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2009-08-01

書評】 近藤大介『日・中・韓“準同盟同盟時代』(光文社

本書は評者からみると不思議な本である。実に面白い、同時に反米的な歴史記述とCIA陰謀論に挟まって中国重視論の独特の言い回し、つまり三つの部分が混載されている。ひょっとしてチョコレートでくるんだ毒入り饅頭かも。

題名だけをみると保守派の多くは反発を抱くだろう。しかし誤解を恐れずにアイ・キャッチを狙うあたりは著者ではなくて版元の商業主義的魂胆かも知れない。

冒頭から脱線で恐縮だが、この光文社ペーパーバックスのシリーズは、本書が135冊目。執筆陣は浜田和幸松本道弘藤井厳喜、野間健、徳本栄一郎の各氏らと何故か知り合いも多い。とくに浜田藤井両氏は、このシリーズから数冊上梓されていて、執筆陣も左右混交である。

新世代が読むだろうと思う。というのも、横組みで英語ばんばん入るからだ。逆に小生のように日本語の書物は縦書きでないと親しめない世代にとって、最初はこのシリーズを読むのに骨が折れた。仄聞するところでは、横書きシリーズ、伸び悩みがあって間もなく終巻らしい。閑話休題

さて近藤大介氏、期待の新作である。近藤氏は『週刊現代』前副編集長。元北京大学留学組。平壌にも小泉訪朝に随行、スクープが多い。日本米国を捨てて中国同盟し、韓国も仲間に入れようか、という提言日本外交現実を無視しているが、さすがに中国語韓国語が流暢な著者だけに、情報には格段のおもしろみがある。しかし結語の三国同盟は納得しかねる。

サロンマルキストという比喩は、革命ワインを飲みながらサロンで語る知識人。典型はサルトルなど。本書を通読した最初の印象はそれである。サロンにおける理想主義日本共産党は歌を忘れたカナリア、飽きたらず暴力路線に走った反ニッキョウ系は、三派四派五派と分裂し、中核派はと革マル派は互いに殺し合った。

本書に何が欠けているか。暴力革命政権を取った中国共産党十三億人の無辜の民を壟断し、支配し、反革命勢力、すなわち民主主義者、独立運動家を「テロリスト」と名付け、逮捕拷問し処刑する。敵は殲滅するのがかれらの掟である。

中華民族というスローガンは他民族漢族へ「同化」することであり、これは五族協和日本理想とはほど遠く、孫文のそれは「漢族」が「満蒙回蔵」を強制同化し、支配することを意味する。

ウィグル絶滅のためにはロブノール近辺から楼蘭にかけて、46回の核実験。おそらく数十万人が被爆して死んだ。7・5ウルムチ暴動では平和デモ隊に軍が出動して水平撃ち。おそらく二千から三千のウィグルの無辜の民が虐殺されただろう。

中国本質暴力支配、特権階級は富を独占し、その体制を可能な限り長く持続しえるそのためには外交も利用する。本書は、こうした事実をあえて論じない。だから不思議な本である。

では面白い部分はどこか?日本では親中派政治家はみんなCIAの謀略で失脚したそうである。田中角栄、カナマル某ほか。小沢がニシマツでやられかけたのもCIAだそうな。まだある。金正日がある日、北京から帰国のおりに列車爆破。流川とかいう駅だったが、あれを仕掛けたのもCIA。金正日のコックだった藤本某にはCIAから接触があり、毒殺依頼があった由。こうなると007の世界だ。盧泰愚陳水扁の失脚は反米姿勢だったから?

真相にちかいことは、陳水扁国民党戦術=「野党を貶める生け贄」であり、台湾では司法独立しておらず、もし陳水扁汚職をいうのなら馬英九も宋楚楡も似たようなスキャンダルを抱えていながらなぜ司法の追求が突如止んだか。だから台湾における司法中国共産党と同様に司法権独立曖昧で、国民党の顔色を窺う裁判官が多いからである。CIAとは関係がないのではないか。盧泰愚の「自殺」は身から出た錆、でなければ謀殺の可能性も否定出来ない。

というわけで田中の失脚はロッキード証言だが、日米の司法取引の差であって、米国陰謀ではなかった(徳本栄一郎氏が田原総一郎陰謀説を批判した。田中ブレーンだった小長氏自身が『そういう線で裁判マスコミ対策を処理しようと提案したら田中総理は「おう」と言った』と証言している)。

▲斯界で話題の孫崎享『日米同盟の正体』を連想

本書を読んで考えさせられる箇所も多い。評者が本書を読みながら、どうしても孫崎享氏の書いた『日米同盟の正体』(講談社現代新書)を連想せずにはおられなかった。

外交官出身の孫崎享氏はイラクイランミサイルの雨の中、外交を展開してきた人で三月まで防衛大学で教鞭を執った。(そうそう、これもどうでも良いことだが、バグダッドの在イラク日本大使館で宮崎は、孫崎(当時は公使)と会ったことがある。88年だったと記憶する)。

その外交官イラク戦争突入アメリカ人の「旋風のような愛国心」の結果であり、リーカーン南北戦争真珠湾攻撃と似ているとする。反戦ムードを一気に好戦へもっていく謀略は政治に付きものであり、その点は近藤氏や孫崎氏の分析に同意するが、なぜか孫崎本には外交的結論がない、つまり日本の自立外交模索してもいなければ対米追随が悪とも言っておらず、最後の最後はアメリカ核の傘は機能しないだろうと言いながら、日本核武装は反対という。

つまり本書の著者と孫崎防衛大学前教授スタンスは徹底して政治のリアリティ、外交の合理主義である。

外交道徳が入ると機能せず、倫理を持ち込むと、外交の基本が成立しない。打算と国益の追求。しかし戦争の回避。軍事力の背景がない日本は、だからといって「ふつうの国」のように外交独自路線を採用することが不可能である。

したがって「日中韓の準同盟」とは米国の手のひらの上での話ではあるだろうが

2009-07-21

お前らって何のために社会人になったの?

