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はてなキーワード: 壁と卵とは

2024-05-28

壁と卵の話

>> もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます。そう、どれほど壁が正しく、卵が間違っていたとしても、それでもなお私は卵の側に立ちます <<

昔、村上春樹スピーチを素晴らしいと思った。

私も常に卵の側に付こうと決意した。

私はタフな人間なのでそれができると思ったのだ。

ただし いま30年ちょっと生きてきて

卵もずるいよなあ って思う時も正直ある。

タフで無神経な壁の私が卵を割ってしまう。

だって常に割れしまう卵の側に立ちたいが

どこかで 自衛してくれよ 自分でなんとかしてくれよ と思ってしま自分がいる。

いつも人に優しくありたいし、システマチック判断はしない、人の柔らかいところが好きだから感情的機微理解してるつもりだ。

でも自分はいろんな意味で強くて率直で、本当に繊細な人の気持ち理解できない。友達には、あなたは強いから弱い人の気持ちはわからないと言われた。繊細な人にとっては私の強さが時折に無神経さに写り、その人を傷つけるときがあるんだろう。

そういうことが起こる時、もちろん周りから責められることはないし、私も卵を守るためにある種の不利益すら被ってもなお平気、と思ってはいる。だから多少の不利益を年単位で実際に被り続けたこともある。それで体調を崩したこともある。(そのあとはもう辞めようと思った)

で、この自分の信念めいた考えを、後悔することもなけれは、受け入れて生きているんだが、でも、それでもふとした時、ずるいよねえ 柔らかく繊細なままで、守られて、ずるいねえって、意地悪なことが頭をかすめるときも、ある。

2021-02-14

anond:20210214230343

システムを動かしてるのは人間なんだから

外とか無いよ

壁と卵というのは単なるレトリック

卵は壁であり壁は卵であり

お互い利用し搾取しあってるのに

世界から一方的弾圧を受ける被害者だと「常に」感じつづけているのが人間歴史

2020-06-10

壁と卵があれば常に卵の側に立つ

人間魔王が戦っているとき人間の味方。

男と女が争っていたら女の味方。

民衆が王に立ち向かうとき民衆の味方。

三国鼎立状態であれば最弱の国の味方。

反乱軍に味方して政権を倒した後反乱軍支配者となり、逆の思想集団が反乱を起こしたら今度は新反乱軍の味方をする。

表向きは「あらゆる弱き者たちの守り神」。

その真の姿は「できるだけ強い奴と戦いたい戦闘狂」。

2017-09-26

壁と卵なら卵の側に私は立ちたい

村上春樹はそう言ったけどこいつ場合は卵のことも理解しようとしてるんですよ~という顔をしつつ、卵をいかに壁の側に近づけるかしか考えてないのがまるわかりだから、わかり合おうとする気すら起きねーわって切り捨てられるんじゃないだろうかanond:20170921190944

2015-04-01

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.welluneednt.com/entry/2015/03/31/174428

エルサレム賞を受賞した村上春樹の「壁と卵」のスピーチについて、斎藤美奈子朝日文芸時評で書いていたのはなかなかよくてね、「このスピーチを聞いてふと思ったのは、こういう場合に『自分は壁の側に立つ』と表明する人がいるだろうかということだった。作家はもちろん、政治家だって、『卵の側に立つ』というのではないか。卵の比喩はかっこいい。総論というのはなべてかっこいいのである」って揶揄していたよ”

http://www.sotokoto.net/yukokuhodan/yukoku_17_2.html

斎藤美奈子さん、いるみたいですよ

2011-06-11

村上春樹カタルーニャ国際賞スピーチなんて全然すごくない。

村上春樹カタルーニャ国際賞スピーチが賞賛を浴びてるけど、僕はすごいスピーチとは思わない。エルサレム賞の「壁の卵」のスピーチの方が、何億倍もすごかったと思う。

本題に入る前に、まず先に参考にした資料を列記しときます

村上春樹さん:カタルーニャ国際賞スピーチ原稿全文(上) - 毎日jp(毎日新聞)

http://mainichi.jp/enta/art/news/20110611k0000m040017000c.html

村上春樹村上春樹エルサレム賞スピーチ全文(日本語訳) : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース

http://www.47news.jp/47topics/e/93925.php

一部には原爆原発を一緒にするレトリックに批判が挙がってるけど、別にこの部分には異論はない。科学的にいうと全然違うかもしれないけど(急性被爆とかうんぬんかんぬん)、文学表現としては有りだと思う。

