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はてなキーワード: ピースとは

2010-01-19

http://www.ideaxidea.com/archives/2010/01/air_umbrella.html

おまかせ! ピース電器店 を思い出した。

空気で水をはじけるようになれば濡れた傘を持ち歩かなくていいなぁ。

2010-01-15

半分Reply的なもう一つのTwitter発付き合い例。

http://anond.hatelabo.jp/20100114215738

付き合い始めの頃を懐かしんで思い出してみた。

経緯

3年前にTwitterを始める。ちょうど第一次のTwitterブームの頃。相手は遅れること2ヶ月後に始めたらしいけど、面識は全くなかった。

(当時はユーザも今ほど多くなく、出自のクラスタである程度Followerのコロニーができていたと思う。私ははてなクラスタ、相手は学校クラスタにいて、相互の交流はほとんどなかったように思う。)

約2年前 ついったったーだけのオフ会にて初お目見えする(ただしこの時点ではこちら側だけが認識)。

1週間後 初めて相手にReplyする。その後ちょくちょく@会話。

1ヶ月後 別にあったついったったーのオフ会に誘う。

そして、オフ会で相互に認識する。

オフ会の後、DMのやりとりが始まる。

3週間後に初デート

その後はDMをやりとりしたり、週1ペースで会ったり。相手の存在が自分の中でどんどん大きくなっていった。

初デートから約1ヶ月後に告白する。相手の返事は保留。

その2週間後、OKされる。付き合うことに。

元増田との一致点、差異点
  • 一致点1) 付き合った理由に性格的要因が強いこと。

 Twitter恋愛に関わるコミュニケーションツールとして優れていることは間違いないと思う。それは、「出会い」の機会としてというよりも、性格が合いそうかどうかということが、当人に向けた発言以外のtweetからも情報収集できるからだ。私の相手は、私とコミュニケーション的な距離が近づき始める端緒の時点で、私の名前をぐぐって、ネットワーク上の私の発言を逐一確認していたとのことだ。そして、Twitterはそれを容易にしてくれる。良い意味でも悪い意味でも、相手がどのような生活を送り、どのような発言をし、どのような嘘をついているか透けるからだ。例え自分を偽って見栄を張った発言をしていたとしても、大量のTweet発言者性格を否応なしに表す。「あ、この人とは関心領域が似てる、趣味が合いそう」ということがわかったのは、今の2人の関係を考えれば大きかったと思う。

  • 一致点2) DMが続くこと

 元増田も言っているように、DMの作用は重要だ。140字のコミュニケーション携帯メールに似ている。ただ、携帯よりも文字を入力しやすいキーボードから入力ができる点で、DMのほうがより直接的に考えを送りやすい。もちろん慣れの問題はあるだろうけれどね。

 私も相手が大事な人だと思っていて、最初は付き合うなんておこがましいと思っていた。ただ、この点は関連があるというより、たまたまである可能性のほうが高いと思う。恋愛において、上下関係などどのようなケースでもありうるだろうと思うからだ。

ちなみに相手が「尊敬ときどきかわいい」は同意。たまに、もう少ししっかりしてほしいと思ったりもするし、思われたりもする。相手に至っては、いい年してかわいいTweetはやめて!と言われる。バリバリ

大きな差異点は一つくらいだろうか。

  • 差異点:出会いがオフ会だったこと。

この時点で、純粋Twitter経由とは言えないのだが、Twitter関係のオフ会だったので、これもある意味ではTwitterつながりなのかも。

現状と所感

2人の現状としては、2年経ってもそんなにマンネリにはなっていない。趣味領域が近いこと、Twitterコミュニケーションがしっかり取れていることが、2年経っても続いている最大の要因だと思う。お互いに好き嫌いははっきりしているので、スルーすべき場所にはお互い立ち入らず、でもたまに真剣な話もしたり、馬鹿な話をしたり、そんな感じのゆるくもお互いに良い意味で頼りあえる関係だと勝手に思っている(相手がどうかは知らないけど)。

Twitterを起点とした恋愛は、特に状況把握の点で他のコミュニケーション手段よりも強みがあると思う。当人に向けたTweetDMでないとしても、その人のtweetを見れば、何をしているのかはある程度把握できる。ありったーなどのツールは要注意かなあ。このへんも発言傾向ですぐばれそうだけど。もしTweetがなかったりすると少し心配になるけど、単に寝てるだけの時もあるし、気にしすぎることもない。

コミュニケーションが密になりすぎると、アディクション(病的依存)状態に陥るリスクがある。私も特にこの点を気にしていたのだけど、もうすぐ2年経つ現在のところは、アディクション的関係に陥る気配はない。単純な2点間通信でないことが、ゆるいつながりを保ち続けられている理由のかもしれない。共通のFollowerもいれば、互いに全く関連のないFollowerも多く、それらの人とのつながりから、お互いがお互いに個のついったったーとして独立した外界との接点を多く持っていることは、こと恋愛の中で視野が極端に狭まることを防いでくれる。

とはいえ、私は今でも、Twitterを使う限り、相手を疑い始めれば簡単に相互束縛関係に陥るリスクが依然として残っていると思う。Tweetの中で「かまってほしいオーラ」を出すことは簡単で、かつ相手に対して容易に束縛感を与えられる。私の周囲のFollowerでも、この傾向にある人を何人か知っている。この点は本当に気をつけていきたいと思う。

Twitter発の恋愛という共通点に共感していくつか書いたが、私にとって、かつて相互依存関係の部分で失敗した経験があるので、ゆるいつながりを維持できるTwitterというのは、本当にすっぽりとピースが埋まったようなコミュニケーションを実現させてくれた。

そして元増田さん。元増田さんが分析を含めていろいろと書いていたので、嬉しくなって私もついチラシの裏的なことを書いてしまいました。お互いにゆるく、かつ強固なつながりを持てる幸せ時間がずっと続きますように。

2009-12-16

http://anond.hatelabo.jp/20091216142806

んー、そうじゃないんだが。

読解能力をどこでつけたのか自分でもよくわからないのだが、

たくさん本を読めばパズルのように間違っているピースがわかっていく。

解釈が間違っているかどうかは大量に本を読んでいけば自然にわかることが多いように思う。

「読解方法について教えるべきだ」というなら、オレは異論はない。

自分はそのように学んでこなかったので評価できない。

2009-12-07

トリ胸肉2Kgをしたごしらえ。結構少ない。

都内に住んでおり、物価はある程度高いのを承知して暮らしているんだけど、初めて100gで30円の胸肉を見た。

2キロパックだったけど買った。

以下どう振り分けたか。

フープロでひき肉にして冷凍:4枚

とりハム:2枚

丸ごと冷凍:1枚

デイリーポータルZで有名なあのうまい鶏肉をつくって直ちに食べる(他の肉を処理している間にできた):1枚

というわけで、胸肉は1枚あたり平均250gなのだなあ、とのんびり思う。

「あのうまい鶏肉」は皮中心にあまったので、カリカリに焼きなおして鳥の煮汁で冷凍グリンピースを煮てサイゼリアの青豆サラダみたいにして食べた。

2009-12-01

ゲームピースコブラ」。

ワタシがアニノマスダイアリー、通称増田で書き始めた最初に戻るが、

この増田の事を「騙し合い」とも「ゲーム」とも、

ワタシは言って憚らなかったのである。

ついでに申せば、ワタシの書く文章は総て「絵画である」と思い込んでいる。

つまり「〜T/H」は(あくまで)名目上、ワタシのサインだという事で。

(ただし、「ヒラノタツヤ」かもしれないし、「ホテイトモヤス」かもしれない。

がしかし、誠に勝手ながら「ワタシ」以外はニセモノ扱いとさせて頂く。)

元ネタは隠すまでもないが(『贋作ダリ』と検索してみて下さい。)

「ワタシ」は現時点を以て3種類にカテゴライズされるとする。

 1)本物:「ワタシ」が直接書いたもの。

 2)ニセモノ(許可):「ワタシ」が書いていないが、黙認しているもの。

 3)ニセモノ(非認定):「ダウトコール」されたもの。

追加ルールとして、この「ダウトコール」を採用するが、ニセモノかどうかを完全に把握出来るのは「ワタシ」だけである。

しかしながら、以下を宣言する。

「”ワタシ=T/H”ダウトコールをしません。」

(つまりワタシ本人がダウトコールを行う際は「匿名」にてトラックバックするという事である。)

皆様に試して頂くのは「目利き」であり、「匿名性の中の唯一性」のテストでもあります。

と同時に、別に反論などせずとも「ダウトコール」とトラバすればそれは駆逐されます。

以上が追加ルールです。ヨロシク。

                     〜T/H

追記:「この項にもトラバする」としましょう。履歴が一覧出来ますので。

2009-11-20

人生の先輩にラブアンドピースを伝える方法

帰り道、近所の病院の前にパトカーが止まっていました。

「うー!あー!」

年齢的にも社会経験的にも大先輩なおじさんが、不明瞭で不愉快な声をあげていました。

警察官が3人で囲んで、理解と協力を求めていました。

私は左手をパーにして、親指と人差し指と薬指と小指をたたんで作る『ラブアンドピースサイン』をこっそりとおじさんに送りました。

「うがぁーーーあqwせdrftgbyhぬjきl」

サインはきちんと伝わったようで、先輩はいきり立って襲いかかってきました。

私がサインを送った事を知らない警官は、あわてて取り押さえていました。

ゲララw

2009-11-13

禁煙

禁煙を目指してタバコの量を減らしているんだ。

ピース21mmを2個/day

アークローヤル18mmを1.5個/day

セブンスター14mを1.5mm/day

キャスター7mmを1箱/day

キャスター5mmを0.5箱/day

キャスター3mmを3~5本/day

マルボロメンソール1mmを3~5本/day

ここまで減らした。

現在大学4年でニート生活を送っていて、1人で家から出ない時は3,4本に減っているんだ。

これは部屋を禁煙にしたということがまず大きいとは思うのだけれど。

しかし友人と出かけると友人が喫煙者非喫煙者に関わらず半箱~1箱吸ってしまう。

これは癖になっていると思うのだけれど、禁煙成功者はここからどうやって辞めるかアドバイスをして欲しい

2009-11-07

マイケルについてほとんど知らない俺がTHIS IS ITを見てきた

彼女がどうしても見たいと言うので、マイケルの曲はフルで聞いたことが1曲もない俺が見てきた。

いやースゴイわ。映像自体はライブDVDの特典映像レベルなんだけど、もうなんか桁違い。エグザイルでキャーキャー言ってる日本人ってなんなの?て素直に思っちゃうぐらい圧倒的。正直舐めてたよ。ダンスも歌も次元が違いすぎてリハの映像なのに鳥肌立っちまった。マイケルと一緒の舞台に立ちたいと願う人間コメントとか見ててもコレが本物のカリスマなんだとも思った。

で、なんで日本ではマイケルが若干ネタくさい扱いで馬鹿にしかされないのかってのかが気になった、というか不満になった。

もちろん本国でもパロディはされてるだろうけど、それは超かっこいいというのが認知されてるからこそ成り立つ話であるのに対して、日本ではその前提がマスコミによってあまり作られていないと思う。ただの痛い人。ポウと叫ぶ人。肌が白くなった人。ネバーランドの人。疑惑の人。キングオブポップスとしてまったく扱っていない。死んだ時もスリラーとかのプロモをちょろっと流して、「スキャンダルなどもありましたが世界の宝でした」と取ってつけたようなコメントをつけるだけ。スリラーがスゴイというのは置いておいて、マイケルの話題が出るたびにとりあえずそれを流すっていう姿勢はどうなんだって話だ。すくなくとも俺はいつも流れる映像として処理してたよ。

でも、いや、ホントライブ映像3分でいいから流したら視聴者の評価全然変わるってことぐらい、ホントにマイケルをスゴイと思ってる人ならわかるだろ。俺もマイケルが動き出して3分で全部持ってかれたよ。それともあれか、マイケルスタンダードにしたら日本ポップスって勝てっこないってわかってるからあんな扱いにしてるの?