社会人マナーとはほざいてるけど実際は単に使用人として躾けられてるだけじゃん。

使用人同士で「俺はここに受かったから偉い」とか「俺の会社どこどこ」とか笑えるわwww

俺は時間は売っても魂を売る予定はないし、何でクズどもが会社人格的に寄生してるのかわかんねwww

よき社会人になって何がしたいんだか…よき社会人はよきフットマンだろ? 起業してる奴らのほうがよっぽど健全に感じるわw

まぁそれも資本主義の枠組みから出てないから俺から言わせて見たらちゃんちゃら可笑しいんだけどさwww

そもそもこの社会は歪んでるww資本主義根本的に誤解している奴多すぎwww

いいか、資本主義って言うのは「親が金持ってる奴が偉い」社会なんだよwww

大正時代はよっぽど健全だったよww宿帳に「無職」って書かれたら「すわ、これは御曹司だ」となったんだからwww

今は無職=ニートだろ?www働く必要がないのに働けって意味がわかんないんだけどwww

痩せる必要ないのに痩せろとか恋人作る必要ないのに童貞捨てろとかwwwそういうゴミのような広告戦略に載って偉そうな顔してる奴多すぎwww

イラク戦争の時世論クウェートに傾いたのと同じ手法だよwww広告宣伝www正義なんて関係ない人から押し付けられた価値基準www

そうしてその薄っぺら委価値基準が否定されたらどんなマッチョな奴でも子犬みたいな顔で救いを求めるんだろwww哀れすぎww

社会人って制度がこの国に貢献してるのは唯一安全が買えるって事だけだと思うけどなwww理不尽暴力から身を守れるってところwww

それ以外はそんなに意味がないwwwなのにみんなよき社会人であろうとするwww何で?wwww

この社会の歪みは資本主義のゆがみを隠そうって陰謀から来てるwww

資本主義が最高!って奴いるけどさ実際に自分の隣の家が資本家だったら相当むかつくと思うぞ?www

だから資本家が表に出ないように、見えないようにする制度が必要だったw

今のお客様神様主義もその一環wwwお客様は神様ですwwwなんて常識みたいに言われてるけどこれ乞食の発想だろwww

あんまり露骨にやると共産主義者がどんどん涌いてくるから仕方がなかったんだろうけどなwww

俺自身社会を変えてやろうって程偉くないからリスクを犯して共産主義者になろうって気はないけど、お疲れ様って感じではあるよwww彼らは善人だwww

したり顔で社会人とはwwwって語ってくる奴は心の中で毎回失笑してるけどなwww

安全の保障された狭い檻の中でぐるぐる回ってワンワン吠えてるwwwこれが笑えなくて何が笑えるんだろうwww

同じ理由でDQNとかも笑えるwww安全が保障された社会暴力ふるってみるってwwwヤクザは別だけどなw

社会人になりながらも別の空間を持ってそこでも別の自分を作ってる自分マネージメントうまい人間は好きだwww

まぁ負け犬には変わりないだろうwww結局哀れだと思うwww

2009-06-15

日米安保同盟、次の半世紀を考える

そして樺美智子さんの死から49年が経った

日米安保条約空洞化日米同盟の軽量化、来年改定から半世紀

昭和三十五年六月十五日。アンポ改定に反対するデモ隊が国会とりまいた。

樺美智子さんが死んだ。デモの隊列にあって、群衆に巻き込まれて圧死したのだ。左翼はこれを権力の謀殺と宣伝したが、だれも信用しなかった。この鮮烈な記憶があるのも、いまでは還暦をすぎた世代だろう。

昭和四十三年十月八日、佐藤首相ベトナム訪問に反対する左翼学生が騒ぎ、羽田京大山崎某が仲間の運転した車に轢かれて死んだ。機動隊は二十数名が瀕死の重傷だった。

かれらは権力側に殺されたと宣伝したが誰も信用しなかった。

昭和四十五年、安保条約改定から十年が経って「70年安保決戦」が叫ばれた。前年の東大安田講堂新宿騒乱で前哨戦が消え、左派の分裂は決定的になり、「革命ごっこ」は意気消沈していた。

70年は平穏に幕が開け、左翼内ゲバに熱狂し、組織は壊滅に瀕し、窮状に陥った日本赤軍派のハイジャック事件と三島由紀夫憂国の諌死事件で終わった。

昭和五十五年、安保条約改定から二十年が経った。

いわゆる「80年アンポ」は左右対決の政治状況にはなく、あらかたは体制保守革命の唄も謳わないサヨクに転じており、サヨク全学連OBは「同窓会」を、そして日米安保二十周年記念の日米シンポジウム東京で開催され、ゲストフォード大統領が来日して「安保改定」を示唆した(筆者はそのおり、会場のホテルに泊まり込んで裏方。広報担当だった。シンポジウム記録は『日米同盟の二十年』、自由社)。

60年安保の象徴だった唐牛健太郎氏は死去し、西部邁氏は保守の側にあり、江田五月氏は国会議長となり、清水幾太郎は「核の選択」を主張した。

情勢はめまぐるしく変わった。東西冷戦の終結は、なにを意味したか?

日米安保ソ連中国北朝鮮を仮想敵に防共の軍事同盟ではなかったのか?

ところが主要敵だったソ連が崩壊し、ワルシャワ条約機構は消滅し、NATO性格をかえて、イランを囲む新型の防衛機構に早変わりし、中国は時代にふさわしい<?>「上海シックス」を主導して米国金融秩序へ挑戦を始めた。

戦後秩序は劇的に風化した

英米同盟は軽くなり、NATO五十年式典は独仏国境で開催されたが、オバマが出席したものの、興奮状態にはなく、むしろチェコで『核廃絶』を訴えた。

ロシアNATOチェコポーランドレーダー基地化に反対を唱える。しかし、グルジアアゼルバイジャンウクライナNATO入りが時間の問題となっている。

イラク戦争のおりに、ロバート・ケーガンは「ネオコン」の論理を代弁し、世界の警察官としての軍事力にひいでた米国の一極体制が復活する。世界秩序は保たれると言い、ホッッブスの説いた「リバイアサン」という怪獣の「力と畏怖」のイメージ世界新秩序の基軸を置いた。

しかし現在世界は、イラク戦争アフガン空爆で復活した筈の米国リバイアサンが衰退し、G2という不思議な時代にはいった。

米国はこれまでの国家性格をおおきく変貌させようとしている。もっと言えば、米国みずからがリバイアサンを峻拒し、「普通の国」になろうとしているかのようだ。

NATO運用比重を独仏英主導に移管しつつあり、G2時代の到来は、次の日米関係を曇らせる。

こうした歴史パラダイムのなかで、平成22年(2010)は、安保条約改定から半世紀を迎える。日本生命線と言われた日米同盟だった。生命線?

