まず基本の考えですが、狐が勝つには「吊られない」「占われない」「噛まれない」ことが大切です。そして、一回のゲームでこれらの行動を実行できる回数は有限です
つまり、背徳(若しくは狐以外の誰か)が代わりに吊られる、占われる、噛まれればそれだけ狐は勝ちに近づくと言うことです。(以後、吊りの回数を縄数、占いの回数を弾数、噛みの回数を牙数)と表記します。
当然、背徳が最後まで残るのはそうした役割を果たしていると言いがたいので(状況によりますが)、どこかのタイミングで死亡するものと思ってください。「背徳の仕事は狐より先に死ぬこと」といいますが、まさにその通りです。
もし、占い師が狼に噛まれるように誘導することが出来れば、占いの弾のストック数を一気にゼロに出来るので狐の勝利に大きく貢献します。ですので、背徳は真占いが噛まれるように立ち回るのが妥当です(吊られるように誘導するのは非常に困難)。
さっき代わりに噛まれたら勝ちに近づくと言いましたが、実のところそこまで簡単な話じゃありません。占いの居る状況で背徳が代わりに噛まれると狩人や占いを殺せる牙を潰してしまうので本当は望ましくありません。占いがいない状況なら噛まれるのもありです。むしろ、狼は占いが居ないと積極的に告発を狙ってきますので、狐にとっての噛みの恐ろしさが増します。
それを踏まえて、狐で考えられる立ち回りを3つ紹介したいと思います。
最も一般的な立ち回り。実際に統計を取ったわけではありませんが、個人的には最も勝率が高いと思います。なぜなら、真占いが噛まれやすくなるからです。
例えば、狂信が占いcoして、2-1展開になったとしましょう。話を単純化し、狩人が真目の占いを護衛すると仮定すると、真占いが護衛される確率は50%。
そこに背徳が加わって3-1になれば、真占いが護衛される確率は約33%になります。占いを騙り、狩人の護衛候補を増やせば、占いは噛まれやすくなるのです。勿論、真占いと誤認されて噛まれてしまう可能性も十分に考えられるので話はここまで簡単ではありません。しかし、狩人と狼では情報量が全く異なります。後者は前者より遙かに真占いが誰か見抜きやすい状況にあります。加えて19D猫や14D猫では、狼は誰が狂かも分かりやすくなります。
更に言えば2日目以降適当な位置に●を打つ。これがかなり強いです。もし、狼以外に●を出して吊らせると、狩人の護衛を自分か霊に寄せやすくなります。一方、狼に自分が偽であることをアピールでき、真占いが噛まれやすい状況になります。
狼に●を打ってしまうと、真位置が誤認され、厄介なことになります。それはアナタのセンサー次第です。そもそも、ゲームだからリスクはつきものですしね(´・ω・`)
狐に○を打つ。これも有効な戦術です。これをすることで、背徳が真を切られない限り、吊られる心配はありませんし、占われる可能性も極めて小さくなります。噛まれやすくなるというデメリットもありますが、それを考慮しても狐の生存率はグンと上がると思います。ただ、あとで囲いを見られてしまうと狐がピンチになるので諸刃の剣です。囲うか囲わないかはアナタの自由です。
初手黒凸。これは辞めた方がいいです。あなたが初手で●を打てば、真占いは潜伏し、狼は噛まれにくくなるでしょう。翌日、真占いと霊が出てきても、あなたは霊とラインが切られているので、狩人の護衛を自分に寄せるのは不可能です。
狼に●が刺さったら護衛を自分に寄せられますが、それだと狼の誤解を招き、真占いが噛まれにくくなります。
自分と●で2縄潰せてるんだから強いんじゃない?という声もありそうです。言ってることはもっともだけど、それは2日目以降に●打っても同じです。そちらの方が真占いが噛まれやすくなるので、断然良いです。別に利敵行為ではありませんし、ダメとは言いませんが、絶対にオススメできません。
信用勝負で占いを吊らせる。これも辞めた方がいいです。ほとんど勝ち目のない戦いです。
真占いが信用勝負で有利なのは言うまでもありません。嘘をつかなくて良いのですから、利敵や霊乗っ取りがない限り破綻しません。視点漏れや発言に矛盾が生じる恐れもありません。