とまあ、ニワカ乙としか言いようがないのは重々承知しているが、それぐらい俺にとってはいい経験だった。ドルビーサウンドシステムで聞くマイケルは事前知識がない俺にでも十分楽しめたよ。あれだけ元気にスクリーンで動いていた人が死んだとか信じられなくなってしまったよ。DVDになるだろうしそれでもすごいだろうけど、映画館で見れて良かった。

ちょっくらマイケルの曲集めてみるわ。

みんなも多くの人は知ってるだろうけど、馬鹿にされてるマイケルじゃなくて、クソかっこいいマイケル見た方がいいよ。

■追記

朝起きて見たらなんか荒れてるー!!

すいません、ニワカでゆとりで。

マイケルがすげーことなんてみんな知ってるよ!って思うかもしれんけど、少なくとも俺が生きてきた小中高大でマイケルが好きなんていう人は見たことがなかったし、マイケルって整形のイメージしかないぐらいなんです。彼女は昔のディズニーで見て好きだったとかは言ってましたが、田舎もんの俺にはマイケルと出会うのはテレビしかなかったですし。まあ世代論で語るのは間違いとかいいますけど、世代に応じて大半の人間の印象は分けられるのもまた否定できないと思いますよ。その世代に応じてってのは結局スキャンダルの時期なのかもしれませんが、結果的に死んだ時の扱いはかっこいい男の死ではなく、イロモノの死の扱いに俺は感じました。それだけです。

まあなんつーか、ゆとり乙って言ってる人も、興味を持ったゆとりも、見てないなら見た方がいいっすよ。ピースにしましょうよ。マイケル映画でそう言ってましたし。

2009-10-29

彼氏Erlang使ってた。別れたい…

Erlangだと軽量プロセスで並行処理された時なんか恥ずかしいww

^C + a しちゃうしww

男にはせめて普通スレッド起動して欲しい・・・

gen_serverとかに一部の処理を任せたら・・・・もう最悪ww

せめて普通にフォークピースレッドぐらいは使って欲しい。

常識的に考えて欲しいだけなんです!

軽量プロセスを起動された時の恥ずかしさとか分かる?

あのね?たとえば一ヶ月10??20万人ぐらいがサーバアクセスするでしょ?

それぞれ相応の速度が出ていれば満足じゃない?

だからみんな普通にピーヘッチピーやパールルビーパイソンでサーバ処理するでしょ?

ErlangでErlyWebなんて使ってたら大恥かくでしょうがww

2009-10-15

http://anond.hatelabo.jp/20091015145444

無趣味無趣味つまんないって書いてるけど

好きな音楽アーティスト1人か2人ぶんくらいしかない。

読書も嫌いではないが、月1冊読むぐらい。

これ、逆にすごくね?何この厳選ぶり。めっちゃ自分の嗜好にこだわりあるじゃん

音楽とかって、普通は好きなアーティスト一人見つけるとそこから好きなもの興味があるものが自然と広がってくもんだけど、この増田にはそれがない。好きなものとそうでもないものの境がすごくはっきりしてる。

なんかこの増田は「音楽」とか「小説」とかそういう大きなジャンルのくくりで楽しみを見つけるより、パズルピースみたいに「音楽ならこれ」「食べ物ならこれ」「家具ならこれ」と自分の好きなものでひとつひとつ身の回りを埋めていく方が幸せになれるんじゃないかという気がした。

2009-09-15

http://anond.hatelabo.jp/20090915022547

一週間以上脳を死なせていたけれど、今から活性化させようと思う。

コーラを飲んだからたぶんブドウ糖完璧だろう。

思考する主体は一体誰なのかな?

言葉に出来ない思いは誰のものなのかな?

本当の自分は一体どこに居るのかな?

どうして「そこに居る」とわかるのかな?



思考する主体、“私”と私が呼んでいる対象について。

それは誰なのか。何なのか。その存在は? どこにいるのか。

思考してるのは私なのか、それとも“私”なのか。

私という存在とはなんなのか。

たぶんだけれど、私は私を持て余しているのだと思う。

そもそも、私が“私”について考えるって無謀なことだとは感じているんだけれどね。

言葉にできない思いが誰のものなのか。

思いって、所有物なのかな?

本当の自分は一体どこに居るのか。

私に本当も偽りもあるのかな?

どうして「そこに居る」って分かるのか。

私が居る場所ってあるのかな。空間があるのかな。時間があるのかな。善悪が、もしくは私と他者が存在するのかな。

もしかすると、人間は切り取られたピースなのかもしれない。

どうでもいいかもしれない。

背もたれに仰け反っていた精神を、前に向けようと思う。

2009-07-31

ワッハ上方の闇1

大阪府議会会議録より

http://www.pref.osaka.jp/gikai/discuss/index.html

【 平成8年度スポーツ・文化振興特別委員会-01月28日-02号 】

◆(塩谷としお君) そういうふうな御答弁であれば、あえてちょっと申し上げておきたいと思うんですが、ワッハ上方、いただいた資料によれば、既に大阪府が出しているのは展示室の内装費で約四億九千万円、それから演芸ホール設備関係も含めれば五億円を下らないだろうというふうに思います。それから、年間の経費で言うたら家賃、共益費が年間約三億四千万、それから運営管理費が約二億八千五百万、合計六億二千五百万、これから毎年出していかなくちゃならない。これは今の財政状況の中で相当なワッハ上方の運営に大阪府お金が使われるわけですね。

 一方ですね、私、ごらんになった先生方も多いと思いますが、あのワッハ上方のあるところは吉本ビルの中の一角をいわゆる借りているわけですね。あの辺に行ったらいかにも吉本の中の一施設だという思いを、感じを受けるのは、私だけではないだろうというふうに思うんです。何か吉本のためにあるんじゃないかという感じが非常に強くするわけですよ。

 だから、そういう印象を持たれないためにも、やはり大阪府として府立の上方演芸資料館としての、やっぱり私は何といいますか、襟度というのか、プライドというのか、あるいはグレードというのか、そういうものを兼ね備えたものをつくっていくというのは、これはやっぱりこれから大いに求められるんじゃないかというふうに思いますよ。

 だから、あえてきょうの特別委員会で貴重な時間をいただいて質問をしているんで、この点はぜひ今後検討する課題として考えていただきたいというふうにこれは強く要望しておきたいと思いますし、また別の機会に改めて尋ねていきたいと思います。

 最後にもう一点、私はそれと関連して非常に強く思ったのは、入場料金の問題なんです。

 ワッハ上方の入場料金は大人八百円です。これは、一つには大阪府立の他の博物館、資料館と比べると、やっぱり際立って高いと言わざるを得ないと思います。内容的に言うても、私は八百円は高いなというふうに率直に思いましたけども、他の館と比較して高い。例えば、府立弥生文化博物館それから近つ飛鳥博物館、これは常設展の場合は一般は三百円です。それから、リバティおおさか--人権博物館ですね、それからピースおおさか--平和センター、これは二百五十円です、大人がね。だから、それと比べると随分高い。

 それからもう一つ、五階の演芸ホール、これは私は実際驚きましたけども、一月いっぱいまでで大体五十六回公演が行われて、また行われる予定になっておりますが、三千五百円が一回、それから三千円が四回、二千五百円が十二回、二千二百円が一回、二千円が三十四回、あとは千八百円とか二千円以下なんですけども、これは一般の劇場と変わらない、あるいはそれより高い入場料金です。

 ワッハ上方の資料館とそれから演芸ホールを同時に見に行ったら、高い場合は三千円以上優に一人かかるんですよ。私は、ワッハ上方演芸ホールというのは非常に中も立派な劇場ですし、例えば落語を聞く場合に普通グランド花月とか、あるいは角座とか行ったら、たくさん出演者がおるから落語を聞きに行っても一人十五分から十分ぐらいで終わってしまうと。本当の落語という芸能を堪能しようと思うたら、ワッハ上方なんかが非常に活用されてしかるべきだと思うんです。しかし、同時に入場料金ももっと下げて、もっと多くの府民が気軽に行けるようなそういうものに改めるべきだと思います。

 聞けば、この演芸ホールの入場者というのは非常に少ないというふうに聞いているんですね。これは新聞にも関係者の投書が載っておったのを私も見ましたけれども、その一つに、やっぱり入場料金の問題もあるだろうというふうに思います。これはぜひ、今後安くするということを検討するということが私は大事だと思うんですが、その点はどうでしょうか。


【 平成8年度企業会計・一般・特別会計決算特別委員会-05月11日-09号 】

◆(西脇邦雄君) 私の方は、ワッハ上方の運営の現状と課題についてと、それからこの国会で成立いたしました特定非営利活動促進法、いわゆるNPO法案が成立をいたしましたので、その認証の問題について、二点にわたって質問をいたしたいというふうに思います。

(略)

 それでは、ワッハ上方の運営についてお伺いしたいと思います。

 まず最初に、大阪文化振興財団管理運営をされておるということでございますので、ちょっと全体の財団の現状なり四つの組織と八年度の決算状況について、まず伺いたいと思います。

◎文化課長田中寛君) 大阪府文化振興財団は、昭和六十三年に大阪府が策定いたしました文化振興ビジョンに基づきまして、ビジョンが目指す文化首都大阪の一翼を担うため、行政機関や民間団体と密接な連携のもとに多様な芸術文化事業を行うため、平成元年五月に設立いたしました。

 大阪文化創造の十年と位置づけられました昭和六十三年度から平成九年度までの十年間の文化振興財団の主な事業といたしましては、国の内外で高い評価をいただいております大阪センチュリー交響楽団の運営、二十一世紀大阪世界に対する美術の発信拠点とするための国際現代造形コンクール--大阪トリエンナーレと申しておりますが--など先導的な事業を実施しております。

 また、すぐれた舞台芸術府民が身近で鑑賞する機会を提供いたします府民劇場の開催、それから芸術劇場府民芸能芸術鑑賞会の実施、文化情報誌の発行など多彩な文化事業を展開しております。

 文化振興財団の本部は北区中之島ビルの中にありますが、同じフロアに文化生涯学習の拠点であります府立文化情報センターと府立現代美術センターそれから難波にございます府立上方演芸資料館--ワッハ上方と申しますが--の管理運営を行っておるところでございます。

 平成八年度の決算で申し上げますと、本部管理費及び事業費が二億九千四百万円。交響楽団の運営費が八億八百万円、府立文化情報センター及び府立現代美術センター管理運営費が三億二千八百万円、府立上方演芸資料館管理運営費が二億二千八百万円となっておりまして、合計で十六億六千万円でございます。