安保議論は風化し、「事前協議」条項はかるがると無視され、沖縄海兵隊横須賀空母も、戦争地域に向かった。

そればかりか日本自衛隊は「集団安全保障」「極東条項」の議論を忘れたかのようにPKOはカンボジア派遣から開始されて、いまではイラクのお隣、ゴラン高原モザンビークスーダンへ向かった。役割を分担しながらも、陸海空全軍が出動した。

日米安保条約は風化した。というより事実上性格を変えている。日米同盟存在意義は、鰹節よりも軽くなりつつある。

日米同盟鉄壁は吹き飛ばされそうである。

吹き飛ばそうとしているのは日本ではなく米国である。アメリカ中国重視にかたむき、ヒラリーガイトナー中国に揉み手して、{G2}と言いだし、日本が期待した北朝鮮へのアプローチ曖昧、投げやりとなった。アメリカはこの問題から逃げた。

拉致問題に積極的ではなくなり、「それは日本の主権の問題であり」、北朝鮮核武装は容認し、中国の出方をひたすら待つ。

これがオバマ米国、衰退途次の米国の姿である。(http://anond.hatelabo.jp/20090615232944に続く)

2009-04-16

オバマの演説に

イラク戦争に反対した愛国者、という表現があったけど、日本じゃ理解するのは難しいだろうなぁ。

2009-03-12

韓国への就学旅行 あれから思う事

関東にある県立高校

例年、この学校では2年時の修学旅行先が中国だった。しかし。

私たちの1つ上の先輩方は、同時多発テロ(2001)により海外への修学旅行を諦めた。

また、1つ下の後輩たちは、イラク戦争(2003)により同じく国内への修学旅行となった。

その間にいた私たちは、無事(?)に海外への修学旅行となったが、旅行先が中国ではなく韓国だった。

国際交流ってやつなのか?校長、職員の趣味だとしたらかなり悪質だが…理由はよくわからない。

嫌々行ったけど、修学旅行は楽しかった。行ってみれば韓国想像よりは良かったと感じた。

ホテルバイキングが不味くてコーンフレークばかり食べていたけど…。

   

その修学旅行で、1つ疑問がある。

「西大門刑務所歴史館」へ連れて行かれた事だ。

  

教師達は、何を考えて私たちをあそこへ連れていったのか?

なぜ??なんで??それが日教組ってやつなんですか??

ググったら修学旅行生が多く訪れているらしいが、恐ろしい、吐き気がしてきた。

本当に意味がわかりません…。

2009-02-01

http://anond.hatelabo.jp/20090201190513

「まるでイラク戦争のときのアメリカみたいだね」と誉めてあげたらいいと思う

2009-01-07

http://anond.hatelabo.jp/20090107204903

破綻しかかってるビッグスリーなんて、軍用車を米軍に納入している事を根拠に軍産複合体だの何だのと左派平和主義者だの活動家だのに糞味噌に言われてたっけな(笑)。

イラク戦争で大もうけしてるはずの会社公的資金入れるかどうかで揉めたりするかっての。

2008-12-24

http://anond.hatelabo.jp/20081224103241

オレは左翼だけど

どうやら朝日は、裁判を、「反省」を求める場であり、同時に、慣用的に使われる「裁判真実を明らかにしたい」とする場であると考えているらしい。

東京裁判という「場」が一般の「裁判」とは異なるものであったことくらいは知っている。

増田は「裁判上の反論」であって反省の有無とは別問題、と捉えたいようだけど、A級戦犯とは天皇免責のための生け贄役であって、個人的にはむしろ『どう考えても無罪主張は無理』であり、その意味では裁判戦略としてはむしろ本来『情状酌量を狙って反省の弁を述べる』方向でいくべきだった、とは思う。

だが、おそらく『生け贄役を務めるため、あえて有罪を目指』しつつかつ『不名誉な名目で断罪されることを拒否』した結果として、戦中と同じ『聖戦を信じた狂信者』のごとき言説を述べざるを得ず、『国民はそれを「我々を欺いた狂信者奴!」と罵ることで自らの無罪性の担保とする』という壮大なマッチポンプがそこにある仕掛けなのだ。そして、その一歯車として朝日新聞は機能したし現在もしている…というのがそこにある問題だよね。

で、そういう戦後空間そのものの欺瞞性を問いあらためて国民天皇の罪を問うという文脈でならば、この件の欺瞞性を問う行為には意味があると思うが、どうもそういう意図にも見えない。そのあたりの踏み込みが浅すぎて、増田エントリには納得できないと言わざるを得ないな。

つーか、裁判員制度に絡めて朝日叩きがしたいだけなら、別なネタ探した方が良いと思うんだ。

(追記)

それにしても、イラク戦争反対・ブッシュくたばれ派のオレだが、戦争裁判が今行われて「ブッシュA級戦犯平和・人道に対する罪)に問うべきか?」という問題が出されても、それがイエスかノーか分からないというのが本音。戦争というのは、個人や特定の少数の考えで起こるようなもんではないという気がする。単なる感覚ではあるけれども。

2008-11-08

Yes we can

http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20081106/1225972453

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51135541.html

http://anond.hatelabo.jp/20081107234548

のはなし。

人の感じ方はそれぞれかな。しかし、文脈ってのもあるし、一部を取り出してもな、とも思う。対比ってのもある。ほのめかしってのもある。裏読みってのもある。ってわけで超々訳してみた。

超々訳

こんばんは。

皆さんの答えに答えて諸問題に取り組みます。

<謝辞>

これは皆さんの、民主主義の、221年の勝利です。

これからは、すべてにおいて一丸となって戦いましょう。

世界の皆さん、私たちは負けません。アメリカは変わります。

この100年間、私たちは諸問題を乗り越え変化してきました。

これから100年、私たちは諸問題を乗り越え変化します。

私たちは出来ます。

ありがとう

超訳

こんばんは。

不安や疑問に答えが出ました。

沢山の人が長い時間をかけて、あらゆる世代が、思想が、民族が、個人が、州が、私たちがアメリカ合州国であり、歴史を手にし、歴史を作ると答えました。

アメリカは変わります。

マケイン上院議員、ジョー・バイデン家族スタッフ感謝したい。しかし、この勝利は、あなたの、みなさんのものです。

私は草の根活動をしてきました。皆さんの家庭が、募金が、ボランティアが、2世紀たとうとも、この地球から民主主義は途絶えないと証明しました。

皆さんは勝利しました。私は承知しています。二つの戦争環境問題金融危機に、全身全霊をかけて取り組まなければならないと。

イラクアフガニスタン養育費に眠れない親、新エネルギー仕事教育、脅威、同盟

私は皆さんと対話します。221年一つ一つ皆さんの手で行なってきたように、国家再建を行ないます。

この勝利は変化へのきっかけに過ぎません。皆さんと共に変化しなければなりません。

金融危機から教訓を得ました。この国は一丸となるべきです。悪政と戦いましょう。

共和党価値観民主党も共有しています。溝を修復しましょう。リンカーンは敵ではなく味方だと言いました。

私に投票しなかったあなた方の協力が必要です。あなた方の大統領になりたいのです。

世界の皆さん、私たちは運命共同体です。悪をくじき、平和と安全を支援します。民主、自由、機会、不屈の希望、それがアメリカです。アメリカは変わります。

アン・ニクソン・クーパーさんは106歳です。奴隷制が終ってから一世代後に生まれ、彼女アメリカを見てきました。Yes we can

女性参政権ニューディール政策太平洋戦争公民運動アポロ計画、ベルリンの壁崩壊、インターネットYes we can

106年間アメリカを見てきた彼女は知っています。変われる事を。Yes we can

100年後の子供たちは何を見るのでしょう。それは、私たちの行ないです。行ないましょう。出来ないという人には、こう答えましょう。Yes we can

ありがとうアメリカ合衆国に栄あれ

本当の訳?

http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51134807.html

http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20081105-05.html

でもって問題の太平洋戦争の部分

When the bombs fell on our harbor and tyranny threatened the world, she was there to witness a generation rise to greatness and a democracy was saved. Yes we can.

