとして上海建設するにあたっての機能集中エリアとなる」

また兪正声・上海市共産党委員会書記(兼中央政治局員)は、「国際金融危機という重要な時期に、国務院は、『現代サービス業と現代製造業の発展と国際金融センターと国際水運センター建設上海による加速推進に関する意見』を発表し、上海南匯区を浦東新区に組み入れることに同意した。この措置は、改革開放をいっそう推進し国家全体の競争力を向上させようとする中国の決心を示すだけでなく、上海経済構造転換と長期的発展を促進するという戦略的な意義を持つ」と発言した。

つまり土建屋的発想のインフラ整備に関しての成果を自慢しただけで、言論の自由に触れていない事態が浮き彫りになった演説である。

上海市場の国際化、まだまだ道は遠い。

2009-04-20

咲 -Saki-」の斜めな楽しみ

咲 -Saki-がすごく面白い。はっきり言って、これが麻雀漫画と言われたら全力で否定したいが、あんまりにも荒唐無稽な展開に、まるでスポ根能力バトル漫画か、あるいはカードバトルかと思ってしまう。たった三話でここまで期待させてくれる深夜アニメもめずらしいな。

主人公が無自覚な天才

意図的に±0。しかも「家族麻雀で勝っても負けても嫌な思いするから」なんてしょーもない理由で技術を身につけたという天才。本人は無自覚。まるで頭文字Dの拓海みたいだ。拓海も豆腐を速く崩さずに運ぶためにドラテクを身につけたしね。部長に言いくるめられてかつ麻雀をする下りも、まんまイニD

役満連発

第二話で四暗刻(しかも嶺上で自摸!)、第三話で国士無双テンパイをわざと崩すというあり得ない展開。まるで魔球を連発する野球漫画(の皮をかぶった能力バトルもの)か、ホールインワンを連発するゴルフ漫画か。考えてみれば少年誌スポーツ漫画って大体こんな感じだよね。小学生野球で150km/hの球を放ったり、1Wでバンカーからチップインしたり、競馬ならラスト3F32秒で直線一気。ヘアピンカーブに100km/hオーバーでつっこんだり。

大げさな演出

牌に電撃が走ったり、光ったり羽が生えたりってまるで能力バトル漫画だ。満貫はかめはめ波。跳満は界王拳役満元気玉原作知らんけど、3話でこれだから、話が進めばきっと大四喜とか字一色とか九蓮宝燈とか、実際あがってる奴を見たこともないような手がどんどん出てきて、すごいことになるぞ。きっとキノコ雲があがったり地球が爆発したりするんじゃない?きっとこれは、麻雀を知らん人に分かりやすくするための演出なんだろう。

全国大会

競技麻雀インターハイなんて実際にはないんだけど、燃える展開じゃないですか。部員が少なくて甲子園を目指せなかった野球部が、ひとりの天才ピッチャーが現れたことで強豪に成長なんて。しかも主人公の生き別れの兄弟なんてベタベタな展開に垂涎。

いやー、これオーソドックス萌えアニメとか以上に楽しめますよ。少年漫画のあらゆるベタベタ突っ込みどころ満載な要素がつまっていて。どこかで「ありえねーwww」「なんじゃこりゃwww」とか実況しながら見ると更に楽しい麻雀ルールが分からん人はWikipediaとかで役の一覧を見るといいと思うよ。

2009-02-04

http://anond.hatelabo.jp/20090204141019

海賊」といえばこんな感じだな。

イメージ的に一番近そうなのは「ブラックラグーン」に出てくるようなのか。

2008-12-24

朝日新聞GLOBE(12/22) 金融危機中央銀行 [その4]

その1 http://anond.hatelabo.jp/20081223235800

その2 http://anond.hatelabo.jp/20081224002406

その3 http://anond.hatelabo.jp/20081224004222

(G-3面左下)

「決済システム」にこだわり

11月下旬の3連休、白川は自宅にこもり、講演に使う原稿や資料に熱心に手を入れていた。

26日に予定されている東大での講演には、自分の年来の主張を存分に入れようと思っていたからだ。

流動性と決済システム」と題したこの講演で、白川は「学界でもマスコミでも金融政策に対する関心が非常に高いが、それが金融市場や決済システムへの無関心の裏返しなら不幸なことだ」と力を込めた。