 文化振興財団組織につきましては、大きく分けまして四つございまして、一つは財団本部、それから大阪センチュリー交響楽団それから文化情報センター現代美術センターそれから上方演芸資料館でございます。

 財団の職員でございますが、プロパー職員が五十八名、そのうち楽団員が五十二名でございますが、それから府からの派遣職員が四十二名、非常勤職員が十三名の合計百十三名で運営を行っております。

 以上でございます。

◆(西脇邦雄君) 大体総額十六億強のうち、二億数千万というのが管理費だと、こういう説明であったと思います。振興財団の四つの柱の一つの事業であるということがワッハ上方の事業でありますけど、実はこれと別に平成九年の資料を見せていただきましたら、やっぱりこれ吉本ビルへの家賃だけで三億四千万円弱かかっておると、こういう現状だというふうに思っております。

 もちろん、難波千日前の一等地のビル借りてスタートしたという状況があるわけですから、これだけかかるんだと、こういう説明でありましたけど、開館から一年半なんですけど、これだけの負担をといいますか持ち出しがありながら、ちょっとどういう現状になっておるのかということで、何点か伺いたいと思います。まず、現在の状況について伺いたいと思います。

【 平成9年度一般・特別会計決算特別委員会-01月14日-02号 】

◆(平野クニ子君) 次に、展示室の運営について、私は思うんですが、私も何度かその展示室を拝見さしてもらいましたし、すばらしい貴重な資料というのがたくさん並べられていますし、私なんか値打ちはわかりませんけれども、本当にきっとこれすばらしいもんだろうな、府民の皆さんが大事になさってて、またそれぞれが大切になさってたのを御寄贈をいただいたりしたんだろうな、こう思いながら拝見はいたしますけれども、一度ずうっと見て、またやっぱり同じところを見ようかという気にならないのは何でやろうな、これがやっぱり歴史というか文化というか心の肥やしなんだけども、引き込まれるものがないんですね。きっと私の勉強が足りないから引き込まれるものがないんだろうな、こう思っていますけれども……。

 あの周りには、ワッハ上方のあの立地条件からすると、ミナミですよね。きっと、ここがええよと、ワッハ上方って大阪府がやってんねんて、あっこへ行ったら絶対おもしろいでってなったら、若者は周りにうようよしてるんですよ、あのミナミのかいわいは。一度でもいいから一遍のぞいてみよう。のぞくと、おもろかったで、漫才やってたでと、こんなん並んでたでと、そやけどおれら見たことないわと、こんなんというような、きっと私だって見ても、これはどんなふうに使うてはったんやろうなって、何に使われてたんだろうなと思うようなものがあります。

 そういうときに、若手の今修行をしてますとかギャラのうんと安い皆さんにでもワッハ上方に来ていただいて、これ何やねんと、これ何に使うもんなんかと、おまえ漫才目指して頑張ってんのに我々の先輩が使いはったこんなん何も知らんと来てんのかいというような、若い人たちにも何か心を揺るがすような方法は、興味を引いてもらうような方法はないもんだろうかな。私、じゃあんた考えてまっかと言わはったら、今これという、今ちょこっと言うたぐらいでしかないんですが、このあたりはいかがなもんかなと、このように思っています。

 例えば、展示室の中に上方亭というお部屋ありますね。あそこなんか上手に使いはったらいいのではないかなと、せっかくあれだけの建物であれだけのお金をかけてしているわけですから、ぜひ上方亭なんかを使って、私が今言ったような、古いものを新しい人たちにも覚えてもらい、そして歴史を広めていく、文化を広めていくというような、そういう一工夫はできないものかなと、このように思っています。

 どうぞ、そういうことというのは、できるのかできないのか一遍頑張ってみまひょと、まだ舞台にも立ったことのないような人が、ちょこっとしたあの上方亭の中でも、そういうおけいこにもなりますし、またその持つ演芸場ベテランの皆さんが漫才をなさってたら、きっと励みにもなるなと思いますけど、このあたりは、どんな使い方というか、今後何かお考えですか。

【 平成9年度一般・特別会計決算特別委員会-02月02日-07号 】

◆(平野クニ子君) 民主党府民連合平野クニ子でございます。

 私は、本委員会で論議をされました平成九年度一般会計及び特別会計にかかわります決算報告に関しまして、議員団の意見と態度を明らかにしたいと存じます。

 この間、本府の決算につきましては、いわゆる昨年、一昨年の--この年の前ですね--二年間というものは、あの裏金問題などで不認定という二年連続の異常事態がございました。九年度決算におきましては、こういたしましたイレギュラーな事態こそ発生しなかったものの、この未曾有の財政危機の中での予算編成、執行という状況、すなわち予算総体非常事態であると言っても決して過言ではないと思っています。このような現状下であります。

 どういうその科目の予算であれ、これは府民から預かっている大切なお金でありまして、このまた議会の厳しいチェックをお受けになり、それこそ悩みに悩んで予算編成されたものと私ども思っています。その執行に当たっては、細心の注意と、そして緊張感を持って臨むべきではないか、このように私は考えておりますが、しかしながら本委員会の議論の中で明らかになったことは、そうした大切な予算でありながらも、必ずしも納得のいく使われ方ばかりではなかったと思っています。

 例えば、何度も申し上げるようでございますが、あのワッハ上方平成九年度で六億一千八百六十三万四千円が支出をされています。その中で、入ってくるお金が一億百六十六万四千円。そして、この中での家賃ビル賃貸料が四億四千万弱。というのは、半分以上がこのお家賃になっている。そして、平成十年度を見てまいりましても、これだけ厳しい財政再建の中で、ここは手つけはれへんかったんかな、そうでもないんだろうか、これは十年度のまた決算の中でお話があろうかと思いますが、私はそのように感じました。

 すべての職員のまた模範とならなきゃいけない一部幹部職員の行動に問題点があったことも明らかになったのは、事実でございます。確かに、過年度のような不正支出はございませんでしたが、現下の厳しい財政下のもとで、このような緊張感が欠如した仕事、対応の仕方で事足れりということには到底私はならないと思っています。

 もっとも、私が数年前この決算委員会で御議論をされた印象と、そして今回この委員の一人として加わらせていただいた印象というのは少々変わっております。各部において、非常に不用額が相当あることにまずびっくりをいたしました。数年前というのは、何ときれいにお使いになってるな、これびっくりしたんですよ。でも、この不用額が残ってる方が、私はこれの方が正しかったのではないか、この行き先がなくなったのは非常によかったと、このように思っています。

 なぜそうなったのかという、この不用額が残ったということは、なぜそうなったのかということがまだもうひとつわからない部分がたくさんございました。それでは、事業、業務の必要性の精査に不備があったのか、事後仕事の進め方に問題があったのか、そしてこれはやはり説明をしていただく責任があるのではないかと私は感じました。

【 平成10年度スポーツ・文化振興特別委員会-02月10日-02号 】

◆(阿部誠行君)

 あと一点だけ、ワッハ上方の問題についてですけども、ワッハ上方の入場者数が非常に特徴があるということで、展示室とそれから演芸ホールとレッスンルームという点で入場者数の推移ですね、これは特徴だけ、平成八年から平成十年までの推移ですけども、一日当たりの入場者数にしてみるとどうなっているか、その点だけわかりやすく。

◎文化課長田中寛君) お示しのように、ワッハ上方につきましては、展示室と演芸ホールとレッスンルーム、この三つの三本柱というような形でやっております。

 展示室につきましては、一日平均でしますと、今オープンして三年目でございますが、平成八年度は一日平均八百四十五人、それから平成九年度は三百八人、平成十年度は百七十一人という、これは途中でございますが、こういう形になっております。

 ただ、演芸ホールとレッスンルームにつきましては、年を追うたびにふえておりまして、ちょっと一日当たりでは出ませんが、平成八年度では演芸ホールにつきましては百三十二回の延べ入場者が二万二千人、平成九年度は二百二十三回の延べ入場者が五万人、平成十年度は、これは十二月まででございますが、百七十一回の延べ入場者が三万八千人ということでございます。

 また、レッスンルームにつきましては、平成八年度は五十三回で延べ二千七百八十三人でございましたが、平成九年度は二百四十六回で延べ入場者が一万人、平成十年度も十二月まででございますが、既に二百七十回になってまして、前年度をオーバーしておりまして、延べ入場者でも一万人を既に達成しているというところでございます。

◆(阿部誠行君) 時間が来てますので、もう手短に一つだけ。

 結局、ワッハ上方--上方演芸資料館は、演芸ホールとレッスンルームはにぎわっているけれども、上方演芸の展示、これは年を追うごとに大変な状況になってきている。本命であるこの--これだけが本命とは言えないかもしれませんけど、しかし演芸資料館として資料を展示しているこの展示室の入場者が激減をしてきているという点については、これは展示の内容だとかあるいはその中身、あるいは展示の仕方、さまざまな面で問題を持っているんだろうというふうに思うんです。

 実はね、私のところに手紙をもらったんですけども、この手紙の中で、たくさんの資料を一般の人たちから提供、あるいは貴重な資料もその中には含まれている、こういった提供されている資料が本当に有効に使われているのか、またきちんと大事な資料として整理もされ、保管をされているのかどうなのか、この点非常に危惧した投書が私どもに参っているんです。その点についてだけちょっと。

◎文化課長田中寛君) 先ほどの御質問の資料につきましては、今府民の方々からいろいろいただいておりまして、現在三万点を超えているということでございます。これは常設展示ということで、展示コーナーがございますけども、その一部に特別展等をするスペースがございますので、その中で例えば上方演芸殿堂入り特別展だとか、曽我廼家五郎八追悼展というような特別展活用しております。

 また、そのいただいた資料につきましては、ワッハ上方の資料室というところで保管しておりまして、今現在十分な整理をし、かつその分析とか活用方法も検討をしておりまして、整理をしたものから順次こういう特別展等で府民の方々に見てもらうようにしております。

◆(阿部誠行君) ワッハ上方のこの維持運営費というのは決して少なくない、府の文化予算の中に占める比率としてもかなり高い比率であると。こうした予算が計上されているわけですから、それにふさわしい、本当に上方演芸の資料館として府民が十分活用できるというんですか、値打ちのあるそういった形に、ぜひ運営あるいはその他の管理の問題でも改善をしていっていただきたい。

 その点で、私ども日本共産党の委員から、これまでも先日も入場料の問題で高過ぎるんと違うかという点で、ぜひこれを検討してほしいという点を御要望していたわけですけども、ぜひそれは検討してみましょうという委員会での答弁もいただいているわけですけれども、こういった入場料の問題を含めて、ぜひワッハ上方の運営について抜本的な改善を進めて、経費に見合うということは言えませんけれども、本当に耐え得るそういった展示等に改善していただけるように最後に要望して、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

【 平成11年2月定例会文化労働常任委員会-03月03日-01号 】

◆(小林徳子君) 次に、ワッハ上方の件でありますけれども、今、年間四億円ものビルの賃借料を使っているけれども、資料を見せていただくと、入館者は年々減少をしているということでありますので、私は一考を要するのではないかと思います。私も三回ほど参りましたけれども、やはり入場料八百円というのは高過ぎるんじゃないか。もっと子供たちにも見せていく、あるいは多くの働いている人たちも見てもらうということでは、八百円というのはちょっと高過ぎるのではないかなと思いますし、特に中身の展示だとか内容、これらをやはり魅力あるものにしていかないと、利用率というのは低下する一方だと思います。そういう意味で、ワッハ上方の運営について一考を要するのではないかと思っております。