この部分の流れは時系列で、第二次大戦/太平洋戦争である事に間違いはない。

アメリカ視点としては、直接参戦のきっかけが真珠湾攻撃で、民主主義の国アメリカ民主主義を救った戦争となる。

以下裏読み的な部分

[追記:実際の所は単なる表現の問題でしかない]

「a democracy was saved」に「太平洋戦争正義を行なったアメリカ」を見てとれる

「democracy」が正義ってのは、

that the true strength of our nation comes not ... but from the enduring power of our ideals: democracy, liberty, opportunity, and unyielding hope.

わが国の力の源が、...ではなく、尽きることのない理想にあるのだということを。民主、自由、可能性、そして確固たる希望にあるのだということを。

からも分かるし、「the Democratic Party」だし。そしてそれを救ったと。

そういう、「戦争アメリカ正義の現れの一つ」っていうのが嫌って意見

「on our harbor」って気を使ってぼかしている

「the Pearl Harbor」という固有名詞を用いずに「our harbor」と、ぼかしてくれた。

アメリカ日本との関係を重視している証拠。今もこれからも、日本アメリカ関係は良好だよ、って意見

「When the bombs fell on our harbor」「a democracy was saved」に911アフガニスタンイラク戦争をみる

[追記:以下ミスリード]

前半では「二つの戦争」「イラク」「アフガニスタン」が挙げられている。

不意の攻撃、戦争、勝利、占領、復興

かつて、日本は(アメリカにより?民主主義により?)復興した。

これから、イラクアフガニスタンは(アメリカにより?民主主義により?)復興する。

Yes we can

問題は、復興とは何か。日本はなぜ復興したのかだろう。

2008-11-06

[][]2008年11月3日 朝日新聞 スティグリッツインタビュー記事 全文

米国は「毒のモーゲージ住宅担保債権)」を世界中にばらまいてしまった。

サブプライム住宅ローン証券化による不良債権のことだ。そのせいで世界が危機に陥り、苦しんでいる。

1929年に始まる大恐慌の時は、危機が主に貿易関係を通じて世界に広がったが、今回は金融市場を通じてグローバルな危機を招いた。責任はまず、金融界やモーゲージ業者、そして私が「共犯者」と呼ぶ格付け会社にある。背景にあるのが、自由な市場経済を口実にしたブッシュ政権規制緩和企業優遇策だ。

問題は経済思想だけではない。イラク戦争アフガン戦争富裕層向け減税は、米国経済を弱体化させ、財政面でも金融面でも政策への重圧になった。それが連邦準備制度理事会FRB)にしまりのない金融政策をとらせたとも言える。FRBにも不良債権の毒を爆発的に広げた重大な責任があるが、とりわけ非難されるべきはブッシュ政権の政策だ。

我々は歴史経験を通じて、危機を大恐慌に転化させないための知識や政策手段を持っている。米国経済サービス産業化や労働者パート化も、かつてのように失業率が高まるのを阻んでいる。それでも恐慌の再現を防げるかどうかは、政府の行動いかんだ。

苦い教訓として思い出さなければならないのは、97年から98年にかけて起こったアジアなどの金融危機だ。米国国際通貨基金IMF)も正しい方策を採らなかったために、インドネシアなどで金融システムの崩壊や深刻な不況を招いてしまった。知識や政策手段があっても、正しく行使しなくては役に立たないのだ。

今回の危機に対し、ブッシュ政権は、巨額の金を金融界につぎ込めば他の人々もいくらかは助かるだろうという「トリクルダウン」(金持ち企業が富めば、そこからしたたり落ちた富で全体が潤うという考え方)の手法を取っている。企業を助けるだけで、働く人々を助けようとはしていない。何もしないよりはましかもしれないが、まずいやり方だ。

ウォール街の特殊利益を優先する「企業温情主義」の発想が、正しい政策を阻んでいる。ポールソン財務長官バーナンキFRB議長は、もはや市場の信頼も米国民の信頼も失っている。

米国政府がまずなすべきは、ローン返済に行き詰まった人が、担保の住宅を失うのを防いだり、失業者を支援したりする事だ。景気を刺激して、経済を回復に導かなければならない。予定されている減税は速く実施すべきだし、インフラ整備も必要だ。高速道路建設も有効だが、長期的な視野に立って地球温暖化対策に力を入れ、「グリーンアメリカ」をつくるべきだ。

民主党はそういう政策を掲げている。しかし、(11月の大統領選民主党オバマ候補が当選しても)新しい大統領が政策を打ち出す来年1月の就任式まで、まだ3ヶ月もある。この期間中、共和党内の支持すらも失ったブッシュ氏が大統領の座にあることが、対策を遅らせる要因になっている。

この危機をきっかけに新自由主義は終わりを迎えなければならないと思う。規制緩和と自由化が経済的効率をもたらすという見解は行き詰まった。

ベルリンの壁の崩壊で、共産主義が欠陥のある思想であると誰もが理解したように、新自由主義市場原理主義は欠陥のある思想である事を、ほとんどの人々が理解した。私の研究はすでにそれを説明してきたが、今回は経験によって示された事になる。

基軸通貨としてのドルと、米国の役割も、やがて終わっていく事は明らかだ。

ただ私がすでに著書「世界格差をばら撒いたグローバリズムを正す」(原題はMaking Globalization Work)に書いたように、各国が保有する準備通貨がドルから二つや三つに分散すれば、より不安定なシステムになってしまう。

もし、ドルとユーロの二つになれば、米国に問題がおきたときは、みんながユーロ買いに殺到する、逆に欧州に問題が起きれば、ドルに殺到するだろう。それでは不安定きわまりない。

結局のところ、特定の通貨依存しない多角的でグローバルな準備通貨システム、すなわち「グローバル紙幣」が必要とされているのだ。それは各国通貨バスケット方式であり、IMFのSDR(特別引き出し権)を恒久化したようなものだ。ケインズが44年のブレトンウッズ会議でドルやポンドの代わりに主張した国際通貨「バンコール」の現代版でもある。

