10月は異動も多い時期ですが、中には望まない異動をし、苦しむ人がいます。
特に前の部署よりダメなところに行くことになったらどんなに他の人から良い異動だねと言われようが、
「自分はそれだけの評価しか受けてなかったんだ」という落ち込みと共に、カルチャーショックがあります。
私もその1人です。スペックダウンな異動にめげずに、共にやり過ごしましょう…という気持ちを込めて、
昨年度の業務をたまたま評価され、過去にたまたま打ち合わせに出て、社内に同じスキルを持つ人がたまたま少ないという理由で異動になり半年です。
異動前に嫌な予感はしました。部署のトップの人がとにかく調子がいい。何一つ深く考えてない。
打ち合わせの内容も当たり前のことがカバーされておらず部員も何が足らないか分からないままほがらかに登場します。
(この新規事業、目的がないんだ…汗)というのが今の部署の第一印象でした。
自分達でどうしたいのか決めてもらわないとどうにもなんない内容だったので、同僚と相談し次までに詰めて置いて欲しいことを伝え、実現可能性のある案の概算見積と実施した際の展開案を企画書にまとめて出しておしまい。
下手に印象に残って色々頼られたら大変そうだなと思って一線を引いてました。
そうしたら、名指しされて異動になりました(白目)自慢でも何でもなく単に「たまたま」印象に残っただけ。
他の部署は関わりを避けてたんだなとも思いました。
異動してみると、
・期限のあるものを期限内に回答する人が40人前後いる部署で5人いればありがたい方
・肌感覚と思いつきで議論が行われ数字で裏取りする人がほぼいない
・電話に出る人がいない。社会常識の無いまま5、6年目を迎えた社員がいる(4年間以上教育してない)
・先輩との相性が悪く激詰めされ、いじめのようによってたかって舐められ続ける若手がいる。
当たり前のことが当たり前に考えられないのは「仕様」で、唯一の長所は「雰囲気だけはほがらか」なこと。
きちんと仕事をすればするほど、「それお前の仕事じゃね?」ということを押しつけようと人がウワーッと寄ってくるし、他部署からは「やっとまともに話が通じる人が来た!」と問合せが集中します。
1.トップが決断を回避し、外へ責任転嫁し、リップサービスしかしない(危機感が誰にも生まれない)
2.小さなズルをする人に怒る人がいない。怒ると肩身狭くなる。(不正も許される空気)
上の人や環境はすぐには変わらないから一人で頑張っても息切れしてしまいます。
よく見ると真面目な人なら真面目な人な程、苦しんでおり、他の部署に行ったらコテンパンにやられる輩の方がのびのびとしている。
きっと今まで通りにやると色々押しつけられて体調を崩すし、この部署のやり方に慣れたら使い物にならなくなる。
次の異動のチャンスをつかむまで、持ちこたえないといけない・・・と考えてみました。
決めたことは・・・
「残業はしないでアフター5を楽しむ」
「見えないようにスキルを磨く」
「人とはうまくやる、何も知らないふりをして教えを乞う」
「仲間になってくれる人を大事にする」
です。
「休みたきゃ休む」と割り切るくらいでちょうど良いと思います。
ただ、きれいごとだけではなく、このスペックダウンな職場に異動させられたことは事実として受け止めなきゃいけなくて、
「自分の中の首をすげ替えられやすい要素」を表面化させないということを学ばないと、同じことが起きてしまう。
どの人との仕事が面倒だったか?イラッとしたことは何か?みたいな自分の傾向を毎日手帳に書いて振り返った方がいいです。
これをひたすらひたすら守って、成果を出し、社外や他部署の人といい仕事をして印象を残し、
引っ張ってもらったり、転職や異動希望を出すチャンスを逃さないしかない。
余談ですが、転職しなくても「転職エージェントに市場価値を見てもらう」ということも、
自分の市場価値とやらなければいけないことが見える目からうろこ体験ができました。
友達に相談すると同じ経験を持つ人は結構いて、乗り切り方も人それぞれでした。
昔お世話になった方に「左遷された時はのらりくらりやりなさい」とアドバイスを受けたことも思い出しています。
異動して今は辛いけど、スペックダウンに思える環境でも住めば都にして、立つ鳥跡を濁さず去りたい。
ほんと、今日初日で「ガーン…」と思った人も、決して一人じゃないよ…ということをどこかに書いておきたかっただけです。長文すいません。