 あわせて、文化団体もそうですけれども、一般府民も文化に親しむという上では、公共文化施設を低料金で使いやすくする。あるいは入場料はもちろん安くしていく、使用料も安くする、そういうための大阪府としての措置、補助していくとか、そういうことが今非常に大事ではないか、そうでなければ大阪の文化というのはなかなか大衆文化としては発展しないと思いますが、その点ではどのようにお考えでしょうか。

◎文化課長田中寛君) ワッハ上方につきましては、平成八年十一月にオープンいたしまして、四階が展示室、五階が演芸ホール、七階がレッスンルームという形になっております。演芸ホールにつきましては、徐々に利用がふえておるというような状況でございますし、レッスンルームにつきましては非常に利用者がふえておりまして、ほぼ毎日の貸し出しを実施しているところでございます。

 しかしながら、お示しの展示室につきましては利用人数が少しずつ減っておるという状況でございまして、この利用率といいますか、利用状況を回復するために入館者確保対策といたしまして、老人クラブなどの団体を訪問いたしましたり、市の交通局とタイアップいたしまして、一日乗車券の割り引き施設に入れていただくというようなこともし、入館者の新規開拓の努力を続けております。

 今議会におきまして、ワッハ上方を一層魅力ある施設にしまして入館者を確保するための事業予算の御審議をお願いしておるような状況でございまして、何とか入館者の確保をこれからも図ってまいりたいと考えております。

 それで、入場料八百円は高過ぎるのじゃなかろうかとお示しのところでございますが、二十人以上の団体割引制度を設けて料金に柔軟性を持たせましたり、障害者の方や留学生の方々を無料にするなど、府立の施設としての特性は出してきたというところでございます。ただ、料金の値下げにつきましては、ワッハ上方管理運営費の積算--先ほど管理運営費の中でビルの賃借料につきましては三億三千九百四十五万七千円ということでございますので、御理解いただきたいと思いますが、そういう管理運営費の積算とも関係することでございますので、慎重に検討してまいりたいと考えております。


【 平成11年  9月 定例会本会議-10月04日-03号 】

◆(奴井和幸君) 次に、府立上方演芸資料館の運営についてお尋ねいたします。

 上方演芸の振興について知事は府政運営方針の中で、上方文化や芸能を初めとする大阪文化は国内外に誇り得る文化ブランドであり、府民の皆様とその大阪の誇りを再発見し共有していきたいとのお考えを示されました。長引く不況の中で、最近大阪の町は明るさがなくなってきたように思われます。バイタリティーあふれる大阪、元気な大阪を取り戻すためにも、上方文化や芸能などの文化振興が不可欠であると考えます。

 平成八年十一月、上方演芸を時代の変遷によって風化させないようその保存と振興を図る拠点施設として府立上方演芸資料館、いわゆるワッハ上方が華々しくオープンし、早いもので間もなく三周年を迎えます。上方演芸専門の施設としては全国唯一のものであり、大阪が誇り得る施設であると私は考えておりますが、残念ながら展示室への入場者は減少の一途であります。さらに、平成十年度の収支状況を見ましても、二億円近い持ち出しとなっております。

 昨年九月に策定した財政再建プログラム案や行政評価において、府民ニーズに合わないもの、また府民利用が少ない公の施設は廃止の方向さえ出ている状況であります。少なくとも府民税金で運営している以上、その負担は最小限にとめるべきであると考えます。

 また、ワッハ上方が立地する難波周辺は、上方芸能の発足の土地であり、エンターテインメント性の高い地域でありますので、その一翼を担えるようそれぞれの役割分担を明確にしながら、ワッハ上方の特性を十分発揮していただきたいと思います。

 入場者数の減少は、公の施設としては博物館美術館に比べて入場料が高いことや、若者が集まる場所柄にしては、若者などに魅力のない展示内容にも原因があるのではないでしょうか。そこで、こういう厳しい時代だからこそ、上方演芸、なかんずくその拠点施設であるワッハ上方は、我々庶民の生活にとって元気の源として極めて重要なものと考えます。知事御所見をお伺いいたします。

 また、ワッハ上方の抜本的改善策について今後どのように進めていこうとされているのか、生活文化部長の御所見をお伺いいたします。

2009-07-26

http://anond.hatelabo.jp/20090726184430

個人的な趣味でふたつずつ

かわいい系(いわゆる甘ロリ?)

・EmilyTemple cuteエミリーテンプルキュートエミキュ、あるいはエミリーテンプルと呼ばれることが多い)

・JaneMarple(ジェーン・マープル:ブランド名はアガサ・クリスティーミステリに由来する)

かっこいい系(っていうのがわかんないんだけどゴスロリとかパンク寄りとかでいい?)

h.NAOTO(エイチ・ナオトロリータ服もあるけどゴシックの方が強いかも)

・BLACK PEACE NOWブラックピース・ナウ:PEACE NOWから黒系の商品のみ分けて立ち上げ。よりゴシックパンク寄り)

あげておいてなんだけど、声高にロリータを名乗ってるブランドがひとつもない、ごめん。

下妻物語だとBABY, THE STARS SHINE BRIGHTだね。続編で主人公がお洋服作らせてもらうブランド

あ、いわゆるロリータ!ってかんじのふりふりひらひらを求めるなら検索用語に「ワンピ」を混ぜるといいかもしらん

2009-07-19

おかず

最近オナニーのおかずが彼女ばっかり

彼女がいるのは何回かあって、セックス普通にあった、今もあるのだが。

なぜかここ最近に限って、一人でするときのおかずが結局彼女になる。

というか、おかずの動画に満足できないない自分がいる。

ダウンロードするときまでのときめきは素晴らしい、だが再生するとなんとまぁつまらない。

思うにやっぱり妄想こそが、最高のおかずで、

一番妄想しやすい(具体的なピースがそろっている)彼女が一番のおかずなのだろうか

でもそれだと、今まで彼女がいたときにこうならなかった理由がやはり気になるところ。

ぶっちゃけ今まで一番好きかといわれるとNOだ、

一番冷静に付き合っているし、喧嘩も多く、うっとおしいと感じるときも一番多い子である。

付き合いの深さ(定義あいまい)が違うということなのだろうか、、

それにしてもオナホールはすばらしい、ありきたりだがゲルトモは中々、、

でも新しいのも欲しくなる、みんな大好きセブンティーンだ。

俺は浮気がしたいのだろうか

2009-07-10

戦え。

直情的に動くなら、余計な小細工はしないで感情の全てをぶつけろ。

理論に徹するなら、底を深くして冷徹に揺さぶれ。

確固たる攻守のスタンスを貫き通せ。

どんな状況も、なんてことない顔してスタイリッシュに楽しみ続けろ。


手を休めるな。少しでも相手の優位に立て。

どんな甘美な好機も、己に酔った間に意味は立ち消える。

攻撃の優越感を機動力にしろ。スキを与えるな。

"過程のヴィジョン"を描き続けろ。

弱みや傷を見せるな。動揺や痛みは隠し通せ。

防御を選ばざるを得ない状況であったとしても、

精神的な虚を突くことを意識から殺がせるな。

"攻め倦ねている"のではなく、"誘っている"状況を作るように律せよ。


しかし。

いくら理論武装をしたところで、

自らを言い繕った"フリ"をし、己を奮い立たせたように"思い込むの"は、

最終的には無意味だ。

それが建前であれ本音であれ、所詮自分の1ピースをいたずらに相手に提示するだけ。

何もかもが相手に見透かされていたとしたら?

その時点で敗北は決まっている。


闇雲に野心や信条を露見する行為は、結果、

手痛い形で代償を被るものであることを自覚し、自制しなければならない。

肝心なのは自分がどう在りたいか、そのためにどう動いたか、であって、

戦いにおいて、"言葉"は最終的な鎧にはならない。

身を挺して自身を庇ってくれるものにはならない。

確固たる「意思」を「覚悟」できれば。

たとえそれが"刹那の瞬間の選択肢"の前であっても、

無意識で自ずと自分の行動に現れる。むやみに曝け出す必要はない。


それでも声を張り上げるのは、

結果の先に何かを狙っているからだ、と、

相手の思考を喰う為だ、と、思わせたいからだ。

そう、切り札は最後まで見せるな。

そして、それを切り札だと悟らせるな。

相手の真意を暴け。

結局のところ、最後に笑っていられる奴がいちばんかっこいいんだ。

2009-06-14

なんかさあ、人生って一度きりなのに俺もお前等も何してんだろな?

いや、厨房みたいなこというけどまあ聞いてくれ。

俺今ふと思ったんだよね、人生って一回きりだなって。

まずさ、俺にもそれからお前等にとっても、いまこの瞬間とか明日の朝とか

おとついの昼間とかも全部が全部、もう2度と取り返せない一瞬なんだよね。これがすごいよね。

まあこのことって当たり前なんだけど、正直あんま意識してなかったんだよ俺。

でもさ、俺たちはまず間違いなくあと50年か60年か長くても70年くらいで死ぬじゃん。

もうね、死ぬよ絶対。間違いない。それはわかりきってることなのよ。いろいろ屁理屈こねたら反論も出来るけどね。

でもいや違うのよ、違うの。俺はなにもさ、そのことでさあ、じゃあ限られた時間を精一杯いきろ!とか

なにか人生で偉大なことを成し遂げろ!とかそんな熱いことが言いたいわけじゃないんだよ。

むしろだらだらしててもいいと思う。やる気なんかなくてもいいだろう。

それも人生だ。だけどさ、だけどもし死ぬ前になってさ、

「ああ俺もうすぐ死ぬんだ。はははそうか死ぬのかあ。いろいろあったなあ・・・・・。・・・・・・・・。

 ってあれ、俺何してたんだっけ。生まれて生きてそれで死ぬのか。ええと、いろいろあった・・よな?

