2015-11-05

男性痴漢をなぜ擁護する という誤解が生まれるのか

男性の大多数は痴漢の心情的味方

http://togetter.com/li/895543

女子高生痴漢防止バッジを考案、というニュースに端を発したこの男女の認識ミスマッチはなぜ生まれるのか。

について考えた。

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学者さんの意見がもちろん正しいんだろうが、女性の皆さんに男性意見の一つとして知ってほしいのでこの増田を書くことにした。

よろしければ最後まで読んでいただけると幸いである。

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まず最初に、僕は痴漢をしたことはない。

通学、通勤電車を利用し、いわゆる満員電車も数多く経験しているが一度も痴漢をしたことはない。

最近はいやらしく女性を舐め回す視線痴漢一種であるというが、もちろんそんなことした覚えもない。

(接触と違い明確な基準がないため、勘違いされている可能性もないことにはないが、電車の中では本、スマホタブレット凝視する日々を過ごしている)

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さて、僕個人の話になって申し訳ないが、痴漢に対する意見を語る男性パーソナリティとして僕の個人情報について書かせて頂きたい。

僕は中くらいの人間だと思う。

大学卒業し、給料ちょっといくらのものを貰っている。

ありがたいことに友人、恋人にも恵まれて、いろいろ悲しいこと悩むことはあったけど、大きな病気も怪我もなく実りある人生を送ってきた。

先述の痴漢以外にも、犯罪を犯し警察のお世話になった経験も一度もないし、これからも恐らく無いだろう。(ないと信じたい)

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そんな僕の平和人生リスクとして、考えられるのが

事故

病気

自然災害、人的災害

痴漢冤罪

くらいなのだ。いや、これ冗談じゃなくて。

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僕の人生に起こりうるリスクはこれ以外にはパッとは思いつかない。

本当に痴漢加害者の断定が冤罪である可能性が他の犯罪に比べて多いのかすら知らないが、

映画ネットの誇張された情報、そして痴漢冤罪でっち上げ恐喝をしていたという犯罪があるという事実

これらが自らは積極的加害者でないと信じたい僕のような男性にとっては大きな恐怖なのだ

女性はこの僕の文章をみて「でたよ、また冤罪冤罪って言って痴漢加害者の味方をする男が」

と考えるかも知れないが、もうちょっと我慢して続きを読んで欲しい。

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さて、僕は一度も実生活痴漢にあった。もしくは痴漢をしたという話は聞いたことがない。

当然のことだが、だからといって僕の周りの女性痴漢被害者が居ないと考えている訳ではない。

ひょっとすると電車日常的に使っている女性殆ど被害にあった経験があるのかもしれない。

痴漢に限らず、性的犯罪被害者が「私は被害にあった」という話は他人にしたくないだろう。

だって自らそんな悲しい話題に踏み込んで、女性の傷口を広げるようなマネはしたくない。

きっと僕に打ち解けていないだけで、痴漢被害女性は多く苦しんでいるのであろう。とても悲しい話だ。加害者ももちろん怒りを覚える。

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そして加害者立場になることが多いであろう男に視点を切り替えても

やはり痴漢関係者(この場合加害者)になった友人は一人も居ない。

これに関しては、申し出ていないだけでなく痴漢加害者になるようなやつなんて居ないと信じている。(信じたい。が正確なのかもしれない)

だって自分の友人が「ひょっとするとこいつ痴漢してるんじゃないか?」なんて疑いたくないであろう。

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ここまで長々と文章を続け、一体何を僕が言いたいのかというと、それは結局

自分女性に対して無害な男性だと信じたい男性にとって、痴漢はとても身近とはいえない犯罪なのである」ということである

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そして先述のリスクの話と併せると結論はこうなる。

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結局、今のところ痴漢加害者でない男性痴漢に関する知識はゼロに等しく

また、平和人生を歩みたい男性にとって痴漢冤罪というリスクの脅威だけが悪戯に巷に溢れている。

故に多くの無知男性痴漢に対して、まるでアレルギーの様に拒否反応を持ってしまうのである

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自らを積極的加害者でないという自負があるからこれらの男性はまた質が悪い。

もちろん冤罪を防ぐのはリスク回避として当たり前の権利であるが、その権利過保護に守るために

女性痴漢を防ぐという当然の権利を踏みにじるような思考発言をすることは「消極的加害者」の行いといっても過言ではない。

のだが、「積極的加害者」ではないという自意識がある男性は、自らが「消極的加害者」と呼ばれることに我慢がならない。

自らを攻撃する前に、実際に痴漢するやつを攻撃しろよ。俺は痴漢はしてない。と、腹をたてるのだ。

だが女性からしたら、痴漢(予備軍)と無害な男性区別がつかない。男たちがあるかもないかもわから痴漢冤罪を恐れるのと同じように

痴漢が怖いのだ。当たり前だ。

まり痴漢をしない男性は、「痴漢自分たち痴漢をしない男性女性」の3つのグループを見て話をしているのに

痴漢を恐れる女性は「女性痴漢なのかそうでないのか見分けがつかない男性」の2つのグループを見て話をしているのだ。

僕はこれが男女の認識ミスマッチ根本であると考える。

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この問題対策として男性側、女性側にあるものとしては

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男性

・自らの痴漢冤罪を防ぐという権利を守るためとはいっても、当然だが女性痴漢を防ぐ権利を踏みにじってはいけないことを認識する。

・自らが痴漢をしてないからといって、痴漢加害を防ぐために協力する必要はない、なんてことはないと認識する。

・自らの痴漢に関する知識不足認識する。

痴漢防止積極的に参加する。

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女性

ネット蔓延消極的被害者無知故の暴言を行う(消極的被害者であることを認識し、先に排除すべきなのは実際に痴漢を行う

積極的加害者であることを認識する。

・(勇気を出して被害を訴える等)痴漢防止積極的に参加する。

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と僕は考える。

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皆さんはどうお考えだろうか?

ぜひご意見を頂きたい。

  • 改行しすぎだと思います。 2段使う意味はあるのでしょうか。

  • まず最初に、増田の文章には誠意があって、正直な気持ちを理解してほしいという意志を感じ、それは良いことだと思う。 その上で疑問として聞きたいのだけど、人的災害に痴漢冤罪を...

    • 誤認の現行犯逮捕一発で社会的に死ぬ可能性があるのが痴漢冤罪くらいだからだろう 殺人とかだってそりゃ冤罪はありえるけどよほど周到に偽の凶器とか用意されてないとありえないだ...

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