はてなキーワード: 本村洋とは
弥生は私を心から愛してくれていました。だからこそ、犯人に対して最後まで必死に抵抗したのに違いありません。弥生は私以外の男に体を汚されることを、命を賭して拒絶したのです。最後まで、私への愛を貫く道を選んでくれたのです。たとえ自分の命を落とすことになっても、必死で弥生は抵抗し続けたのです。妻はそういう潔癖な女性でした。私はそんな弥生を、今でも誇りに思って生きています
本村洋・弥生著「天国からのラブレター」
確かにこれはちょっとなあ…。普通の夫なら「二人の間のかけがえのない子供である夕夏を守るために、最後まで命がけで闘ってくれました」とかなるんじゃないかな、と。
本村洋さんが会見で語っていたように、
洋さんが被告に望んでいることは「ただ殺されること」ではなく、
「境地に」達して精神性が出てきちゃった結果の望みやコメントであって
普通の人は同じ心境に達するのは無理だし
そんなこと望む必要も無いと思うよ。
プロゴルファーはバーディやイーグル出してもなお深い内省が続いていくだろうけど
一般人のゴルフはバーディ出したら「すごい!やった!」で終わり。
これは不幸にも、本村さんや遺族の重い作業として続いていくが
(だって実際、世間がそれを自分のミッションだとして、福田死刑囚に何をどう働きかけんの?
別にからかって聞いてるんじゃないから具体的な回答の用意があるなら書いて欲しい。あるの?)
そして、なぜこのような残酷な事件が起こってしまったのか分析する必要も有るわけだ。
そもそもいきなり他人の家に押し入って女性を殺害して犯し、
これは不幸にも、本村さんやにとっては必要性のある課題になってしまうだろう。
だが「そんな辛いことをこれ以上は耐えられない」と放棄しても彼等を責められる人間はいない。
犯罪心理の専門家も学問的興味や必要性を感じれば分析・研究するだろう。
彼の中でその異常性が芽生えていった背景や成長過程も詳しく知っておいて、
光市母子殺人事件の被告の死刑が確定して、喜んでいる人が大半だと思うが、ただバンザイしてそれで終わりにしちゃいけない。
本村洋さんが会見で語っていたように、洋さんが被告に望んでいることは「ただ殺されること」ではなく、彼が自らが犯した罪と向き合う強さを持ち、真摯にその事実を受け入れて刑に望むことだ。
彼がその境地に至るまで、周囲も世間も見守り、その成長を促すように働きかけなくてはいけない。
そして、なぜこのような残酷な事件が起こってしまったのか分析する必要も有るわけだ。
そもそもいきなり他人の家に押し入って女性を殺害して犯し、しかも殺す必然性のない赤ちゃんまでわざわざ絞め殺すという異常な行為を何故しでかしたのか、
彼の中でその異常性が芽生えていった背景や成長過程も詳しく知っておいて、そのような環境は極力改善していかなくちゃいけない。
確かに、本村弥生さんの人生やキャラクターって「天国のラブレター」も含めて、「本村洋さんの妻(彼女)」および「夕夏ちゃんの母」という切り口でしか語られていない。
それ以外の、それこそ洋さんと出会う前の経歴やエピソードどなると殆ど出てきていないし(母子家庭で育ったこともあまり知られていないと思う)。
女性は襲われたとき、自分の命を守るために、凌辱に甘んじてしまうことがあると何かで読んだことがあります。「激しく抵抗し続けて殺されるくらいなら」と頭で考えて抵抗を止めてしまうのではなく、死への本能的な恐怖かが抵抗をやめさせるらしいのです。 しかし、死への本能的な恐怖すら乗り越えて、弥生は激しい抵抗を止めなかった。最後の最後まで凄絶に拒否し続けた。そして、その懸命の拒絶によって命を失ってしまった。弥生は私を心から愛してくれていました。だからこそ、犯人に対して最後まで必死に抵抗したのに違いありません。弥生は私以外の男に体を汚されることを、命を賭して拒絶したのです。最後まで、私への愛を貫く道を選んでくれたのです。たとえ自分の命を落とすことになっても、必死で弥生は抵抗し続けたのです。妻はそういう潔癖な女性でした。私はそんな弥生を、今でも誇りに思って生きています
本村洋・弥生著「天国からのラブレター」より