白川がこれまで、最もやりがいを覚えた仕事は、金利の上げ下げといった華やかな金融政策ではない。「決済システム進化」という、地味な分野である。

世界では、毎日何百兆円という資金が動き、ある金融機関倒産すれば、資金繰りに困った金融機関が次々に破綻する危険もある。

企業銀行の間で日々行われている資金のやりとりは、日本銀行にある民間銀行当座預金で最終的に決済される。この決済にかかる時間を「即時化」すれば、銀行が思わぬ損失を被ったり、連鎖倒産リスクを減らしたりすることができる。

白川は、そうした決済システム改善する仕事に、「モノづくり」にも似た達成感を覚えるという。

シカゴ大学留学時代、市場主義の権威ともいえるミルトン・フリードマンらの影響を受けた。今でも、「市場の機能は大切だと思う」と記者会見などで繰り返す。

ただ、決済システム仕事を通じて、経済は「自由放任」だけではうまくいかず、「制度設計」は重要だという思いを強めた。

今回の世界金融危機でも、「決済」や「制度設計」の重要性が浮かび上がった。リーマン・ショックの後、各国の金融市場でドル資金が枯渇し、金融機関がドルを入手できなくなる事態が起きた。FRBは、日本など各国の中央銀行とお互いの通貨を交換する協定を結び、各国の金融機関にドルを供給する仕組みをつくった。日銀は、FRBの打診を受ける前から、協定について独自に検討を進めていた。

白川は総裁就任に先立って、日銀法を改めて読み返した。その第1条には、決済や金融システムの安定を意味する「信用秩序の維持」が記されている。

そもそも、世界中央銀行の多くは、金融システム危機管理目的として誕生した。「金融システムの安定は、日銀の最も大切な業務」と白川は職員たちに説いている。■

グリーンスパン反面教師

世界中央銀行のトップで近年、圧倒的な存在感を示したのが、米FRBグリーンスパンである。

レーガン政権1987年から現ブッシュ政権2006年までFRB議長を18年半も務め、「カリスマ」「巨匠」などと呼ばれた。今でこそバブルをあおった戦犯のように批判を浴びているが、グリーンスパンの巧みな市場操縦術はつい最近まで、セントラルバンカーのお手本だとされていた。

グリーンスパン礼賛の世評があふれるなかで、早くから懐疑的な目を向けてきたのは、ソロモン・ブラザーズ出身のエコノミストヘンリー・カウフマンだ。グリーンスパン金融政策は、「緩和的すぎる」とカウフマンは見ていた。白川は、親しい知人らには、カウフマンへの賛意を漏らしていた。

白川の友人に、元FRB調査統計局長のマイケル・プレルがいる。まだ現役の局長だった1999年、スピーチでこう述べている。

企業経営者消費者投資家は、FRBを過大に信認し、経済金融市場のどんな衝撃でも吸収できると思っているため、本来ならとらないようなリスクまでをとっているのだろうか。だとすれば、金融システムは現時点で容易にわかる以上に不安定になる可能性がある」。FRB内部から「グリーンスパン神話」の危うさを指摘したものだったが、プレルは少数派だった。

グリーンスパンの強みは、その組織掌握力や政治力にもあった。異論が噴き出しそうな会議の前にはしっかり根回しをし、政治家にもこまめに接触してFRBへの支持を広げた。厳しい追及を受けそうな記者会見は行わず、有力紙の特定の記者とは懇談し、情報を流す手法を取った。

こうした老獪さで「グリーンスパン神話」と「資産バブル」は加速した。が、その反動もまた大きかった。

就任してまもない白川をグリーンスパンと単純には比較できない。

ただ、戦後初の賛否同数というきわどい決定で利下げが決まった10月31日会議の後、市場関係者からは「総裁としてのリーダーシップが乏しいのでは」と不安視する声が出た。

今月19日の追加利下げも、政治家市場の催促を受ける形で「追い込まれた印象」がぬぐえない。市場関係者からは日銀の対応が遅れ気味との指摘が多い。「早めに大胆な企業金融の支援策を効果的に打ち出しておけば、追加の利下げには追い込まれなかったかもしれない」との見方もある。■

2008-02-24

プログラミング言語なんて単なる道具

http://anond.hatelabo.jp/20080224122041

推薦図書については末尾に書くけど、その前にちょっとお話。うざいと思ったら読み飛ばして末尾に行ってね。


どの言語がよいか、というのは「ゴルフクラブで一番よいクラブは何か」という問いと同じなので、正直意味のある問いとは思えないなあ。言っちゃ何だけど、言語を覚えて満足してる奴は、高いクラブを買って満足してるだけの奴と同じだよ。大事なのは「何をやりたいか」で、それさえ明確になれば後は単なる慣れの問題に過ぎないし。

