2016-04-16

いいね〟の数で人が死ぬ。それが国を弱らせる。

人の評価で人が死ぬという事態がどれだけ恐ろしいことかを知った方がいい。

巷でたまに人事評価に使われている360度評価ってやつは、あれは闇だ。恐ろしい制度だ。

 拝金主義の良いところは『とりあえずお金稼いでればどれだけ人格が糞でもとりあえずは生きていける』というところ

結局、人格なんていくらでも否定しようと思えば否定できるんだよ、

究極的な話、単にそいつが人気かそうでないか、それだけなんだから

360°評価だとか、人間性がどうとか社会性がどうとかい論議の恐ろしさは、元来労働者しかない存在評価アイドル声優と同じ土俵にまで上げてしまうことを意味する。

そういう不安定な職業につきたくないから、安定したサラリーマンを選んだはずなのに、労働によって何らかの経済的価値還元しているはずなのに、

どういうわけか結局アイドル声優と同じような人気度の評価そいつ経済価値が決まるという恐ろしい現象を生む。

はっきり言うが、人に好かれるために生きる人生ってのはクソだ。

『不必要人間なんていない』なんて言葉は戯言に聞こえるかもしれないが、実は経済の仕組みを考えると『不必要人間はいない』ことをわりと簡単に立証できる。

学問的に言っても、やはり『いなくていい存在なんてのは〝いない〟』のだ。人は死ぬまで何かを消費し、生き続け、存在し続けるだけで何らかの貢献をしている。

 人間が増えないと経済は発展しない。また存在し続けることそのもので人には価値がある。

経済を支える根本的な思想は『人がそこにいて何かを消費し続けること』だ。消費を続けることには勇気がいる。信用が必要だ。

この消費によって回転が続くことこそ、経済の発展と社会の発展だ。それが個人の生存を容易にする。そのシステムの回転を信じて活動する人間の総数の和が多ければ多いほど、その社会経済は強くなる。

日本円リスクヘッジに選ばれる理由は、相互信頼システム機能していたからだ。戦争経験した世代が持つ共通認識がそれを可能にした。大きなストーリー社会にあったから、だからシステムが上手に機能していた。

原理原則にそって考えれば、巷で言われているような『老害』だの『不必要人材』だのという存在ほとんどいない。認知症を抱えたご老体ですら、施設に入って何らかの消費活動をしている以上は、経済活動に携わる重要ひとつ構成要素だ。

そのご老体という資本が生み出す年金によって福祉施設収益を得ている。

死ぬまで誰かの役に立つことが出来る。いなくていい、要らない存在なんてない。それが本来経済システムだ。

必要から施設に入れられているわけではない。

循環することが本質なのだから、その媒介として存在しつづけることと、経済活動を続けることこそがその人の価値である

どんな人間にも、極悪人であったとしても何らかのポジションがある。それが経済原理

ロード・オブ・ザ・リングガンダルフがゴラム言及したときに使った言葉は注目に値する。

〝『善か悪かはともかく、ゴラムにはまだ役割があるとな。そのときが来れば、ビルボ憐れみが多くのもの運命を決することになるかもしれん』〟


どんなクズ人間でも何らかの形でそこにいる理由がある。

いつその理由が明かされるかは不明だが、ひとまずそっとしておいた方がいい。

アダムが述べた〝見えざる手〟は、いちいち評価見える化しなくとも、水面下で勝手に進んでく。

良かったか悪かったか最後になってみないと分からない。

だが経済原理のものが消費を前提にしている以上は、ひとまず参加者全員が構成員であり、敗者もまたひとつ役回りしかないことを肝に銘じるべきだ。

世界ストーリー必要とされているのはそこに信用システム機能するからであり、本質的には経済ひとつ宗教しかないのだから、ある思想ストーリーの元で弱者、あるいは低評価であるからと言って絶望すべきではない。

今後評価経済さらされた個人は、現代においてはもはや単なる労働者というひとつジャンルとしてではなく、一個人として全方位から評価さらされる激烈な世界へと突入することになるのかもしれない。

そのときでも希望を失うわけではない理由として、経済原理さらされた労働者状態を簡単に説明している有名な宗教聖典言葉を引き合いに出すことがふさわしいと考える。

『あらゆる面で圧迫されながらも

動きが取れないほど締めつけられているわけではなく

困惑させられながらも

逃れ道が全くないわけではなく

迫害されながらも

見捨てられているわけではなく

倒されながらも

滅ぼされているわけではありません』

まりほどよく生きて、ほどよく消費して、なにもかも思い通りになるわけではないが、何もかも思い通りにならないわけでもなく

惰性で生きていけるほどに楽ではないが、死ぬほど辛いということもない世界で生き続けるのだ。

そして最終的に物事は収まるところへと収まるということを知りながら、

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