僕が違和感を覚えるのは、そこの部分じゃなくて、「我々が一貫して求めていた平和で豊かな社会は、何によって損なわれ、歪められてしまったのでしょう?」「理由は簡単です。「効率」です」という部分。

「効率」って言葉は一見抽象的なようで、安易に単純化した概念だと思う。

問題は深刻で真実は闇に隠されてて、立ち向かうのには、「壁と卵」のスピーチ言葉を使うと、もっとよい嘘をつくべきなのに、「効率」は出来の悪い嘘だと思う。

「効率」という嘘が、どのように出来が悪いかというと、この原発問題を簡単に乗り越えられるような印象を与えるということ。僕らが「効率」を捨てさえすれば、二度とこのような問題は起きないと錯覚するということ。

そんなに簡単に乗り越えられることが可能なんだろうか。僕らが「効率」だけを求めて生きてきたから、このような事故引き起こししまったんだろうか。たとえそうであっても僕らは簡単に「効率」を捨てることができるのだろうか。

しかしたら、福島の人に希望を持たせるためにあえて出来の悪い嘘をついたのかもしれないけど、そんなことは他の人に任せるべきで、村上春樹仕事ではないように思える。春樹以外の人にだって出来ることなのだから

春樹にしか出来ないこと、それは問題を抽象化して、別の形に置き換える作業だと思う。それは単純化と別方向の作業で、非常に難しいし、理解されないかもしれない。問題をさらに複雑にしたと批判を浴びるかもしれない。

でもそれが、「壁と卵」で春樹が言ってた小説家仕事じゃないかな。そしてそれは「嘘を紡ぐプロ」として自覚している春樹にしか出来ないことだと思う。

※追記 エルサレム賞リンクが間違ってたので修正しました。指摘ありがとうございます

2009-07-28

http://anond.hatelabo.jp/20090728220450

高く堅固な壁と卵があって、卵は壁にぶつかり割れる。

もう何度読んでもモテ非モテのことにしか見えなくなってきたじゃねえかwwww

2009-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20090418042423

君の子供タバコ何箱分なの?との問いに社会というのは答えを持ってないよ。

社会とか国とか企業とか、存在認識されているんだけど、

目に見えないからって怖がっていたら、子供に伝染するよ。

往々にして、その怖がるってのは、壁と卵を生み出してしまう。

そもそもこの比較は無意味とは言わないけど、単なる思考実験なんだから。

2009-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20090314222115

村上が言うからそうだというつもりじゃなければ、わざわざ「正論原理主義」とか「壁と卵」とか

村上言葉持ち出して自分の主張権威付けする必要もない。

流行ってるテクニカルタームを使って何かを言っちゃいけないの?

「大作家が言ってるんだからお前ら正論言うなよ」みたいな虎の威を借る狐状態?

君は文芸春秋インタビューほんとにちゃんと読んだ? (「イスラム原理主義」という言葉を見るとイスラム教全体に偏見を抱くような勘違いをしているようだが)

はっきり言おう、それは君の被害妄想だ。

http://anond.hatelabo.jp/20090314220855

正論原理主義」というのは否定的なレッテルとして使ってると思う。

盲従してるのもいるが盲従させようとしてるのもいるだろう。いずれにしろカルトと同類だ。

「大作家が言ってるんだからお前ら正論言うなよ」みたいな虎の威を借る狐状態?

村上が言うからそうだというつもりじゃなければ、わざわざ「正論原理主義」とか「壁と卵」とか村上言葉持ち出して自分の主張権威付けする必要もない。

 
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