 面白いこととか、いや辛かったなあとか、ん?ないの?ねえ俺何してたん?うんこびちびちやねん。」

ってさあ、思ってさあ。

なんかさあ、そんなこと考えてたら。あれ俺って何してんだろみたいにおもったわけよ。

それで今日テレビみてたりしてね。プロスポーツとか映画とかミュージシャンとかその他

著名な活動してたりする人たちを見てさ、あれこの人たちと俺ってなんていうか

なんか違うのかな。って思ったの。遠いところの人っていう感覚があって、その一方で

んでも人間人間だよな根本的には同じじゃないのか。とか思って。

そんでね俺はこう思うことがある。

例えばサッカーの代表戦みてるときは、もし仮におれがこのピッチに立って

戦うことが出来たとしたら俺はそこで戦いたいなあ。とかって。いや仮にね。

または音楽を聴いてたりするときは、仮に俺がミュージシャンになれるとすれば俺は

出来るならばそりゃあ音楽感動を生みたいだろうな。とか

あるいは俳優やって良い映画にでてみんなに感動を届けたいなとか。

それで思ったんだ。結局俺はさ、何かを達成したいんだろ?って。

でも普段の俺ときたら、別にいいじゃん。適当に生きたら。とかって言ってる。

そんなにムキになって、人生は一度きりだとか大げさにならなくてもいいだろ。

ラブ&ピースでのんびり暮らしていこうぜ。なんてねw

それで十分満足です。って。いやそうなんだよ、そういうのもわかるんだよ。

でもさあ。でもさあ。なんかさああ。違うんじゃねえのって思ったりするんだよなあ。

いや、じゃあ勝手になりゃあいいだろって話になるわけだよ。

俺もなにが言いたいのかよく判ってないからしょうがないんだけどさ、

よくある言葉に、”人生は一度きりだ。悔いの無いように生きろ。”なんてのがあって

これもさあ、もうずいぶん使い古された言葉なわけだけどさあ、

俺はそれ本当に、はいはいすごいすごい。で片付けていいのかなって思ったりしてるってことなわけよ。

もし、死ぬ間際になって本当にそう思っちゃったらどうすんだろって思う。

”あ、人生ってまじ一度キリなんだなw俺もう死ぬとかワロスwそう考えたらなんだって出来たな。”

とか思ったら俺もう死にたいよ。まあ死ぬんだけどw

いや実際にね、

ワールドカップに出てブラジルとかフランスとかと戦ってる人がいるんだよね。同世代で。

あとメジャーリーグに出て首位打者とっちゃったりとか、

そこまでいかなくてもものすごいホームランバッター相手に堂々とボール投げてる人間とかがいるわけだよ。

同世代で。

そんでさっきも言ったけど、そんなのは特別な人間のやってることだ。て思う気持ちがある。まあ確かに特別なんだろう。

でも、じゃあお前はそこに自分が立ちたいとかっていう夢みたいなものを感じないのかって言われると、

恥ずかしいけどまあ嘘つかないで言うと、正直感じてるわけだよ。

いや別にスポーツは例として将棋でもいいよ羽生まじすげえプロ棋士になれたら真剣羽生ガチで。とかね。

でさ、でもさ無理なんだよ。とかも思うわけ。いやいや無理だろ俺って何なのみたいな。

だからさあ、俺は思うに無理でもいいんじゃねって。お前なにか実は熱くなりたいんじゃねってね。

そんで俺が今日おきてやったことってさ、

起きてそっこうPCの電源付けて寝ぼけ眼でhatenaブクマチェックだよ。

なんか面白いエントリねえかな、ねえな。とか思ってるの。だらだらしながら。

しょうがねえなあ、じゃあ俺がなんか面白い増田上げてえな。とか思ったりして。

んで、なんとなく考えてたら昼。なんとなく考えてたら昼ってなんだよwww俺何してんの?うはwwみたいなw

冷静に考えれば俺はさ、熱くなりたいって気持ちを誤魔化して、やってることは

ハテナホッテントリ上げたいっていう要するに”ちょっと気分的に熱くなりたい”ってことなんだよ。

いやホッテントリ上げるのは難しい。だからいい感じでブクマが伸びたりすると俺はちょっと嬉しかったりする。

いやすごく嬉しい。そこでさ、俺そこで、なんだよ俺っておもうわけ、自分誤魔化して、でもやってることは一緒じゃんって。

じゃあやれよ、なんか人生で成し遂げたいんじゃねえのって。いや難しいこれ誤解されそう。ハテナを下に見てるとかじゃない。

違うんだけどなんだか俺は人生をちゃんと見つめなおすときだろって思ったりしてるわけだ。

俺はさあ、俺にだってさあ、まあ恥ずかし気も無くいうけど

”可能性”ってやつがあるだろっておもうわけよ。つまりはそういうことなんだよ。

俺にも、それからお前等にも、”可能性”ってやつは、もうそれはまじで”有る”としか言えないんじゃないかと思ってんの。

”夢”みたいなものがあるなら、そこには必ず”可能性”みたいなものもあるよなって。

それはすごく微かな手ごたえで、むしろ”無い”とすら言えるかもしれない。

うはww意味わかんね俺ww無いのか有るのかどっちだよww

でもさ、”本当はそれは「有る」んだけど「無い」としか思えない俺”ってのが今の俺だと思うわけ。

微妙だけどそうとしか言えない。

だからさ、俺はさ、ちょっとじゃあやってみようかなって思うわけ、思うわけだよ。

で、そこで俺思った。何やるんだろ俺wwwやべえそこから始めないとww俺まじ今まで適当すぎ。まあそれも人生

いままでの俺は、それはそれで俺なりに人生について考えてそれでなんとなく今を

こうやって生きてるのも悪くない。って思ったんだから。

でもなんか時間とか人生とか、よくわからんけど考えてみた。わりと正直に。

夜に。深夜に。深夜の俺が思ったわけ。そして俺の中のなにかが顔を出したんだよ。本当は違うだろお前って。

ということで、結局まずは自分探し、みたいなしょぼい結論っぽくなっちゃいましたけど、

なんとなく言いたいことを言ってみました。

とにかく俺は何が好きで、何をやりたいのか、それから何を成したいのか、

ってことについてある程度の人生現実的なリスクを無視して考えることからはじめてみます。

ちなみに俺は20代後半です。ぷはwwいまさらかよ。っても思うけど、でもいいやって思えてきた。

んでじゃあどうしようかなあ。俺。

とりあえず好きな漫画ジョジョから今の俺に対してこの言葉を書き写す

「君はぼくを乗り越えると言ったが……… 君よりも9年も長く生きてるから教えてやろう…… 

 他人を負かすってのはそんなむずかしい事じゃあないんだ……… 

 もっとも『むずかしい事』は! いいかい! もっとも『むずかしい事』は! 

 『自分を乗り越える事』さ! ぼくは自分の『運』をこれから乗り越える!!」

あとこれも好きな言葉

「「ブッ殺す」… そんな言葉は 使う必要がねーんだ なぜなら オレや オレたちの仲間は 

 その言葉を頭の中に思い浮かべた時には! 実際に相手を殺っちまって 

 もうすでに終わってるからだッ! だから 使った事がねェーーーッ」「『ブッ殺した』なら使ってもいいッ!」

さて、このまま寝て

あしたの朝起きたらさっぱりいつもの自称ラブ&ピース適当無気力の俺がいるかもしれない。

でも、これだけはやると決める。

あしたの朝おきたら俺はこのエントリを読み返す。間違いなく。絶対に。確実に。

そう決めた瞬間にもうソレは完了していると言ってもいい。おれはこのスレを読み返し、もし

それでも俺が変わらないならおれは俺をあきらめる。そう思う。だが俺は変わりたいと思っている。

明日の俺にこれだけは行っておく。

”俺は今、変わりたいと思っているし、きっとお前も変わりたいと思っている。自分を誤魔化すな”

ここまで読んでくれた人ありがとう

こうやって自分について少しでも考えることができたのはhatenaのおかげだと思う。

増田自分で文章を書いてそれで書きながらいろいろ考えて

そういうのが俺には必要だったんだと思う。個人的な日記なんか書かないからハテナのお陰で

俺はこうやって考えることが出来たんだ。ありがとう

2009-06-08

http://anond.hatelabo.jp/20090607232227

まず、今の増田の状況を端的に言うと、ジェンガで、あと一つ、二つピースを取れば崩壊するまでバランスが崩れた状態です。

専門っぽく言えば、意識潜在意識に著しい乖離が生じているので、体が悲鳴をあげ始めたところ…という感じです。

あと一つ、ピースが外れて崩壊すれば、いわゆる「心が折れる」という状況に陥り、家から出られなくなる可能性が高いです。

ただ、嫁さんの理解を得られていないので、板挟み状態で、家ですら安息の地にならないので、家にも帰れず、路頭に迷う…という事態もあるかも知れません。

とにかく増田、嫁さん共に今は正常な判断が出来ない状況である、と言うことを受け止めてください。

嫁さんは自分がダウンしていたときに、増田との対話で薬を使わずとも治り、自分の方が大変だった、と思い込んでいる(そう思いたい)ので「私は増田より大変(だと思い込んでいる)な境遇でダウンしていたけど、増田との対話で治ったから、私との対話で治るはず。(治るべき)」と言う意識と「かつて助けてもらったから、今度は私の番だ」という強い使命感、責任感を持っているのだと思います。

嫁さんはとても増田思いで、強い使命感から、価値観自分経験でしか計れなくなっている状況です。

これを説得するのはとても大変です。理論を通しても通用しないでしょう。これは嫁さんがヤンデレなのではなく、これだけ思いが強く、使命感、責任感が強いと、視野が狭くなってしまうので、どうしても正常な判断が出来にくくなってしまいます。

恐らく、増田は自身の状況を全て嫁さんには話していないんじゃないですか?心配させたくない、話す必要がないとかで…。

もう少し状況が良ければともかく、増田は既に心身症を発症していますので、まずは嫁がなんと言おうが心療内科か、精神科受診した方が良いです。診断書をもらっておいてくださいね。

嫁さんがどうしても抵抗して行きにくい…と言うことであれば「学校側から受診するよう『命令』を受けた」などと、受診せざるを得ない状況をでっち上げるのも良いでしょう。状況が許せば先に学校に相談して既成事実にするのも良いでしょう。

その結果、必要に応じて薬が処方されるので、まずはそれで心身症を緩和させましょう。

その後、上長(主任?校長?)にことの経緯を報告し、「医者からこう言う診断が出た、どうしましょう?」という感じで相談します。

そこで休職となるか、勤務を続けながら治すかが決まると思います。理解のない学校では退職勧奨となってしまうかも知れませんが、事実を隠しても状況がどんどん悪化していくだけです。

その後、夫婦二人でカウンセリング受診し、根本原因と対策を練りましょう。

薬は頭痛薬と同じで、症状を緩和させるだけです。

2009-05-24

http://anond.hatelabo.jp/20090524205153

元増田の後輩は「B系」って言われるのが一番嫌なタイプでは?