同時にIMFに代わる国際機関を創設する事も必要だろう。新たなブレトンウッズ会議を開催すべき時なのだ。その意味では、今月半ばにワシントンで開かれる「G20サミット」は、今後のグローバルな金融制度について議論を始める場として意義がある。

しかしそのG20を、もはや誰もが尊敬しなくなっている大統領が主導するのは問題だ。危機を克服するには素早く行動しなければならないのに、それが出来ないという困った状況に我々は直面している。

日本バブル崩壊後の不況を克服するのに長い時間を費やした。今回の危機を長期化させてはならない。

これまで米国は最大の消費国として世界経済を引っ張ってきたが、現在世界危機と不況を克服する上で、「経済成長エンジンの多様化」も必要だ。特に日本の役割は重要であり、できる限り力強い経済成長を実現する事が求められる。

2008-11-01

日本は侵略国家であったのか」を読む つづき

前回↓が途中で切れたため、その段落から改めてつづきを貼ります。

http://anond.hatelabo.jp/20081101232814

 さて日本中国大陸朝鮮半島を侵略したために、遂に日米戦争突入し3 百万人もの犠牲者を出して敗戦を迎えることになった、日本は取り返しの付かない過ちを犯したという人がいる。しかしこれも今では、日本戦争に引きずり込むために、アメリカによって慎重に仕掛けられた罠であったことが判明している。実はアメリカコミンテルンに動かされていた。ヴェノナファイルというアメリカの公式文書がある。米国国家安全保障局(NSA)のホームページに載っている。膨大な文書であるが、月刊正論平成18年5月号に青山学院大学福井助教授(当時)が内容をかいつまんで紹介してくれている。ヴェノナファイルとは、コミンテルンアメリカにいたエージェントとの交信記録をまとめたものである。アメリカ1940年から1948年までの8年間これをモニターしていた。当時ソ連は1回限りの暗号書を使用していたためアメリカはこれを解読できなかった。そこでアメリカは、日米戦争最中である1943 年から解読作業を開始した。そしてなんと37年もかかって、レーガン政権が出来る直前の1980年に至って解読作業を終えたというから驚きである。しかし当時は冷戦の真っ只中であったためにアメリカはこれを機密文書とした。その後冷戦が終了し1995年に機密が解除され一般に公開されることになった。これによれば1933年に生まれたアメリカフランクリン・ルーズベルト政権の中には3百人のコミンテルンスパイがいたという。その中で昇りつめたのは財務省ナンバー2の財務次官ハリーホワイトであった。ハリーホワイト日本に対する最後通牒ハル・ノートを書いた張本人であると言われている。彼はルーズベルト大統領親友であるモーゲンソー財務長官を通じてルーズベルト大統領を動かし、我が国を日米戦争に追い込んでいく。当時ルーズベルト共産主義の恐ろしさを認識していなかった。彼はハリーホワイトらを通じてコミンテルンの工作を受け、戦闘機100機からなるフライイングタイガース派遣するなど、日本と戦う蒋介石を、陰で強力に支援していた。真珠湾攻撃に先立つ1ヶ月半も前から中国大陸においてアメリカ日本に対し、隠密に航空攻撃を開始していたのである。

 「ホームページに載っている」と、また典拠をあいまいになさっていますね。アクセス日時を明記して、該当のURLを示すことも論文ルールとして確立しています。典拠となる論文の題名も該当ページも省略されていますが明記するのが普通です。先行研究の要約と著者の意見の区別がつかないのも問題です。先行研究の要約にオリジナリティはありません。先行研究について論じたいのであれば別でしょうが、先行研究を手がかりに、何かを主張したいのであれば、引用でも注でも根拠となる史料(この場合は「機密資料」)の該当部分を明記するのが論文ルールです。ちなみに孫引きは基本的にしてはいけません。原典にあたらずに引用元の編集が正確であるとは言えないからです。つまり、読む側からすると、根拠が示されていないがために、その主張を認めることはできません(学問ルールにおいては、主張する側に立証責任があります)。

 ルーズベルト戦争をしないという公約大統領になったため、日米戦争を開始するにはどうしても見かけ上日本に第1撃を引かせる必要があった。日本ルーズベルトの仕掛けた罠にはまり真珠湾攻撃を決行することになる。さて日米戦争は避けることが出来たのだろうか。日本アメリカの要求するハル・ノートを受け入れれば一時的にせよ日米戦争を避けることは出来たかもしれない。しかし一時的に戦争を避けることが出来たとしても、当時の弱肉強食の国際情勢を考えれば、アメリカから第2,第3の要求が出てきたであろうことは容易に想像がつく。結果として現在に生きる私たちは白人国家植民地である日本で生活していた可能性が大である。文明の利器である自動車洗濯機パソコンなどは放っておけばいつかは誰かが造る。しかし人類歴史の中で支配、被支配の関係戦争によってのみ解決されてきた。強者が自ら譲歩することなどあり得ない。戦わない者は支配されることに甘んじなければならない。

 繰り返しますが、根拠のない推測は論文の中では無価値です。さて、戦った結果、無条件降伏して占領(=支配)されました。その後、戦争をせずとも、サンフランシスコ講和条約を結んで独立できましたし、奄美諸島小笠原諸島沖縄も返還されました。

 さて大東亜戦争の後、多くのアジアアフリカ諸国が白人国家の支配から解放されることになった。人種平等の世界が到来し国家間の問題も話し合いによって解決されるようになった。それは日露戦争、そして大東亜戦争を戦った日本の力によるものである。もし日本があの時大東亜戦争を戦わなければ、現在のような人種平等の世界が来るのがあと百年、2百年遅れていたかもしれない。そういう意味で私たちは日本の国のために戦った先人、そして国のために尊い命を捧げた英霊に対し感謝しなければならない。そのお陰で今日私たちは平和で豊かな生活を営むことが出来るのだ。

 しつこく繰り返しますが、風が吹けば桶屋が儲かる式の主張に説得力はありません。「国家間の問題も話し合いによって解決」とのことですが、イラク戦争グルジア戦争は話し合いではありません。「百年、2百年」の根拠も示されていません。「人種平等」を推進した国際連合を結成したのは、勝った「強者」の国々でした。

 一方で大東亜戦争を「あの愚劣な戦争」などという人がいる。戦争などしなくても今日平和で豊かな社会が実現できたと思っているのであろう。当時の我が国の指導者はみんな馬鹿だったと言わんばかりである。やらなくてもいい戦争をやって多くの日本国民の命を奪った。亡くなった人はみんな犬死にだったと言っているようなものである。しかし人類歴史を振り返ればことはそう簡単ではないことが解る。現在においてさえ一度決定された国際関係を覆すことは極めて困難である。日米安保条約に基づきアメリカ日本首都圏にも立派な基地を保有している。これを日本が返してくれと言ってもそう簡単には返

