ブログを3つ(毎日ではないけど)書いていて、ときどき増田にも投稿して、ツイッターもやっている。
でもそのどれも、「わたし」じゃない。
全部、「この人はこんな設定」と決めて、完璧に演じ分けてる。
ブログはどれも月間PV5万くらいで、美容系に興味あるキラキラ女子設定の連絡先には、いろんな企業からステマ依頼がくる。「この商品を購入したとレビューして」ってやつ。全部断ったけど。今流行ってる某ダイエット酵素も来た。
本好きサブカル系(ちょいメンヘル)ブログには週に1回くらいのペースで短編小説を書いていて、某出版社から「今まで書いたものをまとめて本にしないか」って連絡がきた。断ったけど。
どこにでもいる普通の女子大生設定のブログでは主に恋愛話なんかを書いていて、彼女はカフェに行ったり買い物に行ったりするのが好き、らしい。
ツイッターアカウント(フォロワー2万人くらい)が一番素の自分かもしれない。リアルタイムで呟くせいかな。
増田にはそのときどき思い浮かんだネタで書く。ブクマがたくさんつくと嬉しい。あと、よく文章を褒めてもらえてそれも嬉しい。だからネタ書いて悪いなって思いながら書いちゃう。あ、この記事はほんとのこと。って言ってもあんまり信憑性ないか。今日書いたネタ記事バラしたら信じてもらえるかな?
美容系にまったく興味がないわけじゃない。人並くらいには美白とか新商品とかに興味はある。でも肌弱いから基礎化粧品なんかは新しい商品使わない。色物(アイシャドウ、口紅、ネイルとか)が好きなだけ。
本は好きだからたくさん読むし小説を書くのも昔から好きだけど、あくまで趣味範囲。月刊ムーが愛読書だけど単に怪奇現象とかが好きなだけで、サブカルにはあんまり興味ない。そもそも、今サブカルってどのあたりを指すかわからない。
恋愛経験はあまりないけど、「みんなこんな恋愛好きでしょ?」「でも時にはこんなトラブルもあるよね…」みたいな感じで書いてる。ちょっとだけ実体験を混ぜて書くのがポイント。あと生々しくない程度の性の話を混ぜたりする。そうすると、少女漫画的嘘くささが抜ける。
こんな風になりたいな、こんな風だったらいいな、っていうそういうの。
美容系のブログにはちらり顔出しもしてる。アイシャドウの色とかそうしないと見せれないしね。新しいネイル買ったら、塗って写真撮って載せたりもしてる。
そんな私の正体は、青白いチビの痩せっぽちで、堂々たるメンヘラ(統合失調症陰性で手帳2級)で、読書が趣味の暗い引きこもり。
リアルの友人は大学時代に交際経験がある男友達一人きり。ほかの友達はみんな連絡が途絶えた。(数年間も完全に引きこもったらそうなるのも自然なことだよね)
メンヘラだけど、過去に解離性同一性障害の診断は受けたことない。だから、ブログで作ってる人格は多重人格なわけではない。主治医の先生は全部のブログを知ってる。特に何も言われたことはない。
無駄に時間だけあるから、いろんなこと調べたりできて、ブログ書く時間もあるだけ。
美容系ブログでも彼氏いる設定だけどそこでは「自分のために綺麗になりたい」と言い、女子大生ブログでは「彼氏はどんな服が好きかなー」と架空の恋人のためのデート服で悩んだりする。
それぞれに共感する人が集まってコミュニティが出来てるから、どっちも需要があるんだなと思いながら書いてる。
みんな虚構が好きなんだ。
私も虚構が好き。
手帳本が好きなのも、人の日記を読むのが好きなのも、エッセイ本を読むのが好きなのも、自分以外の他者がどんな生活を送ってるのか知るのが好きだから。
そして、私がいろんな人になっていろんなものを書くのも、自分以外の他者になってみたいから。
ただ問題は、だんだん、自分というものがなくなってくるような気がすることなんだ。自分のために綺麗になりたいとも思うし、彼氏がいるときは彼氏のために綺麗になりたいと思う。
そのへん、よくわからなくなってくる。
本が好き。でも調子が悪いときは読めない。読んでても、文字は読めても文章が読めない状態になるのね。そんなときは虚構に逃げるために小説を書く。内容なんてないテーマもない、短い小説。雰囲気だけの小説。
そんなことしてるから病んだのか、病んだからそんなことしてるのか、どっち?
病んだからかなー? 暇を持て余して始めたってのもある。
自分を忙しくすれば? 文筆以外で、手を動かすような仕事をしてみるとか。 ボロアパートを買って、DIY大家やってみるとか、 市民農園で農業やってみるとか? しばらく続ければ、...
わたしも外資系で旦那も高年収、子育て順調の勝ち組女を演じてるけど楽しいよ 属性だけで勝手に尊敬してもらえるからちょっとズレたこと書いても擁護してくれる人が出てくるし、ネ...