大学に落ちた。
と言ってもあまり悲観的になったりはせず他人事のように「そりゃそうだわな」としか思わなかった。ちょっと悲しくて1分泣いたけどその程度。周りの友達が続々と難関国公立大学に合格したとのつぶやきを見た時は流石にマジ泣きしそうだったけど耐えた。「現役で国公立合格とかすげえ、やべえ」って母に言って「なんでそんなひとごとなの」と苦笑された。他人の合否はマジで私の人生となんの関係もないし素直におめでとうの気持ち(嫌いな奴が合格してたのは腹たった。人間なので)でいっぱいです。合格した皆さんおめでとうね。
こんなに不合格をスッキリ受け止められるのはこの1年間全くと言っていいほど勉強していなかったから。全くと言っていいほどは0ではないけど受験生としては論外レベル。毎日1日10時間は勉強してる人とかいっぱい居たけどなんか自分はそれができなかった。夏になったら出来るかなと思ってたけど出来なかったし、秋になっても冬になってもセンター一週間前になっても、二次試験前日になってもできなかった。夏頃からあれ?って思った。秋には狂い始めた。私は6年前の中学受験を最後にのんびり中高一貫で大した試練もなく過ごしてきたくせに、なまじまあまあ良い学校に入ってしまったがために「いざとなったら私だって出来る」と根拠のない自信でいっぱいだった。本当に根拠がなかったのだ。いつか出来るいつかっていつかは自分が作るものだって気づいてからも出来なかった。通ってた塾のひとりの社員は私の性格に気づいたらしく、そいつじゃ無い人と面談した時にアドバイスのコピーが置いてあってこっそり見てみたら「恐ろしくプライドが高いので気をつけて笑」って書いててもうなんか泣いたし辛かった。事実やったし。そういうことを理由にして塾にも行きたくなくて、なんとなく勉強したくなくて、もうそんな感じ。この1年間、自分が人間として終わりだと思って、でも努力もできなくて、やばかった。今まで頑張らない人を心から蔑んできたけど、もしかしたら彼ら彼女らも私と同じように「頑張れない人」なのかもしれないと思った。そんで勉強してない代わりに色々なマイノリティーのこととか調べて記事読んで自分で言うのも何だけど寛容な考え方を身につけた。これは悪いことではなかったけど高三にやることでは無いよな。逃げよな。ってまたしんどくなって悪循環。よくよく思い出せば、6年前だって勉強に打ち込んでたわけではなかった。勉強しないと勉強しないとって思いながら母に隠れて漫画読んでたし。謎の自信を抱えたまま母も諦め気味で受けてたまたま通った。その偶然を偶然と理解していなかっただけでわたしは今も昔も成長せずにクズだった。初夏、担任の先生に相談したらカウンセリングを勧められたけどまだその頃は認めたくなくて、自分が「普通じゃ無いかもしれない(その頃私は普通というものの存在を信じていた)」ことを認めるのが怖くて、断った。今思えば受けてればよかったのかもしれない。助けてくれるかなと思って、秋頃母に泣きついたら「この子は頭がおかしいのか」という反応をされスルーされたり、「発達障害かもしれない」と言ったら職場の人間関係がうまくいかず去年に鬱の診断を受けた母は「私こそ」と職場の愚痴を聞かされたりして諦めた。母も父も過剰に私を褒めたりする様子から見ると「出来損ないの娘」を認めたく無いのだと思う。両親ともに一浪してるけど真面目で、勉強ができないことに悩んでた時も淡々とやれとしか言われなかったし(当たり前なんだけど私にはそれができない)私とは違う人たちだ。あと2人ともかなり差別意識が強い人たちなので発達障害だってわかっても多分受け入れてくれない。「逃げ」だとブチ切れられるだろうな笑 なぜ親なのに理解しようとしてくれないのかと(親は子供を産んだ時点で子供に対しては誠実であるよう努力してほしいという幻想があった)怒り狂ったが、今考えればそりゃそうだよな。自分の娘が「自分的にダメな人種」だったなんて認めたく無いよな。ごめんな。生まれてきて。申し訳ないけど、私は生きたいし人生楽しみたいからまだまだ金をかけさせる。ごめんな本当に。多分私は発達障害でもなんでもなくて普通にメンタルの弱いクズなのだろう。だからこれからも病院にもカウンセリングにも行かないつもりだし、予備校に毎日通って勉強の習慣をつけて努力することを覚えたいと思う。私の欠点は他の誰でもなく私の責任だし、誰かに責任を押し付けたくない。自分の人生には自分でけじめをつけたい。ただ親がどうであれちゃんとできない自分は存在してて、色々悲しいけど私だけは私自身を肯定しなきゃと思うし。こういうポジティブだから受験向いてないんだろうけど肯定しないと死んじゃうから自分に優しく頑張ります。
書きながらめっちゃ泣いてスッキリした。自分のことは発達障害だろうがなんだろうが結構好きだから結局親の悪口書きたいだけだった。育ててもらったことの感謝と人格の評価は別問題だからなー。私の嫌いなものは単純に悪なので、はい。親にどう思われようと生まれてきた瞬間から他人同士なので気にしないようにしよう。あと数十年したら死ぬしな。私は生きよう!
高校時代の自分を見ているようだった。これからきっといいことあるよ。増田に幸あれ!