ってこない。ロシアとの関係でも北方四島は60年以上不法に占拠されたままである。竹島韓国の実行支配が続いている。

 また、「・・・・・・という人」、さらに「・・・・・・と思っているのであろう」ですが、藁人形を叩いても論文に説得力は生まれません。論文で心情の吐露をしても説得力は増しません。私の立場を表明しておきますが、人の生を無益だとする考え方には賛同しないことと、批判的検討を行うことは両立すると考えています。

 東京裁判はあの戦争責任を全て日本押し付けようとしたものである。そしてそのマインドコントロール戦後63年を経てもなお日本人を惑わせている。日本の軍は強くなると必ず暴走し他国を侵略する、だから自衛隊は出来るだけ動きにくいようにしておこうというものである。自衛隊は領域の警備も出来ない、集団的自衛権も行使出来ない、武器使用も極めて制約が多い、また攻撃的兵器の保有も禁止されている。諸外国の軍と比べれば自衛隊は雁字搦めで身動きできないようになっている。このマインドコントロールから解放されない限り我が国を自らの力で守る体制がいつになっても完成しない。アメリカに守ってもらうしかない。アメリカに守ってもらえば日本アメリカ化が加速する。日本経済も、金融も、商慣行も、雇用も、司法アメリカシステムに近づいていく。改革のオンパレードで我が国の伝統文化が壊されていく。日本ではいま文化大革命が進行中なのではないか。日本国民は20年前と今とではどちらが心安らかに暮らしているのだろうか。日本は良い国に向かっているのだろうか。私は日米同盟を否定しているわけではない。アジア地域の安定のためには良好な日米関係が必須である。但し日米関係は必要なときに助け合う良好な親子関係のようなものであることが望ましい。子供がいつまでも親に頼りきっているような関係改善の必要があると思っている。

繰り返しますが、論文における藁人形叩きに意味はありません。

 自分の国を自分で守る体制を整えることは、我が国に対する侵略を未然に抑止するとともに外交交渉の後ろ盾になる。諸外国では、ごく普通に理解されているこのことが我が国においては国民に理解が行き届かない。今なお大東亜戦争で我が国の侵略がアジア諸国に耐えがたい苦しみを与えたと思っている人が多い。しかし私たちは多くのアジア諸国が大東亜戦争を肯定的に評価していることを認識しておく必要がある。タイで、ビルマで、インドで、シンガポールで、インドネシアで、大東亜戦争を戦った日本の評価は高いのだ。そして日本軍に直接接していた人たちの多くは日本軍に高い評価を与え、日本軍を直接見ていない人たちが日本軍の残虐行為を吹聴している場合が多いことも知っておかなければならない。日本軍軍紀が他国に比較して如何に厳正であったか多くの外国人の証言もある。我が国が侵略国家だったなどというのは正に濡れ衣である。

 国を主語にしたのですから、そのように表明している公式見解くらい示してください。個々の語りについても、他者が参照できる形で提示されないものは論拠になりません。最後まで「侵略」の定義がなされないままでしたね。

戦時中アジア諸国と日本との関わりについては以下の諸論文を参照。

吉川利治「タイ国ブーン政権太平洋戦争」『東南アジア研究』19(4)、1982年、363-387ページ。http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/56071/1/KJ00000133800.pdf

大野徹「ビルマ国軍史(その2)」『東南アジア研究』8(3)、1970、347-377ページ。http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/55632/1/KJ00000134014.pdf

中里成章「日本軍の南方作戦とインド」『東洋文化研究所紀要東京大学)』151、2007年、149-217ページ。http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/bitstream/2261/5716/1/ioc151004.pdf

黒田展之・小林裕一郎「シンガポール華僑粛清事件裁判記録(1)」『法と政治関西学院大学)』49(2/3)、1998年、327-337ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0001061933

同「シンガポール華僑粛清事件裁判記録(2・完)」『法と政治関西学院大学)』49(4)、1998年、575-614ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0000592111

谷川榮彦「太平洋戦争東南アジア民族独立運動」『法政研究九州大学)』53(3)、1987年、361-398ページ。http://ci.nii.ac.jp/cinii/servlet/CiNiiLog_Navi?name=nels&type=pdf&lang=jp&id=ART0008279870

 日本というのは古い歴史と優れた伝統を持つ素晴らしい国なのだ。私たちは日本人として我が国の歴史について誇りを持たなければならない。人は特別な思想を注入されない限りは自分の生まれた故郷や自分の生まれた国を自然に愛するものである。日本の場合は歴史事実を丹念に見ていくだけでこの国が実施してきたことが素晴らしいことであることがわかる。嘘やねつ造は全く必要がない。個別事象に目を向ければ悪行と言われるものもあるだろう。それは現在先進国の中でも暴行殺人が起こるのと同じことである。私たちは輝かしい日本の歴史を取り戻さなければならない。歴史を抹殺された国家は衰退の一途を辿るのみである。

事実を丹念に」見せるのが実証的研究です。この「論文」はそうではありません。

「嘘やねつ造は全く必要がない」心の底から同意します。

以上、お目汚し失礼しました。もっと勉強しなければ……

(追記)日本新聞記事へのリンクを貼り忘れていたので追加します。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081031-00000123-jij-soci

http://www.asahi.com/politics/update/1031/TKY200810310298.html

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008110102000087.html

(再追記)論文の題名に誤りがあったので訂正しました。田母神様、申し訳ありませんでした。

2008-09-16

戦場心の傷 NHKスペシャル   

ちょうど渡辺靖の『アメリカンセンター』を読了したので、アメリカ関連ということで観た。

イラク戦争派遣された兵士たちが帰還後PTSDに苦しみながら暮らす生活を追う二夜連続ドキュメンタリー

泥沼化したベトナム戦争は、最終的にソ連崩壊というアメリカ側の勝利と見なす(にはあまりに重い代償は多いが)決着は、現在アメリカアメリカたらしめるエクスキューズを与えてしまったという点において、未だ良策に導けない他の先進国責任はあまりある。

過ちを犯しても、「あのときは、そうするしかなかった。」「どうしようもなかった。」と自らの否を認めつつも根底では自分も被害者なのだという居直りタイプ人間でもないかぎり兵士には向かない。