音楽嗜好としてのヒップホップが前提のB-BOYファッションのような気が。

休日はレコ屋巡りしたり、所有のターンテーブルでミックスCD作ってみた

クラブ行ったりって感じで、その途中元増田に会ったと。

ま、ラブ&ピース振ってくるような痛い奴が大半だから

問題あるといえばあるけれど。

2009-04-23

携帯を変えて人生が楽になったこと

そもそもは前の会社で時限を切られてクビを宣告され、派遣元会社から借りていた PHS が使えなくなったことに端を発する。

年の瀬こそ乗り切ったものの結婚を控えて無職確定という最悪の状況になった私は地元ビックカメラ婚約者と同じキャリアということで DoCoMo携帯を探したが、競争ルールが変わり端末価格が明示されるようになって、ともかく安い端末を、ということでつかんだのが NOKIA の端末(端末価格0円)。

これは機能面では国際標準技術寄りで、内蔵のゲームは単純だが気が利いており、mp3再生できるなど、計算機のお供としては便利だったのだが、電池は保たないし(ヘッドフォンアンプの電力制御にバグがあるようだった)、端子の形状が FOMA 標準ではなく、mini-USB普通の電源コネクタになっているなど、要するにガラパゴス携帯ならざる舶来物の利点と欠点を絵に描いたような代物であった。また国際モデルとは若干違う仕様のせいで iSync はうまく機能しない。しかも NOKIA日本市場を見限ったことで今後のサポートにも問題があり、要するにそれが0円の理由であった。

転職活動がなんとか実を結び、挙式の数日前に内定が出て夫婦で安心したのだが(親族一同に失職の件を伏せていたのだ)、さていろいろ終わって健康保険証もゲットして転職先での仕事も始まってみると電池切れの問題が深刻すぎた。そこで某オークションでいわゆる「白ROM」の端末を探すことにした(FOMA端末はFOMAカードの入れ替えで端末として機能するので、「白ROM」は技術的に不正確な表現だが)。入手したのが某社の端末。電池のスペアも手に入れた。まあ悪くない。電池は持つし、使い勝手も良い。圏外で電波を拾おうと徒に電力を消耗することも少ないようだった。

買って数日、音楽を聴こうとして MiniSD をいれ、FOMA-USB ケーブルで Mac につないだところ、フォーマットが違う、マウントできない、と文句を言われる。どうやら FAT のヘッダをちゃんと書き込まないでも使えてしまうらしい。そこで MiniSDフォーマットしようとしたら端末暗証番号を問われた。

ちなみに FOMA の場合、桁数は可変なので、MOVA等の4桁時代のブルートフォースアタックは無効である。

購入元にたずねても全く返答がなく、ようやくここで私はこの端末の出所が極めて疑わしいらしい、ということに思い当たった。このような事例は多いので、ドコモショップで端末暗証ごと端末をリセットすることは可能らしいのだが、最悪、それが盗品で、かつその個体 ID が被害届で周知されている場合、持ち込んだ人間が自らを善意の第三者であると立証するのは不可能ではないにせよ非常に面倒なことになる。最悪、オークションメールやりとり記録した Mac を押収されかねない。

購入元は住所と携帯番号を開示していたから、真実を追求することも検討したのだが、どうも多忙すぎてやる気がしない。

そして家には SD カードの読み書きのできる機械がない。実家にはあるのだが家内といっしょにいられる貴重な時間コンピュータに浪費はできない。

かくて、多くの疑問を抱えたまま、書類の持ち運びにも音楽映像再生装置にも使えない、写真転送も不可能な、純然たる携帯電話として使うことになって1ヶ月。

毎朝の儀式となっていた戦意高揚ミュージック転送も、ヘッドホン携行に伴うイヤーピース紛失も、画像ファイル管理も、無縁になった。電車では眠るようになり、私の生活は(転職後の貧しさも手伝って)とてもシンプルになった。

ハイテクからの自由とはこういうものだったのか。ポテンシャルを活かされることのないガジェットたちにしてみれば不本意かもしれないが。

2009-03-26

http://anond.hatelabo.jp/20090326062932

例えばだけど、「僕らのためのヒーローは現れない」っていうコピーに、行動を促される心性は自分にはないなぁ。

あふれ出すスラストレーション

過激派の出現

ここでピースが足りてないんじゃないかと疑う。

2009-03-19

増田って

増田って今まで自分の書いた日記が参照できるんだ。

存在は知ってたけど何となく触れてなかったし、折角だから

使ってみる。

資格取得の勉強で妙にイライラしてて集中できないときは

気分転換読書もよく聞いてるネットラジオも上手く中身が

入ってこなくて少し気分が参ってくる。

それよりも食欲だ。

ケンタッキーフライドチキンをおなか一杯食べたい。

ピースくらいは行きたいけど、2ピース、せいぜい3ピース

くらいのほうが美味しく感じる。

ケンタッキーは何故こんなに自分の中で神格化されているのだろうか。

カロリーが高いからそうそう気分で食べられない=更に美味しく感じる

からだと思う。

一ヶ月に二回くらいにしておこうと思っても、なんだか今月は

特にイライラしてるから朝が来たら食べに行きたい。

資格試験が終わるころには太りそうで怖い。

安くてしょっぱくて脂っこいものは色々たちが悪い。

2009-03-13

「暖かくなった頃」は永遠にやってこない

冬が訪れつつある寒いその日の夜、彼女と出会った。

マイクロブログっぽいサービスを使っていた私は流れてくるログぼんやりと眺めていた。

ふと見るとこんなのがあった

お酒飲みたい。一緒に飲んでくれる人募集

それを発したのは最近フォローし始めた人。どうしようか少し悩んだけど、オフに行けばほぼいつも顔あわせる仲のいい知人も参加するようなので私も参加する事にした。

気がつけば10人程度の飲み会になり、日時も場所もほぼ決まって後はその日を待つだけだった。

当日、買ったばかりの一眼レフを片手に都内でいろいろ写真撮りつつ、集合時間が近づいたので待ち合わせの某駅改札に行くと人がごった返していていた。

出会った事があるのはいつも顔合わせる知人だけなので、他の誰がどんな顔だかわからない。しばらく周囲をうろうろしていると一人の女性に目がとまった。

黒髪ロングスキーな私にクリティカルな黒髪ロング、ちょっと幼いお顔立ちに上品な雰囲気の服を着ていた。携帯をいじりながらメールでも確認している様がとても絵になっていて写真を撮りたかった。盗撮になるから撮らなかったけど。

しばらく彼女に見とれていると何故か知人が彼女の元にやってきた。

え、なんで?

あー、参加者

という事で彼女と知人の元に向かう。知人には久しぶりの肉体言語彼女には初めまして、と言った。驚いた事に主催者だった。

関係者だったという事で少し安堵のようなものを感じファインダー越しに彼女をのぞいてシャッターを切った。ピースしてくれた。

知人から「一枚5000円な」とぼったくられた。

飲みに関しては特に面白くはなく、良い感じなぐでぐで感の中自分の随分酒を飲んだ。その間に何十枚かシャッター切ったけど、不思議彼女を移す枚数が多かった。

翌日、撮った写真PCに取り込んでRAW現像すると殆どが被写体ブレという非常に残念な結果になってたのは余談。

暗い場所でもしっかり撮れるように、人がきれいに撮れるように、Canonの一番安い単焦点買ったのはもっと余談

それから少しして坊主も走り回る時期になった。

自重ができない我らが某マイクロブログ参加者により忘年会が模様される事になった。事前募集で現れた参加希望者は100名超。アホだ。

忘年会当日、秋葉原でぷちオフのような感じで知人を談話しつつ、夕方頃忘年会参加者と共に会場に向かった。

少し遅れての入場だったようですでに30人くらいの人がいた。

その中に彼女もいた。

…ただ服装がとても自重していませんでした。

でもその服装がみんな大好きだったのでむしろ話題の種になり非常に愉快な事になっていた。

私はいつものメンバーのところで飲んだり、会ってみたかった人に挨拶したりと会場内をうろうろしていたけど、意識と目の先にはいつも彼女がいた。

彼女とも随分話をした。着てきた服の事とか知人の事とかたわいのない雑談とか。会話は多いようで少なかったかもしれない。

あぁ、そうそう、と言う事でそのすてきな衣装を着た彼女写真を何枚も撮った。買った単焦点レンズAPS-C機では少しズームがきつく扱いづらいけどそれでもいい写真が撮れた。

もし良かったら被写体になってくれませんか?、と勢いにつけて言ってみた。そのときは「機会があったらねー」みたいな感じで返された。

暮れに有明でのお祭りで三度会った。彼女は売り子をしていたのでちょっと会話してお別れだったけど。

その後も某マイクロブログ上でいろいろ話をした。たわいもない事ばかりだったけど彼女と会話をやりとりするのが本当にうれしくてうれしくて仕方がなかった。

被写体になってくれる、と言う話も何度かして「暖かくなった頃にでも!」というような感じの約束をした。

馬鹿正直に「暖かくなった頃に」を待つ事にした。

「暖かくなった頃にでも!」になれば彼女に会える。ただそれを待つ事にした。

ポートレート技術書もたくさん読んできれいに、かわいく撮るんだ、と意気込んでいた

あぁ、なんて言うんだろう。もうこの辺で彼女の事が好きになっていたのだと思う。


そして年が明けた。

このまま今まで通りなら…と思っていたところでハプニングが起きる。

「しばらくいなくなるから」

と言い残して彼女が本当に現れなくなった。

日記等見るとリアルでいろいろ問題があるそうなのでその絡みかな…と言う事で残念だけど復活する事を待つ事にした。

しかし、それから2日して不思議な事が起きる。

彼女の弟分のような人が某マイクロブログで頻繁に誰かとやりとりをしているのだ。

その相手のアカウント名がとても見覚えがあって違和感を感じた。どこかで見たような気がする。

弟分の放つコトバにも少し違和感を感じた。その反応は彼女にしか見せないものじゃ…。

疑問はすぐに解消した。アカウント名は彼女の連絡先のメールアドレスと同じ。

弟分のような人が話しているのは彼女サブアカウントだったのだ。

何か思う事があったのかもしれないけどショックだった。

何よりショックだったのはそのサブアカウントのフォローされていなかった事。そしてこちらからフォロー申請2回しても無視された事。

あぁ、私は蚊帳の外でお呼びでないんですね、わかります

幸い日記は見る事ができたので彼女の近況見たいのは把握する事ができた。

どうにも辛そうだった。色々な苦難がいくつも連なって現れて押しつぶされそうだった。

泣き言言って、でも頑張るみたいな事書いていた。でも端から見ればかなり無理している。何でも無理矢理一人で抱え込もうとして相当に無理している。

今私は職なしニートだし、こっちも割とシャレにならないごたごた抱えていたけどどうにかしたいと思った。余計なお世話かと思うけど思った。

話がしたい、話を聞きたい。力になりたい。何でもいいから側にいたいと思った。

惚れた張ったはとりあえず置いておいて、何か彼女のために何かをしたいと思った。

…できる訳ないんだけどね。

マイクロブログでは私は相変わらず蚊帳の外だし、日記コメント書いても返事が来ないor無難な返事だったから。

こんな感じで1月2月は悶々とした日々が続いた。

今月になって彼女サブアカウントから本アカウントに戻ってきた。

うれしかった。思わず彼女写真を額に入れて飾って笑顔ピースするような位嬉しかった。

不定期な現れ方だけどなるべく話しかけて返事もらってまた話しかけてみたいな事をしていた。

で、今日

彼女日記を見て愕然とした。

ぼかして書かれていたけど意訳するとこんな感じ

「元彼とよりを戻しました(はぁと)付き合い悪くなるけどごめんねっ」

かくして「暖かくなった頃」は永遠にやってこないことになった。

本当に本当に馬鹿正直に「暖かくなった頃」を待ち焦がれていた。

ポートレート写真を撮る技術勉強をいっぱいした。眼デジのカウンターは購入半年足らずで5000を超えた

会いたかった。きれいな服を着る彼女と。写真を撮りたかった、何枚も何枚も。話したかった、たわいのない事を。

そして次を約束して、次が着てくれる事を望みたかった。

そして…何度か会ってから、想いを告げようと思っていた。

もう一度言う、「暖かくなった頃」は永遠にやってこない

冬が終わって、また冬がやってくる。悠久の冬が。



鬱だ死のう

2009-03-01

妻が死んだ

妻が死んだ。いつも元気な女性だった。僕と娘がいたずらしてはよく怒られていた。いたずらが過ぎて正座の刑になった時は肝が冷えた。初めは足が痛いと泣いていた娘も、たくましくなった。つい、この間の正座の刑の時など、ずっと俯いているので体調が悪いのかと見てみると、すーすーと眠っていた。大したやつだった。妻に教えてやると妻も一緒に笑った。妻は娘を抱えて部屋へと連れて行った。やれやれ。苦笑まじりに立ち上がろうとする僕に、振り返った妻は笑顔のままで言った。この子の分もあなたがやっておいてね。おかげで風邪を引いた。

