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子が親を殺すのは通常の殺人に比べて重いかというと、まあそんなことはないだろう。
「育てた恩」なんてものがあるどうかは個別具体的な関係性であるし、反出生主義まで行かずとも「この世に生みだし苦しみを味わわせた罪」という概念自体は理解できるだろう。
一方、親が子を殺すのはどうか。これも個別具体ではあるが、子が未成年等であれば、どうしても力関係に差は出る。
三谷幸喜は「自分の家族が勤務先の人と接してる時、いつもと違うふるまいをして別人のように感じる時がある、それを映画にした」と言ってたけどおかしみまで昇華しきれなかった感じ？
大泣きという表現では到底足りない嗚咽混じりの泣き方だった
さもこの世の終わりに嘆きあらがっているみたいな強烈な迫力だった
俺も幼い頃あんな風に全身を震わせて泣いたことが何度もあったな
半ば白けている母親
何が嫌なのか何が怖いのかまったく分からないがともかく両手を取られて白けた様子の大人に連行されていくように乗換駅で車両を降りて行った
