2013-11-21

http://anond.hatelabo.jp/20131120203222


もしもあなたが 「 鬼 」 だったとしましょう。

角が生えていて赤色で怖がられる存在、または青で気味悪がられる存在だったとしましょう。

容姿は 「 鬼 」 だけれども、異種である人間共存したいと希望して、村人としての規格に容姿以外が適合できているとしましょう。

容姿だけの問題で排斥されるのは、理不尽だと思いませんか。

これだけの質問であれば、おそらく理不尽でしょう。 「 鬼 」 という種族だからこそ、村人に役立てることもあるかもしれないとも考えられるでしょう。




しかし、内面を理解する以前に外見は、状況に初めて接する人間には視覚認識によって状態を判断されることがあります

その状態を管理する人間、村を収める役割にある人間事情を理解する以前に、独自の判断によってまず改善を提示し始める事もあるでしょう。

往々にして物語は、事前調査で状況を把握した上での改善を試みて無事解決したことを議題にはしないものです。

意思の疎通が不足している等により総合的に不利益を講じる結果から、一つないしは二つ程度の情報価値を含ませるものです。

ここでは、心優しい 「 鬼 」 が村人の仕事を手伝っていたのに、役人が「状況を理解せず排斥行動に出た(概要の一般通例から異例の相互利益関係破綻させた)」という鬼を迎え入れた場合に発生する可能性がある将来的な利益存在するとした事柄についての機会損失を例にしてみましょう。




 「 鬼 」 だからというだけで排斥に至る、これは相手側の利益考慮しない愚策であることは既にある物語のいくつかから想像のつく知識でしょう。

 「 鬼 」 だけども役に立っている、しかしそれは利益放棄しても守らなくてはならない事項があるため、利益を減少させてでも控えてもらいたいという全体が理不尽を理解したうえでの悲劇、往々にして悲劇を生み出す原因としての尊厳をどれほどのものかと考えさせる物語近代には多くあると思います

またどれほど全体が理解をして均衡を保っていても、自然の摂理として 「 鬼 」 という構造が結果利益関係破綻させてしまうという物語も考えられます

これらの物語の中で一番差別的であろうというのは最後の「構造的に無理がでる」で、そういうものから結果何を努力してもうまくいかないという意図を組み入れた作者でしょう。

理解の未熟による軋轢は、未熟者の問題でありどこにも差別的ものはない、もしあるとすれば未熟な判断を養ってしまったその環境であろうとは思われますが作品に関与する部分が少なくそれは物語範疇と成さずともよいでしょう。




これらの既にある文学等の情報を学ぶ機会があったと想像に難くない日本で、まず状況に不適合な状態をもつ個人が、望む現場おいてどうあるべきかはすでにオチを含めて想像ができる材料は学んであるはずです。

村に合わない 「 鬼 」 は村人の役に立ちたかったけれども、去らなくてはならない。共存を許される場所へ移る必要がある。

スーツで週5出勤するオフィス自分が適合しないのであれば、その他業務を考えなくてはならない。

 「 鬼 」 で共存は望ましくないが相互利益考慮すれば問題を充分に克服できるものである

臭くて汚くてオフィスにいてほしくないけれども、いなくては会社利益は何割落ちるかわからない。

 「 鬼 」 であることを全ての状況で容認されているが、結果 「 鬼 」 であることが理由で状況を破綻させてしまう。

問題は充分に承知していて、それを現場レベルでは対応していくつもりもあり、利益と損失では利益が勝るであろうと誰しもが判断するけれども、社則や規則として禁止されている事項。

 「 鬼 」 という形を維持しながらということであればこれらの例が想像できます




その他の手段として 「 鬼 」 をやめるという手があります

むかしは顔面を削ったり肉を切り取ったりすることが出来なかったため不可能であり物語には生まれなおしとか神による恩恵とかで具体例にはならず御伽噺、稀に当たる超ラッキーファンタジーでしたが今では人の力で可能なことがあります

肌の色をかえたり角を切り取ったりということで、村人になることもできるでしょう。

オフィスに適したからだに変える事も、おそらく可能なのではないでしょうか。




さて、これらの展開は、義務教育内で育まれる知識でしょう。これらを踏まえて、お悩みの件を考えてみると「自分排斥されそうな立場にある」という「鬼がおりました、村がありました」だけのお話です。

じゃあどうするのか、読者の皆様村人を殺してください、鬼って不幸ですよね読者の皆様やさしくしてください、鬼と村人が住むところを同じにするよう決まりを作りましょう、その他どんな物語を作るのでしょう。

選択肢は充分にあるのに、自分はないて苦しみ問題は放置、という物語を皆に聞かせたかったのでしょうか。

臭い消すんですか、臭っても居てくれって人になるんですか、臭い仕事関係ないだろといいますか、臭うだけで「くさいくさい」と業務と関係ないことを言うなと業務的に訴えますか。




お前にだってゴーストがあるだろ 脳だってついてる 電脳にもアクセスできる 未来を創れ

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