2021-01-24

世界一好きなバンドギターを弾いた話

友人に借りて聴いたオムニバスアルバムFAT MUSIC FOR FAT PEOPLE」

そのバンド名は STRUNG OUT,

完璧一曲だと思った!メロコアの全てが詰まってる!

僕が STRUNG OUTと 対バン

それから一年後の2017年

「リハでやってみてメンバーからOKが出たら本番もやろうか」と連絡があった。

何がやりたいだと??

そしてセトリを貰っていない。

フロア中の人達のポカーンとした顔に背筋が凍りついた。

当日の動画です↓

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友人に借りて聴いたオムニバスアルバムFAT MUSIC FOR FAT PEOPLE」

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伝説名盤として後世に語られるオムニバス。その三曲目だったかな?それを聴いた時に始まった。

それを聴いた中学生はこんな事を思った。

web自分がいつかバンドをやるとしたらこ三曲目のバンドみたいなのをやりたい!」

そのバンド名は STRUNG OUT,

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すぐに今は亡き新越谷タワレコに探しに行った。そこでFATから出た「twisted by design」を買い、一曲目の「too close to see」に心を撃ち抜かれた。

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完璧一曲だと思った!メロコアの全てが詰まってる!

それから数年。僕が今もやっているRIDDLEというバンドを始める直前の話だ。19歳の時の話。

先輩と一緒に初めてSTRUNGOUTのライブを観た。横浜ベイホール。黒づくめの五人組は次から次へと爆音で高速メロディックチューンを繰り出し、僕はモッシュピットで灰になった

それから来日する度に足を運んだ。本当に毎回だ。

FACTが共演した新木場

同じく新木場でindependence_dのヘッドライナー

吉祥寺シータ

新宿アシベ

渋谷ゲーム

レッドブルイベント渋谷オーイースト

FACT企画幕張

FATフェス幕張

どんだけ好きなんだと。

毎回モッシュピットで灰になった。

19歳の時も30越えてからも同じテンションでシンガロングし、ダイブし、号泣した。

2016年。いろんな巡り合わせで僕のバンドRIDDLEは結成から13年経ったこタイミング吉祥寺シータでのオープニングを務める事になった。

僕が STRUNG OUTと 対バン

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公演当日。

普段余りしないMCで切々と思う事を話した。

STRUNGOUTへの愛。STRUNG OUT だけでなくFAT wreckというレーベルが、90sメロコアがどれだけ僕達の青春を彩ったか

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あなたたちが!どれだけ日本ライブハウスシーンに夢を与えたか

楽屋に帰ってからもSTRUNGOUTメンバーに拙い英語で同じような事を伝えた。たぶん僕は泣いてた。ギターのロブがハグしてくれた。

その日のライブは格別だった。最初関係者エリアで観ていたのに「vevet alley」のイントロモッシュピットに突っ込んで行った。


「too close to see」はいだって、何回観たって泣いてしまう。何度聴いても完璧一曲だと思ってしまう。

夢が一つ叶った。

そして、また共演したい!て夢ができた。

ボーカルジェイソン吉祥寺スタバお茶をして帰った笑

それから一年後の2017年

またまたSTRUNG OUT来日公演が決定した。今回は東京のみ二公演。

新宿ACBでのワンマンライブ野外フェスの二本だ。

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今回は共演出来ないのはちょっと残念だけど当然僕はワンマンの方に行く気まんまんでワクワクしていた。

ところがだ。

前日に招聘元のチームの一員であるY君とメールしていたら「ギタージェイクが身内の不幸で来れない。ギター一本の四人体制でやる事になりそうだ」と

何故かこの時僕は冗談で「残念だなー!僕結構弾けるけどなー!」みたいな事をメールした。

y君「じゃあお願いします!メンバーには話しときます

え!待って待って!冗談だよ!待って!お前は何を言っているんだ!

来れなくなったのは仕方ないとして一曲でも彼等のバンドの持ち味であるツインギター演奏された方がお客さんも楽しいだろうという話だった。

話はサクサクと転がり、とりあえず僕は翌日会場にギターを持っていく事になった。

メンバーが何をやるかも解らないので練習しようにも出来ないし、何より前日の深夜だった。

SNSベースクリス

「色々聞いてるかもだけどベストは尽くすけど期待しないでね。明日楽しみにしてます!」とメールして、開き直って寝た。

起きたらY君から連絡が来ていた。

「リハでやってみてメンバーからOKが出たら本番もやろうか」と連絡があった。

逆に言うとメンバーからNGが出る可能性も多いにあるということだ。

自信など全く無いがリハでちょこっと彼等の曲を合わせるだけでも一生の思い出だ!と腹をくくってアシベに向かった。

到着するとサウンドチェック最中マジでジェイクはおらず、四人でワンマンをやり切る気のようだ。

Baクリスが僕を見て「タカヒロだろ!早速合わせよう!」と声をかけてくれた。

雲の上を歩いてるみたいな気持ちでセッティングをしていると、Gtロブが「なにが弾ける?何がやりたい?」と。

何がやりたいだと??

僕はもしそう聞かれたら「too close to see!」と言うつもりだったのに何故か「vevet alley」と言った。何故わざわざ難しい曲を!!

五人で一回velvet alleyを通して、Voジェイソンが「完璧!」と言って何処かへ行った笑

この時点で僕は幸せ死にしそうだった。STRUNG OUTメンバーSTRUNG OUT演奏してるんだぜ!

クリスが「セッティングの時別の曲のリフ弾いてただろ?それをやってみよう!」と言い「no voice of mine」という曲を一回通した。「完璧!」と言いクリスはどこかへ去った。

ロブとジョーダンが僕の目を観て「too closeは弾けないの?」と言った。反射で僕は「自信無い!」と言った。

本当は一番弾ける曲だった。何度も何度も弾いてきた曲だ。

でも彼等の代表曲だ。僕なんかが弾いたらおこがましいし、日本ファンも良い顔しないだろうと思った。

ギターソロもあるしね。

ロブが弾いてみてと言うので軽くコード進行をひと回ししたら、二人は特に何も言わず何処かへ行った。

アメリカバンド日本とは違う。セットリストを提出などしないし、直前まで決めない。

オープンし続々とお客さんが入る中。僕は何曲やるのか何をやるのか何曲目にやるのかも解らないまま、アシベの倉庫でカチャカチャ練習していた。

19歳当時の僕を横浜ベイホールに連れてってくれた先輩バンドマンの上野さんに電話して、状況を説明し、「頑張れっていってください」とお願いするくらいにはテンパってた笑

初めて観に行った横浜ベイホール上野さんと行ったんだ。

先輩。TOO CLOSE TO SEEというバンドギタリスト上野さんは「思いっきりやんなよ!」と言ってくれた。

スタートまで十五分というところで陰でガチャガチャ練習していた僕のところへロブが現れ、「さっきのアレだけどちょいちょい押さえ方違ったぞ。本当はこうだよ」と修正をしに来た。今言う?それ今言う?!

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