そんな妻が死んだ。「ママー、ママー」 娘は妻の体を揺すっている。「ねえ、ママおきないよ?」

ママはね、死んじゃったんだ」 「しぬ?」 「そう、死ぬ。死んだらもう起きないんだよ」 「うそだー」 「本当だよ。だからママはもういないんだ」 「うそだよ。だってママここにいるよ?」 妻を指さす娘につられて僕も妻を見る。確かにいる。とても死んでいるとは信じられないくらい綺麗で、今にも目を覚ましそうだった。でも彼女は死んでいる。脈もないし心臓ももう動かない。笑ったり泣いたり、僕たちを怒ってくれることも、もうないのだ。涙が出そうになった。「パパ?」娘は不安そうに見上げていた。

「ねえ」 僕は言った。「ママにいたずらしちゃおうか」

「うん!」 娘は嬉しそうに頷いた。まずは鼻先を上に押し上げて豚鼻にした。「ブタさんだブタさんだー!」 娘はけらけら笑っている。手を持ってきて鼻の穴に入れる。「あはは、はなくそほじっちゃいけないんだ!」 ほっぺたをぐにぐにと動かす。「へんなかおー!」 両手で円を描くようにして頭の上に持ってくる。「おさるさんだ」 耳を引っ張ってやる。 「うっきー……」 指をピースの形にして顔の前で前後させる。 「カニさんだ…………」 次は髪を、と手を伸ばした僕に娘は言った。「もういいよ、パパ」 娘は俯いていた。「ママしんじゃったんだね」

その後は二人で妻の体を元の位置に戻し、髪を整え、綺麗にした。妻とは思えないくらいに綺麗だった。「ばいばい、ママ

手を繋いで帰った。娘はずっと俯いていたので、どんな顔をしているのかわからなかった。ただ僕の手を握る力は強かった。僕も強く握りかえした。大したやつだ。

2009-02-28

さよなら これからを生きる


http://anond.hatelabo.jp/20080814041810


彼女のことはすぐに見つけた。

思えば何事につけても自信のない俺にもある、数少ない得意なことの一つが、彼女を見つけることだった。

人が何かに秀でる時、理由はだいたい二つしかない。

天分か。

あるいは努力か。

この場合の俺は前者ではあり得ない。「ある一人がいつでも自然に目に入った」なんて言ったら、まるで運命の二人みたいじゃないか。


そんなわけはない。俺は後者だった。自然に目に入るなんてことはなかった。

けれど、自然と目は彼女を追っていたから、いつでも彼女を探していたから。教室でも。移動教室の間の廊下でも。遠足目的地に着いてからの自由時間でも。彼女の家にパンを買いに行っても。俺ん家の前は彼女が通うエレクトーン教室への通り道だった(でも彼女の家と教室の場所を結ぶと、この道はどう考えても遠回りになることが、俺の当時の幸せの一つだった)から、彼女の教室がある日は家の前で素振りをして待ってた。グラウンドで体育をやる時にはなかなかチームが一緒にならなくて大変だった(これがまた、本当に一緒にならない)。彼女を探すだけじゃなくて、自分のカッコいいとこも見せなきゃならないから男は辛い。

目の届くところにいるのなら、好きな人がいるのなら。近くにいる可能性があるのなら。他のものを映す余裕なんて、このただでさえちっぽけな二つの目のどこにもないだろ?


だから確信を持てた。最初は、彼女を見つけた瞬間は信じられなかったけど。でも、どんなにたくさんの人がいたって、どれだけ予想してない時だったとしても、彼女を見つけ出すことだけは外さない自信があったから、あれが彼女だと確信を持つことができた。そうでなければ、俺はその時見つけた子を彼女だとは思わず、見つからない何かを探していたかもしれない。

それでもまだ信じきれなかったのは、今までの人生で一番ブランクを空けて見た今の彼女が、俺の想像とはかけ離れてしまっていたから。


久しぶりに会った親愛なる馬鹿たちも、目にする友人たちも、その多くは五年前から、あるいは八年前から変わっていなかった。

彼女は違った。当時のままではいてくれなかった。

よく言うだろ?

変わらないか。

あるいは、失望するか。

彼女は変わっていた。

なら失望したのか。


違うよ。


きれいになってたよ。すごく。


この(その、でも、あの、でもなく、この、だ)感動は、とても俺には言い表せない。

悔しいことに、ああ、そうだ、よく最近ライトノベルなんかでヒロインを形容する時に、ハナっから「その少女は俺の語彙じゃ表現しきれないほどの美少女だった」とか描写しといて後はイラストに丸投げ、なんて物書きとしてどうかと思ってたけど。

どうしようもないくらい、きれいだった。その時俺が見た彼女を表現するのには、あまりに言葉が足りなすぎる。いいさ、この体験は俺だけのもんだ。誰にだって分けてやるもんか。それでいい。


彼女を見つけたのは式が始まる前。旧い友人と受付を終えた後、会場で空いている座席を探していた時だったから、近付く事はできた。

はずだった。

はずだった、けれど。

逡巡が生まれた。生まれてしまった。

気づくことがあった。あ、と思った。こりゃダメだ、と感じたんだ。


どうしようもなくきれいになった彼女は、どうしようもなく遠かった。

それは彼女の周りの席がもう埋まっていたからかもしれない。それは彼女に至るまでに立ちふさがるであろう人垣かもしれない。段差を上り詰めて、声をかけるだけという行為に留まることへの躊躇だったのかもしれない。それまでにずっと考えていた、話すべきだと思っていた言葉なんて、いざ本人を目の前にした時にはどれほど無力になるものかなんて、わかっていたはずなのに。

足をとどめさせたものは、なんだったんだろう。

それは彼女との純粋な距離、障害、段差、そういった、あまりにつまらなく、くだらなく、馬鹿げていた状況が積み重なっただけのものなのに。不思議と、俺の心臓だった、時間の重みをふっと軽くしてしまった。

近付こうとした。けれど、近付けなかった。はっきりとは、今でもまだわからない。


それでも。まだだ、と思った。


式次第は滞りなく進んだ。中学時代の担任からのビデオレターは、恩師らしい言葉だった。くたびれたポロシャツ姿で、だるそうに喋るのが恩師の喋り方だった。記憶と違わず、首もとの緩んだポロシャツ姿は、授業を受けたことのある元生徒達の笑いを誘った。


「『井の中の蛙、大海を知らず』という諺があります」


簡単な挨拶の後は、国語の教科担任らしく、諺をひとつ、贈ってくれた。


「あまり知られていないのですが、この諺には続きがあります。

それは、

『されど、空の青さを知る』

という続きです。

今の皆さんは、まだまだ世間を知らない。知らないことはとても多い。厳しさや、辛いことをこれから知っていくことになるでしょう。

けれど、今の皆さんは、空の青さを知っている。空の青さは、夢とか、希望のことです。

井戸の外に出ることになっても、その空の青さは忘れないでください。それは、失わないでください」


懐かしい声と調子を耳にしたせいもあるかもしれない。式の間は、くり返しくり返し思い出していたせいで、忘れようとしても記憶の根っこに刻み込まれてしまったことを、またくり返し思い出していた。中学時代のこと。

俺の中学は、まぁ、荒れてた。染め上げた髪にキャップサトシ被りにして、原色Tシャツを中に着込んだ学ランの前は当然のように全開で、下げたズボンの裾を引きずり引きずり、下げた分だけ尻を丸出しにしたファッション連中が、学年で両手足の数くらい。先生方の車はよくボコボコになっていたし、近場の店に行くと「△△中学の」という目線をこちらに配る店員が離れることはない。万引きし過ぎなんだよあいつら。盗みすぎでゲームショップが潰れたとかいう噂があったけどホントなんだろうか。俺たちの学年の階のトイレの窓ガラスは張り替えるたびに割られるので、遂に通り抜けフープになった。中で煙草を吸う連中がいたので、中が見えた方がいいということもあったのかもしれない。好意的に考えればだけど。


そんなよくある中学校廊下の突き当たりの壁に寄り掛かって、俺は友人二人としょうもないことを話していた。なんの話をしていたのかは覚えてないけど、あの頃の俺とあいつらが話すことなんて、大体守護月天パワプロの話だろ。

守護月天パワプロの話をいつも通りしていたであろう俺たちの前に、のそり、のそりと近寄ってくる三人がいた。ガラの悪い連中の幹部(笑)と、その取り巻きの三人組だった。廊下をたむろして歩くのがルーティンというか、そういうのがかっこいいらしい。構わず話している俺たち三人に、「おい」と幹部が声をかけてきた。

邪魔、どけよ」


ウチの中学が荒れ始めたのは、どうも俺の学年の一つ上くらいかららしい。三つ上の姉が「ウチの頃は全然荒れてなかったけどね」と言ってたからなんだけど。

で、俺は、その一つ上の学年のガラが悪い人たちには、まぁ、ヘコヘコしてた。小学校の時の野球部の先輩がその中にいたからってのもあるけど、タイイクカイケーなところのある俺には、年長にヘコヘコすることは身体に染み付いていたことでもあったし。

で、問題は、「増田はヘコヘコする野郎だ」と思い込んでる、タメのガラが悪いヤツら。


邪魔、どけよ」

とか声をかけてくるヤツら。こちらが座っているのは廊下の突き当たりだ。その先に道はないのだから邪魔も何もない。構わず友人二人と話を続ける。

「おい、聞こえてんのか」

仲間に直前までその威力を自慢していたローキックを俺にガッシボカと浴びせてくる。俺をサンドバッグに見立てて、膝を立てて座ってるせいで一蹴りに付き脛腿脇の3Hit! 俺がのっそり立ち上がっても蹴りは続く。

タメに頭を下げる理由はなかったし、部活をやってる人間(俺)と部活をやらずにヤニ吸ってるだけの人間(ガラの悪いタメ)の体力差はいかんともしがたかった。


関係ない部分が長くなった。何が言いたいかというと、式の後にも彼女に会うチャンスがあって、それは中学の学年全体で開かれる同窓会だった。

が、その幹事として取り仕切ってたのが、そういうガラノワルカッタ連中なんだよ。しかも中心はあの日俺がのしちまったヤツじゃねえか。ああ、顔も合わせたくない。登校するたびに上履きの紐が焼かれて短くなってたせいで蝶々結びがうまくなったとか椅子で殴られた後に机を投げ返したとかどんな黒歴史だよ。


今ひとつ行くことに踏ん切りがつかない理由はもう一つあった。

この成人式、会いたいのは彼女だけじゃなかったんだ。

この成人式で二人の友人に、そう、あの日守護月天パワプロの話をしていた二人の友人に、許されるならば、一方的にだけれどこう呼びたい――二人の親友に、会いたかった。会って、話をしたかった。

けれど、会えなかった。一人は夢のために国を離れた。もう一人は、あまりにも俺が馬鹿だったせいで、離れていった。

俺から離れていった友人に、許しを請いたかった。でも、友人は来なかった。心残りだった。来て欲しかった。許してくれなくてもいい、話す機会を与えて欲しかった。それがたとえ自己満足だと自覚していても。