約2億五千万もかけ、イラクを模したハリウッドテーマパークさながらの最新型の訓練場で、どれだけ訓練を積んだとしても、現実はそれを軽く飛び越えてしまっていることを、その場で兵士は知ることは出来ない。命令への絶対服従と規律をたたき込まれても、戦場においてのみ有効であるならば、それは集団ヒステリーと何ら変わりはない。

 

 彼らの多くが帰還した後の生活は、アメリカ社会を揺るがしかねない危険因子としてそこにある。

勿論、彼らがそれを望んでいるのではない。彼らが人間らしくあればあるほど、心の傷は深く普通の暮らしが困難になってしまうのだ。

 ベトナム戦争以後、徴兵制が立ちゆかなくなったアメリカでは、大学進学の奨学金や中産階層に届くか届かないかの収入を餌に、低所得者釣り上げるため1973年に志願制に変える。

誰しも生きていかなければならない。暮らしていかなくてはならない。明日のパンを得るために、また国家のために尽くす、自分は正しいことをするという後押しもあり、若者たちは入隊する。ベトナム帰還兵の二人に一人は、その後の人生に何らかの精神トラブルを抱えたとされている。イラク戦争はまだ終結していないが、既に5年が経ち一向に良い結果には到らず問題が積み重なるばかりだ。

科学進歩により機械化された最初の戦争であった第一次世界大戦以後、「兵士の心の問題研究されている。アメリカ現在進行形でさらに強い兵士の育成のため研究を重ね実行に移し続けている。攻撃は最大の防御と信じて疑わない姿勢は、国家安全保障上、戦略上選択せざるを得ないとしているが、果たして本当にそうなのだろうか。

 二夜目は、「ママイラクへ行った」というタイトルとともにイラク戦争派遣された母親たちの生活を追う。

現在までにイラク派遣された兵士のうち女性は一万人でそのうち三分の一が母親であるという。戦場で人を殺した自分が良い母親になれるのかという悩みを持ちながら子育てをしている。

 軍隊ジェンダーレス世界となるのは、フェミのひとたちには喜ばしいかもしれないが、湾岸戦争ではベトナム戦争時二%以下だった女性兵士の割合が、十一%となり戦場にも送り込んだ。さらにイラク戦争では後方支援に限定されていた任務が事実上、戦闘地域へも拡大した。帰還後、PTSDに苦しむ人は多い。今以て好転しない戦局は、人員不足を補うため州兵も派遣する。ある州兵の女性は入隊して半年でイラク派遣された。たった半年の訓練で戦場へ送るとは旧日本軍なみの愚かさだ。

 数日前に、共和党ペイリン氏が「ブッシュドクトリン」について言及された際、口ごもったシーンは、ホッケーママには半径3メートル現実しか関心がないということを露呈させてしまった。いい加減イラク戦争も終わるだろうか。

 アメリカ兵の死者は4千人を超えた。イラク人の死者は少なくとも15万に上るとみられてる。日本では戦後ただの一人も戦争で命をおとしていない。しばしば国際世論では、金しか出さないと誹られ続けても、わたしたちはその金を汗水流して拠出しているのだ。湧き出る金などない。

国家は個人の幸福を希求しないというどうしようもない現実にやりきれない。甘ったるい感傷を持つ自分を蔑む。

2008-06-18

西成の件

大阪市民なんだけど、はてブで見なかったら

全然知らないままだったろうな。

ほんの数キロのところでそんなことが起ってた(る?)なんて、

ほんのこれっぽっちも話題になってないよ。

会社やら友達やら親やら、少なくとも自分の周りじゃ。

そういや昨日、今日って、市内のあちこちで

お巡りさん見かけたのって、それが原因か!

って今気づいたぐらい、遠い話。

何なら秋葉原の事件とか、9.11とか昔のイラク戦争とかの方が

身近っていうとおかしいけど、近く感じる。

これってやっぱりテレビで大騒ぎしてないせいなのかな。

2008-06-17

http://anond.hatelabo.jp/20080617001512

「救援活動」って自分で書いてるじゃねーか

自分の書いた文章のログさえ読めないのか?

イラク戦争には参加できないが、救援活動も立派な石油利権争いの1つで、戦争の1部。戦争が無ければそもそも発生しないんだから。

人質は、この世にサヨクにだまされるバカが居なけりゃ1銭たりとも発生しなかっただろ、何の得があったんだよアレ

2008-05-31

http://anond.hatelabo.jp/20080531170746

誇大妄想が言説の前提としてあるんだから、だからトリアージからいきなりホロコーストに飛躍しても飛躍じゃないと信じることができる。権力の脅威だって言って。何でこれがわからんのかね。現実考えたら、天皇による国家幻想より(だいたいどの国も国家幻想を必要とするし、日本なんかはまだ穏やかなほうだ)、テレビみて納豆を買いあさる日本人の底の浅さのほうが、天皇よりもよほど危険なのに。

反日分子乙。メディアにあおられてホロコーストおきるのはナチスドイツルワンダやらでもあったこと。中国文化大革命最近アメリカイラク戦争だってメディアが加担してるだろ。にもかかわらず何で日本人の底の浅さの話になるんだよ。「外国はさぞかし底が深いんでしょうね」といやみ言いたくなるわ。

しかも納豆買いあさるという行動だって日本人の多くがやってたわけでもなく、マスコミが面白おかしく切り取って誇張してるだけ。それを真に受けて日本人論語っちゃう奴の底の深さは何ミクロン?とりーあー時からホロコーストまで飛躍する人と納豆貝アサリ報道から日本人危険性に飛躍するのにどの程度差異があるんかと。

さらに、誇大妄想を前提とした議論しかないから「左翼全体がトンデモ」認定されてしまうし、誇大妄想を共有する人間にしか通用しないことを言いあうしかないんだよ。右翼と同じようにね。

右翼左翼が自分たちの主張を誇大妄想と思ってないようにあなたも納豆貝アサリから飛躍するのはとんでも誇大妄想じゃないと思ってるだろうね。

右翼が異国・異分子に対しては過度の恐怖心・警戒心、左翼天皇権力に対する過度の恐怖心・警戒心、あなたは日本人に対して過度の恐怖心・警戒心ということですね。わかります

一刻も早く底の深い人々の住む外国に移住したほうがいいんじゃねーの?

