はてなキーワード: 評論活動とは
表題の事例で思い浮かべるのが、元・漫画家の「豊島ゆ〜さく」である。"元"と付けたのは、現実の豊島は、もう漫画を描いていないからである。同人誌活動も含めて、おそらく十年以上は描いていない。昔はアニメ雑誌でアフレコ現場レポート漫画とか描いていたが、そんな仕事も今はしていないようである。
豊島には、昔日曜日の朝に放送していた某魔法少女アニメのエロ同人漫画を描いていたという過去がある。そんな自分のことを棚に上げて豊島は、若いアニメファンを「性欲に踊らされている」として、ネット上で口汚く罵り続けている。
豊島の拠点は、自分が管理しているネット掲示板である。そこで長年に渡って「馬鹿な若年オタクとは違い、自分は物が分かっている!今日のダメなアニメ作品に対して意見することは、自分の務めである!」と堅く信じて、アニメの感想を書き連ね続けている。しかし、掲示板と言っても書き込みは認証制なので、実質、豊島の独演会状態である。と学会の山本弘が独善的に「昔のオタクは物が分かっていた!今の若いオタクはなっていない!」とやっていたが、あれを1億倍ぐらい酷くしたような感じである。
漫画家でアニメ評論活動に熱心といえば、あさりよしとおが有名であるが、実は豊島は初期のあさり作品にアシスタントとして参加していた経験もある。つまり、そういう年齢である。一方のあさりよしとおが漫画家として現役であるのに対して、現在の豊島は漫画家としての活動実績ゼロである。
元々、高齢オタクにありがちな、癖の強い口調・文体ではあったが、現在のようなレベルで口汚くなった時期は、ちょうど豊島の漫画家としての活動実績が消失した頃と符合する。
漫画家といっても十人十色だ。誰もが売れっ子になり、プロとして飯を食え続ける訳ではない。プロとしての目立つ表舞台からは消えても、同人誌やネット上でコツコツと創作活動を続ける人たちもいる。あるいは、筆を折って、漫画以外の仕事で第二の人生を地道に堅実に歩む人たちもいる。こういう人たちには、敬意を払うべきである。しかし、豊島は該当しない。
漫画家として芽が出なかった現実から逃げるために、若年オタクと自分は違うのだと信じたいがために、若年オタクを口汚く罵る豊島ゆ〜さく。ネットで若年オタク叩きに勤しむ人間を見ていると、そんな豊島と大同小異の「現実が上手くいっていない高齢オタク」が現実逃避をしている姿を思い浮かべる。自分は、あいつらとは違うのだ、と。
…○○さんも政治から外交、安全保障まで幅広い分野にわたって、切れ味鋭い評論活動を進めておられますが、その基礎となっているのは源氏物語をはじめとした古典から現代文学まで、日本人の核となる精神文化に対する深い洞察である、そう確信しています。「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」。以前、対談の折に新保先生から教えていただいた松尾芭蕉の言葉です。
「古人の跡を求めず、古人の求めたるところを求めよ」というのはどう考えても「保守の精神」とやらを追い求めることじゃねえよ。
そもそもこの言葉の意味は、古人がかつて求めた跡(保守)を求めるな、古人が求めた理由や背景を理解して古人が今生きていたらどう判断するだろうかを考えろ(時代に合わせて変化せよ)ってことだよ。形を真似るな心を真似ろってことだ。ちなみに、この言葉は芭蕉自身が引用として使っていて、おおもとを言ったのは空海だよ。「書亦古意ニ擬スルヲ以テ善シト為シ、古跡ニ似ルヲ以テ巧ト為サズ(性霊集)」。書道というのは、古跡(昔の大家の書)に「似る」のをもって「巧み」とは言わない、古意(昔の大家が考えたこと)に「擬する」(大家の気持ちになったつもりになる)のを「善」とする、という意味だ。それを「風雅」にも通じるね、ってやったのが芭蕉の趣旨だ。芸術の創作における風雅なんて、前の人のやったことをただ真似してもただの猿真似だからな。
書と風雅は同じではないが、この点では通じるところもあるかもしれない。芭蕉が言ったのはその程度のことだ。決して世の中の永遠の真理について述べたわけではないし、そもそも「政治」なんて全く畑違いのところにこの言葉が適用できるのかどうかも分からない。なのに何が「示唆に富む」だ。古典を自分の都合のいいように解釈したり正直意味が分かってない人間が使う決まり文句だ。古典引用して僕ちゃん格好いい、って思ったか? 残念、馬鹿を晒しただけだ。だいたい、直前の別の人を褒めた文章で
わが国の悠久の歴史や伝統、文化に裏打ちされた価値観は、世の中がいかに変転しようとも揺らぐことはありません。そうした中で伝統的な価値観に立脚し、真の日本人の精神を復活させる
この発言のどこに「古人の求めたるところを求め」る姿勢があるんだよ。ひたすら「古人の跡」万歳万歳じゃねーか! その時点でこの記事上げてる「メディア」のレベルが知れるわ。
「日本人の核となる精神文化」を欠片も知らず理解もせず、こんな人間に得意げに「教えていただきました!」みたいに褒められるとかホント罰ゲームとしか言いようがねえ。その点は受賞者に同情する。まあ自業自得だけどな。それから、我が国の宰相におかれては、こんな阿呆丸出しの文章を平気で得意げに掲載する程度の自称「マスメディア」に担ぎ上げられて舞い上がっておられて本当に可哀想だ。その程度の人間しか応援もしてくれず周りにもいてくれない、その程度の人間としての能力しか持ち合わせておられないことに同情を禁じ得ない。心ある人には完全に見限られているってことだな。親父はもう少し賢かったのだから、母親がダメだったんだろう。まあ勉強から逃げ回っているとこういう人間になるといういい見本だからせいぜい恥を晒してくれれば少しは世間への教育にいいかもしれない。