一つや二つの言語を扱える以上になれない奴は、ごくごくごくごく少数の例外を除けば、所詮人に使われるだけのやつにしかなれんよ。そんなの、大学出てまでやる仕事じゃない。営業並みの対人能力があるとか半導体の回路を引けるならまた別だけど、それはもはやプログラマと呼べる仕事じゃないしね。


ゴルフだったら、ショートホールもあればロングホールもあるし、バンカーに落としてしまうこともグリーン上のヨセもある。プログラマも同じ。大事なのは、

「適切な言語を選ぶ能力

「必要が来たとき最小限の勉強時間どん言語にも対応できる能力

じゃないかなあ。これがあれば、その時点で知っている言語が一つだろうと十個だろうと大した問題にはならんよ。

世の中にある言語は、アセンブラとか C みたいに低水準(機械に近いところ)でやるのに適したものもあるし、C++Java みたいに大規模なビジネスアプリの開発に向いてるものもあるし、VB とか Perl みたいに細々とした作業を処理するためのお手軽ツールもあるし、Lisp とかみたいに、実用よりも理論的理解を指向したといえるようなものもある。だけど、アセンブラLisp みたいな特殊なものを除けば、どれも基本的な考え方は同じだ。確かに C++Java に出てくる「オブジェクト指向」は多少取っつきは悪いけど、きちんとした本を元にして勉強すれば一週間で理解できるよ。あとは処理速度と書きやすさ・手軽さを天秤に掛けての判断にすぎない。ゴルフでいうなら、パターを除けばどのクラブも基本的には原理が同じみたいなもんだ。ウッドとアイアンとウェッジという区別はあるけれど、基本的には飛距離とコントロールバランスだろう?


どの言語を選ぶかなんてのは所詮は小手先のことなのさ。大事なのは、何をしたいか、何のためにプログラマになりたいかということだ。そのためには、いろんな素養が必要になってくる。

もし、半導体コンピュータOSみたいな低レベルな話に近いところ興味があるなら、電気工学とか形式言語理論とか数理論理学とかそういう知識が重要になってくる。ロボットを作ったり生体認証をしたり他の機械システムを制御したりというような高度な話に興味があるなら、数学とか統計とか信号処理とか制御工学をきっちり勉強した方がいい。業務で扱われる大規模なシステムを扱いたいのなら、理系の知識よりもむしろ世の中の仕組みを広く浅く知っといたほうがいいだろうね。


もはや、「プログラムが書ける」なんてのは、「ワープロ表計算ソフトが使える」というのに毛が生えた程度の技能でしかないんだ。十五年前なら、「一太郎Lotus 1-2-3(当時は WordExcel なんてのはあったのかどうかも微妙)が使える」といえば「即戦力」だったかもしれんが、今更そんなの当たり前の技能でしかないだろ?

大事なのは、「他の奴が簡単には追いつけないもの」を持つことだ。大学での数年間はそのために使うべきだよ。目標を持って真面目にかつ気楽に取り組むことだ。がんばりたまえ。


注意 この文章中でわからない言葉が出てきたらまずはぐぐってほしいが、わからなくても気にすることはない。それらの中身を知っていることは大した問題じゃない。大事なのは全体的な雰囲気だから。


推薦図書その他

まずは、この本をお薦めしたい。

やさしいコンピュータ科学 (Ascii books)

プログラマ(というよりコンピュータ)が関わるあらゆる分野を、本質を押さえて入門程度に書いた本。「やさしい」という題名だけれど、高校生の基準で考えると「難しい」と思う。大学では、「やさしい」「難しい」の基準が何段階も格上げされるから気にしないように。これが「やさしい」と思えるようになったら大学卒業レベルと思っていい。だから余り気負わず、頭から読もうとせずに適当に面白そうなところを眺めて、興味が出たら他のところも拾い読みするという感じで十分。

その上で、興味を持った分野の本を探したいと思ったら次はこれがお勧めだ。

改訂新版 コンピュータの名著・古典100冊

これを見て、適当にぱらぱらめくって、読みたいものから読めばいいよ。この辺の本なら大学図書館にはあると思うし。ただし、ここに出ている本はどれも本格的だから、難しすぎると思ったら適当に放り投げていい。そうやって、いろんな分野をつまみ食いしていく間に全体像が見えてくるはずだ。

あと、それとは別に基本情報技術者試験を受けるのもいい。大学の授業についていくための基礎力としては十分なはず。これが易しすぎると思ったら、ソフトウェア開発技術者試験でもいい。もっとも、これに通るぐらいなら大学2年か3年ぐらいの力はあると思うけどね。

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