極論すると、権力にずぶずぶでやくざみたいな右翼と、本当は体制とツーツーだった癖に反体制を気取って大衆を欺瞞し続けたエセ権力童貞左翼しかない日本って、どうにもつまらなすぎるでしょ。

民主主義下で権力とぶずぶずにならない政治勢力って極右極左のような過激派になるしかないだろうね。いやいや外国では右翼左翼権力とずぶずぶになることもなく、大衆を欺瞞することもない面白い政治をやってるんだよってことだろうけど。

与党が少数派にも配慮して野党もある程度主張をとおすため妥協するのは議会制ならあるべき姿。妥協したら「反体制の癖に体制側とずぶずぶだ、大衆を欺瞞した」とみなすって事なら野党与党は折り合わず与党が一方的に意見押し通すのが理想なのかも知れんけど。

2008-04-06

良い運動と悪い運動

イラク戦争反対する運動は、悪い運動

チベット擁護する運動は、良い運動

イラク戦争反対する左翼は、悪い左翼

チベット擁護する左翼は、良い左翼

反米は悪い左翼 親中国は悪い左翼

親米は良い右翼 嫌中国は良い右翼

馬鹿馬鹿しい。

どことも仲良くすりゃいいじゃん。

2008-03-20

死者数

イラク戦争後、テロで死んだイラクの一般市民は約9万人だそうだ(AP通信)。

仮にフセイン政権が続いていたらこれに匹敵するぐらいのシーア派住民が弾圧・虐殺されていたかもしれない。

2008-01-29

http://anond.hatelabo.jp/20080129152233

グローバルか進んでるのに日本と無関係戦争なんか起こす場所ないだろ。それにイラク戦争とか見ても戦争のせいで余計に原料価格上がったり経済的混乱あるわけで。日本は株下がりまくっててバブルの心配する必要ないから、日本株式市場に資金流せばいいだけ。でも日銀が引き締めまくってるからぜんぜんジャブジャブになってないんだよなあ。

2008-01-04

http://anond.hatelabo.jp/20080104153111

右派言論人としての小林よしのり911テロで終わったろ。

911テロからイラク戦争の時期にかけては左傾化を続けていた。

アメリカ憎しのあまり「日中友好のために靖国神社参拝中止を」とアジってたくらい。

2007-09-24

http://anond.hatelabo.jp/20070924110931

中身を問題視してるというより押し付けられたってことが気に入らないのでは?自主憲法制定するといってる人の多くも平等や人権とか国民主権なくしましょうといってるわけじゃないでしょ。個人的には押し付け憲法でもいいといってる人が武力で独裁政権倒して民主化押し付けてるイラク戦争に反対してたりするほうが不思議

「中身」を問題視する人が、「形としては押しつけでも日本人が諸手をあげて賛成していた」占領と民主化を問題無しとし、「形としては自主的政権でもイラク国民の多くが以前として納得していない」戦争・占領と民主化を問題にするのは、別に矛盾してないと思うんだけど。

http://anond.hatelabo.jp/20070924105550

中身を問題視してるというより押し付けられたってことが気に入らないのでは?自主憲法制定するといってる人の多くも平等や人権とか国民主権なくしましょうといってるわけじゃないでしょ。個人的には押し付け憲法でもいいといってる人が武力で独裁政権倒して民主押し付けてるイラク戦争に反対してたりするほうが不思議。幣原が9条言い出したのだってアメリカ日本フルボッコにされてたからでしょ。武力を背景に相手から言い出し形にするってのは日韓併合とかでもあるけどこういうのは当時の人は脅しに屈したんだから後世のものは文句言うなってことになるんだろうか。

2007-08-31

さて今日の一連の流れを見て

医療にしろ都会・田舎にしろ、国内に敵を見つけ出して叩かないといられないのが今の日本国民だよね。そうしてないと安心出来ないらしい。でさ、こういう状態になったとき最近ではアメリカ、昔はヨーロッパ諸国がとってきた政策ってさ、「戦争」だよね。国民の視線を外の仕組まれた敵に向けることで、国民を仲間として団結させるっていう。

そう考えるとさ、どうみても作為的で恣意的な、中朝韓敵対政治意味も見えてくる気がするな。国民の目を仕立て上げた敵である三国に向けさせて、国内の団結を計る…と。これは上手く行ってるよね。ネトウヨがうようよ出て来てるし。Wikipediaの件もそうだけど、政府ネット上の言論をある程度コントロールしようと、GKのような奴を送り込んでいるのは間違いないでしょう(ガンダムの件は純粋趣味だろうけどw)。日本戦争は出来ないから敵対心だけを持たせるに留まっているけど、実際的にはその方がいいかもね。戦争まで起こしてしまうとそれを否定的に捉える国民が必ず出て来るから(イラク戦争に途中から反対しだして危うくなったアメリカ然り)。

要はさ、マスコミにしろ政府にしろ、恣意的に世論操作を行おうとしているのは間違いのない事実だから、1人1人の国民はそれに踊らされることのないように生きて欲しいよね。

ランニング・ハイ / Mr.Children

時代とか社会とか無理にでも敵に仕立てないと 味方を探せない 愉快に暮らせないよ

2007-08-24

負けた日本が勝ったアメリカにかけた呪縛

イラク戦争とかを見ていると、そんなものにアメリカが捕らわれている気がする。

理想の勝者、解放者としての自己イメージ

成功体験呪縛されている。

アメリカは、独裁専制国家だった日本を自分たちが自由民主化したと思いこんでるから、実績を過大評価してよけいにこじらせている感じ。

日本軍国主義にはしる前に明治大正とつみあげてきた基盤を無視して、全部が自分の手柄、だから、どこ相手だって、もう一度再現できるはずだって思ってるっぽい。

2007-08-16

2000年で時間が止まってる? 変化がない?

http://guideline.livedoor.biz/archives/50948646.html

いやいや、色々あっただろ。

911起きて、イラク戦争開始、現地で日本人が処刑。九条見直しの気運が高まる。

もはや都市伝説化していた朝鮮人による拉致が発覚。さらに被害者の帰国。

韓国中国による反日活動が大々的に知れ渡ってアメリカ慰安婦法案が決議されて。

ネットじゃワレズROMアップ目的アングラサイトがほぼ壊滅して

winny漫画ゲームダウンロードされるようになって

youtubeニコニコ動画登場で誰でも動画見放題。

wikipedia登場もすごい。ちょろっと検索するだけで多種多彩なものが調べられるようになった。

音楽ダウンロード販売がされるようになったりネットの影響で著作権の見直しがされるようになったり。

ブログブームやmixiブームでネットでのコミュニケーションが当たり前になる。

おかげでmixi犯罪告白した人が勤め先を解雇されたりするようにもなる。

ケータイだとテレビ見れるようになったし、携帯小説っていう新たな活字分野が出てきた。

ゲームだとマイクロソフトハード事業に乗り出し、セガは撤退。DSwiiの登場で任天堂が返り咲き。

ざっと思い出しただけでもこんだけ起こってるのに「何もない」って……。

もっと考えたらいくらでも変化なんて出てくる。

特にネット関係進歩は凄まじいものがある。

たった数年で著作権がズタズタになる状態にすらなってるんだから。

2000年なんて遥か昔だよ。

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