友人は来なかった。残ったのは単純な選択だった。


同窓会に行くことのプラスは、彼女と話す機会を得られるかもしれないこと。

同窓会に行かないことのプラスは、あいつらと会わなくて済むこと。そしてそれが、自分への言い訳になること。


秤にかけたら簡単だった、とは、なかなかいかない。

それでも、俺は行くことができた。その時には前に書いたもののタイトル元ネタhttp://kittttttan.web.fc2.com/ez/light/died.htmも頭に浮かんではいた。それはとてもとても魅力的だった。ああ、ホント、それもいいよな……。

でも、行った。


ただ、行ってさえみれば、楽しいものだった。受付はあれらの中でも関係の薄いヤツがやっていたし、最初のルネッサンスさえ済ませてしまえば、後は気の合う連中と話をしていられた。昔から不思議と頭のおかしな……良いのが周りにいたもんだから、そいつらとこの歳になって話をしてみるとまた違った面白さがあった。


でも、意識はそこにほとんどなかった。

視界の端にちらちらと映る白。彼女はいた。来ていた。会場の中の端で見知った顔ぶれと花を咲かせていた。こちらの場所は、その反対側の端で入口とトイレにほど近いところだった。友人の肩越しに「ああ、いるなぁ」なんて思う自分をこうして思い返すと、やってることが一緒にいた頃と全く変わってない。人間、そう簡単に成長しないもんだ……。

そういうのもいいかもしれない。嫌いじゃない。だけど、ここに来たのはそうじゃない。そんなことで満足するためじゃない。

彼女が席を立ったのに合わせて、用を足すことを周りに告げ、立ち上がった。


「久しぶり」

一瞬目を一回り大きくしてから、柔らかい顔を作った――そういう感情が移り変わる過程がはっきり分かるところも好きなところの一つだった――彼女挨拶を返してくれた。

「久しぶりだね」

鈴の鳴るような……あぁ、まぁ、いいや。久しぶりに聞くことになった俺の大好きな声は、どんな音楽よりも声優よりも優しく綺麗に俺の耳に響いた。すごいな。ああ、すごいよ。好きな人って、本当にすごいよ。

それぞれの席に戻りながら、短く言葉を交わす。俺のことわかる? わかるよ。増田こそどうなの。覚えてるから声かけたんだよ。そうだよね。そうだよ。どの辺りにいたの。……ここ。ああ、馬鹿、なんで俺の席はこんなに近いんだ。そもそもこんな離れたところに座るんじゃねぇよ。いや、来た時にはここしか空いてなかったんだっけ。なんで他の皆はあんなに早く来て席を取ってるんだ。うん……違うな……俺がうだうだしてたせいか……。

二言三言のやり取りの後、それじゃ、と別れた。まぁ、最初はこんなもんか。というか、それでもう、満足しかけていた。どんだけ好きなんだよ、俺。


それから二度、彼女は席を立った。さすがにその度同時に顔を合わせていたらおかしいので、「たまたま同時に席を立った」風を装うことができたのは最初の一回だけだった。彼女が席を立った二度の機会はうまく活かせなかった。慣れたヤツなら、こういう時にもっとうまく立ち回れるんだろうな……。だらだら酒とパサパサしたサンドイッチやらサラダやらに箸を伸ばす。なのはは常識だからとしきりに薦めてくる誰でも名前を知っているような大学に行った友人の話に適当に突っ込む。おまえCLAMPに一生付いていくって言ってなかったっけか。ツバサってまだ完結してないのかな。横ではこれまた誰でも名前を知っ(ry医学部理学部がぱんつじゃないから恥ずかしくないらしいアニメ首都圏でホットだとか新房の記号論だとかに熱くなっていた。TrueTearsを今晩コメンタリーすることに決まったようだった。それはちょっと……いや、正直参加したい……。で、お前はどうなんだと問われて、いくつか好きな作品を挙げた。作品を口にだしながら、ふと思うことがあった。前々から感じていたことではあったけど。

Astral。秒速5センチグレンラガン御影作品。大好きなある作家さんの作品(本当に好きな、いや、大事なものって、決して誰かにそのことを言ったりしないものだよな)。挙げた時には言わなかったものもあるけど、そういうもの。終わってしまっている物語


俺たちが関係のないことを話していても、時間は変わらず同じ間隔で歩を進める。ただ、人にとっては同じ間隔に感じられないなんてことは科学者が証明するまでもなく当然のことだった。彼女と同じ空間にいるだけで、時間はあまりに早く過ぎすぎる。彼女がいる。視界に彼女が収まっているだけで、どんなに楽しいゲームをしている時より、どんなに面白い本を読んでいる時より、どんなに書きたかった記事を書いている時より、時計はあっという間にぐるぐると音が聞こえそうなほどに早く回る。時折視線が重なって、手を振るでもなく、合図をするでもなく、笑顔を送るでもなく、ただ、そのそれだけの一瞬の交叉がたまらなく、どうしようもなく愛おしく感じられた。

死ぬならこの時だった。紛れもなく、この時だった。男って本当に馬鹿だよな。好きな女の子が、どんなものにも代えがたいんだよ。


時間は変わらず同じ間隔で歩を進める。その会が始まって終わるまでの2時間という時間は、これまでと同じように地球が12分の1回転する間だったのだろうけど。

それだけの時間が経って。会場から、人が吐き出される。俺は入口で、彼女を待った。

彼女が出てきたのは、本当に最後の方だった。声はあっけないほど普通に出たと思う。

「なぁ、○○」

「うん」

写真撮ろう」

「うん」

俺の携帯をその場で一緒に待っていてくれた友人に託す。おい、ちゃんと撮れよ。頼むからちゃんと撮ってくれよ。それ、俺の宝物になるんだからな。一生ものになるんだからな。

隣で彼女が笑う。そのあまりに近い笑顔を見て、思いが、気持ちが溢れそうになった。なあ、○○。俺、お前に告白したよな。お前はもう忘れてるかもしれないけど。知ってるか。俺、まだお前のこと好きなんだぜ。笑っちゃうよな。馬鹿みたいだよな。告白したの小学校だぞ、小学校中学校も一緒だったのにな。それなのに今、お前の横でドキドキしてるんだよ。嬉しいよ。つらいよ。幸せだよ。胸が苦しくて苦しくてたまらないよ。笑っちゃうよな。本当に馬鹿みたいだよな。でも、それでいいんだ。いいんだよ。

彼女の肩は俺よりも低くて、俺の二の腕彼女の肩が一番近く、少しだけ触れるような間隔。お互いに近い腕で作るピースサインは中指同士がほんの少し重なるように。知らない名前香水が僅かに漂ってきてて。互いの方へと傾けられた小首は、この上ない至福で。

友人の声と一際強い光を伴って、俺の携帯に、俺の人生で最も幸せな瞬間が、永遠に切り取られた。


「ねぇ、私のでもお願い」

「あいよー」

彼女カメラを俺の友人に渡す。ごめん。嬉しかった。なんか知らんかったけど嬉しかった。それってつまり、俺の写真彼女がこれから持ってくれる、ってことだろ? いいんだよ、どんなに小さかろうとキモかろうと。嬉しいんだからさ。

なんだこれフィルム巻いてないじゃん、とフィルムを巻き始める友人を尻目に、彼女が話しかけてくる。

「ねぇ、今、何やってるの」

田舎大学生やってるよ。卒業文集に書いたこと、相変わらず学校先生目指してる」

「え? ××先生?」

「そうそう、俺大好きだったからさ」

「知ってるよ。私も好きだったし、実は今も年賀状やり取りしてるんだ」

「え、本当?」

ちょっと嫉妬。

「ほんとほんと」

聞かれたから、聞き返しただけだったけど。

「○○はさ」


「○○は、まだ、    を目指してるの?」


間があった。

「やだ、知ってたの」

「聞いたんだよ、お母さんから」

よく実家のパン屋行ってたし。

「で、どうなの」

「えっとね」「撮るよー」

気づけば、もう友人が今にもシャッターを切ろうとしていた。

「○○」

「ほら、笑顔


パシャッ。


「ありがと」「あいよー」

「○○」

その時、写真に写った彼女は、どんな顔をしていたのだろう。

フィルム彼女のもとで、今の俺にはわからない。


つまらないかもしれないけど、これが話の続き。俺のすべて。そう、これはきっと、終わってしまっていた物語

どうしようもないほど俺は彼女のことが好きで、聞きたかったことも、どんなに重ねた想いも、伝わればと思った願いも、彼女がそこに、確かにいてくれることを実感した時には、大した意味を持たなくなった。

彼女さえ、幸せに生きてくれれば、もう、それでいい。

男って、本当に馬鹿だ。そして、幸せだ。

ありがとうと言って、俺は死んだ。たぶん、死んだ。彼女自分のために生きようとした俺が死んで、すべてなくして、死んだような俺が、さよならと言って、これからを生きていく。すべてを失って、なにもかもなくしたのなら。0がたった0.1を為すだけでも十分じゃないか。それならこんな俺でも、少しでも、わずかばかりでも、彼女が生きるこの世界を綺麗にしたくて、それだけでも――十分じゃないか。ただそれだけのために生きる人間がいることを許されるぐらいには、きっと世界はまだ広い。


ひょっとしたら、俺が彼女以外の誰かを好きになることもあるのかもしれない。ないのかもしれない。自分が終わってしまったと思っていても、生きるのなら、今いる井戸よりも深い穴の中に落ちてしまうこともあるんだろう。そこから抜け出そうともがくかもしれない。それは無駄なあがきかもしれないし、あと少しのところでまた下に落ちてしまうかもしれない。這い上がったところを突き落とされるかもしれない。その穴から井戸から出てこられたとしても、また同じような暗闇に落ち込んでしまうことがあるのかもしれない。

それでも、空の青さを知った俺は、そうして穴に落ちたとしても、何度でもまた起き上がって、汚くなっても、生きていく。

それさえあるのなら。

たった一枚の写真を、胸に抱いて。


http://www.youtube.com/watch?v=2RPGcncoHC0







続きを書くつもりはなかったけれど、本文のような価値観を立たせたことと、「続き書け」と言って下さった方(id:tegi、id:yarukimedesu、id:gohki、id:chnpk、敬称略)や、文章自体に好意的な感情を向けて下さったと私が一方的にでも感じた方(id:mike_n、id:Lhankor_Mhy、id:neko73、id:hati-bit_punk、id:shAso、id:m-birdid:hotch_botch、id:napsucks、id:makeplex、id:tyru、id:mimimu8、id:ukabu、id:MarHear、id:mae-9、id:yas-toro、敬称略)がいらっしゃったので、何、一人の人間のちっぽけな物語なぞ、あってもなくてもよかろうもん、と開き直って、ちまちまと書き進めました。そうか、半年経つのか。

idコールは気楽に使ってもいい(スルーされるのが当然くらいな勢い)みたいなので、少しでも何かを気にかけてくださっていたと私が勝手に感じた方にはidコールをお送りしました。どうぞスルーしてください。でも、あなたたちがかけてくださった言葉タグで、私が嬉しく感じたことを、この場で伝えさせてください。

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