開始から1分間近く音楽のような大人数の歌声のような謎の騒音が聞こえる。今回コロナだけでなく売れっ子になったぺこぱは特にネタにかける時間が取りにくかっただろうに、これはアンラッキーすぎる…。こういう不幸も跳ね返してこそ、と思えるほどこのテレ朝野外ステージに意味があるとはもはや思えないんだよな。普通に局内セットでいいやん。どうしても屋外なら交通規制でもして万全の体制でやらせてやってくれよ。

金属バット友保「僕らラストイヤーなんで」

ネタ終わりの感想を聞かれて。陣内が一瞬信じてしまうアホだと知っててこれをブチ込む友保の悪どさが際立つ。

タイムキーパー 安土「今までの寒さの中で一番幸せな寒さでした」　松井「いい表現してまーす」

結成２年目なのにコメントちゃんと用意してきてる。昔のM-1では敗退芸人はガチでカメラにガンつけてたのに隔世の感。

カベポ スター永見「僕らがやり終わってから マネージャーの携帯が、アラーム鳴り終わらないらしいです」

それより鼻の赤さが気になる。

ランジャタイ国崎「僕たちビッグスモールンなりの頑張りを」

陣内「出し切った？」→国崎「はい？」→陣内「出し切っ…」→国崎「だめだ聞こえないな。ビッグスモールンですか」

　ビッグスモールンですかなんて質問が必要な状況この世にないだろ。

インディアンス田渕「マジで 国民、最高ー！」

中間発表で一位なのを受けて。いい笑顔とピース。今年の田渕はこの時点でもう空気を作り上げてた。

からし蓮根 伊織、無表情でカメラを見つめながら口をパクッ

暫定点数についてコメントした青空から移って無言の伊織を映し続けるカメラも謎だが、一瞬だけパクッと口を開ける伊織も謎。

ゆにばーす川瀬「行った暁にはテレ朝のスタジオに街宣車で突っ込みたいと思いますので」

敗者復活戦前に街宣車で投票呼びかけてた人間によるテロ予告。ていうか決勝行けたのに突っ込むのか。ステージからなら歩いて行くほうが早くないか。

キュウ清水「この中の誰かが復活する……間違いない」「これで決まったわけじゃない……気をつけろ」

芸人たちがやたらウケてる。なんか表情とか雰囲気が似てるんだよなー。

ランジャタイ国崎「82点でしょ？行きますよ、国民最低ー！」

周り大爆笑の中「間違いない」連呼。今回のコメントではこれがイチウケ。やってること全部他人のふんどしなところが良い。ランジャタイの芸風はぶっ飛んではいるが尖ってるとは違っていて、特に国崎から溢れ出る無邪気さは強力な武器。このコメントも中継の影響で最初タイミングがずれて言い直してるんだが、そこをグダグダに感じさせない力押しで行けるのは才能。間違いない。

銀シャリ 橋本「26万人が投票してるんですよね？国民の半分じゃないですか」

熱気に当てられてボケたくなったとの供述。

ニッポンの社長ケツがブチ切れながらライオンの真似してる中流れる夕焼け小焼け

他にもネタ中にシャキーンみたいな音がするトラブルがあり、これは音声スタッフによるミスらしい。ネタと時報が被らないように運営は調整しとけよとは思うが、正直このトラブルに関しては面白すぎて今回のM-1の裏ハイライトにしたい。（表は野田が電車で転げ回ってる場面）来年のPVにこのケツのライオン使ってくれ。

ゆにばーす川瀬「ほんまに、マジで、よろしくお願いします！！」

土下座するも客の頭に隠れてまったく見えず。その後にカブセて寝転んだ田渕はしっかり映る。この時点でもう勝敗はついていたのだ。

基本的に自分は敗者復活戦に豪華なゲストや派手な演出は不要派で、審査に漏れた奴らが貧民街の娯楽（©さらば森田）で盛り上がってる雰囲気が復活戦の良さだったと思っている。しかし地上波で放映する以上それが無理というなら、せめて力を出し切ってネタできるよう運営は最大限努力する義務がある。やらせる必要がないのに演出のために寒い屋外でやらせてるんだから、音声トラブルや騒音問題は未然に防ぐべき。

今回は全組にきちんとコメント時間取られてて、尺もほぼ平等だったと思う。ワイワイ感は薄れてこじんまりした雰囲気にはなったが、それを超えたカオスを感じさせたランジャタイ国崎が敗者復活戦ネタ以外のMVP。とりあえず国崎に振れば何かしら爆発が起こる状態になってた。それもいかにも用意してきた感のない生き生きとしたボケで見ててワクワクする。いい。