道具を揃えるのに比較的お金が必要で、物が残るもので、経験になるもの。
そうすると、サンドに突っ込む1000円の重みが突然変わるから。
今まで気軽に使えていた1万円が、趣味のためにものを買うときは比べ物にならないくらい重いものになる。
1万円払って思っていたものと違う道具を買ってしまった時の後悔は、パチスロのそれとは比べ物にならない。
そういう趣味に出会えると、今までなんであんなに気軽にサンドにお金を入れられたのか不思議でしょうがなくなるから。
そういう趣味は仕事に役立つし、新しい人間関係も作ってくれる。つまり人生に役立つ場合がほとんど。
今で言うと、カメラ、自転車、ゴルフ、バイク、本格的なランニング、サバゲー、ボルタリング、読書(活字がコスパよし)。これからはesportsなんてのも投資のしがいがあるんじゃないかな。
逆にダメなのはソシャゲー、風俗、ギャンブル全般、短期証部の株・FX、グルメ食べあるき、ブランド品買い集め、グッズ収集とか。
これらは比較的お金でアドレナリンを買っているだけなもので、投資というよりは浪費になりやすいから。
ブログで収益とか、本当に周囲に認められるほど突き抜けられるなら別だけど。
パチンコやパチスロに行ってしまう一番の理由は、使う目的のない時間とお金がそこにあること。
それがある以上お店に足を運んでしまうし、逆を返すとそこでお金と時間を使わせることで他の趣味に興味を持てない状況に貶めようという狙いがある。
ついでに言うと、ソシャゲーが間髪をいれずに色々なイベントを送り込んでくるのもそれ。
常に頭の上位に行動の選択肢として入り続けることで、別の趣味に逃がさないようにしている。
大体ギャンブルにのめり込む人間の大半は、劣等感が強くて無趣味で真面目だけど退屈な人生を送ってきた人。
そういう人が刺激を求めて足を突っ込んで、数時間で5千枚とか手にしてやめられなくなる。
未だかつて誰も満たしてくれなかった自己重要感(=1日で10万円相当を稼げる能力)が、こんなにも簡単に手に入ってしまうだもの。
だったら貯金箱にひたすらお金を入れ続けて10万溜まった時に開けたほうがよっぽど損はないはずなんだけど、それはあくまで自分のお金であって、ギャンブルの面白いところは相手から奪った感覚が気持ちいいっていうところにあるんだよね。
自分で頑張って10万円貯めた。より、パチンコ店(で負けた誰か)から10万円相当を勝ち取った。のほうが数倍もきもちいということ。
現実社会では大した結果を出せない人間が、人よりちょっとお金をつかうだけでトップランカーになれちゃう。人を見下す気持ちよさを覚えてしまう。
でも、これこそがのめり込みを止めるのが難しい原因。
だっていくら業界に圧力をかけたって、のめり込む原因はその人の積み重ねてきた人生の中に埋もれてて、さらにそれが人によってすべて異なるんだもの。
話は戻るけど、大抵パチスロをやめられない人に共通するのは趣味がない、趣味が持てない人。
他人と比較されることを劣等感が許さなくて趣味を始められない人も多いと思うので、まずは一人でコツコツとはじめられる趣味がいいと思います。
そうして人生がちょっとずつ充実(金銭的という意味ではなく)してくれば、自然とやめられるし、やめなくてもうまく付き合えるようになるんじゃないかな。
つまりは、パチンコもソシャゲーもある意味ではアドレナリンをブーストしてくれる麻薬と同じと言っていいよね。
そういうユーザーに頼る営業が健全であるわけがないのだから、人生が豊かになる生き方と寄り添えるような業界になっていかないと本当に滅びてしまうと思います。
以上、中の人でした。
1 まず最初に断言しておこうか。 パチスロを(習慣的に)「打つ」ことと「打たない」ことを比較したら、 「打たない」方がより良い。 そんなことはわかっている? うん、そ...
パチスロやめたいなら別の趣味を持つのがいいよ。 道具を揃えるのに比較的お金が必要で、物が残るもので、経験になるもの。 そうすると、サンドに突っ込む1000円の重みが突然変...