20後半。冴えない男である俺は20代で年収700万くらいあったけど何も意味をなさないくらい本当にモテなかった。
稼ぎだけはまあまああるので出会うところまでは何度も行けたけど、会った瞬間冴えない喋り方やら挙動不審やらでことごとく振られちゃう感じ。
同い年で同じ趣味の共通点の多い子、5つ以上年下の女の子、年上でしっかりしてそうな30代、専業主婦志望な婚活ガチ勢、オタクの子、外交的でアウトドアな子。
多分10人以上に会ったけどみんなに会った瞬間振られた。
彼女との初めての出会いはマッチングアプリで向こうからいいねをつけられたところから始まった。後で聞いたことには顔が好きな韓国俳優に似ていたのと趣味が合ってたからいいねしてくれたらしい。
俺も彼女も00年代のアニメが好きで、そこで話が会ってLINE IDを交換して毎晩通話するようになった。こんなに長くやりとりが続けられたのはこの子が初めてだった。
通話するようになって何日目になったときに実は自分は軽度の知的障害があるとカミングアウトされた。
びっくりしたけど「○○さんは○○さんだから関係ないですよ」みたいなこと自分は言ったと思う。
何週間も割りとほぼ毎日通話した後に会ったこともあって初回のデートで家までお持ち帰りできた。
告白は俺の方からした。正直言うとお家デート中に良いムードになって挿れるのは付き合ってからじゃないとダメって言われたから勢いで告白した。
彼女は障害者とのことだけどパッと見は本当よくわからなかった。ただやり取りをしてると漢字がかなり読めないとか、計算が苦手とか、そういうのがちょこちょこあると「あー、この辺りはちょっと苦手なんだなー」って感じるくらい。
携帯とか保険の契約は付き添いがいないと何がなんやらわからなくなるらしい。
彼女は実家暮らしだけどご両親の教育方針で家事はいろいろやらされてるらしく一人暮らしの自分よりその辺の生活力はだいぶ高いように感じた。
掃除洗濯料理裁縫全部自分より上手くて、自分はちゃんと家事とかやってるつもりだったけど洗濯物の干し方がおかしいとか部屋の細かいところの掃除ができてないとかいろいろ教えられた。
彼女と接していると男のケアがなければ生きていけない子だな、みたいなことは全く思わなかった。
彼女は都心近くのホテルで障害者枠として非正規で働いていた。就活や社会生活はやっぱそれなりに苦労したらしい。
稼ぎだけまあまああって生活力がそんなな俺と一般社会は苦手だけど生活力のある彼女なら意外と良いパートナーになれるかも?って考えたりもした。
基本的には彼女のことは全肯定で辛いことあったら慰めて、精神面も金銭面もいろいろ支えた典型的な理解ある彼くん状態だったと思う。
いろいろあって別れた。俺の方から振られた。自分は結構ええとこのITベンチャーに勤めてて、勉強時間とかいろいろ確保しなきゃいかんのに対して彼女はできる限り毎日寝落ち通話して一緒に過ごさないと気がすまないタイプの子で、
「増田君も私の相手するの大変そうだし私も寂しいのは嫌だし別れましょ」って言われた。引き止めたけどダメだって言われた。ちょっと愛情に飢えてて、まあ優しい子だったと思う。
俺にとって彼女はようやくできた大事な恋人だったけど、彼女にとっては俺はいっぱいいた恋人の中の一人で、アプリかなんかで次の理解ある彼くんを見つけるくらいまあなんとでもないことなんだろうな、みたいな余裕の差は感じた。
同じようなハンデ持ってても男と女じゃ悩むポイントってそら違うよなーって。
大体3ヶ月間んくらいの出来事。
ってな感じ。
その年収でモテないってよっぽどやろ
一生背負ってこそ理解ある彼クンだから… たった3か月で理解ある彼クンを名乗るなんて許さないぞ🤩
自信のなさが態度に出ちゃって、変な媚び方してるみたいに見えるんだろうなあ。
はい年収増田
彼女は都心近くのホテルで障害者枠として非正規で働いていた。 ホテトル嬢かな?
普通に清掃とかでは
理解のある彼クンって仕事も家事もできないけど愛嬌だけはある女に湧くイメージなんだけど、この増田の場合女は家事ができてるしただ役割分担してるだけのように見える
ブコメに「理解ある彼くん鑑定士」がたくさん沸いてて笑った。 どこから目線で理解ある彼くんかどうかを鑑定してんだよw
鑑定士も何も明らかに違う言葉の使い方してるから言われてるだよね
自力じゃ食べていけない女を養う男ってなんていうんだろうな 理解ある彼くんというのとも違う気がする
結婚ってそういうもんだろ
女の生活保護男