狼陣営も強いです。狼や狂信は誰が狼か分かっているので矛盾の無いウソがつきやすいです。更に狼は噛みで騙りに有利な状況を作れます。
背徳にそのようなアドバンテージは一切ありません。将棋で言うなら飛車角落ち以上のハンデを背負っていると思います。背徳が信用勝負で勝つことはまずないと思いましょう。
仮に信用勝負を勝ち取ったとしても、縄に余裕があれば占いはすぐに吊られません。せっかく信用を落しても銃殺発生で逆転されたら元も子もありません。占いは吊らせるより噛ませた方が確実ですし、ずっと強いです。
とにかく占いを騙るときは真占いを噛ませることを念頭に動きましょう。
結局は狼次第かよって突っ込まれるかもしれませんが、その通りです。狼の噛みに翻弄されるのは狐陣営の悲しい宿命です。背徳の立ち回り次第で狐が有利になる狼の噛みを誘導できるのなら万々歳です
戦略としてありといえばありですが、個人的には微妙だと思います。理由は真占い噛みに繋がりにくいからです。
メリットとしては
①自分が占われることで弾を一回分潰せる
②○をもらった上で怪しい動きをすれば、占いの信用を下げられる
③もし確定○になれば指定権を握れる
④背徳は騙りに出るだろうという村の予想を裏切り、混乱させることが出来る
①についてですが、これは成功すれば結構強いです。でも、狼に噛ませたら弾を1減らすどころか、ゼロに出来るんだからそっちの方がずっと強いです。そもそも、広いグレーの中で自分一人を占わせるように立ち回るって難しいです。偽占いに○貰うと、自分が占われにくくなるので厄介です。つまり、潜伏するより占いを騙って真抜きをさせた方が成功率も高く、効果も大きいと言うことです。
②も成功したら強いです。でも、前述の通り占いの信用が下がったからって即吊られるとも限らない。噛ませた方がいいです。
③これも成功したら強いです。でも、その可能性って凄く小さいですよ。運良く確定○になれて共有二人と霊能が噛まれて初めて指定権が渡ってきます。それまでに狐が死んでるかも知れません。
④これは未知数です。都合良く混乱してくれるか、冷静に対処されて空振りに終わるかは村次第。あまり当てにしない方が良いでしょう。
潜伏するときは自分が占われることを狙いましょう。でも、成功率も効果も占い騙りの方が大きいです。
ケース・バイ・ケースです。
②占い死亡
①ですが、狩人をあぶれるなら強いです。狩人噛み→占い噛みになりますからね。でも、狩人あぶれないと、狼に誤認されて噛まれる→そのまま占い噛むもgjで貴重な牙を二つも潰してしまう悲しい展開になります。もし、狩人が死亡している状況なら自分噛み→占い噛みで美味しい展開です。でも、狩人が生きてるかなんて背徳は分かりませんからね。基本的に狩人生存前提で行動した方がよろしいかと
②なら、狩人騙りは強いです。前述の通り、占いが居ない以上狼の噛みは脅威になります。その牙を1つ潰せるのは結構強いです。
ギャンブルですね。真猫との信用勝負に勝てたら強いです。14D猫なら2縄、19D猫なら1縄潰せますね。でも、やっぱり占い噛ませた方が確実だし、強いよねって話になります。そもそも決め打ち勝負は割と後で行われるからそれまでにご主人守れてないのも辛いところ
①対抗が出れば霊ロラで縄を潰せる
④背徳は占いを騙るだろうという村の予想を裏切って混乱させられる
①についてですが、初手黒凸と同様2縄潰せるのはデカいけど、結局真占い抜きに繋がらないので微妙。加えて、グレランで狩人が吊られる可能性をゼロにし(元々小さい可能性ですが)、グレー数つまり真占いの占い候補を減らしてしまい、狐が銃殺されるリスクを高めます。
②まず、可能性が小さいです。運良く成功しても、共有が2人とも噛まれない限り指定権は渡ってきませんし、真占いとラインを切ったからと言ってすぐ吊られるとは限りません。やはり、噛ませた方が強いです。偽結果で村を混乱させられるのはデカいですね。でも、誰が狼か分からないし、これも運次第じゃ無いでしょうか
④これも潜伏と同じで村次第